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ホテルローヤル
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ホテルローヤルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全326件 121~140 7/17ページ
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思ったほどエロくも変態的でもなくてがっかり。 案外ふつうでした。 | ||||
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ラブホテルが舞台という先入観を持っていたが、一話ずつさまざまな生き様の人間が赤裸々に描かれていて一気に読んだ。 構成がうまい。 | ||||
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短編の集積だが、人間関係や事件が繋がっており、、なぞが解けていく。 そのなぞとは、ホテルローヤルが生まれて、成長して、廃墟となって朽ちていった過程だ。 時系列を逆算しながら、ホテルローヤルにかかわる人間模様を描かれており、実にみごと。 中でも「星を見ていた」は秀逸。 ホテルローヤルの立地も看板もこの小説に味わいを持たせている。 ただ、心中の理由やお布施の対価の行為は安易すぎる。 しかし、全体としての暗さややりきれなさが、この種のホテルの具体化のようで、短編集であって短編集ではない。 見事な構成に舌を巻く。 | ||||
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各出版社の夏の100冊が発表されると、今年も夏が来たなあとわくわくし、それぞれの小冊子を本屋から持ち帰り、さて今年は何を読もうかと吟味するのは私だけでないはず。 今年の集英社文庫の一ページ目を飾ったのが本作。 帯には「第149回直木賞受賞作」と「孤独を抱える男女は「非日常」を求め、扉を開くー。」との煽り。 「ローヤル」と名付けられた北国のラブホテルをめぐる短編集。 一編目は、廃墟となったローヤルで主人公は20代。2編目は寺を存続されるため檀家の老人たちと寝る僧侶の妻40代。3編目は、ホテル廃業の日。20代。4編目は、旦那と思いっきりセックスするために。40代。5編目はホテルで心中することとなる教師と生徒の心の闇を。10代と30代。6編目はひたすら正直に働くホテルの従業員60代。7編目は愛人とホテルを経営するため、妻子と仕事を失う男40代の物語。 ホテルローヤルにやってくる人々は、みんな行き詰っていて余裕がない。けれど、その中で精一杯生きようとしている。 読んでいて、それぞれの主人公の閉塞感とそれを諦め享受している姿に胸が苦しくなる。 でも、彼らは自分が可哀想だと人から思われることを拒絶するだろうし、作者も彼らに救いを与えたりしていない。 この作者うまいなと思う。 ある年代以降の女性にしか本当にはわからないだろう感情を書いている。たとえば、実家に土下座した大吉の元妻、反対に無垢だった愛人るり子の後年の変わりざま。その心情を理解できるのは、やはり女だからだろう。 けど。。。それが重い。物語が暗く、主人公たちの思いに引き摺られてため息をついてしまう。 だから、★は4つ。とてもうまいが、何度も読み返したい作品ではない。 | ||||
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以前からネットで購入したいと思っていた本でしたが傷みもなく良好でした。 | ||||
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各出版社の夏の100冊が発表されると、今年も夏が来たなあとわくわくし、それぞれの小冊子を本屋から持ち帰り、さて今年は何を読もうかと吟味するのは私だけでないはず。 今年の集英社文庫の一ページ目を飾ったのが本作。 帯には「第149回直木賞受賞作」と「孤独を抱える男女は「非日常」を求め、扉を開くー。」との煽り。 「ローヤル」と名付けられた北国のラブホテルをめぐる短編集。 一編目は、廃墟となったローヤルで主人公は20代。2編目は寺を存続されるため檀家の老人たちと寝る僧侶の妻40代。3編目は、ホテル廃業の日。20代。4編目は、旦那と思いっきりセックスするために。40代。5編目はホテルで心中することとなる教師と生徒の心の闇を。10代と30代。6編目はひたすら正直に働くホテルの従業員60代。7編目は愛人とホテルを経営するため、妻子と仕事を失う男40代の物語。 ホテルローヤルにやってくる人々は、みんな行き詰っていて余裕がない。けれど、その中で精一杯生きようとしている。 読んでいて、それぞれの主人公の閉塞感とそれを諦め享受している姿に胸が苦しくなる。 でも、彼らは自分が可哀想だと人から思われることを拒絶するだろうし、作者も彼らに救いを与えたりしていない。 この作者うまいなと思う。 ある年代以降の女性にしか本当にはわからないだろう感情を書いている。たとえば、実家に土下座した大吉の元妻、反対に無垢だった愛人るり子の後年の変わりざま。その心情を理解できるのは、やはり女だからだろう。 けど。。。それが重い。物語が暗く、主人公たちの思いに引き摺られてため息をついてしまう。 だから、★は4つ。とてもうまいが、何度も読み返したい作品ではない。 | ||||
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文庫本に成るまで待ちきれず購入したが、結果大正解でした。 私の大好きな作家です。 | ||||
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直木賞受賞作という帯が無ければ間違いなく買わなかった。 読むのに使った時間を、新聞の折込チラシを見るか耳かきにでも使ったほうが良かったと感じた。 素直に時系列順の方が、まだこの虚しさがなかったかなと思える。 虚しくなりたい方には良いのですかね。 | ||||
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直木賞受賞の連作短編集。そして、デビュー以来、ずっと読み続けて来た桜木紫乃の作品である。それだけに期待は高かったのだが、肩透かしを食らったような感じだった。 これまで桜木紫乃の作品の多くを読んで来たが、どうにもすっきりしない消化不良気味の読後感だった。ホテルローヤルという名前のラブホテルを巡り、現在から過去に遡る形で短編が綴られるのだが、読者の想像力に頼るところが多く、一つ一つの短編が明確に完結している訳でもなく、短編同士の関連性も希薄な事が原因だろうか。 『シャッターチャンス』『本日開店』『えっち屋』『バブルバス』『せんせぇ』『星を見ていた』『ギフト』の7編を収録。 | ||||
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ラブホテルに関わる人々の様子が、心のひだをくすぐる作品です。 特に大きなことが起こるわけではない。日常のひとコマを切り取って、 そこに人間模様を織り込んだ物語です。読後、何とも言えない感情が湧きあがってきました。 ああ、人は1人1人、こうして生きているのだな、という感覚です。 | ||||
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、発刊よりだいぶ日にちも経過していたため、安く本を読むことが出来ました。 | ||||
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このままだと、桜木紫乃さんは、直木賞を受賞されたときに、作家としての寿命は尽きていた・・・という後世の評価になってしまいそうな危惧を持ちました。ホテル・ローヤルでの時間経過を逆にしてなぞる、という手法も、この小説の枠組みでの必然性を感じません。 単に、編集者と相談して、比較的良く描けているホテル・ローヤルでの初期のお話を、短編集の後半に据えた、といところが、“当たらずとも遠からず”、というところなのでしょう。また、ホテル・ローヤル崩壊時のエピソーデックな物語(この本の前半部分)、・・・・あれは、いくらなんでも貧相です。普通、もう少し何か、それらしいエピソードを書けるでしょう? 出来の良くない作品に対して、「私には、感情移入できる側面は殆どない小説でした」と、わざわざレビューに書くのは好きではないので、・・・・自分の魂の何かが揺すぶられる作品、一言書かないではいられない・・・・そんな作品に出合ったときにじぶんの日記のように、この欄をお借りして、これまで文章を書いてきました・・・。作家、桜木紫乃さんが自分と同郷の故 ―――― つい心配になり ―――― 余計なことを書かいてしまいました。 | ||||
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期待していたのですがー。余り 心に残る事もなく 。さらっとよめました。 | ||||
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偏見あるいは勘違いかもしれませんが、直木賞というのは、ある程度の実績(賞や売り上げ)を 積んでおり、多くの人に支持されている、よくも悪くも大衆受けする作品に与えられる賞だと 思っていました。(ちなみに芥川賞は、「荒削りだけど将来性を感じさせる新しい才能に与えられる賞 だと思っています)。しかし、最初の二編の短編を読んだだけ(その先は読む気が失せました)でしたが、 なんでこんな作品が受賞するのかしらん?と首をかしげずにいられませんでした。 色彩で言うなら「灰色」しか感じさせない、陰鬱きわまりない淡々とした物語は私の心を打つことは ありませんでした。 いつも小説にドラマチックな起承転結や、ユニークな登場人物を期待してしまう私は、ブンガクってやつを 鑑賞する資格がないのでしょうかね・・・ | ||||
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ずっと気になっていた作品だったのですが、ようやく読む事が出来ました。世代的に共感出来る面が多々で次に作品も読みたくなりました。 | ||||
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性描写はほとんどありません。心理描写がシャープに描かれている印象でした。また女性しか描けない心理描写を感じ、ひどく納得させられました。全体としてけだるい日常が、ベースにあります。私の日常と似通っていて、多くの方がそのけだるさに共感するのではないでしょうか。 | ||||
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まずタイトル。 ホテルローヤル、スタートレックTNGの「ホテルロワイヤル」をまず思いました。 それに関連しているとは思えないけど、内容は索漠とした人生の残り香的なもので似ています。 文体は普通、読みやすいです。 全部読むのにせいぜい1・2時間です。 そういう点では漫画に近いです。 楳図かずおの中期の漫画を想起しました(おろちの頃)。 ただ楳図ほどドラマチックでもなく落ちもない投げやりな内容。 これではテレビドラマにも成り得ないでしょう。 男性の心理描写もいまいちというか、経験不足というか、定型的な解釈。 でもそこがいいのかもしれません。 内田春菊レベルに恐ろしいほどの心理解析されては、少なくとも男性は怖くて読めません。 このくらいの、怠い(だるい)男女の関係が、最も多くの人々に共感されるのかもしれません。 だるくはないけど、非常にゆるい、でもほんわかでもなく、普通に誰の人生にも吹く、少し乾いた、とはいえなにか腥い(なまぐさい)湿った冷ややかな風のようなものが流れる感じ。 文学とか云うよりも、漫画・劇画・TVドラマ・映画・・・などの境界線が曖昧な、ふうわりとしたものな気がします。 | ||||
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短編集。みな、登場人物たちは今の不満足な状況から脱出しようとして失敗している人ばかり。 あ、一人だけ先に進めそうな人が、ホテルローヤルの初代社長の娘。 読後感はスッキリしない。 ある意味一番救いが無い話が冒頭のシャッターチャンス。人間浮き沈みがあるものの、10.代の栄光を引きずって抜け出せない男ってなんともなぁ~。 ヒロインで妥協してやるって感じがなんとも言えない。まだ、若いのに先が長い地獄だな。 まあ、こんな緩やかに崖っぷちに立っている人々の話なんだけど、あまり、グっとくる魅力は感じられない。淡々とはしているけど。 好きな人はこんな作風が好きなんだろうけど。まあ、ドラマ化された「ガラスの葦」よりはこっちの方が小説としては出来が良いと思うけど。 | ||||
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人間というものがよく描けてるなぁ~と敬服。 登場人物すべてに存在感がある。手紙だけでしか描かれない山田次郎さえにも。 行ったことのない釧路平原の荒涼とした空気感もよく伝わってきた。 やや硬質な文体が初っ端、気にかかったけど、 ここまで地を這うようにもだえ苦しむ人間の運命を描くには却ってそれも著者の計算のうちかと読後、思ったりして。 短編連作のこの技はある種の進化系で、作者の資質の高さを感じた。納得の直木賞です。 | ||||
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直木賞受賞作品のため気にはなっていたがなかなか機会が無かった。 読んでみてこんな物かな? | ||||
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