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復活の日
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【この小説が収録されている参考書籍】
復活の日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全224件 141~160 8/12ページ
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偶然だろうか、考えてだろうか、パンデミックの世にkindleで再び終末の世界が出版された。 原作を読んだのは13才の時だった。作中の世界はその時点でもかなり過ぎ去った過去になっていたが、人間の悪意の応報の恐ろしさと、その末に描かれたささやかだが力強い希望は忘れることができない。 この本は、それを元にジュブナイルとして書き起こされている。 21世紀の物語として社会情勢をアップデートするとともに、ソーシャルメディアや宇宙ステーションのなど存在が当然のように追加されている。原作では実在の通信衛星だったテルスター2の名前を、そのまま宇宙ステーションに使ったのは、やはりカッコよさからだろうか。(ただし、作中一カ所「運輸省」という言葉がでてくる。敢えてか?) 読んで印象に残ったシーンを2つ書く。 他のレビュアーさんも書いている、則子の造形の変更。主人公の妹として日本で起きた悲劇を目撃し、そして独り寂しく世を去っていく姿は賛否があるかもしれないが、読んで胸にこみ上げる物があった。 その一方で、吉住とイルマの関係。オリジナルでは、イルマが「きっと戻ってくる」と信じ続けていたかのようなラストシーンに胸が震えた。だが、この作品では、イルマが吉住を自分の息子と呼ぶにふさわしい、絆の強さを表現し切れていない。更に言えば、主人公は正気を失ったが故に救われた面があったが、そこも曖昧なままだ。 少年向けと言うことで、また時代背景の違いで表現が非常に難しかったと思う。だが、もう少し頑張って欲しかった。 脇役のキャラクターにメリハリがついて原作にない良さもあっただけに、そこが残念である。 | ||||
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中学生時代に読んだ本書 「たがが風邪で・・」 今の新型コロナに対して言われているこの言葉を聞くたび背筋が寒くなる。 「いやひょっとしたら・・」にならないことを祈るのみ | ||||
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今、正にこの御時世、購入しました。 小松左京氏の先見性、想像力に驚嘆しました。 書かれた時期が古いので、アマチュア無線の場面は現在ならSNSになるのだろう。 現代風にアレンジされたリブート作品もみてみたい。 作品が発表されたのが半世紀以上も前なのに、足りないのはSNSとJリーグだけ、という戦慄のもはや予言書です。 | ||||
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特に今この時期(2020年3月)に読むと、人類が滅びゆく過程を現実に重ねてしまって絶望的な気分になってしまいます(夜中ぶっ通しで読んで入り込みすぎたせいか、変な夢を・・・)が、途中でやめないでぜひ最後まで読んでください。 作品にどっぷりつかりたい人にはむしろ今読むことをおすすめします。 | ||||
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作られたウイルス兵器が事故で流失し、あっという間に世界大流行し人類が気づく前に全滅した。 今回のウイルスも武漢の病毒研究所で作られ、なんらかの事情により流出、中国共産党の隠密、春節の大移動により全世界に感染者がばら撒かれた。 小説ではインフルエンザウイルスに隠れてRNA感染を繰り返し心臓麻痺により宿主を殺す。武漢肺炎ウイルスは80%は軽症で、20%が重篤となりその2割の患者が死亡する。全体の致死率は2%だが、ウイルスは完全に消滅するわけではなくじわじわ宿主の身体を蝕み、遂には其の宿主を殺す。 小説のウイルスよりも今回のウイルスのほうが兵器としての完成度が高く、一見軽症者が多く致死率が低いため、従来のインフルエンザと同じ程度との印象で警戒心を起こさせず、専門家の目を欺いた。 潜伏期半が最大27日で感染者の症状がでない者がやたら動き回る為ウイルスを広範囲に撒き散らす。 一度感染すれば、治療薬もなく一生宿主の体内で消えない為人類の大半に感染させ、長時間かけやがては人類を滅ぼすであろう。 | ||||
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本当に敬服いたします。もう30年も前だったらご招待してお話を拝聴したかったなあ。今、丁寧に2回目を読んでいます。ウイルスの仕組みなどなかなか理解難しくて。この小説で南極隊員1万人だけが生き残った、という設定は今コロナウイルスの感染が南極以外全てに及んだという報道に符合します。 | ||||
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ヴェルヌの『海底二万里』に匹敵する作品です。人類が滅びなければ、刊行されて300年後、西暦2264年にも読まれているでしょう。星5つ! | ||||
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ウィルス禍で生き残ったのが南極大陸に残された約1万人(映画では約800名)。後半に展開されるここでの窮乏生活の描写が痛々しい。まず燃料。原発を持つ基地があるのは驚いた。でも3年から5年すれば燃え尽きる。油田はあるが、地獄のような寒さで何人かが犠牲の末に完成する施設で細々と採掘される油、これ以外の生産施設を持たない南極という消費大陸で消耗・損耗していく機材、例えば半永久的に保つと思われていた金属類が酷寒では抗張力が落ち、またプラスチック類も失透し脆くなりこれらの補充が期待できない事実、また「種の保存」の問題でも、あまりに少ない女性を単なる出産の苗床とするかのようなエピソードもあるが、これが当事者の不本意ながら実行できたとしても、やがては近親交配が避けられないことを示唆するなど救いがない話が続き、読む者を暗澹たる気持ちにさせる。唯一残された外部との交通手段である原潜も、燃料棒を使い果たせば使い物にならず(二隻もあったのに一隻は撃沈されて…)、ウィルスの影響が収まらなければ、この大陸で人類は絶滅することとなる…。いやそこまでして人類は存続する必要があるのか? 実社会に疲れた人が、今の生活をもしかしたら清算してくれるかもと、秘かに期待する現実世界の崩壊。しかしそんな「社会、生活」が如何に掛け替えのないものであるかを思い知る作品。今の生活が辛いかどうか知らんが、安寧な立場にいるからそんな事考える余裕があるのよ、そこのアナタ! 映画もハリウッド俳優(脇役級ですけどいい役者です)を起用するなど頑張っていたが、原作には遠く及ばない。ただ、ジャニス・イアンの主題歌は名曲だと思います。あと、頼むから再映画化などしないでね。小っ恥ずかしい作品になるにきまってるから。 | ||||
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まさか予言の書だったとは。 | ||||
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書籍がきれいな状態で満足した。 | ||||
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戦慄の臨場感を感じるうえでは、いまが読むべき時です。恐ろしい。 | ||||
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30年前に一度読んで感動して今回新たに購入しました。今回も感動、感動、大感動。小松左京さん。どうしたらこんな面白い作品を書けれるんですかね | ||||
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名作「復活の日」のリライトですが、本当に見事です。 現在読んでも、現実感を感じる描写、演出がなされています。 原作をお読みの方も、ぜひご一読ください。 | ||||
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南極の女性問題。あまりにも過酷すぎる劇場版と違ってほのぼのとした感じで語られています。お偉いさんがあの一言で済ませてしまうのは笑いさえこみ上げてきます。戒厳令も劇場版の勇壮さはありませんが、現実的な課題を突き付けられているような気もします。そして結末ですが、吉住が心身を病みながらも仲間の所へ帰還してハッピーエンドではないのが大きいですね。太古の人間よりは有利かも知れませんが人類再生への重い課題は山積みなのです。 | ||||
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思えば息を呑むような思いで、この大作をほとんど一気読みしたのは、中学生の頃だろうか。 精密な設定と圧倒的なストーリーに、圧倒されました。 これを書いた頃の小松左京氏はまだ30代半ばだったというのが更に驚愕です。 | ||||
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ウイルスによる人類滅亡を描く、いわゆる「終末世界」もの。 舞台設定が1960年代で、社会情勢などやや古くさい点があるものの、人のこころの動きは50年経ったくらいで大きく変わることはなく、いま読んでも充分に真に迫る内容であった。 メインとなる登場人物はいるにはいるのだが、それぞれの描写はそう多くなく、感情移入することはあまりない。ではつまらないかというとそんなことはなく、個々の登場人物よりも状況に重きを置いて綿密に描いてあるので、世界滅亡のさなかに自分がいるかのような絶望的な感覚になれる。そんな少し独特な持ち味のある小説であった。 | ||||
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私は、復活の日が映画化された1980年に早川版と角川版を持っていた。微妙な違いがあるが、今回早川から刊行されたのは、角川版になっている?294ページ、南極は、一つの抽象的価値価値だった。 それはそこにあるからだ。ビコーズ、イズイットヒア、と書かれて、なに一つ実利的な意味を持たない、と続くのが、 角川版では、それはそこにあるからだ、が無くて、しかも、今回の早川版では、角川と同じになっている。 239ページ、全世界の医学防疫陣は、その病原体をつかまえる前に消滅してしまったらしいです 早川版では潰滅してしまった、が、角川では消滅してしまった、で、角川と同じ??? 版を重ねるなら、早川版の初版通りにしてほしいです。 | ||||
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シーサーベント号がディーゼル潜水艦の筈がない。米議会は1959年以降は原子力でないと、予算を付けない。念のために小松左京のオリジナルを読み返したら、シーサーベントは原潜だった。現代の原潜は核燃料棒の寿命は20年以上あるのに、理解していない。米潜はチタンを採用していない。高価で加工が難しく、音を鉄より反響しやすいので、一度発見されると、アクティブソナーから逃れられない。二重反転スクリューは米海軍はスレッシャー級のジャックで試験的に試したが、効率が悪く、すぐ止めて、7翼のスキュードスクリューに戻した。昔ながらの潜望鏡と液晶TVが共存しているが、2009年の最新鋭艦なら、病院の胃カメラとよく似た非貫徹式潜望鏡で、液晶TVで外を見る。昔ながらの潜望鏡は船体強度を弱めて浸水の危険が増すので、廃止される傾向がある。好意的な意見としては、スパイ団が報酬として約束したのは、オリジナルでは英貨で5万ポンド、当時のルートで5千万円だが、リメイクでは200万ユーロ。貨幣価値の変動を考えれば、おおむね妥当。ミリタリー交渉のミスを改めて欲しい。 | ||||
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原作が最初に発表されたのは私が生まれた頃でした。中学生の頃映画を 見て内容はよく理解りませんでしたがとにかく強烈に印象に残りました。邦画でこれほど 何度も見返してるものはありません。ビデオからDVD、ブルーレイと見直し続けてます。 個人的な意見ですがこれ以上に画面から制作スタッフの情熱を感じる邦画は未だありません。 ビデオの普及で手軽に映画を見返せるようになると何度か見直し、大学時代にやっと 内容をかなり理解することができたと思います。原作の存在は小学生時代から知っており 小松左京氏の小説はいくつか読んでましたが復活の日に関しては何故か途中で読むのを 挫折していました。やはり映画の印象が強烈すぎてストーリーがほぼ同じなら映画を見た方が いいとなっていたのだと思います。 前置きが長くなりましたが40歳になり電子書籍で過去の小説を手軽に読める時代になりました。 偶々図書館で復活の日のジュニア版が目に留まり読破した所映画にはない様々な描写を発見し、 すぐKindleで電子書籍版を購入しました。1970年代に書かれた物ですが全く色褪せない 小松左京氏らしい表現と内容で素晴らしい物でした。特に人類を滅ぼす存在は単純にウイルスだと 思っていましたが、単なるウイルスではなく細菌とウイルスの混合の様な存在と知り改めて 小松左京氏の先見性というか発想の凄さを感じました。人類の防疫体制を打ち破り数カ月で滅ぼす 怪物を生み出すために当時としては最大限の取材をしていたようです。まあ作中のMMウイルスが 現実に出現したら間違いなく現代でも人類は成す術無く絶滅しそうですが。なにせ作中でも言われてますが 50年近くたってもインフルエンザウイルスの特効薬は出来てないのですから。 毎月毎日新しいSF小説が発表され興味を引かれた物をかいつまんで読んでましたが、 様々な書籍が氾濫する中で人生の後半にこの小説を読む機会が与えられたことに深く感謝いたします。 | ||||
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冒頭、潜水艦の描写から始まる。 何が起きたのかよくわからないがとにかく地上世界は壊滅してるらしいことがわかるが 理由が見えてこない。「?」となって読み進めると、何が原因で世界が壊滅してしまったのか 徐々に世界が破滅に向かっていく様子がドラマティックに描かれていく。 最初は何気ない、ただの風邪だったはずなのに、どんどん人が死んでいくのが怖い。 個人的に、朝の通勤風景がラッシュじゃなくなっていったという描写がリアルだった。 朝のラッシュの時間帯なのに当たり前のように座って通勤出来てしまうほど人がいなくなってくという。 正直、未知のウィルスがどうしてここまで爆発的に増えてしまったのか、 その対抗措置がどうして取れないのか、の説明は難しくてよくわからなかったけど、 その辺を完全に理解せずとも楽しめる。 映画も興味出てきた。 | ||||
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