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ホテルローヤル
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ホテルローヤルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全326件 101~120 6/17ページ
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以前書店で見かけたものの購入しなかったこの本。数日前に文庫版が出ていることを知り再び目に入ったのは何かの縁とも思い購入しました。後書きに評論家の方が書いているように描写は丁寧。且つ優しさも冷たさも感じ取れる。短編集でもそれぞれの関係性などが何らかで繋がっていたりしているので二度読むと更に理解できる。けれど特別おもしろいって訳では無かったです。「せんせぇ」では不覚にも泣けましたが。男女間の関係性や人生、町の退化など。様々な事を考えさせられる作品ではありました。その反面、特にこれといったオチがある訳でもなく、過去へ遡り丸く収めた感が私には感じられた(すみません)。短編集だからか読後感は無。せんせぇはいい話で感動もしたし、そういう事か!と納得もいったけれど読了後冷静に成って考えてみれば何故同じような虚しい状況下にいるだけの親しくもない只の生徒と心中したんだ?とも後から疑問に思った。直木賞受賞って聞いた後に読んだら「これが?」って期待外れな感じも。でも表紙の虚無感、哀愁を感じられる男女の絵はこの本にピッタリかもしれない | ||||
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うわー面白い!とはそこまで思いませんでした。 話の進み方とかが良くできているのですが なんとなくもっさりしてます。 しかし全体的にシンプルなので 読みやすいです。 | ||||
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北海道ならではのところが満載で、こういうのが受賞するんだ、って思いました。貧しくて、欲望まみれで、がむしゃら。がむしゃらって言えば聞こえはいいけれど、基本的には行き当たりばったり。北海道では「はんかくさいっしよ!」っていわれますが、道民はみんなかつてはそうでした。今では「憧れ」とか「食べものが美味しい」と、行きたいところNo.1をキープしていますが、長く暮らしている者からすると、歴史も浅く、雪が降ると陸の孤島で、死人も出るところっていうのは変わらない気がします。道民からすると、そういう大変な状況で暮らしている中、楽しみといえば上になったり下になったりなのかな、って思わされた作品です。 今、ラブホが無くなって来てるのは、ゲームの普及、二次元キャラ、エンタメがあると言われています。 かつてのひた隠しにしてた歴史が、今、こういう自伝的小説のネタになる時代なんだな、って思います。 まえがきとあとがきがないのが寂しくなりましたので、星四つ。 | ||||
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始めの話はふーんって感じで読み終わりました。 徐々に引き込まれていき、「星を見ていた」で何故か涙が。 読む前は笑えるコメディ的なものを想像してましたが少し重苦しく切ない本でした。 笑える本が好きな方はやめたほうが良さそうです。 | ||||
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ラブホテル「ホテルローヤル」を使う客たち、従業員、オーナー、出入り業者たちを巡る心優しい物語の連作。第一話「シャッターチャンス」では既に廃墟となった「ホテルローヤル」 でヌード撮影をするカップルが描かれ、最終の話は「ギフト」、この「ホテルローヤル」を建設する看板屋の親父が、妻と家族に逃げられて若い妻を迎える話だ。時の 流れが反対になっており、それが更に優しい読後感を醸造しているように思う。全ての話に登場するのはもちろん「ホテルローヤル」というラブホテルだが、出てくる 人物がすべて決して幸せとは言えぬものの、何とか一生懸命生き続けようとしている姿が描かれていく。全ての人間が善人だ。だが、善人がすべて幸せに なれるほど人生は甘くない。だが、そういう人間は、また誰かが見守ってくれているものだ。出てくるストーリーや設定はそれなりに重い。一番親孝行であった 次男が実は町で極道になって殺人を犯したことを知るホテルの従業員ミコ(「星を見ていた」)、妻が元恩師の男と浮気を続けていたことを知りながら家に近づけ ず、教え子と実質駆け落ちする教師(「せんせぇ」)。皆経済的にも貧しいが必ず優しい人間が出てくることも共通している。表現力や、筋の組み立ても しっかりしているので読みやすく、読後感も充実した作品になっている。 | ||||
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せつなくなります地方の廃屋もののラブホテルの処分のはなし なんか読後にいやだと感じた | ||||
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「ホテルローヤル」は,筆者の父が実際に経営していたホテルらしい(とすると,「えっち屋」の雅代は,まさに筆者そのものということか)。 冒頭の「シャッターチャンス」は,既に廃業して廃墟となった「ホテルローヤル」が舞台。 一部屋だけ,他人が使った痕跡が生々しく残っている部屋があり,貴史はその部屋で美幸の「芸術写真」を撮る。 ここからスタートして,徐々に時代が遡り,ホテルを舞台にした,あるいは関連した人たちが次々に登場して,最後には…。 廃墟になった建物にも,相応の歴史があり,多くの関係者の人生と深く関わってきたのだなぁと,しみじみと感じさせる連作小説だった。 | ||||
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北国のラブホテルを舞台にそれぞれの人生が描かれているが特に気にいったのが5作目の「せんせぇ」に出てくる女子高生の佐倉まりあ。 学校の成績は悪いが明るく憎めない性格がすごくいいです。 | ||||
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書きたい情景や心情に描写の技術が全く追い付いておらず、何がどこにあって誰がどうしたのかが極めて分かりにくい。 たとえば最初のお話ではラブホの構造、部屋の家具調度の配置、男が女と交接したときに服を着てたのか脱いでたのかなどすら十分に説明されていないため、情景が想像しにくく、流し読みでムードを味わうしかない。 小説家としての基本技術が極めて未熟で、カルチャーセンターの文章講座に通う必要があるレベル。 長く書いてれば素人ブロガー以下の筆力でもお情けで直木賞が取れるという見本だ。 | ||||
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人間描写にとても優れていると感じました。 自分の周りにはこういう人っているのかもしれないけど見当たらなくて、でもその人の気持ちがとてもよくわかる気がして泣けました。 思ったよりずっと深い作品でした。 | ||||
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北の大地のさびれたラブホテルを舞台に繰り広げられる物語。 それぞれの話が薄くつながっている感じがいいのかもしれない。 今となっては、この手の手法は、いろいろな作品で採られているので、特に目新しさは感じない気がします。 | ||||
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以前話題になったときに、読んでみたいと思っていながら機会を逸していました。 こういう何か社会の片隅に生きる人々を描いた作品は、個人的には大好きです。 地味な生活の中に、性がからんでくるところに、リアリティを感じます。 全然関係のない人々が、「ホテルローヤル」でつながっているというような連作設定もよいと思います。 | ||||
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この作品で直木賞に輝いたことは、みなさんご存知のことですが、購入時に漠然と考えていたのは、ホテルにまつわる短編で、ちょっと笑えたり 心が解放されたり、癒されたりすると勝手に思い込んでいたのですが、読み進めていくうちに、そかん想像な木っ端みじんに粉砕されます。 そう考えたのは、彼女の受賞後のインタビューでした。 明るくてユーモアのある語りをされていたので、勝手に思い込んでしまったのでしょう。 就寝前に、一話ずつ読んで気持ちよく寝ようなどと考えていた自分を反省しました。 詳細は書きませんが、すごく重たい話が並びます。 しかも、そけぞれ話が連作となっていて詩的な表現で心に食い込んできます。 いやはや桜木さんには圧倒されました。 この作品に魅せられて、彼女の初期の作品も購入。 さらにそれを読了して、次は何を読もうかと思っている次第です。 | ||||
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遅ればせながら読んだ。 読みごたえがあった。 ラブホテルという「建物」を主人公にした連作短編である。 最初に「廃墟」となったホテルローヤルでセックスを楽しむ若い男女の逸話で、最後が、このホテルが出来たいきさつとなる。 良くある手ではあるが、これが見事に収まっている。 途中の5編の、このホテルにまつわ人々の人生も、興味深い。 一編、一編、人物の造形が丁寧に描かれている。 特に気に入ったのは、このホテルデパート働く中年女性の「星を見ていた」の一遍。 若干浅田次郎的人情劇を感じたが、この章だけは、妙に納得させられた。 | ||||
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小説としての発想、組み立ては良く、おもしろい読み物である。 ・・・が、 それぞれの人間が抱える哀しみの描写に深みが感じられない。 つまり、余韻がない。 もう少し、心理描写やその表現力を磨いてほしい。 | ||||
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面白かった、話は救いようがないが、考えさせられるものがあった。 | ||||
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ずっと読んでみたいと思い続けてました。 意外とさらっと読めてあまり残るものは無かったです。 桜木さんの他の作品はどうなんだろうと思いますが・・・機会あれば読みたいですね。 | ||||
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好き嫌いがわかれると思う。 最初の1篇だけ読んだだけでは、読む気が失せる。 でも、最後まで読めばいろいろつながって、読み返したくなる。 読後すっきりしないし、もう一度読みたいとは思わなかったけど、でも共感できないかと言われればそんなことはない。 誰もが、馬鹿さ、愚かさ、哀しさ、愚直な素直さ、ちょっとした喜びなど、どこかで思い当たるんじゃないかと思う。 なんかちょっと、引っかかる本だと思います。 | ||||
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直木賞をとった作品には思えない。好き嫌い以前の話だ。直木賞をただ本を売るだけの賞にしないでほしい。こんな作品しかないなら、受賞者なしでいいのでは? | ||||
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色んな視点からのホテルローヤルがあり、人それぞれ、色んな人生があるんだなーってしみじみ感じさせられる作品でした。 とても面白かったです。 | ||||
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