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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全458件 181~200 10/23ページ
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| 箱根駅伝、大嫌いなんです。 必死さが痛々しくて残酷で。 何を好き好んでそれを眺めたいのか、 悪趣味じゃないか、と。 マスコミの取り上げ方も、 美談てんこ盛りで、 嘘臭いドラマを観せられるよな 苦痛を感じて・・・・・・。 でも、走っているのは人なんだよな、と、 ハタチそこそこの男の子たちなんだよな、と、 物語半ばでも、胸が痛くなることがたびたび。 自分自身、歳を重ねたことで、若い頃に正視できなかった何かを 受け止められるようになったのかもしれないなぁと、 すこしさみしい気持ちもしました。 真摯に競技に打ち込んでいる人からみれば、 荒唐無稽な物語といわれるかもしれないけれど、 読み進めるうち、彼らを必死に応援している自分自身に びっくりしました。 気づいたら、僕も彼らと一緒に、 箱根駅伝の頃の風の冷たさ、 早春の匂いを感じて走っていました。 | ||||
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| 駅伝やマラソンといった長距離陸上競技にさほど興味はなく、TVでの観戦もしないのだが、この物語は、僕の知らない臨場感をビシビシと伝えてくれる。 設定や終章に向けて進行する物語は、ある種のファンタジーではあるのだが、この物語の主題を考えたときに、それは全く気にならない。 シンプルに、「走るということは何か」「人が自分に打ち勝つ強さとは何か」を突き詰めて書かれているように思う。 感動と同時に、いろいろと考えさせられる物語。 小気味のいいテンポは作者の得意とするところで、厚い本なのだけど、あれよあれよと作者の術中にはまって、一気に読み切ってしまいますねぇ。 | ||||
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| 映画も原作も見たのですが、駅伝小説シリーズで一番の傑作です。 | ||||
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| 僕は中学では長距離を走っていましたが 、推薦で高校行くつもりも無かったし、周りに流されて、適当にやっていました スポーツ選手ってのは、ほんの限られた人だけしかなれないと、努力する人を少し馬鹿にしていました。本当は努力しない自分を肯定したかっただけです。高校生になって、この本を読んで、そんな考えがぶち壊れました。高校生になったら、部活もやらないし、勝手に楽しくなると思い込んでいました。でも、違いました。走ることを止めても、勉強しなきゃならない。高校生になっても、苦しみは消えませんでした。でも、本気で走った時苦しいけど、もっと前に進みたくなった。長距離だけじゃない。勉強だって、もっと知りたいと思った。本気でやれば、苦しみと同時に前に進みたいと思えた。駅伝は人生に似ている。走る時は孤独であり、襷を繋ぐ時だけ、人と繋がってる。人生でも大事な場面はいつも一人。それでも、その時々誰かと繋がっている。今は勉強とか辛いけど、やり終えた時、誰かと繋がっている気がする。苦しみも喜びも噛み締めて強くなります | ||||
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| お正月の風物詩である箱根駅伝。今まではただなんとなく眺めているだけでしたけど、この作品を読んだ後では見方が変わりますね。 ただひたすらに前に進んでいる、それはゴールへなのか、そこから先へなのか。 なんかいいですね、こういうみんなで一つの目標を目指すっていうのは。 登場人物の描写も濃くてみんな好きなんですが、特に清瀬灰仁! 彼の持っている走ることに対しての情熱とリーダーシップ。 それでいて理にかなっている練習方法と人身掌握術。 頭ごなしではなく、それぞれの性格を考慮しての指導。 こんな人が上司ならついていきたいな~ 後半の箱根駅伝の描写は圧巻でした。 1区~10区各ランナーのモノローグと情景描写は時間を忘れさせてくれるほどでした。 これを読んだらちょっと走りたくなっちゃったぁ~ | ||||
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| この作品が初三浦しをんさん。 正直かなりのページ数で分厚かったので、 これは数日読み終えるまでにかかるかなと思っていたのですが、 予想を裏返してあっという間の一気読みをしてしまいました。 とにかくキャラクターたちが魅力的で、 気がつけば頭の中で彼らたちが物語を繰り広げる、そんなイメージ。 走るのが苦手な私でも、彼らの仲間に入ってみたいな、などと思ってしまいました。 | ||||
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| 三浦しをん作品の、最高峰です!というよりも、これほどまでに感動する作品に、あったことがありません。作品をよみながら、涙が溢れ、共感してくれる人が沢山いると思います! | ||||
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| 20数年前に箱根駅伝出場を夢見て(チームは出ましたが、自分は走れず)走っていました。 特に箱根の話だと意識せずに、三浦しをんさんの本だからという理由で買って読んだのですが、箱根の大会や背景の描写がリアルでした。 物語としても引き込まれましたが、箱根駅伝の裏事情を知るという意味でもとても読みごたえがある1冊だと思いました。 | ||||
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| フィクションだから素人集団が箱根駅伝を目指す事は別に構わないし、むしろそこが小説の醍醐味だとは思う。 私が気になるのは矢鱈精神論的な言い回しがある事だ。 例えば、「日本人選手が一位になれば、金メダルを取れば、それでいいのか?断固として違うと俺は確信している。競技の本質は、そんな所には無いはずだ。 たとえ俺が一位になったとしても、自分に負けたと感じれば、それは勝利ではない。 タイムや順位などめまぐるしく入れ替わるんだ。世界で一番だと、誰が決める。そんなものではなく、変わらない理想や目標が自分の中にあるからこそ俺たちは走りつづけるんじゃないのか?」 こう言う人実際に居たら暑苦しいし面倒くさくて嫌じゃないですか? あと、冒頭の走とハイジの万引きのシーンでハイジが万引きを嗜めることはせずにそのまま仲間に引き入れるのもなんだかなぁと思う。 試合の緊張感は伝わってきたのでそこは良かったです。 | ||||
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| ぶ厚かったので、最後まで読み切れるか心配でしたが、読んでいるうちに箱根駅伝を目指す竹青荘のメンバー達を応援したくなってきたのと、巧妙なストーリー、感情を揺さぶる文章力で、どんどん読み進める事ができました。 最後の方になると、この個性豊かな登場人物達との別れがさみしくなった程です。 特に物語の要となる清瀬ハイジは、作者が読者に伝えたかった事を凝縮したようなキャラで、非常に魅力的でした。 本当に涙が出てくるほど真っすぐで、情熱的で、素晴らしい男だったと思います。 間違いなく、僕にとって一生の愛読本です! こんなに素晴らしい本に出会えて、本当に幸せだと思います。 今後読む本がかすまないか心配です(笑) | ||||
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| 箱根駅伝好きということもあり、あっという間に読んでしまった。 登場人物それぞれイメージ出来やすく、テンポのよい小説です。 終わりもこの先の希望を感じることの出来る終わり方でした。 子供たちにも読んで何か感じてもらいたい。 三浦しをんさんのファンになりました。 | ||||
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| 子供の頃から何故か、正月の箱根駅伝が大好きでした。別にテレビでマラソンをやっていても、特に惹かれる訳でも無かったので、やはり駅伝、それも大学生がチーム一丸となって襷を繋ぐ、そのただ忍耐とかスピードとか能力とか、個人では成すことが出来ないが、チームで取り組む事によって、足し算に加算がなされるマラソンでは無い駅伝の魅力。それも社会人とかプロでは無い、いずれそれを目指す学生が必死に取り組む姿、その美しさ。 全ての箱根駅伝の魅力が詰まっていて、更に映像を観ているだけでは到底知り得ることのない、選手の目線や体験が、兎に角楽しい作品です。 | ||||
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| この作品が傑作すぎて三浦しおんにハマりました。 映画化されていて、主演が小出恵介と林郁遣くん(名前ちがうかも)なんですが、映画も物凄く良くて、DVD買っちゃいました。 大好きな作品です。 | ||||
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| すごく走りたくなったし、その後のみんなを見てみたい感じました。 | ||||
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| 著者の本は、数冊よんだことありますがこの作品が一番すきです。内容は、ほぼ素人の集団で箱根駅伝を目指すというありえない展開なのですが、著者の登場人物の描き方や物語に自然と引き込まれてゆきました。主人公である、ハイジや走はもちろん、そのほかの八人の走者についてもきちんと物語が描かれており、結構厚い本だったのですが一気に読んでしまいました。もともとマラソンは好きだったのですが、さらに走ることって気持ちいいなと感じることができる作品でした。 | ||||
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| ご都合主義かもしれないですが走ることが個人競技であることと駅伝が団体戦で有ることのズレの間で各登場人物がスタンスを模索する様子が感動的でした。 | ||||
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| 一貫した駅伝の躍動感が伝わりテンポ良く読めるが、人間描写があっさりとしている。妬みや苦痛と正面から向き合わず、逃げることで人間関係を成立させる人物が多いのが残念。走ることの苦悩と人間関係の苦悩を多く表現しているが、清瀬に代表される人物がキャラ設定通りで迷いがなく、人間特有の不完全さが欠けていることが原因か? | ||||
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| 文章ってこれだ!って思える。 今すぐにでも近所を走りたくなる。 もっと早く出会いたいと思える本でした。 | ||||
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| 箱根駅伝を巡る青春物語。 背景は、ボロくてむさ苦しい男子学生寮。 (著者が得意とする臭う世界) 箱根駅伝出場を目指して、団結していく、 お互いを理解し合っていく姿が美しい。 類型的なスポ根ものに近い世界が描かれるが、 大きく異なるのは、走る速さではなく、 強さ を強調していること。 強さ 苦しくてもまえに進む力、自分との戦いに挑み続ける勇気、 自分の限界をさらに超えていくための粘り もっと強く吹いてくる風を感じたい 走ることを通じて、信頼関係が深まり、 関係に基づいて、強さを知る。 どうか、ページをめくりながら、 風を感じて下さい。 特に、後半のレースシーンは圧巻です。 | ||||
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| 去年読んだ小説の中で一番好きな一冊。 ランナーにはたまらない小説。 主人公?ハイジのような人間になりたい。他の登場人物たちもみな魅力的。 クライマックスの箱根駅伝の描写は最高です。 | ||||
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