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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全458件 301~320 16/23ページ
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| 箱根駅伝を観るのが好きです。 故に 気になりながらもなかなか手に取ることが出来なかったのですが、読みはじめたらもうさいご。 作者の十八番、清瀬が渉のはしりに魅せられていますが、確かにみんな憧れたり見とれたりしていますが、みんな清瀬に片想いな部分もあり。 その辺のバランスを楽しみつつ真っ当に走ること、つなぐことの美しさを感じました。 実際寛政大奇跡の軌跡、こんなのありえないだとか言われようと、速さだけではない強さを持つということは零れ落ちていく側の人間への細くても確かにある光のような気がします。 個人的には何故か銀河鉄道の夜を思い出してしまう作品。 | ||||
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| 箱根駅伝だけでなく、長距離走者の孤独について、悲壮感なく描かれていて、マラソン走者としては嬉しい。 これは物語であり、フィクションだけれど、いつもの箱根駅伝にもこんなエピソードがたくさんあるんじゃないかと思わせてくれる作品。 文庫版はページ数が多いものの、文字が比較的大きく、章立てもしっかりしているのでとても読みやすかったです。 走ることへの姿勢と本質をランナー10人それぞれの視点から見させてもらいました。 | ||||
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| 評価を下げてしまって申し訳ないんですが… 映画を見てから読んだためにラストが分かっているせいか、長くて途中であきてしまいました… | ||||
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| 何回も読み返してます。キャラの個性がクセになる。私は映画から入った作品ですが、原作の方が良い。 喧嘩売るつもりではありませんが作者は箱根駅伝知らない、だとか箱根駅伝にどれだけの努力が…だとか。わざわざ書く事かよ(笑)良い大人(じゃなかったらごめんねはぁと)が(笑) 人が作るものに脚色は付き物。それに作者は神様じゃないんだからさ。分からない事があるに決まってる。 何に感動しようが個人の自由。人の感性を自分の価値観で貶すな。 | ||||
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| やっぱり、スポ根もの(と、ひとくくりにしては失礼かもしれないけれど)は読んでいて、楽しい!! 何か目標に向かって、頑張っている若者の姿は、生き生きしていて素敵だ。 『駅伝』は正月にこたつに入りながら見たことはあるけど、テレビ中継されるまでの長い道のりや、1人ひとりの選手たちの想いなど、今まで考えてみたこともなかった。 抜かされていく選手を見て、「駄目だな」とか「根性入れて走ればいいのに」と、思っていた自分が恥ずかしくなった。選手のコンディションや体力以外にも、いろいろな戦略などがあったんだと、初めて知った。 今度の正月は、もっとじっくり、もっと楽しみながら「駅伝」が見られそうで、今からワクワクしている。 | ||||
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| たくさんのレビューに書きつくされている絶賛の言葉。 読み始めは冗長な気がして最後まで読めるのかな?と いう自分自身への不安がありました。 10人の濃い登場人物も 頭の中でごちゃごちゃになったりして。 でも、進めていくうちに、10人の個性がクリアになっていき、 箱根駅伝の場面では、何も忘れて読みふけり、最後は読み終わりたくない… 気持ちに。 きっと、この気持ちを持てたということは自分も竹青荘の一員になれたことでしょう。 そして、読みながら駅伝の気持ちを疑似体験させてくれた。さすが直木賞。 読み進めていくうちに、表紙の絵の意味が分かっていくのが、また面白いです。 | ||||
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| 直木賞受賞作『まほろ街…』はちょっとあざとくてあまり好きになれなかったので期待していなかったのだが、すごく良かった。 一見非現実的な設定なのに、説得力をもって長編をさわやかな感動とともに読み切れてしまう。 一作を読んで作家を判断するのはもったいないな、と思い直した次第。 | ||||
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| 原作はさすがにメンバーの人物描写がしっかりしていて、 誰にでも感情移入してしまいそうです。 映画では端役に過ぎないニコチャン先輩やキング、ユキの屈折した 心情も、またライバルの藤岡の純粋な求道心にも心打たれます。 それをすべて映画で描きつくそうとするのは到底無理な話で、 原作が良い分の反動でDVDレビューに批判も寄せられていますが、 それでもこれを読まれた方には観ることをお勧めします。 走る者の感じる風や風景は、明らかに映像でしか分からないものが あります。カケルの足音を聞いていると大地の感触が伝わってきます。 カケルの走る姿は本当に美しい。 走ることを好きにさせてくれた一冊、一生離せません。 | ||||
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| 私は、先に漫画を読んており、原作に興味を持ち、本書を買いました。 漫画も読み、映画も観ましたが、小説で読む走(カケル)の走りが一番、美しいと感じました。 そこには、画像や動画には、表せない程、美しい走りがありました。 私自身は、陸上経験もなく、長距離は苦手としていましたし、走るだけの何が楽しいのだろうと考えていましたが、本書を読んだ後は、ちょっとジョギングでも始めようかと、そう思える作品でした。 また、灰二(ハイジ)のような先輩(もしくは、監督)がいるチームで部活動がしたかったなぁと感じました。 最初は、嫌々で練習をしてても、上手くなれば、きっとおもしろくなってくると思うので、まだおもしろいと思えない時に、精神的にサポートやコントロールをしてくれる。 でも、決して甘やかしたりはしない。そんな人がいたら、良かったなぁと。 読んだ後も、気持ちが爽やかになる素晴らしい作品でした。 | ||||
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| 先にこの作品の映画を見て、その後にこの本を読みました。 映画は結構はしょっていたのですが、この作品ではその状況が詳細に記載されており、そのときの情景がくっきり浮かんでくる、見事な描写がされています。 少しストーリーは映画と異なっておりましたが、すんなり受け入れることができました。 大変良い作品だと思います。 | ||||
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| この面白い表紙のイラストにひかれて、 みんながよんでぼろぼろになっているこの本を 手に取ってみました。 中もとてもおもしろくて、読み終わったら第感動で号泣でした。 表紙のイラストと、見返しにのっている寮のイラストをあかずに細部まで眺め回し、 満足で一杯です。 マンガにも映画にもなったらしいですがまったくしりませんでした。 わたしは足は遅いほうです。 健康のためにウォーキングから初めて一年かけてやっと1〜2キロ走れるようになった、 それでも体中が痛くなっていくらほぐしてもなおらない、 そんな途方もなく運動音痴な人間です。 でもというか、だからというか、 すごく面白かった。 一人で黙々と、そして小さく長く積み重ねて行くのは 早い人も遅い人も同じだよなあ、と思いました。 早く走れる人は何が見えているんだろう、なんてよく考えていましたが この本を読むととても早く走れたような気分になれました。 映画も見てみたいし、マンガもよみたくなりました。 | ||||
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| 走りたい!私も走りたい!! なんて思ってしまいました。これを読んでからお正月の箱根駅伝を見るのが本当に楽しみになりました。 文庫のカバーがイマイチ。この表紙で買わない人も多いのでは? | ||||
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| 現実にはあり得ない話かも知れませんが、あまり真剣に突っ込まなければ、十分に楽しめます。箱根駅伝という、実際の競技を題材とした、著者の勇気には脱帽します。主人公の清瀬灰二は、魅力的な人物ですが、誰かモデルはいるのでしょうか。 | ||||
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| (本)風が強く吹いている(新潮文庫)三浦しをん ◎◎◎ (2009.7.1) 2011.1.4 (1) 長距離の場合は、日々の練習によって少しずつ実力をつけていくことが可能だ。 (2) 毎日じっくりと自分の体と向き合い、練習を積み重ねていかないかぎり、長距離では大成できない。 (3) 長距離ほど、天分と努力の天秤が、努力のほうに傾いている種目もない。 // 映画を観て感動し、この本を手に取った。映画より詳細に書かれており、より面白さに引き込まれた。長距離選手にとっての最高の誉め言葉は「速い」ではなく「強い」。 ほぼ素人集団が箱根駅伝を目指すという奇想天外なストーリー。文章から映像が浮かびあがってくる錯覚におそわれるほど素晴らしかった。 箱根駅伝を観た後にこの本を読むとさらに感動がます。 シード権を争う各校の心情が手に取るようにわかるようになる。素晴らしい小説だ。 買う価値のある本だ。 2011/01/08 11:42 | ||||
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| 感動あり! たまーに笑いあり! 読みごたえ抜群の1冊です。 箱根駅伝のシーズンがやってきました。 この機会にぜひ読んでください。 | ||||
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| スポ根ものかと、正直食わず嫌いでした。 しかし、ひとたびページをめくると、あっという間にアオタケ荘の情景が、走る登場人物の息遣いまでもが、浮かぶ浮かぶ! 感情移入しまくりで、一緒に苦しくなったり、涙したり… この作家は本当に文章が上手いな〜と心底思う! 個人的にはBLは全然興味ないので、あまり書かないでほしいかな… | ||||
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| 箱根駅伝は大学生の10人のランナーがタスキをつないで走る。本書は陸上経験者が3人しかいない寄せ集めの出来立て陸上部の10人が箱根駅伝出場を目指して奮闘する物語だ。 設定はかなり荒唐無稽だ。箱根駅伝を目指すような大学には長距離走のエリートが集まっている。そんな猛者たちを相手に素人が戦えるほどこの世界は甘くないはずだ。しかしながらこの物語を読んでいるうちに、そんな気持ちは薄れて次第に登場人物たちに感情移入をしている自分に気付く。それはここに登場する主人公の蔵原走と清瀬灰二の2人を中心とする登場人物が魅力的であることと、清瀬の緻密なトレーニングにより素人であった部員が力をつけていく過程にリアリティがあるからだろう。 そして何と言っても圧巻なのは終盤のレースシーンだ。苛酷なレースにおける10人の各々の気持ちが鮮やかに描かれる。特にエースの蔵原走の走りは凄みに溢れそして美しい。人間の限界をこえるようなスピードを追求するランナー達の走りに確かに風を感じた。 | ||||
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| 往路での苦戦から箱根下りでチームを波に乗せて救ってくれたユキ。冷静なきみはこのチームのサブキャプテンだったね。ユキ、熱くなるハイジのサポートどうもありがとう! | ||||
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| 大学で長距離をしているのため興味を抱きこの本を手にしてみました。 陸上競技者の視点から読むと、ほかの方のレビュー同様に話がうまく行き過ぎている感は否めません。 しかし、非常によく練られた作品であり、筆者は本当に陸上競技の経験がないのかと感じさせる位、 ランナー心境や精神状態をうまく描いていると思います。特に気に入ったフレーズが次の文。「きみの価値基準はスピードだけか。だったら走る意味はない。新幹線に乗れ!飛行機に乗れ!そのほうが速いぞ!」 ただ速さを求めていくだけでは陸上競技者としてはだめなんだ。陸上競技は個人種目であるが、 実際には一人では苦しい練習なんてやっていけない。みんながいるか自分が頑張れる。仲間の大切さに気付かされた瞬間でした。 | ||||
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| 映画を先にみて、レビュー書いている。 そのレビューを見ると、「駅伝は『足し算』ではなく『掛け算』」の意味を感じさせられる作品だ、と書いていた。 原作は映画以上にそれを考えさせられた。 またそれに加え、清瀬、走などの登場人物たちが発する言葉や心情、葛藤、ぶつかりなどからいろんなことを考えさせられた。 走が竹青荘のメンバーと最初にぶつかったシーン、ジョージ・ジョータが清瀬に対して不信感を持つシーン、東体大の榊が寛政大のメンバーに突っかかってきたシーンなど、挙げていけば数えられないほどあるが、一番印象に残っているのは清瀬の数々の言葉だった。 清瀬の言葉は、時にはハッとさせられたり、時には耳が痛かったり、とにかく教えれる言葉ばかりだった。 たぶんそれは陸上をやっているやっていないに関係なく、だ。 映画を先に見た人はぜひ読んで欲しい。 映画と同じくらい、それ以上に心に響いてくる、そんな作品だ。 | ||||
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