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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全458件 281~300 15/23ページ
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| 本書の冒頭で三浦しをんさんも述べているように、筆者は本書を通じて「努力神話」なるものの実体を検証しようとしています。 果たして人間は努力することによって、どこまで物事を追求、達成出来るのか? 箱根駅伝に出場するために必死に努力する登場人物達。 彼らを見つめて、久しぶりに努力の本質が思い出された。 | ||||
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| 勧善懲悪の物語を見たような読後感です。 主将の清瀬の人心掌握に関しては、部下を抱える方などは少なからずとも参考になる部分があるかもしれません。 夢のような物語で、現実派の方はNOと言うかもしれません。 物語として読むことが出来るならば、貴方の心に幸せをもたらすこと間違いなし!! 自分は読書中毒ですが、これを読んだ後は、一ヶ月くらいこれしか読みませんでした。 次の本が何冊も買ってあったにもかかわらず・・・・ この爽快感を多くの方に味わって頂きたいと自分は思っています。 三浦しをん氏の作品は全て読みましたが、これが一番自分の肌に合っていました。 何かに対して一生懸命な姿を、圧倒的な筆致にて伝えてもらえます。 読んで良かった・・・・ | ||||
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| この本を読んですぐに駅伝の時期だった気がします(少し前でしたがその時の感動今でも鮮明に思い出します)実際にはこんなに簡単には出場権も手に入らないでしょうが読んでいて爽やかな気持ちになっていましたもちろん映画も見ましたよ | ||||
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| プロ選手になるでも無い。オリンピックに行くでもなければ、就職に有利ってわけでもない。 なのに、なぜあんなに一生懸命部活をやったんだろう?って自分自身を振り返る人は、案外多いのではないかと思う。 同じアパートに住む大学生が箱根駅伝を目指すこの小説は、ある意味読者の期待通りに物語が展開される。 だから面白くない、と思わせない作者の力量は流石と思う。文体も軽妙で、レース部分の展開には引き込まれる。 しかし、なんと言っても、10人の登場人物の心情の描写がこの本の本質であろう。 学生時代の部活動は一見無駄に見えるが、そんな無駄に一生懸命なれるのが若さだと思う。 また、無駄なことだからこそ、その一生懸命さは閃光を放つ。十人十色の煌めきを感じて欲しい。 | ||||
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| これはズルい。ウケないわけがない。設定とプロットで決まりです。今をときめく直木賞作家、三浦しをんの受賞第一作『風が強く吹いている』のことです。 崩れかけたぼろアパートに大学生が10人住んでいる。ある日、1人が宣言する。「箱根駅伝に出よう」。10人で長距離陸上部を結成し、全員そろって5000メートルを17分以内で走って予選会出場の資格を得る。予選会で8位に入って正月の国民的行事たる箱根駅伝に出場し、地元商店街のサポートと全国的注視のもと、デッドヒートの末に10位になって翌年のシード権を獲得してしまう。そんなお話。 10人の中に長距離ランナーは2人だけ(ランニングに屈折した思いがあり、強豪校からの誘いを断って長距離陸上部さえない大学に入学している)。素人集団が、落ちこんだり喜んだり、ケンカしたり助けあったりしながら、「走ること」の魅力にひかれて、劣悪な練習環境を克服して最後まで走りきってしまう。10人は走りきることによって、ある者は自分を発見し、ある者は家族と和解し、ある者は卒業後の進路を見出し、ある者は恋に気づき、ある者は理想のランニング観に到達するのでありました。 多少の紆余曲折はあるものの、基本的にはあれよあれよの荒唐無稽譚。著者の熱い思いがほとばしりすぎの感も否めない。でも私は許します。痛快な読後感とともに一気読みしてしまいました。とくに、予選会の10人の熱い走りには胸が熱くなりました。 | ||||
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| 箱根駅伝が好きで、お正月はテレビに釘付けになります。 襷にかける各校の思いに胸がいっぱいになります。 「風が強く吹いている」は、その箱根駅伝を舞台にした物語です。 10人の部員(しかも陸上初心者も混ざっている)で、1年程度の練習で箱根駅伝に出場する、というのは 現実にはまずありえない設定でしょうが、そこは物語の力で、特に中盤からは巻置くにあたわず、という面白さ。 一気に読んでしまい、最後は涙でした。 これはハイジとカケルの、挫折と再生の物語だと思いました。 走ることで再び自分を取り戻し、仲間たちとの絆の中で立ち上がっていくのです。 10人の陸上部員、一人一人のキャラクターもよく描写されていて、一人一人が愛しくなります。 一人で走っていながら襷という絆で結ばれている、そういう駅伝の魅力を存分に感じることができました。 「走る」という人間としての根源的な行為に、深い興味も感じました。 箱根ファンの私としては、あのおなじみの風景の中を走ってく寛政陸上部員の姿を想像することができました。 あの、ゴールテープに向かう道を、一心に駆けてくるハイジの姿も。 | ||||
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| 面白い。一晩でぱっと読める。当然読みやすい。爽快感あり。 でも、感動というのとは少し違うと思う..... | ||||
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| 現実的には無理な設定ですが、勝利至上ではなく寄せ集めのメンバーで「走る」ことは何かを求め箱根駅伝を目指す姿は感動です。 陸上エリートだが勝利至上主義に反発して問題をおこし干されてしまいながらも走り続ける走(かける)と 陸上エリートで、勝利至上主義である父の指導のままに従い怪我で不安をかかえたまま走りつづける灰二(はいじ)。 二人は走るとは何かをお互い模索しながら惹かれあい、時にぶつかる。 速いだけでは駄目なんだと教えられる走と、二度と走のように走ることができないと悟り4年の箱根駅伝を最後と決めた灰二。 影を持ちながらも走ると眩しい走。 怪我をしつつもなんとか競技者としての最後を迎えたいと願う灰二。 対照的な二人が、お互いをより輝かせる。 特に灰二には感動。 怪我の深刻さから競技者としての最後を箱根駅伝と決め、周囲を巻き込みながら引っ張る姿。 大怪我になるかもしれないとわかっていてなぜ走るのだろうか? 次のある競技者には分かり得ないだろう。次のない競技者にしか分からない。 ただ、走り切りたいのだと・・・ | ||||
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| 直木賞受賞作「まほろ…」が読後感アッサリすぎて少し肩すかしだったこともあり、あまり期待せずに読みました。 が、気づけば何回も涙していました。温かく、爽やかな感動。 最近では「舟を編む」でも涙しましたが、某登場人物が亡くなった、お涙頂戴部分でのことでした。 人の生死以外で思わず感動し涙したのは久しぶりの感覚で、自分の純粋な気持ちを確認できたような気がして、嬉しくなりました。 もう十分にレビューがついている作品ですが、それでも感想を残したくなりました。 誰かに勧めたくなる、心に残る良書だと思います。 | ||||
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| おもしろくて一気に読みました。 駅伝の奥深さに感動。 ビデオも借りて見てさらに感動。 久しぶりに本読んで感動しました。 | ||||
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| 購入したのは一年以上前です。映画の宣伝で知りました。出演者が魅力的だったので興味をもち、観る前に原作を読んでみようと…。読み始めたら、心地よいリズム感というか、とてもテンポのいい文章にのせられるように一気に、最後まで行きそうでしたが、読み終わるのがもったいなくてわざと「今日はここまで。」にしてみたり。スポーツは苦手で学校のマラソン大会とか大嫌いでしたが、この本を読んでいると走るのって楽しいのかも!と思えてきました。そして、何かに一所懸命になるっていいですよね、やっぱり。なので、長編だし、まだ難しいかなという気もしましたが、六年生の子供たちに向けて、卒業お祝いメッセージとともにおススメしちゃいました。今じゃなくても、いつか読んでみてね!ということで。 | ||||
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| 最高です。 読みやすく、読み終わるのがもったいなく感じました! 何回も読みたいと思います! | ||||
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| とにかく長い。ページ数自体はさほどでもなく、文章も幼稚なのだがひたすら長く感じる。それは引き込まれる要素がなく、展開が単調だからだ。・「ほとんどの人間が長距離素人」 ・「膝に爆弾を抱えている」 ・「メンバーが10人ギリギリしかいない(補欠がいない)」 ・「メンバーの一人が過去に暴力事件を起こしている」 ・「駅伝優勝常連の他校」、これらの状況が前提となっている。これらを見てパッと思いつくストーリーが各人の中にあると思う。それがまんま展開される。素人が一瞬のうちに思いつくことを長々と書いたのが本書である。少年漫画で見たようなストーリーを、質を100分の1に落として継ぎはぎしたようなもの。小説ではこのような作品でさえ高評価を受けるのかとガッカリした。駅伝を馬鹿にした小説である。ほぼ素人のメンバーで、一年に満たない練習で箱根駅伝の出場権を得るということ自体ふざけている。そんなに甘いものではない。練習も大してしていないのに。長距離は速いより強いことが求められるといったような、わけのわからないクサイ台詞を発して部員たちの実力のなさをごまかしている。とうとう最後まで強いという明確な定義は出てこない。これまで数年間練習してきて少しでも速くなるように努力してきた強い者たちを馬鹿にしているのだ。本番の箱根駅伝も描写が稚拙。作者はあきらかに走りを知らない。だから走りを書けない。そう、本番にいたっても走り自体を書いてないのだ。走っている部分はこれまでの人生の回想を出すことによってごまかしている。恋愛がどうだとか家族がどうだとか。そしていつの間にか各員のゴールである中継ポイントへ。部長の発破のかけかたも実にクサイ。「君に伝えたいことがある。だから鶴見まで這ってでも来い」そういって部員に走りを完遂させようとする。こんな馬鹿げた言葉をかけられて力を出す人なんて現実にはいないと思うが、作中の人物はあっさりとヤル気を出す。ご都合主義。また作中には若干の恋愛要素もあるのだが、それがまたあり得ないほどに情けない表現となっている。なんと、部員の一人はある女の子を好きという気持ちに自分で気付いていないのだ。周りは彼の気持ちに気付いているというのに。こんなことがあるだろうか。周りが自分の気持ちを知っていて、自分が自分の気持ちを知らないなんて。相手が幼馴染だったらあるかもしれない。しかし作中の女の子はポッと出の人物なのだ。どこに自分の気持ちを疑う余地があろうか。大学生なのに。小学生の物語と思うほど登場人物達がズレている。作者を調べてわかった。女性だったのだ。だから恋愛も走りもかけなかったのだ。 | ||||
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| 大学進学を決めて東京には出てきたものの、 下宿費用にと親に持たされたお金をマージャンで使いこみ。 あまりの空腹にコンビニでパンを万引きし、 逃走をしていると何物かにひつように追いかけられる走。 そこから物語がはじまる。 その走を追いかけていたのは。。。 陸上でその将来を嘱望されながらも怪我のため、 その一線から退かざるを得なかった灰二だった。 が、灰二は一線に残ることはできなかったが、 自分が暮らす「竹青荘」の住人と箱根駅伝に出るという 密かで大きな野望は捨てきれずにいた。 その野望を走るために生まれてきたような「走」に 出会ったことで現実のものへとしていく。 そして、どう考えても無謀とも思える箱根駅伝へと。。。 毎年箱根駅伝を楽しみにしている私にとって、 予選会の様子や、箱根の各区間の様子がとっても細やかに 描かれていて、それだけでもとっても面白かったです。 でも、それだけだけでなく、 そこに描かれている竹青荘の住人一人一人のキャラクターも とっても魅力的。 箱根駅伝の各区間をその住人たちのいろいろな思いを載せながら 実況中継もさながらの場面描写は圧巻でした。 こんなチームが実際に箱根駅伝に出場したら、 絶対に応援してしまうだろうな〜。 | ||||
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| 箱根駅伝挑戦の小説ですね。構想から6年かかった作品らしいですね。話は若干アニメチックではありますが、すごく面白かったです。青春ど真ん中で単純だなという作品でありますが、10人のランナーのキャラクター、感動、物語の展開すごく面白いですね。読んでいて、長さを感じさせず、もう終わったかという印象を抱かせる。誰にでも薦められる本であろう。 主人公の走だけでなく、走っているときは寛政大のメンバーそれぞれに見せ場がある。そのときにその人がどういうキャラクターなのかがよくわかる仕掛けになっている。 陸上の長距離には速さだけでなく、強さというものが求められる。強さがある人が本当に強い人なんだろう。確かに持ちタイムはいいのだが、いざ大事な大会になると走れないという人もいる。走はハイジと出会うことで速さだけでなく、強さとは何かを追い求めることになる。 | ||||
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| 以前から気になっていたけれど、今回読んでみて、文句なく面白かった。 実際に陸上競技に携わっている人には、全くの夢物語だろうけれど、箱根駅伝はニュースでしか見たことがない私には、とても新鮮。 来年の駅伝は、出来るだけリアルタイムで見たいと、思っています。 ちょっとがんばってみようかなと、思える本ですよ。 | ||||
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| 真剣に箱根駅伝をめざす竹青荘のメンバーにどんどんひきこまれます。陸上をしていた人には、でき過ぎに感じる設定もあるかもしれませんが、いつのまにか10人を応援せずにはいられません! とにかく多くの人に読んでほしい!読み始めたら、止まらない箱根駅伝版スラムダンクです! 私はもう一冊買って、両親にプレゼントしました。 来年の箱根駅伝が楽しみです! | ||||
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| 正直なところ、この本を読んだ当時は駅伝やマラソンにほ興味はなく、ただ友達 に勧められた事がきっかけで読み始めた本でしたが、とても面白く、気がつけば長 編にも関わらず一気に読まされてしまいました。 もちろんフィクションなので実話ではないのですが、本当に現実にあったことの ように書かれています。練習風景から共同生活の様子も描いていますが、そこには 個性豊かなキャラクター、そして笑いや感動といったものも多いので最初から最後 まで飽きずに読んでしまいました。 …とはいっても気になったのは、途中に載っていた個人のランニングタイムでし た。私自身も今現在ド素人からランニングを始めて半年が経ちますが、ここに載っ ている、5千mや1万mの個人記録はいくらなんでも早すぎはしないかと・・。しか し、これをきちんとした段階と構想をねって本当にやったように物語を描いていた 作者はやはりさすがだと思いました。 もう少し表紙が良ければ、もっと多くの人が読むのではないかと思いつつ、内容 はとてもよかったので☆5つ以上を付けさせていただきました。 | ||||
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| 「競技経験者がほとんどいないド素人の集団が箱根駅伝出場」などと聞くと、「そんなの所詮、リアリティーのない絵空事、夢物語だよね」と、冷めた目で見る方もいるかもしれませんが…、 「絵空事、夢物語、多いに結構!」 って大声で叫びたくなるような本です(笑) 全体を通して、とにかく物語の構成が抜群にうまいですね。駅伝というスポーツの性質を、見事なまでに利用しつくした構成になっていると思いました。 物語の前半は、練習、選考会、合宿といった場面が「ドタバタ群像劇」としてにぎやかに描かれる、ある意味ベタな展開。ここは、とにかく登場人物と一緒になって楽しむところです。 しかし後半、箱根駅伝本戦のレースシーンになると、物語は一転して音が消えたかのような静かな、それでいて白熱した盛り上がりに包まれます。それはもちろん、レース展開そのものの緊迫感にもよるのですが、ここに来て初めて、各登場人物の内面が深く描かれるからなのです。 ここで彼らの走りっぷりや駆け引きをメインにするのではなく、あくまで内面の描写に主眼を置いたのは、作者の慧眼だと思います。彼らは次々と、「一年間仲間とともに走ったことで、自分自身が得たもの」を吐露していきます。「走る」ことで自分と正面から向き合い、考え、手に入れたもの。「弟や家族への思い」「友情」「己の限界」そして何より「走ることへの喜び」。 そんな複雑な思いが、次々と一本の襷に託されてリレーされていきます。それが何とも美しく、切なく、読む者の胸を打つのです。駅伝というスポーツは、単に各走者のタイムを合計したものではなく、10人の「思い」の集合体なのですね。だからこそ、彼らは「早さ」ではなく「強さ」を追い求めるのでしょう。 とにもかくにも、スポーツを扱った小説としては傑出の出来です。ぜひご一読を! | ||||
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| すでに五つ星を獲得しまくっている名作だから、レビューを書き込む必要なんかないのでしょうが、それでもやはり一言。 この小説が、大好きです。 自分にとって、一生忘れられない、大事な一冊、というべき本です。 こんなに気持ちの良い小説があるでしょうか? この本は、高度成長期直後やバブルの頃から続いている、いわゆる「成果主義」というか、競争に勝ってなんぼ、できる奴だけに価値がある、といった世の中の風潮に果敢に挑んだ作品だと思います。 作者の三浦さんも、大きくくくると、ホリエモンの世代です。私もそうです。 だからその時代の競争社会に、少なからず影響を受けているはずかと思います。 そこに、力強く、疑問を投げかけたというか、単なる順位や数字、人との競争として勝つということだけなく、もっと大きな視野で「生きることの価値」「ほんとうの意味での勝利」を見つめた力作だと、私は思います。 心がグラグラとゆすぶられ、読後には違う生き方をするようになる。 私にとっては、そういう本でした。 三浦さんは、この本を仕上げるのに6年かけたそうですが、素晴らしいですね。。。 本の後半、10人の選手たちの「個」の部分に向き合うところでは、ひっきりなしに涙を流しながら読みました。 物語としても、とても面白かった! ハイジが、走の走る姿を見て、 「ああ、やはり、きみだ」 「この世の中に幸福というものがあるなら、それは俺にとっては、この男の形をしているのだ」 と心の中で思うくだりが、なんとも印象深いです。 人が何かに本気で心を奪われたとき、こういうふうに表現するのでしょうね。 鳥肌が立ちました。 | ||||
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