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ホテルローヤル
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ホテルローヤルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全326件 141~160 8/17ページ
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いまさらながら読みましたが、この内容で受賞したのが不思議です。 読むなら図書館借りが良いでしょうね、買うと後悔するかもです。 | ||||
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ホテルローヤルというラブホテルを舞台に繰り広げられる、薄暗く冴えない人生の羅列。 何一つ成し遂げられずに日々の生活に忙殺される人々の有様と、彼らの夢の残骸の繰り返し。 かつてホテルローヤルの経営を軌道に乗せて贅沢をしようと夢みながら、結局借金の支払いのためにホテルの仕事に忙殺された経営者の大吉のように。 話の始まりは閉店して既に廃墟となったホテルに、カメラマンになるという当て所のない夢を持った男と、内心嫌々ながら彼のヌードモデルになる女が訪ねる所から始まる。 話ごとに時系列を遡り、話の主人公も、ホテルをかつて利用した人がホテルが廃業した経緯を聞く話、経営者の娘がホテルを店じまいする日、ホテルが廃れる原因になった心中事件の男女が出会う話、夫婦がつかの間の非日常をホテルで味わう日、と移り変わっていく。 読み応えがあったのは、時系列を遡ることで、前の話の中で、なんでそうなったかわからないエピソードの経緯が少しずつ解れていくのがミステリーを読む感覚のようでよかった。 | ||||
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古本ながらきれいでした。かえって汚してしまいそうなくらいです | ||||
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大変おもろしく読ませていただきました。 さすが、直樹賞!!!! | ||||
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人は生きているといろんなことがある。哀しさとか、楽しさの差はあんまりないのかもしれない。 | ||||
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読んでいておもしろかったです。 性描写はもっとリアルに激しくしたほうが、僕はいいと思いました。 | ||||
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話題の本を図書館で予約して半年して漸く借りることが出来た。 ラブホテルを舞台とした短編集である。映画でいうとオムニバスというところか。各編の主人公たちは 他の短編でもちらりと脇役で出てくる。その連続性の中で本書は成り立っており、従い徐々に本当の 主役であるホテルローヤルが僕らの視界に立ちあがってくる。 ラブホテルとは何か。人々が性を為す場であるとでも言えばよいのだろうか。随所に存在しながら なんとなく話題に乗せにくい不思議な場である。 話題に乗せにくい理由とは性そのものがある種のタブーを帯びているからだ。食欲、睡眠欲と並んで 三大欲の一つである性欲がタブー視されがちなのは、人類だけが発明した発想だ。動物や植物が交尾 や繁殖に勤しむ姿にはなんらタブーはない。何故か人間だけが、性を特殊なものに仕立て上げたのが 歴史である。 「ホテルローヤル」もそんな歴史の延長上に書かれた本である。本作において性は主要テーマではなく 素材である。ある種の性的刺激を期待して本書を読んだ方にとっては、肩透かしにあった気がするはずだ。 本書を読み終えてざらりと残るのはホテルローヤルの残骸の風景である。繰り返されてきたであろう 性を見つめながら釧路にたたずんでいた老ラブホテルの立っている姿がぼんやりと浮かんでくる。そんな 心象風景が本書を読む快感である。 | ||||
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芥川賞か直木賞受賞者。年二回になって、すっかり箔が削げ落ちた両賞。 もはや、ライトノベル大賞と変わらない、いや、劣るのも時間の問題か。 この作品は普通だ。 | ||||
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★『ホテルローヤル』桜木紫乃 (集英社) 久しぶりの小説だ。今日この小説を読み終わった後、映画を観ている時に迫る感動と、小説を読んでいる時に出会う感動の違いを見つめていた。そんなことをさせらてしまう小説だった。短編が7編。ラブホテル『ホテルローヤル』を中心において、その周囲にそれを取り巻く人々のストーリーを、モザイクの様にして繋ぎ合わせながら読むことができる。繋がりのある短編集。そんな中で、一番のお気に入りは「せんせぇ」。この短編が唯一このモザイクの寄せ集めにうまく、はまり込まないストーリーになっている。いけていない女子高生に付きまとわれる高校教師、高校の校長に薦められて結婚した妻を持つ男、一人の主人公がこの二つの現実を目の前にしている。このいけていない女子高生が放つ台詞が主人公の現実の生に隙間風が吹かせはじめる。『先生に見えちゃっている将来と、あたしが昨日今日で見ちゃった将来って絶対に違うのだと思う』といういけていない女子高生の言葉なのに、(いやだから)余計にこの言葉は響いてくる。『連休が終われば何ごともなかった顔で日常に戻って行ける資格を持った人々が見えた。自分はその流れに足を踏み出すことができない。次第に日常がどこにあったのかもわからなくなってきた。』と自分が築きあげた日常のあり様から逃れようと抵抗を試みるが、次の矢が打てるのだろうか? これもチョット大きくなった限りない日常の連鎖の様に思えてならないのだが、 もうひとつのお気に入りは「星を見ていた」こちらは、最近ではあまり目にすることができなくなってきたが、頑なに自分の人生観を守り通す人(周囲からはその様にしか見えない人)、その人の原動力となっているモノが実は簡単な'仕掛け'だったというストーリーなのだが、この事が周囲の人には強い同情に似た、思い遣りを働かせ。読んでいる私は、それが簡単な'仕掛け'だということが分かった上でも強く、胸を握られた様な感覚を覚えてる。どんな悲しい場面でも、自分の子供に降りかかる悲劇でも、動揺することも、怒ることも、取り乱すことも自らに許さない人の奇妙さもさることながら、幾つかの、親の言い付けを一生を通し信じて、他の一切の言葉に心を傾けなかった人生の希少性に驚く(小説の中だけのことでなく、実際に目にしたことがあるから驚く) 桜木紫乃さんの作品は初めて読んだか、台詞、メッセージが中心になって小説が構築されている様で、言葉が疎かにできない。気楽にリズムを持って読み飛びしては、言葉につまづいて振り返ることが多かった。 それは表現描写が読む者の想像力に任されているためのかもしれない。 | ||||
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期待していたよりも(^_^;)かなりあっさりとした内容でした。 | ||||
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スラスラと読めるのは、読者のことを第一に考えた文体だからだろうか。 ただ、あまり好きな題材でなかったので 個人的に星はみっつで。 やっぱり個人的にはダイナミックな話が好きだなぁ。 | ||||
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様々な日常を暮らす人がいるという現実。地方のラブホテルにも、様々な事情を持って訪れる人たちがいるという世界。本当に楽しい一冊でした。 | ||||
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ホテルローヤルに関わる男女についての短編集。 暗く悲しい話ばかり。 登場人物たちの置かれた状況や思考過程に 現実味が乏しく感情移入が出来ない。 各物語のラストは、将来に対する展望の光が 差した気がした。 | ||||
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作者の実家がラブホテルを経営していたとのことで、そこに出入りする人々の心理の描写はさすがです。異なった物語からなる七つの章がお互いに「ローヤルホテル」を通して関連しあっているのは上手く処理しています。(なぜか「せんせぇ」という作品にはそのホテルがどこにも出てこないのはどうしてなのでしょう?) そして面白いことに、後半になっていくほど、エピソードを含め、描写力も文章力も巧みになっていきます。最後になって、このホテルの経営者の一家の経歴が判明する展開は見事です。(一番最初の「シャッターチャンス」が最も稚拙な感じがしました。こういったある種の短編集は最初の一作が最も心に残るものなのですが・・・・・。) なんにしても、経営者一家の三人を軸に据えて、各章で描かれる各人物の性格と個性の描写は秀逸です。最近の女性作家の文章は、時として言葉を言い捨てたような、荒っぽいブツ切りな印象の、情感のない文体が多いと感じられるのです。(高村某・桐野某・篠田某などなど) この作者にも少しそんな面はありますが、幸いなことに後半になるにつれ、それが消えています。情感のある文体を作れる人だと期待しています。ただ、残念なのは、北海道という土地、モデルと察しられる釧路湿原あたりの雰囲気をもっと盛り込んで欲しかったと思います。 | ||||
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すごくサクサク読めて、面白かったです☆桜木紫乃さんの他の本も買いました〜。 | ||||
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まだ読んでいませんが、品物は、売り手さまの自己評価どおりの状態でした。 | ||||
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自分の好みとして「リアリティ」と「人間の哀しさ」がツボなので、 完全にやられました。 女房を紹介してくれた上司が、実はその時点ですでに女房の愛人。 今後も責任を取らずに楽しむだけの関係を続けるには、ちょろい男と 結婚させてしまうのが何かと好都合。 女房も女房で真面目で気弱な公務員を旦那としてキープしつつ、 愛人との逢瀬を継続したい。 そんな悪魔のような利害が合致する中、その害の部分だけをひとり 背負うことになった旦那・・・ 哀しいよ、哀しすぎる。 よくもまあ、こんな残酷で哀しい設定を思いつくよなあ。 同じ男としてリアルに胸が締め付けられました。 | ||||
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前から気になっており、文庫本もまだ出ないので中古で買ってみました。 なかなか中に引き込まれる雰囲気を感じることが出来ず、気が付けば読み終わっていました。 う~ん私にはこの本のすばらしさがちょっと伝わってこなかったです。 | ||||
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さらっと読める割に読み応えがありました。星を一つ減らしたのは、並行して読んだ向田邦子さんの作品があまりにも良かったので、それと比べると、という訳です。 | ||||
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ラブホテルが舞台の話なんて聞くと、 色っぽい小説なのかな?と思いきや、まったくそんなことはありませんでした。 どちらかというと、生きていく上での閉塞感を描いたという印象です。 その裏暗いかんじが、ラブホテルという存在の放つ印象とうまく調和しています。 どうにもならない暗さが心に沁み入りました。 | ||||
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