『タイニー・タイニー・ハッピー』の著者が贈る、勇気と希望の物語。 どうして、こんなにがんばってるんだろう。

「自殺した彼女の人生を代わりに生きてます」―滔々と壮絶な体験を語る作家志望の女。傷害事件にまで発展した気まぐれな作り話。

江戸の味を知り尽くした、あの人気料理人も驚愕の面白さ。「料理は無限である。

親子三代で菓子を商う「南星屋」は、売り切れご免の繁盛店。

市民楽団のヴァイオリニスト・宇田川匠は、同じ楽団の涌井朱音と懇意になり、ある夜、19世紀のメキシコで起きた「死者の日」の出来事を語り出した。

妻が旅行で不在のあいだ、実家に戻った作家が、犬の散歩の際に訪れた河原で、のっぺらぼうの奇妙な人形を拾う(「人形」)。

同居の老人の奇行に悩まされ追い詰められた主婦が、一線を越えた末に信じがたい事実を知ることになる(「厭な老人」)。

東京調布で浪人生の死体が見つかった。

北町奉行所例繰方同心の白縫半兵衛は元岡っ引の半次を伴い、かつて手先を務めていた役者崩れの鶴次郎の墓参に下谷大興寺を訪れた。

こわがりなのに、大学の推理小説研究会に入ってしまった「僕」と、ミステリが大好きな中学生の「先生」が、身のまわりで起きるちょっとした「?」を解決していく“二葉と隼人の事件簿”シリーズの第2弾。

ダム工事の現場で、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに向き合った姿であった。

“コーミー”は暮らしを豊かにする神の実か、それとも災いの種なのか。禁忌の南の森に入ったウルクのピナイ追放が決まった。

警視庁公安部OBの鷹田は絶句した。カルマ真仙教元信者の死刑囚から、秘かに五億円もの金を預かっている男がいたのだ。

「人間の視点で物を考えないでください」動物オタクの天然系巡査・薄圭子のアニマル推理が大爆発!ペンギン、ヤギ、サル、ヨウム…現場に残されたペットの生態から、常識はずれの発想で真犯人をあぶり出す。

スマート泥棒―略してスマドロは、閑静な住宅街で白昼堂々、鮮やかな手口で盗みを働き、世間を騒がしている。

二宮光二郎七十五歳、元理科教師で趣味は分解。大抵の故障はすぐ直す。

恋人も仕事も失い、伊勢神宮に神頼みにやってきた谷原芽衣。

東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。

あやかしのお医者さんである双子、晴と嵐に弟子入りした莉莉。

加賀藩領内に入り、お国入りの一行がほっとしたのもつかの間、高岡の名刹瑞龍寺境内で、襲撃者が藩主綱紀を狙う。

「手紙に描かれた風景を探してほしい」旅行作家・茶屋次郎が受け取った一通の依頼状。

「巨大シーラカンス日本へ!」大東新聞に独占掲載されるはずのスクープがライバル紙の一面を飾った。

「ゆっくりしてこい。

殺人犯どころか、テロリストが同乗しているかもしれない!?突然の爆発で騒然とする豪華客船「パシフィック・プリンセス」。

「そのまま死んでもいいのか」結婚を考えた男に振られ茫然と駅のホームに立ち尽くす理子の前に、謎の男・玉緒が現れた。

「あたし、あの人がこんなにも好きなんだ」太物問屋『あたご屋』の一人娘・お八重はごろつきから助けてくれた“川獺”と名乗る男に想いを寄せている。

飛鳥山の菊屋敷で、剣術家が独り稽古を続けていた。

舟運業者らが開いたご禁制の賭場から大金が奪われたとの噂が流れ、次いで勘定奉行所の役人が殺された。

警視庁捜査一課の刑事でありながら『羽賀組』四代目の顔を持つ羽賀亮。白昼、羽賀組のオフィスが銃撃された。

人里離れた柚木野山荘で作家仲間の結婚披露パーティが開かれる。

銃身と銃床を切り落とした猟銃―。使われた凶器から、暴力団組長殺害の容疑者が浮かび上がった。

水楢中学校野外活動部の弓原公一らが合宿で訪れた湖畔のキャンプ場で、惨劇は起こった。

家庭内暴力に手を焼き、「いずれ私か妻が殺される」と、島内は息子の亮太を殺した―。

世の中、間抜けばかり―あんな簡単な事件の真相も見抜けないなんて。

駆け込み寺「慶光寺」の御用宿「橘屋」に、大店の薬種問屋「小国屋」の内儀おきくが駆けこんできた。

妻子を残して移民の男性が失踪した。警察は強制送還を恐れて自ら姿を消したと結論づけたが、妻は納得しなかった。

トレッキング中の女性が偶然見つけたのは、山中に埋められた六人の遺体。

梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。

梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。

過去への旅が可能となった未来、時間局が設置された。部局はふたつ。

これは終わった物語。夢と人生を食いつぶされたそれからのお話。

カフェの店主スザンヌはいつも店で出しているチーズを購入するため、付き合いの長い酪農家マイクの農場を訪れた。

安政四年。好色者で、かつ火事のたび大儲けする材木問屋の主人が殺される。

旗本の小出家で、上役の悪辣な妨害にも負けず職務と武芸に励む川端藤吉。

年明け早々、小石川で一家心中が発生したらしい。

東京・大阪間を結ぶ「銀河」に乗り合わせた者たちが次々に殺された――。

1972年秋。

女優毒殺事件を追う浜崎は、友人の記者・古谷野や歌手の福森里美らの協力で、殺された絵里香が映画会社元社長の愛人だったことを知る。

歴史に埋もれた財宝の謎を追うチーム“ハンターズ”―最強の指揮官コッブと4人のプロフェッショナルたちの新たなミッションは、アレクサンダー大王の墓を発掘すること。

アレクサンダー大王の墓の在り処を探すコッブたちは、謎の暗殺集団に拉致された仲間の行方も追わなければならなくなる。

文政二年（１８１９）秋、野分（台風）一過。久慈屋の大番頭・観右衛門に誘われ、隅田川沿いの須崎村に赴いた小籐次。

「トオリヌケ キンシ」の札をきっかけに小学生のおれとクラスメイトの女子に生まれた交流を描く表題作。

舫鬼九郎、柳生十兵衛、天竺徳兵衛、高尾太夫、幡随院長兵衛たちが、陰謀渦巻く会津藩で、宿敵・左甚五郎率いる根来傀儡衆と激突!

盗賊の頭・長沼又兵衛は、かつて本所・高杉道場で、平蔵、岸井左馬之助とともに、三羽烏と呼ばれた男だった(「高杉道場・三羽烏」)。

同心・松永弥四郎は、自身の奇妙な性癖を平蔵の息子・辰蔵に知られ、戦々恐々の日々を送る(「夜針の音松」)。「酒もうまい。

ギヴ。それがその犬の名だ。

上州玉村で道案内が殺され、下手人の定次郎が逃走した。

NHK土曜ドラマ「4号警備」完全ノベライズ後編! 民間警備会社「ガードキーパーズ」の警備員・朝比奈(窪田正孝)は、石丸(北村一輝)という冴えない中年男性とコンビを組み、「4号警備」の任務に就いている。

死顔にはその仏の一生の歴史がかたまってるわけやな―死者の顔が持つ威厳と迫力に魅力され、葬儀博の実現に懸ける男・ガンめん。

絶海の孤島に建つ孤児院「四水園」で発生した、園生の不可解な転落死。

アマゾンの密林で、世界的な大富豪が人間狩りに興じる。

毒舌家で変人の書道家、東雲清一郎。筆跡鑑定も行う彼は、書を愛しているのに、書を避けている。

リストラ直前の中年男、駆け出しのシナリオライター、離婚目前のキャリアウーマン、本命になれない30歳のOL―。

めくるめく謎と恐怖とブラックユーモア……有栖川有栖がおくる、異色にして華麗なるミステリ短編集!

伊豆下田にいたはずの十津川の友人が、なぜか東京湾で死体となって発見された。

新宿の街中で狙撃された覆面捜査官・畔上拳。本人は助かったが、流れ弾に当たって妊婦が死亡。

知られざる戦争の悲劇 終戦間近のアルプスで何が!? 大学で旅行研究会に所属している三杉道久は、 一年先輩でマドンナ的存在の新村桐子と二人きりで北アルプスを縦走する。

なんと裁判員に選ばれてしまったハチベエ。

暴力をふるうようになった恋人と別れたい(「泥棒猫貸します」)。

神戸で警官が撃たれて銃が奪われた。指紋から、学生運動の後、海外へ逃亡していた男が浮かび上がる。

冴えた推理を披露するものの、必ずあと一歩で周囲に手柄を奪われる、もはや神業的能力を持つ押井刑事。

新進ピアニスト三郷夕鶴は、父伴太郎の誕生会の日、見知らぬ男から父への伝言を手渡された。

1908年3月。ワシントン海軍工廠で大砲開発の伝説的技術者ラングナーが爆死した。

ラングナーとそれに続く人間の死の背後にちらつく謀略の影。そしてベルを狙うギャング。

甲府藩主であり、将軍・徳川綱吉の甥でもある、徳川綱豊。

警視庁の首席監察官が殺害された。

映画「怪物はささやく」原作 カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞ダブル受賞! 怪物は真夜中過ぎにやってきた。

抱かれたい。触れられたい。

逃げて、逃げて、逃げて。私は“彼”に出会う。

事件の謎はゴッホに聞こう。天才学芸員の佐久間と娘のかえでが越してきた香瀬町では、いま奇妙な事件が起きていた。

大黒屋に脅迫状が届いた。古着大市を取りやめぬと客を殺戮するという。

自分の気持ちを伝えるのが苦手な文香は嘘をついて本当の自分をごまかしてばかりいた。

国内二例目の赤ちゃんポストで張り込んでいた新聞記者・長谷部友美が目撃したのは、嬰児を抱いた石葉宏子の姿だった。

亡き友の家を守る物書き、綿貫征四郎。

晴美たちは、出席した友人の披露宴で、新郎新婦がウエイトレスに刃物で襲われる場面に遭遇する。

仮想現実に入り込む新感覚ゲーム・バーチャワールド。

松尾探偵事務所に、ある男の将来性を調べて欲しいと調査依頼があった。

ハワイから日本へ来た青年・桐生傀の目的はただひとつ―父を裏切り、殺した花木達治に復讐すること。

人口約三千人の町、ブラックスプリング。その町には邪悪な魔女が棲んでいる。

悠貴の過去を紐解く謎解き編! 解けない謎はない『エメラルドの探偵』が唯一未解決とする『事件』。

その並木道で出逢ったのは、 未来の「私」と過去の「私」。

大ヒット作『栗丸堂』の著者が贈る、新シリーズ第2弾! 大都会東京の片隅に、ふと気まぐれに姿をあらわす移動式のスペイン風カフェ兼居酒屋“ウツツノバル”。

物静かな青年・透と美白猫のアガサが、 謎も心も解きほぐす。 美哉は恋人と別れ、仕事も失い、失意のどん底にいた。

優しい声で彼女は言った。「私を殺した犯人を見つけてほしいの」と。

刑事には甘さだって必要です。おかしな刑事コンビが贈るスイーツミステリ! どうしてもスイーツから逃れられない刑事がいる。

長崎県鷹島沖の海底遺跡発掘チームに派遣された、天才発掘師・西原無量。蒙古襲来の際に沈んだ元寇船の調査が目的だ。

1712年、琉球王に第13代尚敬王が即位した。

小春が京都・祇園の祖母宅にやって来てから約1年。

殺人容疑を受け、警察に拘束された兄は、なぜか黙秘を続ける。

【国際スリラー賞最優秀長篇賞受賞】 ヴァチカンに住むアレックス神父のもとに、兄シモンからの助けを求める電話が入る。