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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全449件 361~380 19/23ページ
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と野暮なことを言うのはやめましょう。 個人的には、もうちょっとガツーンと来る作風が好きですが、スポーツ物の暑さが苦手な方にはお勧めの爽やか小説。 登場人物も個性豊かで笑えましたし、駅伝シーンで、1人ずつ気持ちが掘り下げられていくと、めちゃくちゃ泣けました。 その分、これを序盤から見たかった! 例えば、マンガ好きの完全インドア派の王子が、陸上をやろうと決意するのって、大変なことだったはずです。 根本的にスポーツに興味が皆無の彼にとっては、筆舌尽くしがたい葛藤があったんじゃないかと。 だから、王子が完走した時のハイジとのやり取りに感動したのと同時に、彼の視点からこの話を読みたかった!と。 双子のハイジへの反発心も、いつの間にかクリアされていて、消化不良でした。 それから、走のライバルというか、敵役である榊の扱いも不満でした。 確かに、榊の言動は意地悪なんですが、走に対する感情は理解できます。 和解のきざしみたいなものは見えると期待していたんですが、 最後まで「悪役」ポジションだったのが残念。 ハイジの父親もなんですが、主人公側でない人の視点が、あまりにも欠けているのでは・・・。 あと、ヒロイン・葉菜子絡みのエピソードだと、面白いを通り越して軽い印象でした。 そして、何よりも不満なのが、繰り上げスタートについて、ほぼスルーだった点です。 箱根駅伝を毎年テレビで見ていて思うのは、「予選会」「完走」に次ぐハードルは、 「シード権」ではなく「中継所での繰り上げなしでリレー」だと思います。 留学生によって差がつくことを認めるのは正論ですが、それによって20分繰り上げの 可能性が高まるわけですから、箱根駅伝の残酷とも言える部分にも触れて欲しかったです。 本当に高評価のレビューか?ってほど不満を書きましたが、 好きになったからこそ残念な部分でした。 駅伝部分の王子や神童、ユキ達の描写がすごく良かったので星4つ。 脇役の個性が魅力的なだけに、走とハイジ以外の人物を、もっと掘り下げて欲しかったなぁ。 | ||||
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まさに、映画のように頭の中に映像を浮かべながら、漫画のように登場人物に感情移入しながら一気に読めるすばらしい小説でした。 もともとは、装画、挿画を担当された、山口晃さんの絵が好きで、書店で手に取ったのがきっかけでしたが、読み始めるともうとまらない。 アオタケというオンボロ寮に住むそれぞれのメンバーのキャラ設定も、その心理描写もすばらしく、真剣に取り組んだスポーツがある人は勿論、そうでない人もきっと共感し、感情移入できるキャラがいるはずです。 既に、舞台になったり、漫画になったり、映画化が予定されているというのも頷けます。 仕事が中だるみしたとき、自分の中に新しい風を入れたいとき等におススメです。とにかく走りたくなりました《笑》 | ||||
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箱根駅伝ファンになって、駅伝テーマを探して読んだ本です。 「黒人だからって足が速いと思わないで」という 逆差別(?)に対するセリフが面白い! 素人集団が箱根を目指すというテーマに夢がある。 舞台となった町が、自分が住んでいた町では?と思わせるところが 親近感を感じる。 爽やかな風になれるような小説です。 | ||||
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箱根駅伝が大好きで毎年欠かさずみています。予選会の厳しさ、駅伝当日の厳しさ。余す所なく描かれています。ページを捲る毎に指先が震え、自分は走ってもいないのに、息が上がりそうになりました。『走る』って何なんだ、と素朴に浮かぶ疑問の答えを知りたくて最後まで読了しましたが結局答えは、走らないと分からないんじゃないかと思います。結末はご自身の目で確認して欲しいです。 読了後の気分は爽快です。 | ||||
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素人が箱根駅伝をめざして猛特訓し、箱根を走ってしまうという話です。 箱根を走る学生のほとんどが、中高生から陸上を始め推薦で大学に入り、寮で暮らしながら長距離に生活のほとんどを捧げながら箱根駅伝で走ることをめざす・・・ということぐらい駅伝ファンならずとも知っていることです。青竹荘のメンバーがいかに優れた素質を持っているにしても無理な設定であることは分かりきったことです。 この小説のよさは、飄々とした文体を楽しみ、10人ものキャラクターのみんなに感情移入でき、一緒に達成感を味わえるところです。心理描写や情景描写のリアリティーが下支えするので違和感なく没頭できます。 読み終わった後、表紙のカバー絵を見ると、内容を一気に思い出し、ニコニコしてしまいます。 | ||||
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堪能しました。 箱根駅伝はもはや風物詩として語られるほど、地元と季節に密着した競技となっています。 それだけに見る人には見る人のその時々の思い出があるのではないでしょうか。ある人は選手として、ある人は沿道の応援者として、ある人はテレビ観戦者としての・・。 作中人物の描写は勿論のこと、駅伝が行われる東京・神奈川の風景など、手に取るように丁寧に描かれており、みるみる引き込まれていきます。特に走者のみ知る練習での辛さ、苦しさや、走ることによってもたらされる恍惚感、孤独感などの表現は見事です。あたかも自分がシューズをはいて道路を走っているように感じさせてくれます。 はじめから最後まで、魅せられながら読みつくしました。おすすめです。きっと走りきったようなさわやかな読後感が味わえます。 | ||||
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最近お気に入りの作家です。まほろ駅前でも感じたのですが喪失と再生を上手く料理しているなあ、と感心します。人間は大切な何かをなくしたとしても、それで終わりではなく、違う形でまた再生されていく。そんな読後感です。リズム感のある文章で重いテーマをさらりと、そして判りやすく書いてあります。熱血スポ根では決してありません!年末年始、夏休みの読書感想文に悩む中高生諸君!ぜひお勧めです。 これを読んだら便利軒もぜひお読み下さいませ。こちらの方がより再生感が強いですね。 エッセイは駄目な人は駄目だと思います(ちょっとBLネタ多いし)。 | ||||
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私は箱根駅伝を走ったことがありません。 というより走りたくても走れなかった。 まず予選会のメンバーに選ばれませんでした。 そのうえ私の大学は在学中予選を通過することできませんでした。 だから箱根予選会がどれだけ厳しいものなのか、私はよく知っています。 ましてや走り始めてすぐに本戦出場なんて、当人がいくら努力したって無理です。 でも思い出しました、昔を。 いろんな誘惑を避け、クソ真面目に走ってたあの日々を。 今でもお風呂に入ると足を揉む癖がぬけないくらい、真剣だったあのとき。 だから私は思います。 本の中でくらいは、がんばったら箱根駅伝に出れたっていいじゃないか。 そんな世界があってもいいじゃないか。 | ||||
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最高に面白かった。先をどんどん読みたくて、でも終わりが近づくのが残念でならない。と思う本に久しぶりに出会いました。読み終えると爽やかな気持ちになれます。 箱根駅伝フリークの私。年末になったら、また読み返します。 | ||||
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私は箱根駅伝を見た事もなければ陸上をやった事もない。だから、この設定にどれ程無理があるのか等は良くわからない。それでも走りたいなと思える話だった。走り出すのは脚だけではない。無理だ不可能だと諦めきっていた何かにがむしゃらに走り出したくなる、背中を押して貰えるそんな話だと思う。願いや想いを叶えるのは自分達自身である事。それを信じて支えてくれる誰かがいる事を改めて思い出させてくれる。そんな一冊だと思う。 | ||||
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学生時代に長距離選手でした。といっても、華やかな成績を残したことはなく、つらい練習も嫌いでしかも方向音痴なのでロードワークが苦手で、短距離の練習のほうが楽に思えて短距離に種目変更したくても短距離の選手として大会に出るにはタイムがちょっと・・というとにかく中途半端な選手でした。きっと走君にしてみれば一番許せないタイプの選手だったと思います。陸上を離れてン十年経ちますが、この本を読んだら久しぶりに走りたくなりました。もっと早くこの本に出会えていたら、もしかしたら・・と考えてしまうような一冊です。長距離選手に関わらず陸上と関わっているすべての方に読んでいただきたいなあ・・と思います。この本をきっかけに、未来の箱根駅伝選手が生まれることも空想論ではない気がします。 | ||||
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同じ寮に住むということだけで構成された、ほとんどが陸上経験なしの大学生10人が、箱根駅伝という目標に向かって、 初めは嫌がりながらも段々と心変わりしていき、最後は一つになって走る。 こうゆう設定、大好きです。 文章も読みやすく、スラスラと気持ちよく読めます。 登場人物の個性も特徴的で面白く、分かりやすい。 後半からの、たすきを繋いで展開していく選手それぞれの内面を、前半までなかった分、より深く描かれていて、ゴールするまでの加速感はすごいです。 「速く」ではなく「強く」走る。走ることが美しいと思わせてくれる作品です。 | ||||
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映画や小説に何を求めるか。 人それぞれ求めるものは違うでしょう。 この小説には、誰もが懐かしく思う若かりし日の熱や 爽やかさがちりばめられています。 テンポの緩急がまるで映画を観ているようでした。 素晴らしく楽しい1冊です。 | ||||
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もちろんこの物語で描かれている内容は、普通に考えればありえないことでしょう。 しかし何か自分の中で、学生時代感じた熱いモノがこみ上げてきました。 人物描写も素晴らしく、最後まで登場人物の姿を鮮明に思い描くことができました。 これから箱根駅伝を違った視点で楽しむことができると思います。 | ||||
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素直に感動しました。 どう考えたって無理がある設定だけど、有無を言わせぬテンポでぐいぐい読み進めることができた。これを筆力というのかしら。各人キャラ立ちもしてるし。走も清瀬も、みんな魅力的に描けてる。試合当日のくだりは怒濤のごとく一気に読んだ。 来年の箱根駅伝は、最初から最後まで全部見てみようかな、と思いました。 | ||||
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箱根駅伝だけじゃなく「走る」競技全般、見るのも実際にやるのも好きじゃない(好きじゃなかった)私は、しをんさんの作品は好きだけれどこの本だけは倦厭していました。 そんな私なので、実際の競技のことや本作のリアリティー如何は分かりませんが、本作は作品全体の空気がさわやかで素直に「走る」人って格好いいなあと思わせてくれたので、文句なく「青春小説」として多くの人にすすめたい一冊です。特に、自分の行く末を探している人にすすめたいです。 実際の人生は小説のように上手く行くとは限らないけれど、私はこの本を読んで、私も「強い」ひとになりたいと思うようになりました。 本作は私にひとそれぞれの「強さ」の美しさを教えてくれました。 | ||||
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銭湯鶴の湯からの帰り道,寛政大学4年の清瀬灰二は,コンビニで菓子パンを万引きし追いかけられる蔵原走に遭遇し,その走りに魅了される。それまで大学で野宿し,麻雀でオケラとなっていた走を,ハイジは自らの住む竹青荘通:通称『アオタケ』へと導く,これがたった10人での箱根駅伝への挑戦の始まりであった・・・ 箱根駅伝へ挑戦するアオタケの住人の1年間を描いた物語である。最近よく読む著者の本であるが,その他の本と同じように大変読みやすく,またページをめくる手が止まらない本である。内容は本当に夢のような話であるが,それが読み終わったに全くあり得ない話でないように思えてきてしまうからすごい。物語の内容もさることながら,「走る」ということをテーマにした「生きる」ことへの強いメッセージを感た・・・この熱い思いをいつまでも持ち続けたい。 | ||||
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どんどん先に進みたくて、でもこの竹青荘の人たちとのすばらしい日々が終わってしまうのがもったいなくて。 読みたいのに読んでしまいたくないような複雑な気持ちになりながら、いっきに読んでしまいました。 ちょっと大げさなくらいの劇的な文章と、現実と、ひやりとした厳しさとが、絶妙なバランスを保っていたように思います。 ありえないだろうとか、そんなことを思う暇もなく物語の勢いと力強さに巻き込まれ、10人の走りに感動し興奮し涙しました。 ほんとうにおもしろかった。 | ||||
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選手は十人ぽっきり,ほとんどが未経験者。そんな布陣が半年で箱根予選会突破なんてほんの夢物語だけど,全体を通して「許せるありえなさ」に収まっている。それどころか,場面場面で笑い,そして目頭がジーンと来る。なぜだろう。 まず,ベースとなる駅伝の取材が綿密なこと。走るシーンの表現には嘘がない(ように見える)。つぎに,主将兼監督である灰二の選手操縦術の巧みさ。そしてもちろん,メンバーのキャラの豊富さ。これだけ多彩に揃えば,読者は誰かに感情移入できるだろう。箱根の本戦では,各自が激動の日々を振り返る。それまでの頑張りを知っているだけに,ゴールで肩を叩いてやりたくなる。 その一方で,稚拙かつ結末の出ない恋の駆け引きとか,灰二の走に対する危うげなまでの想いとか,双子のあまりの天真爛漫ぶりにはさすがに違和感が。体育会の挑戦記なんだから,もう少々ハードでも良いくらいだけど,このへんが女性作家の限界かも。 | ||||
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たくさんの方達がレビューを書いているので、書くことあまりないけど すごく感動します ありえない話だけどそんなことはどうでもいいんです。 私は電車の中で恥ずかしいけど泣きました。みなさん読んだらわかります 号泣の意味がわかります。 | ||||
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