ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション
- 人形 (161)
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読了後に読書メーターをざっとチェックしたところ、克己親子と今日子一家が命拾いしてハッピーエンドだと解釈してる人が結構な割合いて驚いた。 いや全然ハッピーエンドじゃないぞ? ていうか例のご神体破壊したら呪いが消滅するって誰が断言したの?正体ばれれば弱体化するとは言ってたけど、「消える」とは断言してなかったよね。 最大の伏線は去り際の克己が「……ばいばい」と手を振ったこと。順当に考えればこれは呪詛の残滓の雛人形、もしくは和也に殺害された生駒老人or息子の悪霊なので、結局呪いが解けてないってことになる。 むしろ後者の方がより厄介。 呪いの成就まであと一歩ってとこで息子ともども惨殺(しかも相手は孫を虐め殺した奴)……これで怨恨強化の悪霊にならないわけがない。 で、マンションから避難した璃音に雛人形(分体)が憑いてったんだから、華菜の引っ越し先まで同行するのは明らかなので……やっぱりバッドエンドじゃん!!!! いじめグループの中で「自分(と自分の愛する家族)さえ良ければ後はどうでもいい」と言い切る、ある意味もっともタチの悪い真沙輝だけ無事でしたじゃ何とも後味悪くて胸糞悪いので、だったらきっちり帳尻合わせてほしいって希望的観測なのは否めない。 でもねー「ノロワレ」、もとい甲田学人作品を読んできた身からすると華菜たちは無事じゃすまないと思うんだよね……もとからよそ者で部外者だった克己はともかく。 内容自体は虫おくりと同じテーマだったのはマンネリ化が避けがたい。この作者ほんといじめ好きだな。幼少時にいじめられっ子だったのか?と邪推したくなる。ただ何度も同じテーマの焼き直しをされると食傷気味というか、「またこれ?それしか引き出しないの?」と正直飽きてくる。 とはいえいじめ被害者の遺族の魂の叫びと、大人になった加害者の無神経ぶりはよく書けていた。「善人は人の親のじゃない」、至言。 夢人の傍観者スタンスも個人的には納得感あったというか、シリーズ初期からの立ち回りを見てると「だよねー」としか思わない。彼は彼で編集者を気に入ってたから大河内を動かしてアドバイスしたんだろうな。 | ||||
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ヒロイン役が愚鈍なのは、ホラーとして小説を支えるのに必要なのかもしれない。 げんなりしてしまうのは、サッと通り過ぎればいい箇所を執拗に描くことと、同じ意味合いを何度も繰り返すこと。 小説の構成上必要かと言われると全く必要ない。 これ、なろう、ですら見たこと無いので違う意味で驚愕した | ||||
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作者である甲田学人様へのファンレターも兼ねて、書かせて頂きます。 Missing一巻が出た時からのファンです。 Missing、断章のグリム、ノロワレ、全巻揃えています。 Missingと断章のグリムのドラマCDも両方とも持っています。 また、三日月かけるさんの挿絵で甲田学人さんの現代ファンタジー、現代ホラー小説を読みたいです。 (※事情は分かりませんが、翠川しんさんとは上手くいかなかった事が残念です。。。。。) 私個人の身勝手な好みなのですが。 ……申し訳ないですが、新作の霊感少女シリーズは甲田氏の作風に合わない萌え絵調で、 どうにも受け付けません。萌え絵では、世界観に入りにくく、一巻で挫折してしまいました。 語り部である真木夢人のその後も気になります。 彼は呪いを宿し、他のいかなる呪いも効果がありませんが、彼の厭世的な性格にはとても興味が湧きました。 ノロワレ、続きが気になっています。 霊感少女は箱の中も良いですが。 やはり、甲田氏の世界を語る上で、繊細な心理描写と、繊細な文体に相応しいイラストレーター様は、 繊細な画風の少女漫画調を描かれる方の挿絵がとてもマッチしており、魅力を格段に引き上げていました。 また、ノロワレの続きが読みたいです。 出版社様、打ち切りにしないでください泣 | ||||
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電撃文庫で出ている「ノロワレ」のシリーズだが今回はメディアワークス文庫から。 内容の面白さについてはほかのレビュアーの方に任せるとして、気になったのは校正作業の雑さ。 二章p59 誤 「五十嵐さん」から「結さん」→正 「西任さん」から「結さん」 五章p184 誤 「克己の待つ201号室」→正 「克己の待つ401号室」 など、他にもいくつか。手許にあるのは初版だが、以降の版では修正されているだろうか。気になる。 | ||||
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下巻になってからいうのもなんですが、道徳的な問題と、正義的な問題に確固たる意思・・・いや、比較的法に沿っているというか、そういう方面で自分の見解を持っている人は読まないほうがいいかも知れない。そんな結末です。 ここに来る人は中巻までを読んでいる可能性が高いので、いまさら気になってしょうがないわ!という気持ちもごもっともなんですがね(笑) 「「真木夢人は探偵ではありません。」」 本編で彼の過去というか物語の発端を見ていないと、うわ最低だ!としか思えないレベルの名探偵でございます(こういう類に限った話ではありますが、知識の活用とかのレベルでは確かに名なのです)。 発端を知っているからこそ、さすが夢人だと思う・・・人も実は少ないかなー? 私は思ってしまう人なんですが。 ファンタジーと銘打ちつつのホラーですが、その実かなり現実的な話なのかもしれません。 呪い自体は存在しないかもしれませんが、手段がどうあれ、こんな展開にご注意あれ。 そんな考えを想起させる話。 | ||||
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