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ジェリコ街の女



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ジェリコ街の女の評価: 4.50/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

ルイスの落ち着き

モースの直感的ひらめきとペザンティックな教養に基づいた論理はその瞬間はカッコいい正しい解答に思えるが、それを披露されたときのルイスの現実ベースの落ち着いた反応がボケとツッコミのいいバランスになっていてクスッと笑う場面多々。
テレビドラマのモースとルイスも好きだが、原作のモースの方がちょっとゆるい感じがあって、寝る前の読書スピードや集中力にあっている。
アンとの出会いとその後の半年の空白、若いときはよく理解できなかったが、年齢を経て、最優先したいからこそアクションに踏み出せず頭で物語を描いて終わる感覚に共感できるようになった。一回だけでも会えてたらねぇ。。。
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
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No.9:
(5pt)

迅速丁寧

ありがとうございました
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
4150013969
No.8:
(4pt)

そこまで警察は馬鹿じゃない

これ、ゲーム。

だから仕掛けが馬鹿げていても、ちゃんと楽しめる。しかし、ありえません。
ドラマの方はね、不自然に感じなかった。ソウさんの魅力で、トリックの駄目さに気がつかなかった。

しかし、本のほうが良かった。
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
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No.7:
(5pt)

唖然呆然

今回の白眉はなんといっても事件の謎をギリシャ神話オイディプスになぞらえてのモースの大推理です。凄い凄いと感心してたら、何とこの大推理はおしゃか。唖然とするしかない。犯人は察しがつきますが、そのトリックにはこれまた唖然。これはもしかしたらシリーズで一番面白いかも。
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
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No.6:
(5pt)

この本はなかなか手に入りにくい

刑事モースの放送が、コリン・ウィルソンの本を求めている。DVDから入るか?小説から入るか?である。どちらもいい。
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
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No.5:
(5pt)

アカデミックな英語・雰囲気と知的な罠(red herrings)が味わえる傑作!!

女好きのモース警部(何故かもてる!?)がパーティで知り合った女性が首つり死体で発見される。ところが自殺にしては不審な点がある、という掴み。自殺と処理されるが、疑問を抱いたモースが担当でもないのに聞き込みをすると・・・真相に近づいたと思わせて、ぐいぐい読者をひっぱりつつ、何度も外す(red herrings)、の憎い展開が見事だ。最後まで読ませる!!英国の娯楽は大まかに労働者階級(non-U)と中流以上(Upper-Middle Class、略してU)向けに分けられるのだが、Colin Dexterは後者タイプで(フロスト警部物は前者)、この作品も英語はきちんとして読みやすく、昔風に各章についた引用にアカデミックな雰囲気が込められ楽しめる。特に、ギリシャ悲劇のモチーフにはしびれた!ギボンも読んでみようかなという気がしてくる!ジェリコ通りの名にも、有名な「ジェリコの壁」の連想が込められ、最後にモース警部のラッパ(一押し)でガラガラと嘘の壁が崩れる!!謎とき以外にも何重にも楽しめる傑作だ!!!
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
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No.4:
(4pt)

著名な推理小説

安価なものが見つかったので購入しましたが、しつこくて後味が良くありません。
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No.3:
(5pt)

ラストのどんでん返しで読者にも全てが明瞭になるというミステリーの王道

十年ぶりに書庫から顔を出したコリン・ デクスターの「モース警部シリーズ」十数冊。その中から忘れている話を読み始めました。

いまではオックスフォードまでグーグルのストリートビューであっという間に飛んでいけますが、当時はイギリスの地図を指で追いながら小さなジェリコ街を探していました。隔世の感があります。

「あたしの住所はおわかりでしょう?」彼女はささやいた。

彼はうなずいた。「しかし、お名前を知りません」

「アンよ。アン・スコット」

彼は微笑みをうかべた、ほとんど幸福そうな笑顔だった。

「あなたのお名前は?」

「モースです」警官は言った。(大庭忠男訳)

翻訳がとてもいい名訳です。

モース警部シリーズのなかでも1,2をあらそう傑作です。本作でミステリー界の最高勲章シルヴァー・ダガー賞を受賞しています。シルヴァー・ダガー賞2回、ゴールド・ダガー賞は「オックスフォード運河殺人事件」で受賞していますがイギリス人でなければ分かりにくい作品です。

背後にギリシャ悲劇ソフォクレスの「オイディプス王」が隠れていたり、ラストのどんでん返しで読者にも全てが明瞭になるというミステリーの王道です。
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
4150013969
No.2:
(3pt)

運命の女

モース主任警部は、あるパーティでジェリコ街に住む女、アン・スコットと意気投合する。数ヵ月後、勤務途中にモースはアンを訪ねたが、アンの返答はなく、モースは、ただならぬ雰囲気を感じながらも引き返す。ところが、そのとき既にアンは台所で「自殺」していたのだった。アンは本当に自殺したのか?何故? モースが捜査を進める最中、アンの隣家の男が殺される。二つの死には関連があるのか? モースとルイスの試行錯誤が次第に真相を暴いていく…。

見事に騙されてしまった。アンの死については、途中まではモースと一緒になって、ある筋を確信していたところ、見事にひっくり返されて、モースともども唖然呆然。ただ、真相の方がむしろ説得力に欠ける感じもしないではない。

もう一つの事件の方は、何となく想像していたものの、トリックに気づかず、これまた見事に落とされた。蓋を開ければ、なんと単純でリスキーなとは思うのだが…。
ミステリーにありがちなトリックながら、自然な場面設定で落としてくれた点が評価できる。
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
4150013969
No.1:
(5pt)

そしてモースは二つの名前をあげた。

デクスターの最高傑作、それは周知のように「ウッドストック行最終バス」と「キドリントンから消えた娘」の2作品。でも、その次となれば意見が分かれるところだけど、私はこの「ジェリコ街の女」をあげます。
かならず二転三転以上するモースのアクロバット的推理は訳わかんないし(これ、ホメ言葉)、エロチックな雰囲気もなかなか好調だけど、なんといっても嬉しいのは、モースとルイスのかけあい漫才の面白さで、P268からの描写は「ウッドストック・・」での犯人割り出し場面以来の爆笑ものです。大庭忠男さんの訳もまたツボをついてるんですね。
ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)Amazon書評・レビュー:ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ 1396)より
4150013969

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