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三体
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三体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全530件 281~300 15/27ページ
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劉慈欽の「三体」。才能ある著者の壮大で独特な世界観は確かにあるし、続編も読みたいですが、敢えて言うなら、VRの箇所は冗長的な感じがしますし、また、葉文潔の内面に比重が掛かり過ぎてるのか、全体の統一感がやや削がれている気がします。後は三体人のリアリティーがもう少々欲しいのと、宇宙科学と物理の記述が専門的かつ難解すぎるように思いました。ラストの昆虫を引き合いに出しての展開は素晴らしいと思います。 個人的には、ダン・ブラウンの作品みたいに、汪びょうともう1名ヒロインがいて、タッグを組んで進む展開を期待してしまいました。 | ||||
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内容の面白さについてはいうまでもないので、オーディブル(audible)版の感想になります。 まずこの巻だけで17.5時間ですが、聞いてみると1.5倍速ぐらいがちょうどよく感じます。実質12時間って感じです。 在宅勤務で増えた家事の時間や、風呂に浸かりながら聞いていたらあっという間に聞き終わってしまいました。 12時間は意外と一瞬です。 オーディブル(audible)版だと漢字が分からないのが欠点かもしれないです。人名や固有名詞などの漢字が想像できず戸惑うことがあるかもしれません。 ただ朗読が上手く、登場人物の演じ分けがしっかりできてるので、誰のセリフか分からないというようなことはまずありません。 初めてのオーディブルでしたが、とても楽しめました。おすすめです。 | ||||
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久しぶりにSF小説を一気読みしました。 三体問題とか数学的な知識がある程度あったり、中国に関心がある人にはより楽しめると思いますが、どちらもなくても充分に楽しめます。 何より漢字で表現される情報量の多さにあらためて気付きました。英訳等では伝わらない部分も多いのではないかと。 文革時代の描写は、中国の人には現実に近過ぎて拒絶要素になり兼ねない気がしましたが、自分は異世界ものと同じような感覚で受けとめてしまいました。 全体に、個人の心情とか絆とか、そうしたものは軽め淡々と描写されていて読みやすいです。逆に、熱い思いを持つ主人公とか感情的な盛り上がりを好む人には向かないかもしれません。 「何でそんなことをしてしまうの?」と些細な動機で理解できない行動をする人も出てきますが、人間そんなものかもしれませんし、かえってリアリティがあるように感じました。 | ||||
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SF小説はほとんど読んだことがないが、これはすごい。 小説の中に入り込んで、ハマってしまった。 ヒューゴー賞受賞、オバマ元大統領が愛読していたことや、2100万部の売上を記録した著書であることを実感。 ダイナミックなスケールに圧倒される。 物理学の理論がふんだんに登場してくる。 このストーリーは文化大革命から始まる。 希望とノスタルジーを感じさせつつも、脅威が重くのしかかってくる。 三つの太陽を持つ異星のVRゲームの取り入れがユニーク。 難解ではあるが、脳をほぐしながら、読み続けるスピードは加速していく。 そして、10億ドルのドラマ化はぜひ見たい。 | ||||
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三体はこれだけのボリュームで序章にしかすぎないのか⁉︎ 序盤は「退屈なストーリー。我慢して読む」。中盤からは「クライマックスに繋がる過程。面白くはないが我慢するほど退屈ではない」。終盤は「え?クライマックスなんだろうけど、盛り上がりが…」 ただ、三体を読み上げて、すぐに三体Ⅱ上下をポチりました。 これから三体Ⅱを読みます。どんな展開になるんだろう〜。 三体Ⅱ上下に期待を込めて、星5としました。 | ||||
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論理性がイマイチである | ||||
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久しぶりに本格的なハードSF大河ドラマを堪能した。 中国本土では貧富の差の拡大から毛沢東主義に回帰する動きが庶民の間には広がってもいる中で文化大革命をここまで否定的に描いて大丈夫かと心配にもなるが、文革を絡めたSFは中国ならではともいえるかもしれない。 異星の高度な知性体が、西洋文明下での人類と同じ価値観、行動パターンを持っている理由が明確に説明されないのが不満なところではある。 | ||||
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最初はなかなか難しいかと思いきや、一気に読み終えました。早く次の翻訳出版お願いします。 | ||||
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読んでてつらいとか、前評判ほどじゃないと思っている人も多いと思います。 2部がとんでもなく面白くなるので頑張りましょう。 | ||||
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VRのゲームが出てきた辺りではなんのこっちゃと思っていたが、 とにかく面白い物語を作ろうという執念のようなものがそこかしこに迸っている。 科学や物理の学問的話が出てくるが、ちんぷんかんぷんである。 しかし、それでも面白く読めてしまった。 宇宙に人の知能を超える生物がいたら…。いつの時代もこのテーマで紡がれる傑作小説がある。 VRという現代性をうまく出した本作は、間違いなく今の時代の宇宙人コンタクト小説であろう。 地球よりも過酷な環境で、もし生き永らえた生物が宇宙にいるとしたら、それは人間を超える知能を持っているかもしれない。 過酷な状況をクリアすることで、知能やテクノロジーは飛躍的に伸びるのだろうから。 そしてそんな生物が地球を見つけたら…。まぁ、侵略するだろうな。 そう考えると、地球で起こっている資源の争いにまつわる戦争が、対宇宙でいつか起こる可能性もあるのだろう。 死ぬまでに一度はそういった大スペクタクルな事象に遭遇してみたいなぁと思ってしまうが、やっぱり怖い。 | ||||
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話題になってるだけはある。読んでみるべし。 第二部も気になります。 | ||||
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ホラー要素があり、また表現も秀逸でエンターテイメントとして出来が良く、読んでいて楽しい。 が、登場人物たちの言動に違和感がある。まず文潔の行動(三体文明との初コンタクト)は楽天的を通り越して思考停止の結果としか思えず(第一部で彼女の悲痛なバックグラウンドが語られるが)同情できなかった。 玉ひは三体文明の救済のため魏成に三体問題を解決させようとしているが、そもそも仮に三体問題を解いて未来の軌道が正確に予測出来たとしても、星ごと消滅するのだから救済しようがなく、彼女の行動は理に適っていない。 そしてとにかく三体"人"に魅力がない(人列コンピュータは笑ったけど)。彼らは(活字の中では)ほぼ地球人なのだ。環境と進化の中で特別ユニークな性格、意識を身につけるでもなく、悲観的で窮屈。とにかく"地球人っぽい"。 でもまあ、だからこそこういうエンターテイメントが成立するんだけど... | ||||
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評判通りの大傑作です。特に、独特の世界観が 気に入りました。 | ||||
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劉の世界観と世界平和希求の先がどうなるのか結末が楽しみ。本書を面白いと感じる人は、国際紛争はどうしようもない、異星人でも襲来しなければ人類は団結することはできない、に頷ける人種だろう。そんな解決法を夢想した政治家や経営者等にはウケは良いだろう。 劉のテーマは二つ。 一つ目は中国人民の癒しで、これが隠れた真の目的。本書は文化大革命の復讐を異星人の侵略に頼むということから始まる奇妙奇天烈なお話し。中国では誰かが書き、遺された人々を癒さなければならないことだった。中国で本書が売れた理由でもあろう。 二つ目は世界と人類に対する不安。 劉は、祖国が世界経済にデビューする前に生まれ、高度経済成長している国を経験して、政治経済で各国と軋轢を生じさせている現在を憂いている中国人。批判の対象は世界人類だ。「人類が道徳に目覚めるとしたら、それは、人類以外の力を借りる必要がある。P29」この一言が表層を貫く主旋律だろう。虚構の影にこの主張を横たえ、21世紀前半のアジアの大国の空気を小説化する。描かれる虚構は面白すぎるが、劉の主張を読み解くのも面白い。 展開は巧みで伏線が次々回収される。三体星人に地球を売るには余程の動機が必要なため文化大革命を利用し、タンカー輪切りのためにマテリアルの科学者を登場させ、三体星人世界の景色を読ませるのにVRを地球人に事前に見せておいて描くなど。本書のみで完結している。 21世紀中期は、人類は劉の想定と別の発展を辿り、道徳には良し悪しの二面性があり、我利我利いがみ合い乍ら生きて行く、それが解決策で、そういうものであろう、その中で生きて行きましょうや。作中「人間のすべての行為は悪・・・」と言っていますよね、小説上の逆説ですが劉さんも分かっているじゃあないですか。 本作品は、人民は「国家」の下の平等を与えられ、「国家」が法を支配する歴史の国では理解しやすい作品だ。米国では起こり得ない事件が当然と起こる国の国民である劉の発想が、恐怖を煽るSF作家に相応しい。 小説的には、戦後からずっと外の権力に忖度して息が詰まっている日本の作家には劉の手法は希望の灯火に違いない。 なお中国名にすべてルビをふれば、読み易く日本人はより親中になれたのに、一寸残念。 | ||||
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中国のSF小説って、あんまり面白くないだろうと思った。中国国内で、3部作で2100万部も売れている「三体」を読んでみた。最初のところで、文化大革命の紅衛兵の追求集会の場面が出ていることに驚きだ。少なくとも、臭いものに蓋をするという中国で、よくぞ書いたと思った。理論物理学者を、紅衛兵や学者である妻が、一般相対性理論が観念的だとか、ビッグバンをいうと、神の存在を認めるのか?と追求する。結局は、その公開討論で、理論学者は死にいたるのである。その娘/葉文潔が、この物語の主人公となる。下放されている時に、レイチェルカーソンの沈黙の春を読み、共感した友人にはめられたりする。中国は、密告社会なのである。 ナノテクノロジー研究者の汪淼が、重要な役わりを果たす。VRによって、中国の時代を遡っていく、世界の哲学者や学者が登場する。確かに、VRを使うことで、時間は無理なく、過去にも未来にもいけ、本来会えない人にも会える。このVRの特徴は、かなりの時間のシーンが見れることだ。とにかく、いいとこ取りを全てしてしまうところに、この物語の編集のうまさがある。 物理的法則は、時間と空間を超えて不変であるはずが、不変ではない実験データが出ることによって、物理学は存在しないと遺書に残す科学者。応用部門ではなく、基礎理論の物理学者が、自殺していく。一体、何が起こっているのか?という中で、太陽が三つある世界が登場する。全く、太陽が出ない乱紀と太陽が出る恒紀。ある時は燃えつくされ、ある時は凍りつく。そして、人や植物は脱水して、生き延びる。仕掛けが、面白い。そして、スリリングに進んでいく。結局は、地球外生物との交信と、地球の人々がおごり高ぶっているので、地球外生物に助けを求めることに。最も簡単に殺したり、殺されたりするので、長い歴史や激変の中で、ありうる話として処理される。 驚くべき、要素と構成に、圧倒された。ふーむ。中国のSFも面白いのである。 | ||||
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内容ももちろん素晴らしかったですが、翻訳がこれまた素晴らしい出来だと思いました。 完全にストーリーの中に入り込める! | ||||
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一応全部読みました。後半展開に無理があり、馴染めませんでした。 | ||||
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中国文革と、地球外知的生命体とのコンタクト。全く接点のない設定なのに、ぐいぐい引っ張られます。史強さんのキャラが、中国というより、ハリウッド映画に出てきそうで、立ってます!二作目の翻訳待ちきれないから、中国語版トライするかな? | ||||
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私はSFが大好きで、見る目も肥えている自信があるのですが、本作は本当に良かったです。 詳しくはネタバレになるので書きませんが、いずれこの本に描かれているような思想が(特にエリート層で)流行し、本当にこの本で描かれるような世界が実現する可能性があるとも思います。 非常にわくわくさせてくれる本でした。傑作だと思います。 | ||||
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新世界 | ||||
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