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杉の柩
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杉の柩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 21~40 2/3ページ
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クリスティのポワロものは、余り好感を持てない人間が殺人の被害者になるということが多いと思いますが、今回の被害者は本当に無辜の、薄幸の佳人というタイプの女性ですので、個人的には読後感がやや重めでした。そういう点で珍しい作品だなと思います。 本作は、イギリスの片田舎を舞台に『ホロー荘』の様な恋愛でこんぐらがった男女の間で殺人事件が起こります。動機・機会が共に揃っておりどうみてもクロに見える美しき容疑者の無罪を、ポワロが灰色の脳細胞で証明していきます。 法廷での証言シーンを使って真相が展開されていくのも本書の読みどころかと思います。 登場人物が少なくて比較的推理に骨が折れませんし犯人と真相自体もそこまで意外ではなく、結末は「大どんでん返し!!」という程ではないかと思いますが、とりあえず<読者は作中で書かれるポワロの容疑者についての感触さえも鵜呑みにして推理してはいけない!常に自分の頭で思考せよ>という教訓を改めて叩き込まれることになるかと思います(笑)。 そして、我が友ヘイスティングスは今回も出てきませーん。寂しいです。 | ||||
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ミステリーというより、クリスティ得意のラブストーリーといった感じ。クリスティベスト10に確実に入る傑作。 | ||||
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ミステリーというより、クリスティ得意のラブストーリーといった感じ。クリスティベスト10に確実に入る傑作。 | ||||
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ローラとその親族エリノアとロディ、およびメアリーという主人公群と、ピーターロードという事件の起きた館のかかりつけの医師が中心の第一部。 ポアロが登場する第二部。 どちらが面白いと思うかは、ポアロファンかどうかによるかもしれない。 本作品は、ひょっとしたら、ポアロが登場しなくても、面白かったかもしれない。 メアリーの出自は、伏線がある。 | ||||
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ローラとその親族エリノアとロディ、およびメアリーという主人公群と、ピーターロードという事件の起きた館のかかりつけの医師が中心の第一部。 ポアロが登場する第二部。 どちらが面白いと思うかは、ポアロファンかどうかによるかもしれない。 本作品は、ひょっとしたら、ポアロが登場しなくても、面白かったかもしれない。 メアリーの出自は、伏線がある。 | ||||
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この物語はシンプルです。 登場人物も限られていますし、 殺害方法も古典的(何が古典的なのかは?)、 しかし、だからこそ人との駆け引き、心理描写、 会話が実に面白く描かれています。 ・・・ 実はここまでは読書中に書いており、 犯人は“分かった”つもりですが、 きっと、クリスティーおばあちゃんにやられそうです。 「嘘というものは、マドモアゼル、聴く耳を持つものにとっては、 真実同様の価値があるのです。 ときには、真実以上の働きさえします。…」(P282) どんな結果になるのやら、・・・・・・・ ・・・中断・・・ やっぱり、やられちゃいましたョ。 | ||||
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この物語はシンプルです。 登場人物も限られていますし、 殺害方法も古典的(何が古典的なのかは?)、 しかし、だからこそ人との駆け引き、心理描写、 会話が実に面白く描かれています。 ・・・ 実はここまでは読書中に書いており、 犯人は“分かった”つもりですが、 きっと、クリスティーおばあちゃんにやられそうです。 「嘘というものは、マドモアゼル、聴く耳を持つものにとっては、 真実同様の価値があるのです。 ときには、真実以上の働きさえします。…」(P282) どんな結果になるのやら、・・・・・・・ ・・・中断・・・ やっぱり、やられちゃいましたョ。 | ||||
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アガサ・クリスティはポワロ・シリーズで、関係者の心理を重視すると書いています。本作ではヒロインの愛しすぎる(男性への依存)について、現在の心理学上の知見からいっても、的確に表現していると思います。発表年代を考えあわせると、驚くべきことだと思います。 謎解きは意外性に富み、終盤の裁判シーンも読み応えがあって、おすすめの一冊です。 | ||||
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アガサ・クリスティはポワロ・シリーズで、関係者の心理を重視すると書いています。本作ではヒロインの愛しすぎる(男性への依存)について、現在の心理学上の知見からいっても、的確に表現していると思います。発表年代を考えあわせると、驚くべきことだと思います。 謎解きは意外性に富み、終盤の裁判シーンも読み応えがあって、おすすめの一冊です。 | ||||
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ぜひ、恋をしている人に読んでもらいたいミステリーです。ポワロものは全て読んでいますが、このお話がその中でも一番好きです。何度も読み返しては楽しんでいます。最後まで犯人が誰かはわからないので、ミステリーとして素晴らしいのはもちろん、恋する女性の気持ちが痛いほど伝わってくる恋愛ものとしても極上です。さすが、女性作家クリスティー!きっとクリスティーもこんな思いしたことあるんだろうな、って思いをはせたり。。ラストは暖かい気持ちになれることをうけあいです。オススメ! | ||||
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ぜひ、恋をしている人に読んでもらいたいミステリーです。ポワロものは全て読んでいますが、このお話がその中でも一番好きです。何度も読み返しては楽しんでいます。最後まで犯人が誰かはわからないので、ミステリーとして素晴らしいのはもちろん、恋する女性の気持ちが痛いほど伝わってくる恋愛ものとしても極上です。さすが、女性作家クリスティー!きっとクリスティーもこんな思いしたことあるんだろうな、って思いをはせたり。。ラストは暖かい気持ちになれることをうけあいです。オススメ! | ||||
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文庫の旧版をボロボロになるまで読み、挙句の果てに原書にまで手を出し、長年はまっていた作品、最近また改めて再読しています。(ちなみにデイヴィッド・スーシェのTVドラマのDVD化も) 元々ポアロ物は全部読破しているのですが、この話は他のクリスティの名作といわれる軒並みの作品群を何故か押しのけ、私にとってはクリスティNo.1の作品です。 それはやはり女性心理の細やかな描写と希望の見えるエンディング、即ちクリスティ女史ならではの女性特有の叙情性が出ているからではないでしょうか。(謎解きオンリー・最重視の方、また男性には他作品の方が良いかも、ですが・・・)勿論殺人等の事件は起こりますが、恋愛小説としての側面がかなりのウエイトを占めているのです。 恩地三保子さんの訳も、原書に忠実で丁寧な訳だと思います。犯罪のトリック自体は毒薬が使われたりと、定番のアガサ節なのですが。 いつもは主役級であるポアロは中盤迄出てこず、逆に最後まで裏方の感があります。しかしこのストーリーにおいてはいい按配であると思います。ここでのポアロは実に優しい。特にDr.ロードをサポートし、最後に諭す場面など・・・。 この原作を読むと、TVドラマはどうしても薄味の感を拭えませんが、やはりクリスティの長編を忠実かつ繊細に映像化するのは難しいという事でしょう。 逆にスーシェのTV版を観ただけという方には、是非原作を読んで頂きたい。映像化しきれない描写が一杯で、脳内妄想が膨らみます(笑)。 | ||||
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文庫の旧版をボロボロになるまで読み、挙句の果てに原書にまで手を出し、長年はまっていた作品、最近また改めて再読しています。(ちなみにデイヴィッド・スーシェのTVドラマのDVD化も) 元々ポアロ物は全部読破しているのですが、この話は他のクリスティの名作といわれる軒並みの作品群を何故か押しのけ、私にとってはクリスティNo.1の作品です。 それはやはり女性心理の細やかな描写と希望の見えるエンディング、即ちクリスティ女史ならではの女性特有の叙情性が出ているからではないでしょうか。(謎解きオンリー・最重視の方、また男性には他作品の方が良いかも、ですが・・・)勿論殺人等の事件は起こりますが、恋愛小説としての側面がかなりのウエイトを占めているのです。 恩地三保子さんの訳も、原書に忠実で丁寧な訳だと思います。犯罪のトリック自体は毒薬が使われたりと、定番のアガサ節なのですが。 いつもは主役級であるポアロは中盤迄出てこず、逆に最後まで裏方の感があります。しかしこのストーリーにおいてはいい按配であると思います。ここでのポアロは実に優しい。特にDr.ロードをサポートし、最後に諭す場面など・・・。 この原作を読むと、TVドラマはどうしても薄味の感を拭えませんが、やはりクリスティの長編を忠実かつ繊細に映像化するのは難しいという事でしょう。 逆にスーシェのTV版を観ただけという方には、是非原作を読んで頂きたい。映像化しきれない描写が一杯で、脳内妄想が膨らみます(笑)。 | ||||
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アガサ・クリスティの和訳されている小説は全て読んでいますが、私の中では、この作品はベスト5に入る名作です。地味で登場人物も非常に限られていながら、単なる田舎町の殺人事件ではなく恋する乙女の心情も綴られています。いつもながらのポアロの冴えた推理。ヒロインの明るい未来も暗示されていて、推理小説としてとらえず読んでも面白いのでは・・・と思います。 | ||||
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アガサ・クリスティの和訳されている小説は全て読んでいますが、私の中では、この作品はベスト5に入る名作です。地味で登場人物も非常に限られていながら、単なる田舎町の殺人事件ではなく恋する乙女の心情も綴られています。いつもながらのポアロの冴えた推理。ヒロインの明るい未来も暗示されていて、推理小説としてとらえず読んでも面白いのでは・・・と思います。 | ||||
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クリスティーお得意のラブ・ミステリ。 これと、「ホロー荘」は双璧でしょう。 「ホロー」と比べると、こちらは文学性では劣るが、サスペンスは充満している。 最初から最後まで、退屈させることがない。 | ||||
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クリスティーお得意のラブ・ミステリ。 これと、「ホロー荘」は双璧でしょう。 「ホロー」と比べると、こちらは文学性では劣るが、サスペンスは充満している。 最初から最後まで、退屈させることがない。 | ||||
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1940年作品。法廷モノ・鋭い女性心理描写・幅広い毒と薬の分野の知識というクリスティーの得意技が随所に感じられる作品。 前半部分の事件が起こるまでの描写がちょっと長くて若干間延びをするが、それでも短い場面を次々と繰り出す様はまさにクリスティー得意の『戯曲仕立て』になっていてなかなかの迫力だ。実際この作品は後半へ行くほど面白い。 クリスティーがワザ師なのをつくづく感じる佳作だ。 | ||||
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1940年作品。法廷モノ・鋭い女性心理描写・幅広い毒と薬の分野の知識というクリスティーの得意技が随所に感じられる作品。 前半部分の事件が起こるまでの描写がちょっと長くて若干間延びをするが、それでも短い場面を次々と繰り出す様はまさにクリスティー得意の『戯曲仕立て』になっていてなかなかの迫力だ。実際この作品は後半へ行くほど面白い。 クリスティーがワザ師なのをつくづく感じる佳作だ。 | ||||
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ひとは、たやすく、愛を口にする。 恋人同士の間柄なら、なおさら。 その中に、不変なものなど、どれだけあるのだろう。 この作品は、ポアロものではあるが、ポアロものとして読むより、エレノアの愛の物語として読むほうが、ふさわしいと思う。 ・・・もちろん、ちゃんとミステリーなので、その点はご心配なく。 | ||||
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