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ナイルに死す
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【この小説が収録されている参考書籍】
ナイルに死すの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 21~40 2/6ページ
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ホームズの次はポアロと思い息子にプレゼント | ||||
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分厚い文庫で、圧倒される。登場人物も多数で、初め200ページ以上、殺人が起こらない。正に大作で、読むのが大変だったかと言えば、意外に楽だった。特に主要な3人の関係を描いた序の部分が、見事な筆力で描かれ、読者を飽きさせない。そして、終わってみれば、この部分にクリスティーの企んだ、ミスリードの伏線が張られていた事がわかり、大いに納得し、膝を叩いた。 惹句の「ゴージャスな代表作」は言い得て妙。殺人が起きてからは、メチャクチャに面白く、それこそ一気読みだった。余裕タップリの序で、しっかり伏線を張り、意外な真相まで、全部読ませるミステリのお手本みたいな傑作である。こんな構成で描けたのは、大家クリスティーこそであると思った | ||||
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登場人物が多い上に、呼び方がいろいろ変わったりして、何度も人物相関図(ネット上に転がってるやつ)を見ながら読み進めていきました。 序盤はそういう人物描写ばかりで「最後まで読みきれるかな?」と不安を覚えないこともなかったですが、いよいよ事件が起きてからは怒涛の展開で、最後まで夢中になって読んでしまいました。 登場人物が全員いちいち怪しく見えてきて、「まさかこいつが犯人!?いやいやまさかな」「いや、やっぱりこいつ!?」の繰り返しでした。犯人に意外性があるとやはり推理ものは楽しいですね。 とはいえ、設定に無理がないかと言えば、そんなこともない気はします。いくらなんでもここまで都合よくはいかないでしょう、と思わなくもありません。 しかし、ハラハラわくわくのミステリエンターテイメントかどうかと聞かれたら、満足のいくひとときでした。 | ||||
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2022年になってからアガサ・クリスティを読み始めて、ナイルに死す→アクロイド殺し→そして誰もいなくなった→オリエント急行殺人事件(→春にして君を離れ)と読みました。読ませます。一気読みです。面白かったです。 異国情緒あふれる景色の描写や、生き生きとした登場人物、鮮やかなトリック等、魅力たっぷりです。「ナイルに死す」は犯人の動機や心理描写が自然で納得感がありました。 | ||||
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まさにエジプト | ||||
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【私とクリスティ作品】 かなり前に「そして誰もいなくなった」を読み、ドラマなどで「アクロイド殺し、オリエント急行、予告殺人、バディントン」などを視聴してから、しばらくぶりのクリスティ作品。なぜ、しばらくノータッチだったかというと「そし誰」時点で既に後続の数々のオマージュ作品を読んでいたが故にインパクトが薄れ、あまり響かなかったからだ。しかし、本作を読み、ようやくクリスティ作品の魅力に気づいたのでレビューを書くことにした。 【ナイルに死すの感想】 長くなかなか事件も発生しないが、冒頭の人間関係描写を読んだだけでもそんなことはどうでも良くなるぐらい面白い。昔の作品にありがちな文章の硬質さもなく登場人物が個性的で書き分けがしっかりできているので読みやすい。海外ミステリは人名把握だけでも面倒(最近話題の華文ミステリなど特に)という人やエラリークイーンやヴァンダインのような硬質なミステリが読みにくいという人こそおすすめしたい。 | ||||
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面白かったですよ | ||||
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推理小説は普段読まないが、旅行気分を味わえるし、作者の人物観察眼がおもしろい。人物描写には、人気作家たらしめた作者ならではの視点もあるだろうし、その時代場所の価値観も映っている気がして、どちららも新鮮。 | ||||
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ポワロさんが大好きです。シリーズ集めたい。 | ||||
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細かい伏線が至る所に散りばめられています。何度も読み返す必要がありましたが、地図を見ながら宝探しをするような楽しさがありました。 | ||||
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ポアロシリーズは何度か街の図書館から借りて読んでいましたが、「ナイルに死すは今回初めて読みました。 登場人物達には全員秘密や複雑さを抱えており、それが事件にどの様に関係してくるのか、そしてポアロがそれを見抜き、事件を解決していく様は本当に最後の1ページまで楽しめました。 ナイルに死すの実写映画も近々公開される様なので、この素晴らしい作品がスクリーンでどの様に表現されるか楽しみです。 | ||||
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ちょうど映画化されるみたいで楽しみ。 | ||||
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昔、昔、ミステリー~~ナイル~~♪♪と唄う映画「ナイル殺人事件」主題歌が流行した事があった。 この時も、映画とコラボで、文庫本が売れた。あれから40年!!! 2020年12月、新作映画「ナイル殺人事件」公開にむけて、新訳の原作が出たので再読してみた。 感想:古典的なパズル解き的ミステリーであるが十分楽しめた。ただ、素直に、ポアロの謎解き に犯人が犯行を認めるの?と強く思ってしまった。証拠は犯人の自供では、今は納得しない時代 だと思う。ゆえに、所々に、時代的なズレを感じるものの、犯人は誰だ!動機は何だ!の楽しみ がある作品だ。 現代なら、防犯カメラにすべて映っており、それで事件終了ですね!! | ||||
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小説としては面白いでしたが、心理的要素が強すぎて推理小説としてはどうなんだろうと思いました。ポワロもジャクリーンも喋り過ぎです。レイス大佐は的確でヘイスティングズよりよっぽど役に立っていました。リネットはかわいそうでした。本当のお嬢様ですね。 | ||||
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ミステリでこんな間違いをする出版社なんて許せない!はじめの担当者および検閲したはずの上司もクビにしたでしょうね?!世間一般に広く出回って大恥かいたという認識はあるんでしょうか?この会社 | ||||
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まさに天が二物を与えたイギリスに住む美貌の大富豪であるリネット・リッジウェイを中心に据え、エジプトからスーダンにかけてナイル川を行く客船を舞台にした、名探偵ポアロシ・リーズ作品のひとつ。 ある日、リネットを訪問した彼女の貧しい友人であるジャッキーの願いは、彼女が夢中になっている婚約者のサイモン・ドイルを、リネットの屋敷の管理人としての雇い入れることだった。願いを聞き入れるリネットだったが、引き合わされたサイモンに惹かれ、ついには友人を裏切るかたちで入籍するにいたる。そんなドイル夫妻が旅立った新婚旅行先はエジプト。しかしそこには、二人に影のようにつきまとい離れないジャッキーの姿があった。彼らのほか、偶然居合わせた休暇中のポアロを含め、まるでリネットに群がるかのように世界各地から集った乗客たちを乗せた客船カルナック号が、異国情緒を背景にナイル川を進む。 著者のミステリ作品のなかでの最大ボリュームとされる本作は登場人物も多く、本編の主な舞台である客船内に乗り合わせる関係者だけでも20名ちかくにのぼります。そのためキャラクター紹介に割かれる頁量も相応であり、かつ、事件そのものも物語中間地点近くまで発生しないため、推理が開始されるまでにそれなりの時間を要します。それだけに前半のポイントとしては、裏表紙のあらすじにある「死体となって発見されたのは意外な人物だった」という言葉も相まって、大本命と言っていいリネットをはじめとして、ミステリ作品として誰が犠牲者になるかにも興味をそそられながら読み進めました。そこから事件発生後は一転して読書スピードも上がり、奔流に飲まれるかのごとく一気に読了となりました。内容には触れませんが、作中でポアロがいくつか口にする警句や比喩の効果もあって、ミステリだけでなく小説作品として納得の結末でした。 物語の本筋と関わりのない部分でいえば、ナイル川流域を観光する一行の描写で触れられる、お土産や人込み、客引き、観光客用の施設、ツアーガイドの説明など、おそらく著者自身が体験したであろう1930年代の体験が、現在の観光旅行のそれと大差ないことを面白く感じました。投稿時点で本作を原作とした近く映画が公開予定となっていますが、ナイル川流域のエキゾチックな描写は映像化により一層映えそうです。 | ||||
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アガサはオリエント急行から2冊目です。 レビューが良いので購入しましたが、登場人物がカタカナで誰が何のかなかなか覚えられず人物表を何度も見直しました。 半分くらいまで読んで疲れてきた、、、 早く犯人知りたくて最後の部分を先に読んでしまいました。 | ||||
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新型コロナで増えたインドア時間。ミステリーにも手を出そうと、名作と推奨される本著を読みました。多数の登場人物、重なる殺人事件を破綻無くストーリーにする力量には感心しましたが、それだけしか感じず・・・。なぜこんなにも簡単に人が殺されるのか?そこに疑問を感じる者はミステリーの対象外なんでしょうね。 | ||||
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いくつかの理由から、今回「ナイルに死す "Death On The Nile"」(アガサ・クリスティー 早川書房)を再読することになりました。 1番目は、2020/7月にこれも再読した「メソポタミヤの殺人」がとても面白かったこと。クリスティーの中近東シリーズはあなどれない。2番目は、2020/10月に「ナイル殺人事件」という邦題で映画化作品が公開予定であること。前回の職人監督・ジョン・ギラーミンの映画化から40年が経過しますが、今回は「オリエント急行殺人事件」同様、ケネス・ブラナーが監督し、ポワロを演じます。ケネス・ブラナーは、「愛と死の間で」、「から騒ぎ」の演出が絶品でした。特に後者は、シェイクスピア映画化作品中のベストだと思います(エマ・トンプソンが出ていればすべてベストだということです(笑)) 3番目は、ミスター・スティーブン・グリーンリーフ&コーマック・マッカーシー、黒原敏行さんによるクリスティーの翻訳が読みたかったことによります。 前振りが長くなりました。 舞台は、エジプト、ナイル川を遡上する船旅。莫大な財産を相続した若き女性・リネット、その配偶者・サイモンが新婚旅行でエジプトを訪れます。彼の以前の婚約者ジャクリーヌが彼を諦めきれずストーカーのように二人をつけまわします。船に乗り合わせた多くのわけありの登場人物たちが、クリスティーによってバラまかれた<レッド・へリング>という名の撒き餌となり、読者はミスディレクション×ミスディレクションの渦中へと放り込まれることになります。ここから先は、クラシックとは言え、書かない方がいいのだと思います(笑)。魅惑の<Who-Done-It>。ある殺人事件が起き、付随していくつかの殺人が連続しますが、最初の事件が起きるまでが、かなり長い(笑)。よって、それまでに読者はそれなりの人数の登場人物の振る舞いをしっかりと読み込んでいくことが必要になります。但し、比較は無意味だと思いますが、ミステリ的興趣から見た場合は、前回読んだ「メソポタミヤの殺人」に軍配が上がるような気がします。 「オリエント急行殺人事件」同様、グランド・ホテル形式の映画に相応しい題材ですから、今回の映画化もとても期待できそうです。リネットは、ワンダー・ウーマンが演じているって?と言うことは・・・というまた別の興味が湧き出してきます。 散りばめられた<レッド・へリング>は、現在と変わらない心の病(アルコール依存、盗癖、リスクを冒す興奮、見栄、<金>への執着)にその源があり、この小説が書かれた1937年も、2020年も<犯罪>の本質が変わらないとするならば、これからの未来もきっと変わることはないのでしょう。 "フェイ"と呼ばれる「とんでもないくらいの幸福のあとに必ず訪れる災いのような<幸福>」を描き続けたクリスティー。ポアロだったら、きっとこう言ってのけるでしょうね。 「でも、幸福には変わらないでしょう、友よ(モナミ)」 (*物語の論理には何ら影響がありませんが、Kindle の位置No.3966「・・・サイモンが言った」は、<誤植>だと思われます) | ||||
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ポアロがとてもかっこいい! 人間観察に優れ、セリフがとても哲学的!なにこのおじさん!と思うほど人生を達観している。加島祥造さんの訳がとてもいい! | ||||
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