(短編集)

イーハトーブ探偵 山ねこ裁判: 賢治の推理手帳II



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初公開日(参考)2015年07月
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短編集

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イーハトーブ探偵 山ねこ裁判: 賢治の推理手帳II (光文社文庫)

2015年07月09日 イーハトーブ探偵 山ねこ裁判: 賢治の推理手帳II (光文社文庫)

石工会社の社長が、採石場で岩の下敷きになり亡くなった。調査を頼まれたケンジは、現場に残されていた黒い粉に気づく。(「哀しき火山弾」)堅固な二重扉に錠が掛かったままの土蔵から、家宝の掛け軸が盗まれた。犯人はどこから入りどこへ消えたのか!?ケンジが披露した驚くべき推理とは?(「山ねこ裁判」)名探偵・宮澤賢治の活躍を描く話題のシリーズ第二弾が登場!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

イーハトーブ探偵 山ねこ裁判: 賢治の推理手帳IIの総合評価:7.67/10点レビュー 3件。Cランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(9pt)

イーハトーブ探偵 山ねこ裁判: 賢治の推理手帳IIの感想

宮沢賢治”探偵”と助手役”カトジ”が活躍するシリーズ第2弾。
前作にも増して”ケンジ”の推理が冴え渡ります。
大正という時代を舞台に、ケンジのせっかちな人柄とそれに振り回されるカトジの困惑振りが面白く描かれています。
前作で気になった時代考証もなんとかクリアはされているんでしょう、各章に登場する人物たちのセリフ・服装・所作など
かなりの部分で当時実在したかのようなリアリティも醸し出されているように思いました。
こうなれば第3弾も待ち遠しくなります。

本好き!
ZQI5NTBU
No.1:
(6pt)

「イーハトーブ探偵 山ねこ裁判」の感想

前作・「イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり」と同様に、宮沢賢治を探偵役、彼の親友・藤原嘉藤治(ふじわら かとうじ)がワトソン役として書かれた、5編の連作短編ミステリ(文庫オリジナルと書き下ろし)です。

本書の舞台は、大正12年と言う事なので、前作より一年後(前作は大正11年の話で、その間に、賢治の妹・トシが亡くなっていた)の話です。
前作のような、大がかりなトリックはありませんが、知り合いの人が持ち込んできた事件を解決すると言った話や、ちょっと小耳に挟んだ事柄から事件を推理していくと行った話などです。
いわゆる「犯人捜し」となっているのは、「山ねこ裁判」と「赤い焔がどうどう」のみで、それも読んでいる内に犯人の予想がつくような内容です。
いずれも、この時代や、この地方独特の雰囲気を感じさせる内容で、全作とも、宮沢賢治の著作と絡めて上手く話を作られており、つい「青空文庫」で宮沢賢治を読んでみたくなりました(笑)

実際の宮沢賢治がどんな方だったのかは知りませんが、教科書の写真で見る様な優しいまなざしから想像出来る、彼の人となりが良く伝わってくる話で、気持ちよく読み終えました。
この作者(鏑木蓮さん)は、宮沢賢治が好きなんだなぁ・・・と感じさせられる内容になって居ます。

トラ
WFY887SY
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1:
(4pt)

宮澤賢治が探偵として活躍するシリーズ第2弾

あの宮澤賢治を探偵役に据えた連作短編集の第2弾。今回も宮澤賢治は親友の藤原嘉藤治と共に様々な事件を解決する。宮澤賢治を信奉する鏑木蓮だからこそ描けた作品であることは間違いない。残念なことにシリーズ第1弾に比べると斬れ味の悪い短編が目立つのは物語の制約ゆえなのか…

『哀しき火山弾』。石工会社の社長の事故死を巡る賢治の推理。歯切れの悪い結末…

『雪渡りのあした』。盗まれた宝珠の謎に賢治が迫る。これもまた斬れ味が悪い。

『山ねこ裁判』。やっとスッキリした結末が描かれる。鍵のかかった土蔵から盗まれた家宝の謎。本作の中では一番面白かった。

他に『きもだめしの夜に』と『赤い焔がどうどう』を収録。
イーハトーブ探偵 山ねこ裁判: 賢治の推理手帳II (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:イーハトーブ探偵 山ねこ裁判: 賢治の推理手帳II (光文社文庫)より
4334769330



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