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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全449件 201~220 11/23ページ
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少しでも走っていると、実感がわきます。 何事も メンタルを鍛えないといけません。 | ||||
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あらすじ知った時「いくら何でもそらありえんやろ」と思ってしまったので、読んでなかったのですが…。 正直言って、未経験者が大多数の10人こっきりで、1年で出場ってやっぱり「いくら何でも…」感は強いです。読んでる最中もずっーとそれは拭えません。 が、三浦氏の小説は面白がって読めて、ラストは落ち着くところに落ち着かせてくれる「安心感」があります。 本書も、突っ込み所満載ながらも楽しんで読めました。 | ||||
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本当に面白かった!読み終わって清々しい。 いつもなんとなくテレビで見ていた箱根駅伝が、今年はもっと面白くなりました。 解説を読んで、アオタケとまではいかなくとも、小さいながら頑張っている陸上部があることを知り、さらに箱根のランナーに、敬意の念がわいてきます。 そんなに良いことばかりではないけど、努力して味わった清々しさや自信は、人生を大きく変えることを思い出させてくれた作品でした。 | ||||
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読み始めたら止まらなくて。登場人物がいきいきしていて楽しかった。清瀬の台詞は子育てにも通じて心にひびきました。 | ||||
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ここまでラン中の描写にページをさき、泪を流させる本に出会えて幸せ。全てのランジャンキーに送る本。それ以外の人がどういう印象を抱くかにも興味があるけど。 | ||||
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こんなにも、美しい作品に出会ったのは、久しぶりです。 長距離や駅伝に全く知識のない私から見てもあり得ない設定だと思いました。 だが、読み始めたら止まらない。そして何度も涙しました。 駅伝を走る10人の心理状態。抱えてきた悩み。あ、この人は私と似た悩みを抱えていたのか、あんな風に悩んだ時期もあった。多かれ少なかれ、読者と重なる悩みを持った人はいるはずです。 本文に 「箱根の山は蜃気楼ではない」とあります。大学受験に失敗した私の心に深く染み込みました。もっと早くにこの作品に出会いたかったと思いました。 感動で、読み終えたその日は眠れませんでした。このような素晴らしい作品を届けてくれた三浦しをんさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。 | ||||
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ズブの素人が箱根を目指す。信じられないような物語ですが、なぜか読む進むうちに読者が本気で応援してしまう、そんな何かが宿っている物語です。 もっと、もっと続きが読みたくなるような素晴らしい物語でした。 | ||||
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小説はフィクションである。 フィクションなのだから、リアリティなんてなくてもいい。 フィクションなのだから、魔法の学校でドラゴンと戦ったって、 テレビから貞子が出てきたって良いと思う。 巨人の星だってリアリティがあるわけじゃない。 だが巨人の星の場合、ぶっとんではいるが、みんな一生懸命にぶっとんでいる。 星飛雄馬は死ぬ気で練習して消える魔球を習得し、 花形満は死ぬ気で巨大な鉄球を打つ練習を行い、大リーグボールを打ち崩す。 ぶっ飛んでいるけど野球にかける情熱や一生懸命さが伝わってくる。 しかし、この風が強く吹いているからは情熱や一生懸命さが全く伝わらない。 一生懸命さが伝わらない理由は以下の4つ。 ・ハイジが素人集団の中でお山の大将をやりたかっただけにしか読めない ・ハイジ、走以外の8人が駅伝を目指すまでの心の動きが一切描かれていない ・大学公認陸上部なのに他の学生を一切集めない ・箱根駅伝がすごい大会だというのが一切伝わらない まずハイジの姿勢が気に食わない。 自分の趣味に他人を巻き込むな。 ハイジは走らないなら寮を出て行け、と脅して寮生に無理やり陸上をやらせる。 お前はジャイアンか? やる気の無いやつに無理やり駅伝をやらせる意味がどこにあるのか? そもそも大学の陸上部に所属してるなら短距離部員を説得して箱根の予選に出たほうがいくらかましである。 また毎年入ってくる新入生を勧誘して陸上部員にする手だってあったはずである。 さらに予選会は12名出場できて、そのうち上位10名のタイムの合計で競うのなら、 もし本気なら残り2人メンバーを集めるはずである。 本当にこいつがやる気あるのかわからない。 結局このメンバーでなければならない理由が一つもないため、 ハイジが素人集団の中でお山の大将やりたかっただけにしか読み取れない。 次にハイジと走以外の8人の意識。 こいつらはハイジに言われるままに、生活の全てを陸上漬けにしてしまう。 動機は就職に有利とか、女にモテるとか、そんな理由で辛い練習に耐えられるのか? そもそもなんですんなり走ることを快諾してるんだ? 走ったことのない人間が、本気で数ヵ月後の箱根を目指そうと思うようになるまでの、 心の動きがまったく書かれていない。 作者が取材した大東文化大陸上部には、こんな思考停止部員がたくさんいたのだろうか? 次に視点を他の一般寛政大学生に向けてみる。 青竹荘のメンバーは大学公認の陸上部である。 なのにメンバーは青竹荘の住人のみ。他のメンバーは全く募らない。 公式団体なのにあまりに排他的である。 もしかしたら陸上の長距離をやりたい学生が他にもいるかもしれない。 もっと速くてやる気もある学生もいるかもしれない。 だけどそういったメンバーに道は開かれていない。 大学公認の部活動なのに、である。 それはおかしくないだろうか? 箱根に出られるのは各大学1チームだけである。 もし他にも蔵原走のような、才能はあるけど陸上の名門大に進学しなかった学生がいたとしたら、 青竹陸上部を見てどう思うだろうか? あいつら内輪だけで盛り上がりやがって!! って思うだろう。 サークルなら内輪で盛り上がって勝手にやればいい。 だけど大学公認の部活でそんなことをやるのは許されない。 文中に、全ての学生に箱根への道は開かれている、という旨が書かれているが、こんなの嘘っぱちである。 そしてもっとも許せないのが、箱根駅伝を軽視してること。 素人が半年間で箱根駅伝に出場してシード権も獲得。 陸上競技を舐めてんのか? この本を書くために大東文化大学陸上部を6年にわたって取材したらしいが、 取材した結果、こんなのを書けてしまうのか? レギュラーになるのがどれほど大変か、また箱根に出場するのがどれほど大変か、 作者は見てきたんじゃないのか? 頑張れと声をかけるもの躊躇われるほど、とか作者は言っているが、 そんな気持ちで書いたのがこれか? 箱根は素人がいやいやながら半年走って出場できるほどの甘いものなのか? これで王道?本格派? 笑わせるな! 作者はYahooのインタビューで 「私はスポ根というものが好きではありません。 とはいっても、運動系の部活動をしたことがないので、傍から見ていて、 “何か変だな”と思っていたんです。 スポ根のやり方をいくら押しつけても、たぶん選手はそこ止まりというか、 せっかくの芽をつぶしてしまうと思ったんですよね。 大学生や社会人になっても競技をしているひとは、“自分で考える力のあるひと”だと、取材をとおして感じました。」 (以上引用)と言っている。 寮生を脅して、やりたくもない駅伝を無理やりやらせたのは誰だ? ハイジにやれと言われてハイそうですか、とやりはじめた8人のメンバーは“自分で考える力のある人”か? 私には8人が思考停止人間にしか思えない。 ハイジは予選会突破後に現れた入部希望者を全て断っている。 こいつは独裁者のジャイアンだから放っておくとして、 他のメンバーはそのことについて何も言わなかったのか? 本気で上位を目指すなら、絶対もっとメンバー必要だろう。 なんで他のやつは、ハイジに入部希望者を断るな!とか言えないんだ? おそらく作者には、箱根に出る選手は一般の学生とは異なるアスリートである、ということが判らなかったのだろう。 作者の取材力を疑わざるを得ない。 最後に万引きのエピソードについて。 走は物語の最初に万引きを犯すが、その償いを一切おこなっていない。 そんな走が万引き犯を捕まえるエピソードが出てくるが、 これはいったい何のために挿入されたのだろう? もしこれが最初の万引きに対する罪滅ぼしなのだとしたら、作者の倫理観すらも疑わざるを得なくなる。 以上により本書は体育会系部活動への多大なる勘違いが随所にちりばめられた、箱根駅伝の侮辱小説である。 同じ陸上をテーマとした[一瞬の風になれ]とは余りにも出来が違う。 まったくの駄作である。 | ||||
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蔵原走(かける)と清瀬灰二(はいじ)を軸に、僅か一年で部員10人しかいない経験のない寛政大学陸上部が、箱根駅伝の予選を突破し、本戦でも大活躍する痛快な小説です。醍醐味はやはり箱根駅伝本戦で、往路も復路も、ワクワク、ドキドキして、ページをめくる手を止められません。三浦しをんさんの事前の調査、構想力、筆力に脱帽です!ジョギングを含め、走ることを愛す方々に捧げられるとても素敵な小説です! | ||||
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この本は、読むたびにいろんなことに気が付きます。 10人の人間関係や成長など、とてもよくかけていて何回でも読みたい本です。 | ||||
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悪評があるので読むのを躊躇していましたが、傑作だと思います。長距離ランナーの 心理描写が秀逸です。 ”肉体と精神は研げば研ぐほど、脆くもなっていく。不安と恐れに打ち勝って、 どんな塵にも耐えうるほど、鋭くなめらかに磨き上げる。その力が、清瀬の 言う、「強さ」の一面なのだろう。” ちゃんと読まないで評価を書いている人がいる。 悪口は、勘違いしていることがほとんど。もちろん、世の中にはほんとに ひどいものもあるけど、これはそうじゃない。きちんと読みましょう。 | ||||
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心に傷を持つ天才が、仲間に助けられ再生する、というのは 書かれ方によっては極めてベタなのですが、本書は嫌味なく、 まっすぐに心にしみました。 そして、自分も走りたくなりました。 実際にはありえないかもしれないけど、ハイジさんが箱根駅伝に 出られて本当に本当によかった。 | ||||
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1人の天才孤高ランナー(走)と故障を抱えた優秀で統率力を持つ1人のランナー(清瀬)を含む10人だけの素人集団が箱根駅伝に挑むという、荒唐無稽とも思える設定の一種のファンタジー小説(作者も承知の上)なのだが、読んでいて爽やかさを覚えると共に、作者の箱根駅伝に賭ける熱い思いが伝わって来る作品。600頁を越える分量でありながら一気に読み切ってしまった。 まず、作者の取材量が半端ではない。大学陸上部の練習方法、予選会等の箱根駅伝出場までの道のり、箱根駅伝の各コースの特徴、レース中の駆け引き、レース中(あるいは前)に選手が何を考えているか等の詳細を綿密な取材の基に再現している。ファンタジーを求心力のある物語に仕立てたいとの作者の熱意の現れだろう。特に、レースの描写には迫真性を感じた。 そして、このレース構成が非常に緻密なのである。元より本作は青春小説であり、仲間達の友情や希望や恋と言ったものを描いているのだが、結局レースは走と清瀬に絞って書くものだと思っていた。だが、実際は10人ほぼ等分の筆を割いているのである。その中で、各人の生い立ちや仲間に対する思いの丈が十二分に書き込まれ、レース展開とは別に、読者の興味をそそる。オーダー順や各人のエピソードの造形には相当の熟慮が練られた事が窺える。 表題の「風が強く」の「強く」も本作の意匠を良く表している。レースに勝つ事は重要だが、「速く」走るのではなく、与えられた条件(あるいは設定目標)下で、人それぞれに「強く」生きる事が大切だという事を改めて教えてくれる。読んでいて、「爽やかな風」を感じる快作だと思った。 | ||||
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ごく普通の青年たちが心をひとつにして大目標に立ち向かう姿。紆余曲折は当然あるが、終盤の駅伝の場面では引き込まれるように一気に読んでしまった。読み終わったときには、爽やかな感動が心地よく残った。不覚にも少し目が潤んでしまった。 | ||||
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希望を持ち、周囲に働きかければきっと伝わる。主人公たちが、それぞれの仲間と一緒に努力した掛買にない時間がとてもいとおしく思え共感できた。 | ||||
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走るって行為がどんなことか考えていなかった。 箱根駅伝を舞台にしたこの小説がなぜ人気なのか不思議でした。 もともと私は箱根駅伝には興味がなく、毎年日本中が熱中する理由がわかりませんでした。 見ても見ても走っているだけ、他のスポーツみたいに争い競う姿が地味。 そんな私がこの本を読んで、走るというのは孤独で自分自身の戦い、速さは重要だがそれ以上に強さも必要なことを知った。 駅伝を走る選手がどれほどの思いで走っているかを知った。 1番になることが重要ではない。変わらない理想や目標に向かい走り続けることが大切なんだ。 | ||||
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即席メンバ10人で箱根駅伝に挑む物語。それぞれの個性を活かし、1つのチームとして難題に立ち向かうその姿は、シナの5にんきょうだい、7人の侍、サイボーグ009に通じるものがある。物語は、今にも崩れ落ちそうな古いアパートに、最後の1人が越してくるところから。 肩入れしたくなるのは、主人公だけではない。挫折、自信、あきらめ、希望と、ゆれる感情に左右され、あがきもがく若者たち1人1人だ。 大手町、権太坂、防砂林、小田原中継所、小涌園。まだ復路が残っている。物語も人生も。 | ||||
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何回感動の鳥肌が立ったか・・。自分が読んだ青春小説というジャンルにおいては、比類なきナンバーワンだ。内容は、素人集団の箱根駅伝出場までの奇跡の物語。リアリティはないのかもしれない。が、信じさせてくれる、そしてなにより人生のある時期にだけ特別に放つ、いわゆる青春の輝きがうらやましい。仲間の大事さ、かけがえのなさがコレでもかコレでもかと伝わってきた。また10人個々のキャラクターの描き方が抜群。興味なかったけど、間違いなく箱根駅伝を見る目が変わった。 | ||||
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設定はわかりやすいが無理があり、、物語の先はある程度読める。 しかし、箱根駅伝を素人たちが目指す中で、どのように登場人物の10人が、人間関係を作って行き、また、、ランナーとして成長して行くのかを追っていかずにはいられなかった。故障で、いろんな人間の気持ちがわかるキャプテン清瀬と、自分の走りを誰かに強制させられたくない天才ランナー走との人間関係の描写が絶妙で、一気に読み切ってしまいました。 | ||||
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誰でも経験する若い頃、何に対しても恐れを知らず、やれば出来るだろうと考える浅はかさが若さでもあると思う。古い下宿と登場人物のキャラクター設定などは素晴らしいが、駅伝では重要な要因となる走るコースの周りの風景がなかなかイメージできないのはどうしてだろう。 本を読んだ後でビデオを見たら、それが補われて、とても面白かったです。 | ||||
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