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杉の柩



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杉の柩の評価: 4.62/5点 レビュー 53件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

恋愛小説とメアリー

原題はSad Cypress。「悲しき糸杉」と訳すべきか。糸杉を何に喩えるかで、邦題の「杉の柩」の納得感が変わるだろう。柩とすることで、悲しげな雰囲気を持たせようとしたのだろうか。私としては、読後もタイトルの違和感は消し得なかった。
 裁判シーンまでの物語は、同じようなところをぐるぐると何度も回ることになる。クリスティらしい本格っぽトリックはないし、問題はメアリーなのだが、正直、アンフェアな印象さえ持たざるを得ない。
 むしろ、推理ゲームが味つけられた恋愛小説として読む方がいいのかもしれない。
杉の柩 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-11))Amazon書評・レビュー:杉の柩 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-11))より
4150700117
No.3:
(3pt)

4点はちょっと

ミスディレクションの連発。
所謂、叙述による騙し絵。
素晴らしいが、ドラマを先に見てしまっていたので、感動がイマイチになってしまった。

思うこと、殺意を持つこと、それだけなら許される。しかしながら、それを犯す者には容赦がない。そこが怖かった。
杉の柩 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-11))Amazon書評・レビュー:杉の柩 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-11))より
4150700117
No.2:
(3pt)

法廷での逆転劇が痛快!

本書は作者には珍しい法廷もので、法廷での逆転劇は読んでいて痛快である。
しかし、本書を本格推理ものとして見た場合には失格である。

ポアロは「バラ」を手がかりにして犯人を知ることができたが、その手がかりは読者には与えられていないため、ポアロには推理できても読者には推理できない。
それと、犯人は最初からエリノアに罪を着せる計画なのに、たまたまメアリーの父親が死ななければその機会はなかったかも知れない。あまりにも計画が杜撰すぎると思う。

なお、『ホロー荘の殺人』とともに「文学的」と評される本書だが、紅白のバラの美しいカバーイラストが描かれた旧版の方が、見た目にはよほど「文学的」だったと思う。
杉の柩 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-11))Amazon書評・レビュー:杉の柩 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-11))より
4150700117
No.1:
(3pt)

法廷での逆転劇が痛快!

本書は作者には珍しい法廷もので、法廷での逆転劇は読んでいて痛快である。
しかし、本書を本格推理ものとして見た場合には失格である。
ポアロは「バラ」を手がかりにして犯人を知ることができたが、その手がかりは読者には与えられていないため、ポアロには推理できても読者には推理できない。
それと、犯人は最初からエリノアに罪を着せる計画なのに、たまたまメアリーの父親が死ななければその機会はなかったかも知れない。あまりにも計画が杜撰すぎると思う。
なお、『ホロー荘の殺人』とともに「文学的」と評される本書だが、紅白のバラの美しいカバーイラストが描かれた旧版の方が、見た目にはよほど「文学的」だったと思う。
杉の柩 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:杉の柩 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
415130018X

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