「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

米国NSAの局員アーヴァインは暗号解読の専門家。

イギリスが検挙したテロリストを訊問したアメリカは、大失態を犯す。

どうかこの夜を恐れないでほしい。

犯人の逃走車両の前に思わず飛び出したのを集団自殺するネズミのようだと言われ、“レミング"と呼ばれる元刑事で現興信所の調査員ヴァリシュ。

充実した仕事と、出来たばかりの恋人・久迩子との逢瀬…工業デザイナー・木島の平穏な日々は、自宅に放火されたことをきっかけに一転した。

敗戦間近のビルマ戦線にペスト囲い込みのため派遣された軍医・伊与田中尉。

数多くの名シェフを生み出す伝説のフランス料理学校で、シェフ修業中の理恵。いたって本番に弱い。

青藍病。それは心の不安に根ざして発症するとされる異能力だ。

成功率百パーセントの恋愛があります―。失恋に落ち込む大学生、秋山明はAIによる恋愛シミュレーションを受ける。

バチカン美術館にある絵画の前にマリア様が現われて預言をするらしい。

“夜見師”―祀られている祟り神を始末する者。その存在を知る者は限られている。

原因不明の症状により、市町村単位で住民が集団死する事件が発生した。

「今から起こることは、全部おまえのせいだ」。

北関東の平穏な町で、事件は起こった。 葬儀場で死者が甦り、他の遺体を貪り食ったのだ。

湖で発見された、上半身が少女、下半身が魚の謎の遺体。「死神女史」の検死で、身体変異に関する驚くべき事実が判明する。

天才発掘師・西原無量は鷹島沖の海底遺跡で黄金の剣を発見するが、何者かに奪われてしまう。

上橋菜穂子の傑作長編、ついに完結! ついに生き残った男――ヴァンと対面したホッサルは、人類を脅かす病のある秘密に気づく。

全てを諦めた男と、救いをもとめる医師。

鎌倉で出会った、言葉を話す不思議な猫・ニャン太。

アメリカ北西部の小さくて平和な町ツイン・ピークスで、ある冬の朝、女子高生ローラ・パーマーの変死体が発見された。

海に近い町に住む、真治と鳴海の夫婦。真治は数日間の行方不明の後、まるで別の人格になって帰って来た。

その視線を感じたら、最期──。 世にニ十冊しか存在しない奇書『眼球蠱聞』。

大学生になって、アパート「Bコーポ」二〇一号室で一人暮らしをはじめた僕は、入学式の日、彼と出会った。

ヒトと僅かに異なる存在、妖人。美貌と毒舌の妖人茶道家・洗足伊織は、「家族」との平穏をなにより愛していた。

パリとアムステルダムで爆破テロが発生。

次なる計画を止めるためISISの拠点に潜入した女スパイ。

湖から屍蝋が上がった―。小さなバーのママと常連客は、そのニュースに激しく動揺する(「水底の祭り」)。

警察エリート一家で育ち、優秀な兄と比較されながらも地道に事件に向き合う蟻塚博史。

アーカ製薬CEOのリー博士は、人間の能力を増幅させるウィルス開発に成功。

渋谷スクランブル交差点でのテロを防ぎ、事件に関わる警察官を大量検挙した「クラン」。

麻薬取締官が九州で内偵中の大麻密売情報を、厚労省の若手キャリアが警視庁捜査一課管理官にリークした。

正統な吸血鬼であるフォン・クロロックとその娘のエリカは、ある日、住宅街で少年に助けを求められる。

第四作品集に至っても、未だ驚異的なクオリティーを保ちつ<ブラウン神父>シリーズ。

東京・多摩地区在住のフリーター・甲田には認知症の母がいる。

夏祭りにやって来た、裏染天馬と柚乃たち風ヶ丘高校の面々。

この真相、絶対予想不可能――。僕の彼女は「嘘つき」たちに殺された。

その病院は、火星の丘の斜面に、カバラの“生命の樹"を模した配置で建てられていた。

「俺はまだ、トリックを仕掛けてすらいないんだぞ!?」完全犯罪を企み、実行する前に、探偵に見抜かれてしまった犯人の悲鳴が響く。

レマン湖のほとりに建つ美しい館〈アトランティス〉。主は世界中から六人の赤ん坊を養女に迎え、愛情を込めて養育していた。

悲嘆に暮れる六人の娘に養父が遺したのは、天球儀に刻まれた各々の名前と、出生地らしい座標の数字だった。

呪いの映画VS.霊捜研! 出演者が必ず死ぬ映画の謎に、心霊科学が挑む。

『ハイスクール・オーラバスター』の若木未生、渾身の心理学ミステリ 大学に入学した秋太郎が足を踏み入れたのは、異常に人間を嫌う来見行が専有する謎の哲学研究室「仮面応用研究会」だった。

第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品です! 母を癌で亡くした大学生の白木は、遺言に従い、母が30年前に佐伯義春という友人から貰った宝石を返すため、北海道を訪れる。

一九七九年、軽井沢。世界を熱狂させたポップスター・ジョンは、妻と愛する息子との静かな隠遁生活を楽しんでいた―はずだった。

横浜・レンガ倉庫近くで、OLの涙川紗也は、自分のストーカーだった男の刺殺体を発見。

父が遺してくれた家に、見知らぬ家族が住み着いた。しかも我が物顔で。

1年の刑期を終えたその日、オレを迎えに来たのは刑事の鷹原さんだった。

惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。

「そこに、死体が沈んでいる」衝撃的な匿名通報が東京水上警察に届く。ガイシャの頭部には、進水式で使う斧が突き刺さっていた。

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。

「鬼勘」と仇名された名御用聞き勘兵衛。

放談社週刊ミライ編集部の望来は、かつて指一本で勇名を馳せた達人を取材しに山に入る。

カメラマンの柳下久美子が代田橋の自宅マンションで何者かに殺害されていた。

感染すると死に至るウイルスが流行する中、大学生の直人は「未認可の特効薬」の情報をネットで見つけた。

仇討ちの父子を道場に居候させた豊之助だったが、どうやらその仇とは、江戸を騒がす火付け盗賊団の頭らしい。

楓川に架かる新場橋傍で、博奕打ちの猪之吉が死体で発見された。

ニューヨークの競技場〈ザ・コロシアム〉に二万人の大観衆を集めておこなわれたロデオショウの公演。

腐敗した政治家や官僚を爆殺する救国同盟が政財界を震撼させていた。

新聞記者の笹村に脅迫状が届いた。五年前、笹村は誤ってある女生徒がいじめの加害者ととれる記事を書き、自殺に追いやっていた。

駄菓子と本の店だがしょ屋のヤマトさんにかかれば、トラブルも事件も即解決!? キュートでスパイシーな謎解き&ビタミン満点の物語

テレビのドキュメンタリー制作者のキャサリン。彼女は順風満帆の生活を送っていた。

火の時代、絶望の時代が近づいている。戦が始まる。

資産家が住まう洋館に届いた英文の脅迫状と、奇怪な密室殺人――迷宮入りとなった十数年前の事件に四人の男が推理を競う傑作短編「完全犯罪」。

内藤新宿のはずれ、成子町で比丘尼女郎の千紗が首の骨をへし折られ殺害された。犯行を目撃しただろう妹は姿を隠してしまう。

「八咫烏」の異名を取り、江戸一番の火消加賀鳶を率いる大音勘九郎を非道な罠が襲う。

足掛け５年の修行の日々は、すべてこの日のため――。国中から豪腕辣腕の武芸者が集結した上覧剣術大試合。

経営コンサルタントの山上忠男は、かつて憧れていた美沙から相談を受けた。彼女の恋人が、横領の嫌疑をかけられているという。

十津川警部のもとに差出人不明の手紙が届く。京都祇園祭で、ある計画を実行するとの犯行予告だった―。

『羽賀組』の四代目組長でありながら、警視庁捜査一課の刑事として事件捜査にあたる羽賀亮。

「慶光寺」の御用宿「橘屋」に、身重の武家の妻女が駆け込んできた。

家庭も仕事も行きづまっていた梅宮正樹は、妻子と要介護の母を連れ、田舎町・睦間に移り住む。

裕福な親元を飛び出し、貸し間住宅・椋鹿館で気侭な一人暮らしを始めた少年コバヤシ。

嫡男の長福丸が毒を飼われたことに激怒した八代将軍吉宗は、背後で糸を引いた天英院に対し苛烈な処断に臨む。

浅草・花川戸で貸元の谷次郎が殺され、前後して唇に艶紅の塗られた若い女の死体が見つかった―。

異例づくし。まさしくそれが、総料理長オリーの今回の任務だった。

11年前CIAの密室で受けた拷問―悪夢から目覚めたプロフェットは、部屋の中にかつての仲間で初恋の相手・ジョンの姿を見る。

母親が愛人の首を切り落とした現場を目撃してしまった今村まどか。

信州松本近く、毎年シベリアから飛来する「白鳥の湖」で、首を折られた一羽の白鳥とともに写真家・金子敏の死体が発見された。

恋人を取られた女の元に現れたカレの同級生。彼女から、二人を別れさせる提案をされて…(「宵闇キャットファイト」)。

「江戸が終わって20年。

ある事件をきっかけに、 捜査一課を外された女刑事・星野美咲が交番勤務を経て配属されたのは、 「警視庁分室特別取締班」という新設部署だった。

引きこもりの湊大海は、ある日、口ばかり達者なトラブルメーカー・一色颯太郎と同居することになった。

人間に尽くす精巧なアンドロイド“ドール”との結婚という阿部孝嗣の夢は、人を模したドールの製造が禁止された大学時代に潰えた。

乱歩、澁澤龍彦も絶讃した、本邦三大ミステリのひとつ『黒死館殺人事件』の小栗虫太郎、もう一方の代表作。

米国国防総省直轄の情報機関に所属する葉山隆は、北朝鮮工作員・チョンの足取りを追ううち、チョンが日本で杉川春子と家庭を持ち、息子をもうけていたと知る。

偽造紙幣“スーパーK”の運び屋と目される北朝鮮工作員が日本に入国した。

ゴルゴ13の秘密に迫る、シリーズ第3弾! 直木賞作家・船戸与一が、劇画最高峰「ゴルゴ13」を描いた最強のエンターテインメント、第3弾! 作家デビュー前、脚本を手がけていた「ゴルゴ13」シリーズの中から、選りすぐりの3話をみずからが小説化。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

妻子が列車事故に遭遇した。

猫を飼うふりを続けていた男の謎。

野崎まどが脚本を手がけたテレビアニメ『正解するカド』のノベライズを依頼された作家・乙野四方字は、何を書けばいいのか悩むあまり、精神を病みつつあった。

文芸部に入部を決心した彩は、ある日、野球部のエース悠飛に声をかけられる。

スナイパーを狩れるのはスナイパーだけだ―― FBI捜査官救出作戦は、大規模な惨劇へと化し、男はふたたび戦いに身を投じる! 男の名はネイサン・マクブライド。

一人暮らしの自宅で、覆面の男に襲われたミシェル。 その後、犯人から自分を監視しているらしきメールが届く。

ポーランド北部オルシュティン市の工事現場で、白骨死体が見つかった。

防空壕跡から見つかった白骨死体の事件を捜査する検察官シャツキ。

近年、いよいよ兇悪化する盗賊どもの跳梁。

火付盗賊改方の二同心が、立て続けに殺害される。その太刀筋は、半年前に平蔵を襲った兇刃に似ていた。