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三体
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三体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全564件 281~300 15/29ページ
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序章で思わず爆笑してしまい、SF作品として楽しもうという気持ちが砕けました。 なにあの、大学に入りたてのガキがイキリ散らしたようなフレーズ。 SF作品としては古い部類です。古典SFを中国を舞台にやってみたって感じです。 普段、ハードSFを読みこなしている人にとっては退屈でしょうね。 | ||||
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傑作だと思うし、理系的素養がある人なら誰にでも勧めたいとは思うが、中国現代史を見てきた私からみると、この峻厳苛烈な三体文明は一党独裁政権の似姿に思えてしようがなかった。そして、基礎研究の重要さが認識されていながらも、偏在する監視システム「ソフォン」によって無効化されてしまうというメカニズムは、科学が政治の監視下に歪曲され、自由な発想が抑圧されてしまうがゆえに基礎研究が発展できない彼の国の現状を比喩的に表現しているように思えるのだ。第一部に登場する二人の理想主義者、一人は中国人、一人は三体人だが、どちらも似たような閉ざされた環境で苦しみ、理想の世界を夢見るものの結局は裏切られ、絶望的な結末を迎えるが、こちらも中国で次々に現れては消されていく幾多の理想主義者たちの末路を彷彿させる。無論、作者はこのようなことは意識的には自覚していないのだろうが・・・。 | ||||
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文化大革命の下りから、VRゲームの話とかなかなか本題に入らない状態がずっと続いて、読んでて苦痛でしたが、 300ページ目辺りから、やっと異星人である三体人との交信の話になって、そこから面白くなる感じです。 主人公への感情移入をさせる為に文化大革命の下りから話が始まってるのかもしれませんが、 正直中国人以外の人から見ればどうでもいい話だし、 VRゲームも後になって分かる事ですが、精々前振りの話は100ページ程度に納めて、 三体人との交信後の話を充実させた方が良かったのでは。 評価が低い人はそこまでに至らずに挫折してしまってると思います。 とは言え、三体人との交信が始まった後の展開も、結構無理のある話のもって行き方するので、 SFエンタメとして気軽に楽しむ程度で読んだ方が良いかもしれません。 | ||||
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SFっぽい展開は終盤に差し掛かるあたりからになります。 一見、意味不明なVRゲームや、科学者の自殺、紅岸の極秘基地、ナノマテリアルの研究などバラバラな事象が一点に集約していく様は小気味よかった。 2部に入りスケールと荒唐無稽さは一気にスケールアップし、物語も深みを増していきます。 1部でも十分面白いのですが、2部を読んだあとから1部を振り返ると随分地味に感じます。そのため、本書は星マイナス1。 本書はその後のトンデモなく面白く、ワクワクする話の序章でしかないです。 | ||||
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たまには新刊を買って読みたいと思い、ネットで面白い本にノミネートされていたのですぐに購入。他に人名に慣れないと大変とおっしゃる方がいますが、私は欧米の人名よりは中国名は漢字でしっくりきて苦労はありませんでした。 物理学者中心の展開ですが、ストーリーが気になり面白い!オススメです。 | ||||
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冒頭の「1.狂乱の時代 1967年、中国」に最も迫力を感じた。 理論物理学者の葉哲泰が紅衛兵による人民裁判で惨死する情景を、娘の視点で描いている。 娘は後に天体物理学者葉文潔として党の監視下を転々とし、人類に絶望して宇宙に地球の場所を知らせるメッセージを発する。異星人の侵略によって人類をましなものにしてほしいと願って。 葉哲泰が紅衛兵に睨まれるにいたった理由ときたら、今から見たら噴飯ものだ。たとえばーー 「アインシュタインは反動的学術権威だ。欲が深く、倫理に欠ける。アメリカ帝国主義のために原子爆弾をつくった男だ!革命を起こす科学を築くためには、相対性理論に代表される資産階級理論の黒旗を打倒しなければならない!」(p.13-14) たとえばーー 「葉哲泰、これは言い逃れできないはずよ!あなたは何度も学生に反動的なコペンハーゲン解釈を撒き散らした!」 「それが実験結果にもっとも符合する解釈であることは厳然たる事実だ」これだけ厳しい攻撃にさらされても、葉哲泰の口調は落ちつき払っていた。(‥‥) 「この解釈は、外部の観測者によって波動関数の収縮が引き起こされるというものよ。これもまた、反動的唯心論の表れであって、その中でも、じっさいもっとも厚顔無恥な表現よ!」(p.17) どんなに攻撃されても毅然としてひるまず反論を返す物理学者にいらだった紅衛兵が暴行を加え、死に至らしめるのだ。 アインシュタインの相対性理論がブルジョアの観念論であるという批判は、スターリン時代のソ連にあったことは知っている。相対性理論はマッハの影響を受けている。そしてマッハはレーニンが『唯物論と経験批判論』で、マルクス主義的唯物論の最大の敵としてやり玉に挙げた当の哲学者に他ならなかったから。 でも、スターリン批判いらい、そんなお粗末な論法は影を潜めたと思っていたが、まさか文革(文化大革命)時代にまで生き残って、学問弾圧の武器となっていたなんて。 評者がこんなことを書くのは、学生時代がまさに文革の時代と一致し、文革礼賛を垂れ流すマスコミ報道に囲まれていたからだ。もちろん左翼、特に全共闘派の連中にも文革礼賛派は少なからずいた。 いま、そういった連中が、本書をどんな気持ちで読むか、聞いてみたいものだ。 知らなかった、とは言わせない。社会主義、特にマルクス主義が民主主義と両立しないことは、当時から明らかだったのだから。 それにしても、よくこんな小説が出版できるほど、中国社会もよい方に変化したものだ、と思ったが、出版は10年前。それ以後、「遅れてきたスターリン」こと習近平の登場で、将来の予測がつかなくなった。作者の劉さんには、権力に屈せず妥協せずに頑張ってほしい。 | ||||
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ヒューゴー賞を非英語圏作品として初めて受賞。中国では累積発行部数2100万部! 引き合いに出されるのはクラークの「幼年期の終り」カール・セーガンの「コンタクト」J.P.ホーガンの「星を継ぐもの」 そりゃあオールドSFファンは期待しますよ。 しかし、しかし.. ファーストコンタクト物ではあるが「幼年期の終り」「コンタクト」のような、人類の進化に関わる哲学的テーマは皆無。 科学者の連続自殺や謎の学術団体をめぐるミステリー要素もあるが、「星を継ぐもの」の論理的推理を積み重ねて人類の生い立ちを解き明かす知的快感には程遠い。 むしろ、謎を追う科学者の視界に現れるカウントダウンや、奇っ怪なVRゲーム「三体」などの描写はP.K.ディックを思わせる。だが、この悪夢はドラッグや現実崩壊ではなく、ちゃんとした(トンデモな)タネと陰謀が裏にある。 .. このへんで、かつての名作の再来を期待した真面目なオールドSFファンは失望するかもしれない。 ストーリー進行や登場人物の性格描写もうまいとは言い難い。テッド・チャンのような高い文学性を望むべくもない。 さらに陽子コンピューターAI智子というバリントン・J・ベイリーばりの奇天烈ガジェットが登場するに至っては、一体この小説はどこを目指しているのかとクラクラする。 しかし、根っからのSFファン上がりという作者は、名作SFの断片を撒き散らしつつ、次々と奇抜なアイデアを繰り出して、ひねたオールドSF者をも惹きつけて離さない。 そして(いささか強引な展開ではあるが)終盤すべての謎が解き明かされると、そこに現れるのは.... 「幼年期の終り」や「星を継ぐもの」も好きだがニーブン&パーネルの「降伏の儀式」も好きだ。もっと言えば「宇宙戦艦ヤマト」や「インデペンデンス・デイ」も好きだという俗なSFファンは歓喜して第二部「黒暗森林」も読まずにはいられなくなるのである。 追記 色々ツッコミどころが多い作品だけど、執拗に三体世界の特異性を描いておきながら、そこに発生した三体人の思考回路が地球人と大して変わらないってどうなのよ? 『おまえたちは虫けらだ』ってデスラー総統よりひどいよ。 また、地球に警告するメッセージでイスカンダル的な味方勢力の存在を想像したら、自分の職務の必要性がなくなり失業することを恐れた三体人の惑星外文明探査観測員の保身の行動って..そりゃないだろ! でも面白いから許すw | ||||
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期待通りの商品でした。 | ||||
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評価は装丁に関してだけです。まだ読んでいないので内容は評価できません。 | ||||
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何人もの物理学者が自殺する奇妙な事件と、 不思議な世界を体験できるVRゲームを題材にした話。 前置きがかなり長く、登場人物や時代を変えて展開しつつも 全体の物語の方向性が見えないので序盤はかなり疲れる。 また、登場人物の大半が中国の人名なので 非常に把握しづらく、性別の判断すらしにくいのも難点。 重力を持った3つの物体が互いに影響しあって 予測不可能な複雑な軌道を描く「三体問題」を題材にしているが、 頭でイメージしにくい情景描写がいつまでも続く印象で、 とにかくテンポが悪くて読みづらく、 中盤を超えても惹きつけられるほどの魅力が感じられなかった。 SFの世界観やゲームに関する用語があまり説明なく出てくるので そのあたりを知って方がスムーズに理解できるが、 同じく宇宙規模のSF作品である「星を継ぐもの」や 「インターステラー」で感じた没入感には遠く及ばなかった。 | ||||
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前評判がすごすぎて、正直、こんなもんか?感が否めません。アジア圏初のヒューゴ賞ということだけど、昔からヒューゴ賞の作品を読んでそれほど感情移入したことがないので、こんなもんかもしれません。三体理論で全体が仰々しくデコレーションされているけど、骨格だけ見ればローダンシリーズなみの単純構造に思えました。 それにしても、ロシア文学や北欧文学より、人名が読みづらいのにはまいりました。いっそ全部カタカナ表記してくれたほうがいいかも。 | ||||
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いや、続編があること自体は知ってましたが、ここまで切りが悪いとは思ってませんでした。 なぜ〇〇〇なら〇〇〇を救えると思えるのか意味不明ですが、それについては作中できっちりとツッコミが入っているので今後フォローされるのでしょう。 序盤、どこまで世界を細かく調べられるかみたいな話が出てきて、物理学者が死んでるという話もあったので、シミュレーションの最少単位にたどり着かれると困るシミュレーション実行者との戦いみたいな話になるのかなと思ってたら違いましたね。ただ、一巻終わっての感想としては、その自分の妄想の方が話としては好みですね。単なる戦争ということになってしまうとなんか別に……。 ともかく、このままではあんまりなので続きも読んでいきます。 | ||||
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途中までは面白く読んだけど、ゲーム『三体』が実在の三体世界を正確に描いていると知った時まず、えっと思った。三体惑星の環境の過酷さはゲームの世界ならではと思っていたので。 絶対零度の極寒。三太陽による大地が溶け地平線まで広がる火の鋼と化すほどの高温。更には三恒星直列がもたらす重力変動により大気層が消失。あげくの果て惑星は真っ二つに引き裂かれる。そのたびに新たな文明が勃興するのだが、ゲームでなく現実世界でそんなことがあり得るのか。こんな極端な天変地異が実際に一度でも起きたらその惑星は死の星となるだろう。 次にええっ! と思ったのは智子(ちし)についての描写を読んだ時。陽子を二次元平面に展開、その平面に千隻以上の宇宙船が一万五千時間を費やし二次元回路をエッチングし人工知能『智子』誕生。十一次元に移行させれば元の陽子サイズに戻るのだが、この智子が最強。 真空からエネルギーを引き出して光速に近い速度で飛行。地球に到達した智子は一体で一万基の高エネルギー加速器をコントロールすることが出来る。他にもフィルムや人の網膜に文字や数字や図形を描くなどおちゃのこさいさい。量子もつれは距離に関係なく作用するので宇宙の両端に置いた智子でリアルタイムでコミュニケーションすることさえ可能。 って、ここまで来るともうドラえもんの最強道具『ソノウソホント』。これは顔に装着し嘘をつくとそれが全て現実となるという道具で、もうこれがあればタケコプターもどこでもドアも不要。なにせ思ったことをなんでも実現できるのだから。 ドラえもんは漫画だからこんな道具を出しても許される。でも大人向けのSF小説で、これをやっちゃダメでしょう。いくらなんでも三体人と作者にとって都合が良すぎる。これからもこんな荒唐無稽なガジェットやストーリー展開が登場すると思うとすっかり読み続ける気が失せてしまった。 | ||||
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物理学や天文学用語が多く、やや難解です。なかなかストーリーに入って行けませんでした。 人気のSF小説との事で購入しましたが、このⅠ部だけでは、良さがあまりわかりませんでした。 Ⅱ部、Ⅲ部に期待したいですが、高額なので文庫本が出たら購入しようかなと思っています。 | ||||
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科学的な記述とか歴史とかの話の部分は難しすぎて理解できませんでした。割り切って、理解しようとはせず、そのまま飛ばし飛ばしで読み進めましたが、理解できるもう半分が本当に面白かったです! 三体1だけではハッピーエンドとは言い難いですが、三体2まで読んでとても満足しました。 三体2の方がストーリーはワクワクして面白いです。けれど、三体2を面白く感じるためには、三体世界の背景理解が必要なため、三体1を読む必要があります。 | ||||
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宇宙人が侵略してくるといったありきたりなSF。ただ設定は面白いし、読み応えもあります。 中国の文革時代から話は始まるので、内容が気持ち悪いし、読みづらいと妻は速攻で断念。妻が感想を発表する必要があったので、何故か代わりに私が代読し、ポイントを伝えることに。 最初は渋々読んでいましたが、途中から話は面白くなってきた。最初の山を超えれたら、完読出来るのではないかと。 まあ、よくこんな話を緻密に書くよねというのが率直な感想。男性受けしそうなイメージ。 個人的に合点しなかったのは、 ①地球規模の話なのに何故か特定国の人がメインで活躍するのは何故? ②この異星人は愛の水準が極めて低いのに、何故宇宙に進出するまでのテクノロジーを持てたのか?環境の熾烈さ以上に、他愛の低さだとお互いに滅ぼしあっているのでは? また、登場人物の名前も覚えづらく、最後まで人物表が手放せなかった。 自分でお金を出して買うなら中古で充分かな。もう一回読みたいか?と聞かれたら、それは無いという感じ。 | ||||
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圧倒的。この一言に尽きます。 これを読まずに何を読む!!!! | ||||
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難しいことはわかりませんが面白いです。中国製SFの時代が来たやもしれません。 過去の文化革命での凄惨な歴史から始まり、現代の科学者の連続不審死事件につながり、謎のVRゲーム三体が出てくる。。。 場面転換が激しく中盤以降までは?が浮かびます。長編三部作なだけあってスピード感は売りではなくじっくり進めていきます。(ただ、その割に主人公っぽいワンさんの内面や性格は無味無臭) 理想主義者達が「人類は自分の力で舵を取れなくなってしまった。異星人の力で矯正するしか地球を守る方法はない」という究極の選択を取るまでのドラマを見るとやらせなさがこみ上げるしフィクションと言えども虚脱感に襲われました。 そして何より科学者が絶望した理由には絶句。科学的に困難が可能かとか、うんぬんかんぬんわからんが、最後まで読まずに閉じるには惜しい本ですよ。 次巻を買おうか迷いましたが、次巻の方がめちゃくちゃ面白いと聞いてAmazonでポチりました。。。 ゲームオブスローンズの脚本チームが、ネットフリックスでドラマ化するそうです。なんとスターウォーズを蹴ってまで三体の仕事を選んだと。。。期待していますが、本作はそんなにドンパチしないけど絵が持つかな? | ||||
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駄目でした。何から言えば良いか。読んでいる最中にも何度も何度も挫けそうになり、ここのレビューの高評価を見ては、「いや、面白いと思って終われる筈や…!」と自己暗示をかけ最後の最後まで何とか読み切って今これを書いているのですが、やっぱり、私個人的には、駄目でした。イナゴて。頭良い人達100人の集団より、修羅場潜ってきた警察の方が世界を引っ張っているという、何だか矛盾を感じる世界&キャラ設定の食い違いに最後まで違和感を感じて終わりました。全員隙がありすぎる。伝えたいことだけ、書きたいことだけ書いた余り、詰めが甘い。甘すぎる。あともう5年間くらいは、この物語の舞台設定を事細かに練るべきだった。世界や人は確かに壮大だけど、人1人理解するのすら無理なことを忘れてる。全部はもっとずっと複雑だ。完成形でなく、ストーリーボードの下書きを見てる気分だった。ヒューゴー賞かあ…。 この作者の方は、物語じゃなく、こういった可能性がある、という体の論文として、この作品中に出てきた様々な宇宙に関する仮説や、ゲームの世界設定だけを描いた方がずっと面白かったと思ってしまっています。物理学、天文学、想像力は確かにまあ、すごいんかな(それすら一般ピーポーには分からんが)と思うけれども、物語がド下手なことだけは分かって、天才物理学専攻中学生の書くラノベを読まされている気分でした…。それともこの訳が問題なんでしょうか?ダ・ヴィンチはヴィンチ村のって意味だから、定着したその呼び名は正しくなく、彼を呼ぶ場合レオナルドが正しい、というそろそろ広まってきた知識を、誰か…誰か、教えてあげてよ…出版業界…。 超絶頭が良いはずのキャラクターがいきなりキレたり、でも数秒後には人を信用したり、子供みたいな態度で意思表明するのに関しては、「いやお前IQ10か?」と思わざるを得ないし、違う人間の皮を被って名前を変えた同一人物が全てのキャラクターを演じている感じがして、読んでいて「あー面白くなりそう!」となったところで「いやいや…」となる上がっては下がるという展開の連続でした。訳し方にも稚拙なところを感じ得ない。「リア充」て…。いやいや…。やる気あるんか…。 本来なら、難しい物理学に関する言述に対しては読者がなるべく分かりやすいように、或いは、分からなくても面白いように展開や解説に工夫を凝らし、それとは反対に、登場人物たちの行動原理や感情の動きに関してはこちらが行間を読まずともするすると入り込めるよう書くのが学者とSF作家を分け、名作を生む鍵なんじゃないのかと思う私は甘えているんでしょうか…。「第五の季節」より「三体」の方が良いというレビューをよく目にしますが全く反対です。人類は愚かで馬鹿で、地面も空も自分が作ったものでもないのに所有しようとするずっと脳味噌の根底は猿以下の生き物だというのが大前提で、その私達に今更絶望したので滅ぼしに来てくださいなんてことをましてや他人に頼るなんて、愚の骨頂だろとしか思えない。世界の全員を右に連れていくことなんて出来ない、抗って左に行く奴も大勢かいるし、ずっとそこに停滞する奴もいて、一人一人に根深い理由がある。なのにこの作品はすぐ簡単に全員を右にも左にも連れて行く。もう頭がヒートアップしてただの愚痴になっちゃうので、ここらへんでおわります…、 | ||||
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絶賛されてるんで読んでみた。出だしの文革のクダリは圧倒的な迫力。しかし後になるほど緩くなっていく。ハードSFだと思ってると、決定的に重要なポイントにオカシすぎる(ってか、著者が物理を誤解している?)ところが多くてどうもいけない。(「三体」の運動とか、M理論の次元とか、entanglementの意味とか…)。構成としては、ことにVRゲームを持ち込むところに、ちと無理があるように思う。(ツツイヤスタカはもっとうまくやったぞ。)で、娯楽としてトータルどうなのかと言うと、ま、面白いのは認めるよ。 | ||||
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