■スポンサードリンク
風が強く吹いている
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
風が強く吹いているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品は星5 Amazonの商品ページは星マイナス1 という感じ。 2024年5月に購入。 アニメ公開から随分時間が経過していると分かりつつも、商品説明2枚目の画像「期間限定表紙」に期待して注文。 やはり通常の表紙のみでした。残念。 終わってるんだったら画像下げてくれればいいのに・・・ 裏表紙の小節、読みたかったなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
箱根駅伝という存在するものを描いているのにリアリティがなさすぎる。フィクションなら何があってもおかしくないのはわかるが、ならば駅伝の大会自体もフィクションにしたらよかったのに。全く作品に寄り添えませんでした。5km30分こえる人が、2ヶ月で16分台に乗りますか?漫画を読み続けられるという粘着質な性格なだけで? 他の方も語られているように、陸上をやられた方は、読むと腹が立ってくると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
たいして陸上の経験もない8人の 素人がいきなり軒並み(1人除く) 5000mを16〜18分台の記録を 叩き出してしまうあたりに このストーリーの限界があると思う。 練習開始して間もなくの記録ですよ? 黒人に至っては15分ジャスト。 こんなところに埋もれていないで ちゃんと陸上学べばいずれ世界取れるだろ ムサは。ど素人で15分ジャストなら トレーニング積んだら12分台も夢じゃない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これ、中古屋の本でしたっけ?届いた後すぐ開けてからこんなの??!!!ガッカリ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゴミ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただただ長いだけ。思春期に読んでたらそれなりに心に響く作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在放映中のTVアニメから入った者です。話の続きが気になって原作を購入しました。 寄せ集めのメンバー10人で箱根駅伝を目指すという筋立ては、素直に面白いと思いましたが、 色々とご都合主義な点が多く、特に冒頭の走とハイジの出会いのシーンからいきなり違和感 だらけの展開で、私自身は登場人物に全く感情移入できないまま読み進めていました。 アパートの敷金のために用意していたお金を雀荘でスッてしまった、と走が打ち明けるくだり では、「え?これって昭和の話?」と戸惑い、お金が無いのでコンビニでパンを万引きしたと いう安直な行動に至っては、いくらお腹が空いていたとはいえ、そこに至るまでの葛藤や罪悪 感の描写が一切無かったため、「コイツ、ただのクズやん…」と呆れるばかり。 アニメ版では一応、走を下宿へ連れて行く前にハイジがコンビニまで付き添い、一緒に謝りに行く シーンが追加されていました。それでも、「この主人公、人として問題ありすぎやろ…」と思いながら 見ていたのに、原作では完全に万引きの件がスルーされていたので、「この作者の倫理観って一体どう なってんの?」と、人物造型に対して不信感を抱かずにいられませんでした。 走の疾走する姿に魅せられるハイジ、住むところの無い走がハイジに誘われるまま青竹荘で暮らす ことになる、という設定は良いとして、もう少し説得力のある(もしくは抵抗感の無い)エピソード を考えられなかったのでしょうか。 スポ根青春ドラマとしては良く出来た話だと思います。箱根駅伝を舐めている、素人が簡単に達成できる 目標ではない、といった批判も寄せられていますが、私は個人的に面白いと思い、ストーリーに引き込まれ、 一気に読み終えてしまいました。 ただ、最後の最後まで「走の成長物語」としての側面には、感動することはできませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少し陸上競技の経験のある自分にとって、10人メンバーの5千メートル走破能力から「現実味」が感じられなくて早いうちに「撤退」しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
試合描写はイキイキしていて読んでいて楽しかった。部員たちの会話もユニーク。キャラも少年漫画のように個性的で印象深い。 現実離れした設定も漫画原作と思えば、と受け止められた。 だが実際のスポーツ競技大会や駅伝には遠く及ばないと思う。 特に気になったのは、走の過去に対立していた監督や相手校の選手、うまくいっていない家族の状況説明、心理描写が非常に少なく、悪役に割り当てられたキャラは、ひたすら完全に悪役になってしまっている点。 それでいながら小説の性格上、決して勧善懲悪にはなり得ないので、読了後、不快だった。 事実の一部だけを見せられて、意図する方向に感想を持たせようとするプロパガンダを見せられた気分。 相手方の内面がしっかり描かれていれば、こんなことはないだろうに。 主人公たちがあまり苦労せずに簡単に勝ち、その爽やかさが際立っている分、余計にそれが強く感じられた。 監督や選手たちについての理解が足りなかったのではないか? なんだかひどくやるせない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良くも悪くも児童向け小説。だらだら長いが読後感はほとんどない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みました はいこれから下に書く感想は ネタバレ ダメ出しバンバンです(笑) 生意気に(笑) さて最初にもっとも言いたい! 久保さんか!?(笑) あっ シュート読んでないと わかりませんね(笑) このセリフを使いたいがための ストーリーだったのではと(^_^;) 勘ぐってしまう。 かっこいいセリフ 自分の小説のキャラクターにいわせてーみたいな(笑) まっそこは良いとして…… 改めまして感想を まずは 大好きな箱根駅伝が題材の小説でした。 なので 期待のハードルがやばいぐらい高く 読ませていただきました。 その分 辛口になってしまいました(笑) だって 舟を編むが良すぎたんだもん。 だからしをんさん大好きなのですが 舟を編む以外今のところヒットないな(笑) なかでも 三浦さんは 向いてないですね スポーツもの。 ただ本当に キャラクターはいつもながら 秀逸で素敵でした 読んでいて登場人物の 物語だからこその 活躍はすごく楽しかったです ニコニコ読んでしまいました。 ただ題材がスポーツなのだから 集中して スポーツを切り抜く場面は 必要だと思いますし その最も重要な部分が さらっと流されてしまって えっ? ゴールしたの?的な感じが 全ての区のタスキリレーに でており (語りだしたらきりがない……) まさか主人公に 一番ドラマがないとは(^_^;) と 落丁があったんじゃないかって 何度もノンブルを 確認してしまいました まっ 体育会系な僕じゃなかったら そんな風に思わんのかな? 感動のポイントがスポーツやっていた人とは ずれている気がしました。 あれ、もしかした 小説が分かる人にはすごく楽しい本なのかな? ってかそもそも 主人公アンカーなんかな? なんにせよ前述しましたが、 キャラクターは とても良いので 続編を違う人で読んでみたいですね 無理か(笑) 走が、清瀬コーチとオリンピック目指すみたいな…… その伏線が今回の本で散りばめられているならすごいですね あとカバー イラストとても 良いのです しかしここをもっとも酷評させていただきたいと 思います。 二つの面白要素のネタバレって(^_^;) 作品の冒涜やないかい 箱根駅伝の 出走区登場人物のだれにするかは 予想しながら読みたいと考えます。 さらに 内容的に素人軍団が挑むわけですから 箱根駅伝出場できるか否か かなり重要な ものがたりの 中心だと思うんです(^_^;) カバーで走る区の選手名前でだしてたら カバーがネタバレやん 箱根出てるやん、走9区やんみたいな…… カバーで楽しさ刈り取るなんて狂っとる(笑) よく編集者OKしたな? むしろ編集者がアイデア出したのか? あとわけのわからない 伏線が多い (すて伏線なのか???) ●最終区 タイム差トークの出てきた だいがくなんやねん(笑) 間違いなく 争っている所に負けたけど タイム差でじつは シード獲得の伏線かと思ったは! ●区間二位二人いるけど なんやねん 人生はそんな、甘くないって話?? ならそもそも2位でいいし…… っていうか区間一位の人の扱われ方 orz……なんなんねん……。 ●頂点話 頂点話ひっかけるなら 復路優勝じゃねーの? それか、大敗退しても、自分自身の 頂点だったろぐらいな? 最後ゴールしたとき頂点話 え?10位だし…… え?自分も2位だし…… え???? 楽しかったろ?楽しさの頂点だろって話? その話結構重要なファクターで、 双子と喧嘩した下りもあったのに ●上と同じだけれども、 双子とハイジの喧嘩。なんで双子 納得しの??? いや知りたいわ……。 想像力で楽しむの???? ●元同僚悪態のかたまり なんやねん さらーっと流されて その報いもなく(ま、大学は予選落ちしたが) ライバル描写としても弱過ぎない? ●予選会 昨年箱根で活躍した外国人なんやねん 予選会でもトップじゃないし 確か箱根駅伝も描写でてこねーし ●キングの意地は? キングと榊のやり取りと 榊には負けたくないはなんだったんだ? 榊がブレーキとかならわかるんだが…… ●熱すごいのに 普通にゴールとか…… だったら6区で繰り上げスタート絡めて 6区を王子にしても良かったのでは? 維持で繋いだ的な…… ま、ユキでそれもあって区間新でもいいんですけども ●走の両親とかの話は? 普通、走の両親とかあんだけ話題に出したら 応援に来てて、ありがとうみたいな展開作るだろう あ、これは予定調和だから避けたかったのかな? ------------------------- うーん(^_^;) ツッコミどころがわんさか過ぎる 内容としてイラない分削ったら 100ページぐらい落とせるよ……orz | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中古本なのである程度は仕方ないが、今までアマゾンで購入した中では、かなり汚いほうである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くない。。。どうでもいい会話が長すぎるのと、やたらニックネームが出てきて誰が誰だかわからない。自分ももともと長距離ランナー向きでそこそこ鍛えていたけど、努力で伸びるのは認めるけど素質、体質、才能も大いに絡む。そんな簡単にタイム縮まないよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フィクションだから素人集団が箱根駅伝を目指す事は別に構わないし、むしろそこが小説の醍醐味だとは思う。 私が気になるのは矢鱈精神論的な言い回しがある事だ。 例えば、「日本人選手が一位になれば、金メダルを取れば、それでいいのか?断固として違うと俺は確信している。競技の本質は、そんな所には無いはずだ。 たとえ俺が一位になったとしても、自分に負けたと感じれば、それは勝利ではない。 タイムや順位などめまぐるしく入れ替わるんだ。世界で一番だと、誰が決める。そんなものではなく、変わらない理想や目標が自分の中にあるからこそ俺たちは走りつづけるんじゃないのか?」 こう言う人実際に居たら暑苦しいし面倒くさくて嫌じゃないですか? あと、冒頭の走とハイジの万引きのシーンでハイジが万引きを嗜めることはせずにそのまま仲間に引き入れるのもなんだかなぁと思う。 試合の緊張感は伝わってきたのでそこは良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説はフィクションである。 フィクションなのだから、リアリティなんてなくてもいい。 フィクションなのだから、魔法の学校でドラゴンと戦ったって、 テレビから貞子が出てきたって良いと思う。 巨人の星だってリアリティがあるわけじゃない。 だが巨人の星の場合、ぶっとんではいるが、みんな一生懸命にぶっとんでいる。 星飛雄馬は死ぬ気で練習して消える魔球を習得し、 花形満は死ぬ気で巨大な鉄球を打つ練習を行い、大リーグボールを打ち崩す。 ぶっ飛んでいるけど野球にかける情熱や一生懸命さが伝わってくる。 しかし、この風が強く吹いているからは情熱や一生懸命さが全く伝わらない。 一生懸命さが伝わらない理由は以下の4つ。 ・ハイジが素人集団の中でお山の大将をやりたかっただけにしか読めない ・ハイジ、走以外の8人が駅伝を目指すまでの心の動きが一切描かれていない ・大学公認陸上部なのに他の学生を一切集めない ・箱根駅伝がすごい大会だというのが一切伝わらない まずハイジの姿勢が気に食わない。 自分の趣味に他人を巻き込むな。 ハイジは走らないなら寮を出て行け、と脅して寮生に無理やり陸上をやらせる。 お前はジャイアンか? やる気の無いやつに無理やり駅伝をやらせる意味がどこにあるのか? そもそも大学の陸上部に所属してるなら短距離部員を説得して箱根の予選に出たほうがいくらかましである。 また毎年入ってくる新入生を勧誘して陸上部員にする手だってあったはずである。 さらに予選会は12名出場できて、そのうち上位10名のタイムの合計で競うのなら、 もし本気なら残り2人メンバーを集めるはずである。 本当にこいつがやる気あるのかわからない。 結局このメンバーでなければならない理由が一つもないため、 ハイジが素人集団の中でお山の大将やりたかっただけにしか読み取れない。 次にハイジと走以外の8人の意識。 こいつらはハイジに言われるままに、生活の全てを陸上漬けにしてしまう。 動機は就職に有利とか、女にモテるとか、そんな理由で辛い練習に耐えられるのか? そもそもなんですんなり走ることを快諾してるんだ? 走ったことのない人間が、本気で数ヵ月後の箱根を目指そうと思うようになるまでの、 心の動きがまったく書かれていない。 作者が取材した大東文化大陸上部には、こんな思考停止部員がたくさんいたのだろうか? 次に視点を他の一般寛政大学生に向けてみる。 青竹荘のメンバーは大学公認の陸上部である。 なのにメンバーは青竹荘の住人のみ。他のメンバーは全く募らない。 公式団体なのにあまりに排他的である。 もしかしたら陸上の長距離をやりたい学生が他にもいるかもしれない。 もっと速くてやる気もある学生もいるかもしれない。 だけどそういったメンバーに道は開かれていない。 大学公認の部活動なのに、である。 それはおかしくないだろうか? 箱根に出られるのは各大学1チームだけである。 もし他にも蔵原走のような、才能はあるけど陸上の名門大に進学しなかった学生がいたとしたら、 青竹陸上部を見てどう思うだろうか? あいつら内輪だけで盛り上がりやがって!! って思うだろう。 サークルなら内輪で盛り上がって勝手にやればいい。 だけど大学公認の部活でそんなことをやるのは許されない。 文中に、全ての学生に箱根への道は開かれている、という旨が書かれているが、こんなの嘘っぱちである。 そしてもっとも許せないのが、箱根駅伝を軽視してること。 素人が半年間で箱根駅伝に出場してシード権も獲得。 陸上競技を舐めてんのか? この本を書くために大東文化大学陸上部を6年にわたって取材したらしいが、 取材した結果、こんなのを書けてしまうのか? レギュラーになるのがどれほど大変か、また箱根に出場するのがどれほど大変か、 作者は見てきたんじゃないのか? 頑張れと声をかけるもの躊躇われるほど、とか作者は言っているが、 そんな気持ちで書いたのがこれか? 箱根は素人がいやいやながら半年走って出場できるほどの甘いものなのか? これで王道?本格派? 笑わせるな! 作者はYahooのインタビューで 「私はスポ根というものが好きではありません。 とはいっても、運動系の部活動をしたことがないので、傍から見ていて、 “何か変だな”と思っていたんです。 スポ根のやり方をいくら押しつけても、たぶん選手はそこ止まりというか、 せっかくの芽をつぶしてしまうと思ったんですよね。 大学生や社会人になっても競技をしているひとは、“自分で考える力のあるひと”だと、取材をとおして感じました。」 (以上引用)と言っている。 寮生を脅して、やりたくもない駅伝を無理やりやらせたのは誰だ? ハイジにやれと言われてハイそうですか、とやりはじめた8人のメンバーは“自分で考える力のある人”か? 私には8人が思考停止人間にしか思えない。 ハイジは予選会突破後に現れた入部希望者を全て断っている。 こいつは独裁者のジャイアンだから放っておくとして、 他のメンバーはそのことについて何も言わなかったのか? 本気で上位を目指すなら、絶対もっとメンバー必要だろう。 なんで他のやつは、ハイジに入部希望者を断るな!とか言えないんだ? おそらく作者には、箱根に出る選手は一般の学生とは異なるアスリートである、ということが判らなかったのだろう。 作者の取材力を疑わざるを得ない。 最後に万引きのエピソードについて。 走は物語の最初に万引きを犯すが、その償いを一切おこなっていない。 そんな走が万引き犯を捕まえるエピソードが出てくるが、 これはいったい何のために挿入されたのだろう? もしこれが最初の万引きに対する罪滅ぼしなのだとしたら、作者の倫理観すらも疑わざるを得なくなる。 以上により本書は体育会系部活動への多大なる勘違いが随所にちりばめられた、箱根駅伝の侮辱小説である。 同じ陸上をテーマとした[一瞬の風になれ]とは余りにも出来が違う。 まったくの駄作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素人がいきなり走り始めて、箱根に出ること自体があり得ないのだが、更に煙草をやってたり、競技前々日に酒盛りをしたり、徹夜したり、挙句の果てに風邪をひいたまま5区に挑んだり。どうやったらここまでご都合主義で小説が書けるのか?作者は箱根を小説で書くなら、せめて自分で少しは走ってみたらよい。運動してない人間が、いきなり5K/17分前後で走れるものかどうか、よく分るはず。私は一介の市民ランナーだが、それでもこの小説は、走る人を馬鹿にしている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく長い。ページ数自体はさほどでもなく、文章も幼稚なのだがひたすら長く感じる。それは引き込まれる要素がなく、展開が単調だからだ。・「ほとんどの人間が長距離素人」 ・「膝に爆弾を抱えている」 ・「メンバーが10人ギリギリしかいない(補欠がいない)」 ・「メンバーの一人が過去に暴力事件を起こしている」 ・「駅伝優勝常連の他校」、これらの状況が前提となっている。これらを見てパッと思いつくストーリーが各人の中にあると思う。それがまんま展開される。素人が一瞬のうちに思いつくことを長々と書いたのが本書である。少年漫画で見たようなストーリーを、質を100分の1に落として継ぎはぎしたようなもの。小説ではこのような作品でさえ高評価を受けるのかとガッカリした。駅伝を馬鹿にした小説である。ほぼ素人のメンバーで、一年に満たない練習で箱根駅伝の出場権を得るということ自体ふざけている。そんなに甘いものではない。練習も大してしていないのに。長距離は速いより強いことが求められるといったような、わけのわからないクサイ台詞を発して部員たちの実力のなさをごまかしている。とうとう最後まで強いという明確な定義は出てこない。これまで数年間練習してきて少しでも速くなるように努力してきた強い者たちを馬鹿にしているのだ。本番の箱根駅伝も描写が稚拙。作者はあきらかに走りを知らない。だから走りを書けない。そう、本番にいたっても走り自体を書いてないのだ。走っている部分はこれまでの人生の回想を出すことによってごまかしている。恋愛がどうだとか家族がどうだとか。そしていつの間にか各員のゴールである中継ポイントへ。部長の発破のかけかたも実にクサイ。「君に伝えたいことがある。だから鶴見まで這ってでも来い」そういって部員に走りを完遂させようとする。こんな馬鹿げた言葉をかけられて力を出す人なんて現実にはいないと思うが、作中の人物はあっさりとヤル気を出す。ご都合主義。また作中には若干の恋愛要素もあるのだが、それがまたあり得ないほどに情けない表現となっている。なんと、部員の一人はある女の子を好きという気持ちに自分で気付いていないのだ。周りは彼の気持ちに気付いているというのに。こんなことがあるだろうか。周りが自分の気持ちを知っていて、自分が自分の気持ちを知らないなんて。相手が幼馴染だったらあるかもしれない。しかし作中の女の子はポッと出の人物なのだ。どこに自分の気持ちを疑う余地があろうか。大学生なのに。小学生の物語と思うほど登場人物達がズレている。作者を調べてわかった。女性だったのだ。だから恋愛も走りもかけなかったのだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評価を下げてしまって申し訳ないんですが… 映画を見てから読んだためにラストが分かっているせいか、長くて途中であきてしまいました… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者は駅伝に限らず、競技経験ってあるのかな?最近の小説でも漫画でも、経験に裏打ちされた、競技者のつらさ、異常なまでのトレーニングを描いた作品ってほとんどないですね。レースや試合で都合のよい結末でお涙頂戴の作品ばかり。読者も作者の程度も低下してるって感じます。 黒木亮の冬の喝采って作品を読んだ人は、このレビューに書き込んだ人にはいないんでしょうね。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!