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ホテルローヤル
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ホテルローヤルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全326件 61~80 4/17ページ
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東野圭吾の新参者は東野圭吾としても加賀恭一郎者としても最高のに好きな作品です。別々の短編が一つのことで繋がりつつ物語全体が構成されているという点では、似ています。新参者では、それが事件解決につながっていく点が素晴らしいです。 しかし、この作品は繋がっているだけで事件が解決するような進展がありません。所々に散りばめられた文学的な表現に桜木紫乃の才能が垣間見えるような気がしますが、新参者にはまだ遠く及ばないと思いました。 ラブホテルという興味をそそられる施設がテーマになっている点が読者の気を引くのでしょうが、それほど素晴らしい作品とは思えません。 | ||||
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釧路湿原を見下ろす小さなラブホテルに集う男女の7つの物語。舞台が舞台だけに男女の営みのシーンもたくさんでてくるわりにそこにいやらしさどころか美しささえ感じさせてしまうところが作者の力量なのだと思わせる作品。 まさに文学的で時間と情景がゆるやかに流れてとても心地のいい作品だった。時間の流れが逆行しているところも 最後まで読んでわかるのだがそれも伏線と思わせない伏線を見事に回収されたようで一種のサプライズが読む者には嬉しくなんだか得した気分にもなれる。期待していなかっただけになおさらよかったしあっという間に読めてしまうほど引き込まれてしまった。他の作品も読んで見たい分で星4つ | ||||
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一気に読み終えました。ここ最近で一番面白かったです! | ||||
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amazon内容(「BOOK」データベースより)より以下、 北国の湿原を背にするラブホテル。 生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く―。 恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。 貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。 アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。 ささやかな昴揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。 人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。 第149回直木賞受賞作。 * 序盤から2つめくらいまでは、つまらないかなと心配はしたが、 徐々に入ってきた。ラブホテルなので、生々しい描写だったら引いたかもしれない。でもアッサリしていた。そこに安堵はする。 追うごとに(逆行していくが)楽しみになってきた。 最後も物悲しさで終わったが、悪くないしまり。 いいねえ、直木賞。わかった。 文学的な気分でよかったです。 | ||||
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主人公の女性を軸に、時間を現在から過去に物語は展開されていくが、その時々で織り成す人間模様が面白かった。 | ||||
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よくある、短編小説がならんだオムニバス形式。こういうの飽きた。 内容もラブホテルでの出来事を時系列で遡っていく話。 なぜ直木賞がとれたかは謎。 | ||||
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オムニバス形式の短編集。 道北の中心都市・釧路市が舞台になっている。 「ホテルローヤル」は釧路郊外の、シャッター付きの車庫に車で乗り入れる形式の小さな木造ラブホテルである。 釧路地方に住んだことはないが、私も北海道の住民で、このところ旅行で釧路や周辺町村をときどき訪れているから、この作品に出てくる釧路旧都心部の寂れたシャッター街や、湿原丘陵地帯の風景、そして時折り姿を見せるタンチョウ(鶴)の気高い飛翔が目に浮かぶ。 本文200ページほどの薄い文庫本に、時を超えて7つの短編がオムニバス形式で配されている。 各短編は決して明るい話ではない。 しかし、登場人物の厳しい生活の中にも和ませるものがあり、とてもリアリティがある。 もしかすると、実話をアレンジしたものではないかと思わせた。 残念ながら、ラブホテルを利用する機会が一度もなく定年を迎えてしまったのだが、建物調査の職に就いていた関係で、ホテルローヤルのようなラブホテルを幾つか訪問調査し、客室の設備とシステムの説明を受けたことが何度かあるので要領は分かっている。 読んでいて、まるで自分が登場人物になったような気がした。 文芸作品の価値は、読む人の主観次第なのでレビューを書かないことにしているが、この作品は他人にも勧められると感じたので紹介してみた。 一つだけ言わせていただければ、短編「せんせぇ」で、宿無しになった女子高生と、その担任の寝取られ教師とが帰る場所を失い、二人で放浪の挙句(ストーリー展開も、そこまでは妥当)、最後にホテルローヤルで心中したという結末は無理筋ではなかろうか。 なぜなら、「センセイ」は惰弱だが、女子高生には生命力を感じたからである。 私が著者なら、心中を「未遂」事件にして、その後のセンセイと女子高生の話を発展させたい。 結婚前から浮気していた妻に復讐するもよし、齢の離れた駆け落ちカップルとして田舎の温泉ホテルにでも潜り込んで、作業員と仲居さんになってひっそり逞しく生きていくほうが、よっぽどありそうなストーリーだ(ある有名観光地の温泉ホテルを調査したとき、支配人からそのような話を聞いたことがある)。 他の短編(ホテルローヤルの廃業経緯)を成り立たせるためには、ホテル内での心中事件が必要だったのだろうが、ここだけは違和感を覚えてしまった。 | ||||
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ものすごく好みが分かれる本だと思います。 個人的には、大ヒットでした。 ストーリーより、情景にどっぷり入り込んで読みたい人にはおすすめ。 | ||||
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せんせぇっ、てのは作者なりの高校教師の結末の解釈なのかなぁ。野島某、せんせぇ、てのがもやもやしてたんだけど。面白い面白い。 | ||||
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人が貸してくれた本で、内容を全く知らずに読み始め、ただのエロ小説だと思いました。 あそこまで登場人物の性行為を具体的に描写しなくては物語として成立しないのでしょうか。 「せんせぇ」の女子高生の描写はうまく、教師と女子高生の夫々の思惑が交差せずに心中したところにリアリティーを感じました。 また、「星を見ていた」の主人公ミコが夜道を帰るシーンの懐中電灯が切れるあたりからのメタファーは素晴らしく、ここまで書ける著者なら、エロの部分を昇華できるのではないかと思いました。 これは村上春樹の小説からエロを外せと言うことと同じかな。 | ||||
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主役はホテルだ。それもラブホテル。最初に廃墟になったホテルローヤルでセックスを楽しむ若い男女の逸話に始まって、最終話でこのホテルの出来たいきさつになる。途中の五編がこのホテルにまつわる人々の人生のの断片章となっている。 連作短編集だが、串刺しにする一本がなかった。 「星を見ていた」(このホテルでパートで働く中年女の話)がかなりよかったが、なんとなく浅田次郎の何かに似ている気がした。一冊として短すぎたかも。 | ||||
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愚かな♂に 純朴な女性が振り回されて 可哀相・・・な お話です 同じホテルを中心(?)に、女性が可哀相な お話が7編入ってます 舞台は北海道の釧路辺りです ネットの「生活板」の延長だと思えば良いです | ||||
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自分用とプレゼントに | ||||
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文芸春秋社には申し訳ないが、芥川賞・直木賞作品だからと言って新本を買ったことがない。 そうはいっても、ほとぼりが冷めたあとも、引き続き評価の高い作品は密かに手に取ったりはする。鮮烈な印象は、柴田翔の「されどわれらが日々」私も若かった。 直木賞作品の幾つかは記憶に新しい。永井路子「炎環」、新しいところで朝井まかて「恋歌」 浅田次郎「鉄道員」は読み手を泣かせる手練に長けた作家だなアと思いつつ私も泣かされた。 さて桜木柴乃「ホテルローヤル」149回直木賞作品 7編の短話からなる。正直、五番目の「せんせぇ」を読むまでは、退屈でつまらん作品だなと思いつつ我慢して読んでいた。道南に単身赴任している高校の数学教師。札幌の自宅の妻の心はとっくにほかの男に向いている。そこにふた親にも見捨てられ行き場のない女子高生がまとわりついてくる。考えてみれば自らも帰る所のない身だ。二人はやがてあてもなく釧路行きの汽車に乗る・・・ここに至って私はようやく、第三話「えっち屋」・・当ホテルをたたむ最後の日を迎えた女主人と実直な出入り業者の物語に思い至る。二人は最後の思い出に抱き合うのだが、その部屋が実は先の高校教師と女子生徒が心中を遂げた部屋でなかったか・・・ちょっとした工夫なのだが、小説は、今荒廃してほこりにまみれているラブホテルの過去を辿っているのだ。おかしなものでそれに気づくと、各挿話が俄然息づいてくる。続く第6話もいい。そして読者に小説を最初から読み直すよう訴えてくる。 この人の「氷の轍」も良かった。昨今珍しく、貧しくて陽の当たらない人々の人間模様を描く作家である。高度成長などとっくに過ぎ去った。貧しい老人と豊かとはいえぬ若者が累積してゆくのがこれからの日本である。彼女が描いてきた「過去」の貧しさに、我々は今また向かおうとしている気がしてならない。 | ||||
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氷平線がそれなりに楽しめたのでこちらも読んでみたが、肌に合わなかった。 底辺で救いようのない人々の救いようのない話。 小説は感情移入して読むほうだが、登場人物の誰にも共感も同情もできずモヤモヤとイライラだけが残った。 小説家としては上手だと思う。 | ||||
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釧路のラブホ ホテルローヤルに関わる人々描いた連作短編集。 廃墟となった現在から建設時の過去へ遡って物語は展開するのだが、これが虚しいというか哀しいというか寂しいというか、そんな気分を満開にさせてくれる。 登場人物たちが、イイ男でもイイ女でもなく、日常生活で起こる厭な事を抱えている人々であるところが、リアルさを感じさせる。だからこそ、より一層、等身大にどよ~ん となるわけなんだが。 高校教師と女子生徒の道行き「せんせぇ」は、往年の名テレビドラマとは違った重さがあり、読ませてくれた。【直木賞】 | ||||
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ラブホの描写。こんなん、どうでもいいじゃん、って感じで25ページまで何とか頑張って読んだけど、… 読んでて苦痛。つまらない。 | ||||
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桜木紫乃さんの本を初めて手にとった作品がコレです。ホテルローヤルの中であった様々な人間模様が滑稽な部分もあるけれどリズミカルに描かれていて面白かった。 | ||||
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ラブホテル、その存在自体が可笑しくて哀しいものだと思う。 釧路の湿原を見渡す小高い丘にあったホテルローヤルに関わった人々の人生もまた、可笑しくも哀しくていとおしい。 人間の弱さと優しさが全ての作品から伝わってくる佳作でした。 | ||||
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ラブホテルの話だけど性描写は少なくて、かなしい感じが、良かった。 人生のどこを切り取るかで、ハッピーなのかアンハッピーなのかが変わってしまうもの。 「せんせぇ」が一番好きだった。 | ||||
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