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ABC殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
ABC殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 21~40 2/6ページ
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カササギ殺人事件に触発されて読みました。推理小説の王道でしょう。マルコヴィッツ出演のテレビドラマも秀作です。 | ||||
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「ある日ポアロ宛に一通の手紙が届く、差出人はABCを名乗る人物からの犯罪予告だった ヘイスティングズはよくある悪戯だと決め付けるが、ポアロは嫌な予感を感じていた 犯罪が起きると予告された日、アンドーヴァーでアリス・アッシャーという老婦人が殺害される 現場に落ちていたのはABC鉄道案内、そして再びABCからの犯罪予告がポアロの元に届く…」 もうあらすじだけでわくわくしますよね。ABCを名乗る犯人、奇怪なルールに則った殺人、犯罪予告と犯罪証明書とも言うべきABC鉄道案内…全てが先への期待感を否が応でも高めます。 そして真相が明かされるクライマックス、犯人の行動、「偶然」起こった不運、人々の人間模様全てが一本の糸にまとまり綺麗に論理づけられ整頓される様は鳥肌が立つほどです。 全ての因子が数式に綺麗に当て嵌まりそれしかないというほど見事な解が、ポアロによって導きだされる美しさはクリスティの作品でもトップクラスだと思います。 勿論有名な作品ですし後世にも多大な影響を与えた作品なので、トリックを知っているという人は多いでしょうが、それでもこの美しさは全く色褪せません。名作です。 個人的にはこのハヤカワ版の表紙がおしゃれで凄く好きですね。 | ||||
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文庫がほしかったので 買いました | ||||
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児童書で読んだことをかすかに記憶している。トリックも少し覚えていたので、読んだ当時はかなり自分にとってインパクトがあったのだろう。ABCの順番であったり、予告状がポアロに送り付けられたり、少年の心をくすぐるものがあったのも印象に残っている理由に違いない。改めて作品に触れて感じたのは、人間の欲深さだ。ネタバレになるので書かないが、連続殺人犯の動機がひどい。そんな目的のために人を殺せるのかと驚いた。 AとB、Cの殺人で、事件の関係者というだけで、その理由以外では会うことがない人々が力を合わせる場面がある。関係者から漏れなく話を聞くのは困難なことが分かる。最後の方で決定的にミスリードさせる証言が飛び出てきたのも良かった。 | ||||
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数年ぶりに読み返しました。 トリックも犯人も覚えてはいましたが、 楽しく読むことができました! 言葉で表せないのが悔しいですが、 長く愛されている作品にはやはり その原因となるものがあるのではないかと 感じる作品です。 | ||||
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ずっと昔に読んで、犯人もわかっていましたが、それでも改めてkindelで読んで、楽しめました。さすがクリスティです。 | ||||
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一気に読めました。 ヘラクレスの方は、なんだかザラついた飲み物を飲むような、ヘンな引っかかりを終始感じながら読み終えましたが、こちらはとてもすんなりと、スッと飲める自分好みのお茶のような…… もしかしたら、ポアロとヘイスティングスの口調が馴染み深い「です」「ます」調だったからかもしれませんが。 とにかく一気に読めました。 もう3度目とは言え、人生長いと前に読んだ内容なんて忘れてしまっているものですしねw | ||||
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若い頃に初めて読んだ時はその独創的なトリックに感銘した記憶があったので本格推理物として期待して再読したが基本トリックを知っていたためか興味をあまり持続できなかった。全体的に冗長部分が多く解決の推理も根拠薄弱で納得できるものではなかった。 犯人がポワロへ犯行予告状を次々と出すもののポワロを含め捜査陣のなす術がない状態が最後まで続く。犯人像や真相には全く近づく気配がなく事件とは無関係だったり読者を煙に巻くだけの記述が多く読後は疲労感が残った。 人物描写も現実感がなくゲームの単なる駒という感じで幼稚で安っぽい感じが否めない。特に捜査会議の場面では危機感や当事者意識がほとんど感じられない。警察の面子が丸つぶれなのであるから責任者として感情をぶつけ合うといったような切迫感や迫力がほしいところである。犯人の動機や心理面も簡単な説明で終わっているのも残念である。特に犯行の全体像についてはもっと詳細な説明があってもいいと思われる。 蛇足であるが冒頭のヘイスティング大尉による前書きで「ロマンスというものは、犯罪の副産物であることがある」(p10)とあるが、本作ではロマンスと呼べるようなものはなくこれも作者のミスディレクションなのであろうか。 | ||||
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エルキュール・ポアロが登場する作品を読んだのは初めて。謎の手紙とともにひとつひとつ殺人が起こっていく不気味な前半部分と、真犯人とトリックの解明へ向けてスピーディに展開していく後半部分とが対照的で、読んでいて飽きが来なかった。三人称の語りが挿入される変則的な構成も、気味の悪さを醸し出す効果があって面白かったと思う。軸となるトリックはのちに「ABCパターン」と呼ばれるようになるほど有名なもので、予め概略は知ってしまってはいたのだが、それでも真犯人は最後まで分からなかったし、一応は楽しんで読むことができた。 作中に「没個人的な殺人」という言葉が登場する。それは、個人的な怨恨でもなければ金銭目的や愛憎のもつれでもない、なにか"純粋に"狂気的な或いは形而上学的な犯罪動機を指しているのかと思い、期待しながら読んでいた。しかし、実際の動機はそういうものではなかった。さらに、推理の場面で人格だとか気質だとかコンプレックスだとかの心理学的・精神医学的な俗流通念が説明要因としてたびたび持ち出されている。こうした点が、「ABCパターン」というトリックの奇抜さとは裏腹に、安っぽく感じられた。 | ||||
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今でこそ目新しさはないが、連続殺人に関するこの種のパターンの始祖として間違いなく本作は革新的作品という評価になるのだろう。 ただ、ミステリとして今読んでどれほど面白いかという観点からは残念ながらあまり好みではなかった。 一つは、偶発的な事象に頼っている部分が散見される点。(まぁそれはそういう賭けだったということでいいのかもしれないが。) もう一つは、ある種の精神的な問題が本作の鍵となっている点。それを許していいのかという部分が非常にもやもやする。 個人的にはアクロイド殺し以上に引っかかるものがあった。 これらの点を除いた読み物としては悪くなかった。 ポアロとヘイスティングスの掛け合いは軽妙でところどころ思わず笑ってしまう。 事件の関係者や警察、目撃者等の人物が生き生きと描写されていて、オチに至るまで退屈せずに読めた。 | ||||
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ネタバレで真相を知っていたため、これまで未読だった作品。真相を知ったうえで読んでも楽しめた。 クリスティーはアイデアの作家であり、いくつもの新発明があるが、ABCパターンと言われるほどに模倣されてきたこのアイデアは、変化発展させる余地が残されていて、後世の作家に与えた影響は計り知れない。 それ以外にも、ポアロあてに犯行予告の手紙が送られてきた理由や、第4の殺人が行われた理由も面白い。 「まえがき」に書かれているように、いくつかの章が三人称で書かれているが、そのことにも意味があった。 (ネタバレ) ある人物が犯人に利用されているわけだが、そんなにも思いどおりに操れるのか、ちょっと無理があるのではないかと感じた。 | ||||
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クリスティの作品はどれも読者のウラをかく展開ばかり、読後にやられたぁという感想になる。 この作品も同様だが、無理があるように思った。 とはいえ、クリスティの展開力、ポアロのキャラクターといい読んで損はない。 | ||||
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古典的な推理小説。 結構面白いですね。あっと言う間に読んでしまいました。 少し都合が 良すぎですが、評価が高いのは分かります。 またクリスティー読んでみたいです。 | ||||
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犯人がわかり辛くとても悩みました。そして犯人を聞いてトリックを聞いたら納得しました。 | ||||
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もしもしブックスから中古で購入したがとても美品で嬉しかった。何度も中古で購入しているが今迄で一番状態が良かった。本の内容と合わせ、とてもお買い得だった。 | ||||
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ABC予想は1985年に提起されているが、数学者はABC予想が直感的に正しいと思っている。直感的だから、現在はその証明を待っている段階である。つまり、アガサ・クリスティの時代にも、ABC予想の命題は既に存在しており、ただ直感によってのみ、その存在が確認されるに止まっていたが、1985年にJoseph Oesterlé と David Masser によって、具体的な命題として提示された。 ABC予想とは、「a + b = c を満たす、互いに素な自然数の組 (a, b, c) に対し、積 abc の互いに異なる素因数の積を d と表す。このとき、任意の ε > 0 に対して、c > d 1+ε を満たす組 (a, b, c) は高々有限個しか存在しないであろう」、という数論上の予想である。 「積 abc の互いに異なる素因数の積d」を殺人動機の推測をかく乱させるABC鉄道旅行案内書などの証拠品とすれば、真犯人を見抜くことができる名探偵ポワロの存在は「c > d 1+ε を満たす組 (a, b, c) 」ということになり、高々有限個しか存在しないならば、真犯人が見抜かれることはない、という完全犯罪が成立する公算は高い。自分が殺人犯であると見抜かれることなく多額の遺産を相続できる可能性が高いならば、冷酷な計算を行う心は、危険な冒険をしたいと思うだろう。 説明は難しくなってしまったが、数学者を志すならば、ぜひとも一読してほしい作品である。 | ||||
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こういう書き方もあるのだな、と思いました。2つの角度から書かれていました。個人的にはそんなにハラハラしなかったのですが、最後はさすがポアロ | ||||
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Aからはじまる謎解きに せーのでワクワクしちゃお こっそり伏線 誰のシワザ? 大団円もドンデン返し アルヨネ~ | ||||
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新聞が読めるくらいですが、文庫本はちょっとと言う私には良い大きさですが、 子供向けでルビが振ってあるのだけが気に入らないところです。 | ||||
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やはりフィクションはこうでないとーと、のっけからハマれたのですが、 犯人ぽい人が分かってくると、どうもテンションが下がってきました。 病気か二重人格系なのか~つまらんな~~ 問題は動機だが・・・・・ しかしこの時点でもう既に、本書の構成の罠に嵌められておりました。 アガサ・クリスティが、そんな安易な話を作るわきゃないのです。 最後までサイコで押し通し、「生きててもしょうがない状況だったからやった」みたいな動機にするのかな、 日本人作家だったら・・・・・・とまた考えたりもしましたが。 それはともかく、これは納得の名作です。 | ||||
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