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11枚のとらんぷ



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11枚のとらんぷの評価: 5.89/10点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.89pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

手品の品評会

ミステリーではありませんね。 

わたろう
0BCEGGR4
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

11枚のとらんぷの感想

アマチュア奇術家グループであるマジキ クラブは真敷市公民館の創立20周年記念として、奇術ショウを行った。
全11人のメンバーによる奇術ショウが成功したり失敗したりしつつ、披露されていく。
何とかフィナーレ演目「人形の家」を迎えるも、人形の家から出てくるはずの水田志摩子が出てこない。
彼女はどこへ消えたのか。
何と奇術ショウの同時刻、彼女は自宅で殺害されていた。
周囲にはクラブメンバーである鹿川が、「捨ててしまうには惜しいが、実用にならないトリック」を小説化した「11枚のとらんぷ」に対応した小道具が。
いったい彼女は何故、誰に殺されたのか。
「11枚のとらんぷ」との符号は何なのか~…
といった展開になります。
あらすじに書いてあるのとほぼ同じですが。

ミステリだけではなく、奇術が好きな人には面白い作品だと思います。
構成は三部作で、第一部は奇術ショウ、第二部は11枚のとらんぷ(作中作)、第三部は世界国際奇術家会議となります。
奇術ショウの様子や、奇術そのものについての説明が結構多いです。
最後の推理に必要な情報・伏線はそこにしっかり書かれており、ミステリとしてかなりフェアな作品だと思います。

しかし、奇術ショウや奇術の説明が多すぎて、推理に関わるとはいえ、スピード感がなく、やや冗長な印象です。
また、伏線があるとわかっていても、構成の三部作はブツ切れ感があります。
私は奇術よりミステリを期待して読んだので、ミステリ<奇術な感じや、少しコミカルなドタバタ感が合いませんでした。
犯人まではわからずとも、予想できた箇所も多く、ラストも少し残念でした。
そのため、私はあまり楽しめませんでした。

奇術やコミカルなミステリ好きにはおすすめですが、スピード感や緊張感あるミステリ好きには合わないかもしれません。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB

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