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杉の柩
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杉の柩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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原題はSad Cypress。「悲しき糸杉」と訳すべきか。糸杉を何に喩えるかで、邦題の「杉の柩」の納得感が変わるだろう。柩とすることで、悲しげな雰囲気を持たせようとしたのだろうか。私としては、読後もタイトルの違和感は消し得なかった。 裁判シーンまでの物語は、同じようなところをぐるぐると何度も回ることになる。クリスティらしい本格っぽトリックはないし、問題はメアリーなのだが、正直、アンフェアな印象さえ持たざるを得ない。 むしろ、推理ゲームが味つけられた恋愛小説として読む方がいいのかもしれない。 | ||||
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ミスディレクションの連発。 所謂、叙述による騙し絵。 素晴らしいが、ドラマを先に見てしまっていたので、感動がイマイチになってしまった。 思うこと、殺意を持つこと、それだけなら許される。しかしながら、それを犯す者には容赦がない。そこが怖かった。 | ||||
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本書は作者には珍しい法廷もので、法廷での逆転劇は読んでいて痛快である。 しかし、本書を本格推理ものとして見た場合には失格である。 ポアロは「バラ」を手がかりにして犯人を知ることができたが、その手がかりは読者には与えられていないため、ポアロには推理できても読者には推理できない。 それと、犯人は最初からエリノアに罪を着せる計画なのに、たまたまメアリーの父親が死ななければその機会はなかったかも知れない。あまりにも計画が杜撰すぎると思う。 なお、『ホロー荘の殺人』とともに「文学的」と評される本書だが、紅白のバラの美しいカバーイラストが描かれた旧版の方が、見た目にはよほど「文学的」だったと思う。 | ||||
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本書は作者には珍しい法廷もので、法廷での逆転劇は読んでいて痛快である。 しかし、本書を本格推理ものとして見た場合には失格である。 ポアロは「バラ」を手がかりにして犯人を知ることができたが、その手がかりは読者には与えられていないため、ポアロには推理できても読者には推理できない。 それと、犯人は最初からエリノアに罪を着せる計画なのに、たまたまメアリーの父親が死ななければその機会はなかったかも知れない。あまりにも計画が杜撰すぎると思う。 なお、『ホロー荘の殺人』とともに「文学的」と評される本書だが、紅白のバラの美しいカバーイラストが描かれた旧版の方が、見た目にはよほど「文学的」だったと思う。 | ||||
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