大学の探偵助手学部に通う君橋と月々は、志望のゼミに落ち、悪ふざけで出した第3希望の猫柳ゼミ行きが決定してしまう。

厳冬の北海道、消息を絶ったカメラマン捜索のため、若き森林保護官はスキーを履き山中へ向かう。

大正11年に来日したアインシュタイン博士が肌身離さず大切にしていたバイオリンが盗まれた!騒ぎにならないように取り戻してほしいという博士の依頼に、招聘元の改造社が白羽の矢を立てたのは早稲田大学の等々力教授。

別居している妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺―一一〇番通報の時点では単純な事件と思われた。

「親友が心を寄せる男に掛けられた、殺人の嫌疑を晴らしてほしい」。

かくも危うく、みずみずしい。安西水丸が熱烈に惚れ込み、自ら翻訳した若きカポーティ、まぼろしの傑作。

東京・谷中にある月影寺の奥に居を構え、居候・宇多蒼一郎と二匹の猫とともに暮らす白藤晴。

日本中を恐怖に陥れた殺人鬼を追って、警視庁の史上最強女王・薬師寺涼子警視は部下の泉田準一郎らを連れてシベリア奥地を大追跡、犯人が潜伏する秘密都市へ向かった。

サムライの心意気で新たな時代に漕ぎ出せ! 佐伯泰英の幕末冒険小説、第二十二巻。交易に一族の命運を託した座光寺藤之助。

正視できるか、これほどの悪を。乗り越えられるか、これほどの憎悪を! 「探偵の探偵」シリーズ最新刊、早くも登場。

月浦魚之進が、殺された兄・波之進。の跡を継いで、同心になった。

古いアパートを改装してショッピングモールとなった『夢玄館』。

敵味方のほとんどが斃れた吹雪の死闘から数年後。

辺境の村で静かに生きる、かつての英雄・鶴岡軍兵衛の戦列復帰を断念した伊達順之助。

未来もお金もない底辺ボクサー・黒木には、たった一つ、夢がある。

京人形に仕込まれた爆弾による殺人事件が東京と京都で起きた。

闇に包まれた都会の夜には犯罪という罠が待ち受けている。今夜もどこからか脅迫者たちの足音が聞えてくる…。

金貸しは、どうも性に合わない―。

部屋いっぱいのバラの花に囲まれ、華やかなドレスを身にまとい、ロッキングチェアに横たわる死体。

大手企業に就職したものの、うだつの上がらない日々に塞ぐ井上雅也。

筋者に誤射されて、弟を亡くした須賀刑事は、念願だった警視庁暴力団係に配属された。

師走も二十八日。立場茶屋おりきの茶屋と旅篭、彦蕎麦、あすなろ園の餅搗きの日。

1939年、ワシントンDC近郊で娼婦の死体が発見された。時をおかず第二の事件も発生。

猟奇殺人の犯人が捕まった。陪審員の理解は得られず、男は凶悪犯の巣窟・孤島の牢獄アルカトラズへと送られる。

異常な寒波のなか、私は少女の家へと車を走らせた。地球規模の気候変動により、氷が全世界を覆いつくそうとしていた。

二十二年前、妻と姦夫を成敗した過去を持つ地方藩の執政・阿部重秀。

雨降りの薄暗い朝、スザンヌは記念式典に必要な花を届けるため、急いで墓地へ向かっていた。

「紅雲町珈琲屋こよみ」の著者が放つ書き下ろしサスペンス! タクシードライバーの千春には、正当防衛で人を殺した過去があった。

大友鉄の一人息子・優斗が行方不明に―― 父を訪ねて高速バスに乗った優斗は移動中に忽然と姿を消してしまう。

涙がおさえられない最後が待ち受ける 十五歳のわたしの家にやってきた三十七歳のレミちゃん。

江戸は下町・本所を舞台に繰り広げられる、笑いあり、涙ありの人情話。

釣り人が溺れ死んだという情報を得て、 三宅島に降り立った右京。

海上自衛隊は、アメリカから払い下げてもらった空母〈キティホーク〉を改装し、ついでにノースロップ・グラマン社の倉庫に眠っていたF14も買い取って運用していた。

K工業グループのオーナー・北中茂也が後頭部を重いもので殴られ殺された。発見者はお手伝いの足立みち子。

新興宗教団体「宇宙神瞠会」が極秘裏にすすめている“ハルマゲドン”計画。

尾道を舞台に、福山在住の作家・今井絵美子氏が描く大人の男と女が交わす、命と情の物語。

急成長の高級エステティック・サロン『ヴィーナス』のイメージガールが惨殺された。

鷲田完治が道東の釧路で法律事務所を開いてから三十年が経った。

鷲田完治が道東の釧路で法律事務所を開いてから三十年が経った。

西側陣営の兵器ファッション・デザイナーであるラーズ・パウダードライと、人民東側のリロ・トプチェフは、日々、超次元空間に意識を浮遊させ、独創的で戦慄すべき殺戮兵器を開発していた。

デパートの化粧品売り場で働く柚希は、美人なのに年齢=彼氏イナイ暦という29歳。

独り身で子供も持たなかった、仕事ひとすじの啓子は、病気のため五十四歳という若さで亡くなった。

若き医師・一ノ瀬希世は、伊豆諸島の小さな島の診療所に赴任してきた。人口四百人弱の同地には、健康増進運動が浸透していた。

その病気(ナゾ)、命にかかわるぞ? 炭酸飲料に毒が混入された、と訴えるトラック運転手。

藤ヶ崎高校一の美少女、早伊原(さいばら)樹里は恋愛に興味がない。友情にも興味がない。

二千年以上も昔、秦の始皇帝の命を受け、不老不死の薬を求めて旅立った徐福。

孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。

連邦判事とその愛人の殺害事件が迷宮入りかと思われた頃、冤罪で収監されていた弁護士バニスターが、真犯人を知っていると声を上げた。

FBIは判事殺害容疑で、麻薬関係の犯罪歴があるクィンを逮捕。

元警察官の“探偵”水野優希がコンビを組んだのは、容貌魁偉、博覧強記、かつとても感じの悪いフリー編集者・醍醐真司。

貧乏ひまだらけ、吉祥寺探偵事務所の4人のいっぱいいっぱいな日常と不思議な依頼者たちが織り成すユーモアパズルミステリー。

貧乏ひまだらけ、吉祥寺探偵事務所の4人のいっぱいいっぱいな日常と不思議な依頼者たちが織り成すユーモアパズルミステリー。

将軍家に献上する刀が、赤く怪しい光を放ち将軍・家重を襲う! 京嵐寺平太郎は"妖刀茶丸"を携え駆けつける。

高校生の木崎奏が出会ったのは、職業も風体もどこか浮世離れした御劔耕助という男。

新宿・歌舞伎町のビルから飛び降りて亡くなった母親の形見を整理していた女子高生の摩耶。

方石―それは様々な服飾品に変じることのできる立方体。

道郎の通う帝陽美術大学の上空に突如、カラスの大群が現れた。

年の瀬も押し迫ったある日、オカルト研究会に奇妙な依頼が。絵画愛好会主催の、卒業生のための展示会。

街の片隅に佇むペットショップ“夢幻楼”。

北海道・旭川の冬。僕・正太郎は、櫻子さんと親しい薔子さんに頼まれて、旭岳にある別荘に行くことに。

自治体アシスタントとしての勤務もあとわずか。

東京タワーが爆破された。現場に居合わせた天羽眞理子は、スクープ写真の撮影に成功する。

超高層ホテルの開館記念イベント。満楼に競う光が東京の夜を彩る巨大な十字架となって立ち上がったとき、一人の男が転落した。

東京の巨大ホテルの社長が堅牢な密室で刺殺された。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。

北アルプス、漆沢渓谷。獣や鳥の“瞑りの楽園”に突如起こった地滑り。

将軍綱吉の命により、表御番医師から御広敷番医師に職務を移した矢切良衛は、御広敷伊賀者を襲った者を探るため、大奥での診療を装い、将軍の側室である伝の方へ接触するが……。

「『鬼』の正体は探るな」クラウス教授にそう忠告された絶対城。

何者かに「オジいサン」と呼ばれたことを寝床で思い出した、とある朝。推理したり慌てたり、調子に乗って反省したり。

夫の刺殺容疑で逮捕された美人ピアニスト。

学歴も経験も関係ない。すべての評価はどれだけ家を売ったかだけ。

金属メーカーに勤めるOLの三ツ橋京子。

人の心の動きを香りとして感じとる力を持つ、高校二年生の香乃は祖母が営む香り専門店『花月香房』に暮らしている。

クロロックの仕事に便乗し、ヨーロッパ旅行に出かけたエリカたち。

失業中の犯罪報道記者ジム・ジュリー(♀)。母の経営するリゾートを仕方なく手伝う毎日だが、ある日、砂浜で生首を発見。

城下町・七凪町にある骨董店で、職人見習いとして働く荒木堅吾。

ドッキリを仕掛けるのが生き甲斐のマコトと、それに引っかかってばかりの俺は、小学校時代からの腐れ縁だ。

空手部の選抜出場を応援する校内のポスターが、何者かによって破られた。

旗本家次男の五月女角次郎は、縁あって舂米屋の大黒屋に入り婿した。

武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇。瀕死の被害者は「テン」と呟いて息を引き取った。

ひとりぼっちの少女とコンビを組み、失踪した三毛猫を探すことになった天才弁護士・百瀬太郎。

訪れたバブル景気。高卒銀行マン滝本は出向先の商社を我が牙城とすべく地上げをてこに違法すれすれの手段で地位を固めていく。

大手銀行から出向し、三百億円もの累積赤字にまみれていた老舗の専門商社をたった二人で再建した敏腕社長、滝本。

繊細で美男な大学生、鮎太朗。女はみんな彼に片想い。

崩壊した東京で生き残るんだ!! 『悪夢』シリーズで話題沸騰の才人が描く戦慄の群像劇 何の前触れもなく、地球が崩壊した。

南町奉行所きっての腕利きと噂される臨時回り同心・月浦波之進に特命が下った。「江戸の食いもの屋の動向を探れ」と。

養護院草の実荘の新しい二階家が完成し、増改築に携わった職人衆をはじめ、 日頃から草の実荘を支援する面々を招いて盛大な宴が催されていた。

地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。

江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父・松庵の仕事を手伝うおいちは十七歳。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

タワーが建設され活気を帯びる街、錦糸町。元大学准教授の鏑木は、理由あってこの街でヤクザの便利屋をしている。

トップ屋集団「メトロ取材グループ」の杉田兼助は、同僚の高森映子とともに銀座のキャバレーで取材をするが、協力した映子の友人のホステスが屍体となって発見された。

アンドロイドが普及し、人に代わって戦争すらしてくれる時代。

津久井操は科学警察研究所の職員。実際に起きた事例をもとに、「警察は事件の発生を未然に防ぐことができるか」を研究している。

伝説的映画監督の大森が、新作『災厄の季節』を撮る!若き助監督・宮藤映一も現場に臨むが、軽薄なプロデューサーや批判を繰り返す外部団体など周囲には難敵ばかり。

事の始まりは、昔馴染みの老人からの電話だった。

家にこもり、パソコン上で仮想少女との会話に没頭する青年・小出弘一。ある日、共に暮らす母親・雪子が何者かに殺された。

高名な彫刻家の杉原完三が、自宅兼アトリエから姿を消した。一ヶ月後、完三は武蔵野の林から遺体で発見された。

高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行採決。