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ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション
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【この小説が収録されている参考書籍】
ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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読了後に読書メーターをざっとチェックしたところ、克己親子と今日子一家が命拾いしてハッピーエンドだと解釈してる人が結構な割合いて驚いた。 いや全然ハッピーエンドじゃないぞ? ていうか例のご神体破壊したら呪いが消滅するって誰が断言したの?正体ばれれば弱体化するとは言ってたけど、「消える」とは断言してなかったよね。 最大の伏線は去り際の克己が「……ばいばい」と手を振ったこと。順当に考えればこれは呪詛の残滓の雛人形、もしくは和也に殺害された生駒老人or息子の悪霊なので、結局呪いが解けてないってことになる。 むしろ後者の方がより厄介。 呪いの成就まであと一歩ってとこで息子ともども惨殺(しかも相手は孫を虐め殺した奴)……これで怨恨強化の悪霊にならないわけがない。 で、マンションから避難した璃音に雛人形(分体)が憑いてったんだから、華菜の引っ越し先まで同行するのは明らかなので……やっぱりバッドエンドじゃん!!!! いじめグループの中で「自分(と自分の愛する家族)さえ良ければ後はどうでもいい」と言い切る、ある意味もっともタチの悪い真沙輝だけ無事でしたじゃ何とも後味悪くて胸糞悪いので、だったらきっちり帳尻合わせてほしいって希望的観測なのは否めない。 でもねー「ノロワレ」、もとい甲田学人作品を読んできた身からすると華菜たちは無事じゃすまないと思うんだよね……もとからよそ者で部外者だった克己はともかく。 内容自体は虫おくりと同じテーマだったのはマンネリ化が避けがたい。この作者ほんといじめ好きだな。幼少時にいじめられっ子だったのか?と邪推したくなる。ただ何度も同じテーマの焼き直しをされると食傷気味というか、「またこれ?それしか引き出しないの?」と正直飽きてくる。 とはいえいじめ被害者の遺族の魂の叫びと、大人になった加害者の無神経ぶりはよく書けていた。「善人は人の親のじゃない」、至言。 夢人の傍観者スタンスも個人的には納得感あったというか、シリーズ初期からの立ち回りを見てると「だよねー」としか思わない。彼は彼で編集者を気に入ってたから大河内を動かしてアドバイスしたんだろうな。 | ||||
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ヒロイン役が愚鈍なのは、ホラーとして小説を支えるのに必要なのかもしれない。 げんなりしてしまうのは、サッと通り過ぎればいい箇所を執拗に描くことと、同じ意味合いを何度も繰り返すこと。 小説の構成上必要かと言われると全く必要ない。 これ、なろう、ですら見たこと無いので違う意味で驚愕した | ||||
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作者である甲田学人様へのファンレターも兼ねて、書かせて頂きます。 Missing一巻が出た時からのファンです。 Missing、断章のグリム、ノロワレ、全巻揃えています。 Missingと断章のグリムのドラマCDも両方とも持っています。 また、三日月かけるさんの挿絵で甲田学人さんの現代ファンタジー、現代ホラー小説を読みたいです。 (※事情は分かりませんが、翠川しんさんとは上手くいかなかった事が残念です。。。。。) 私個人の身勝手な好みなのですが。 ……申し訳ないですが、新作の霊感少女シリーズは甲田氏の作風に合わない萌え絵調で、 どうにも受け付けません。萌え絵では、世界観に入りにくく、一巻で挫折してしまいました。 語り部である真木夢人のその後も気になります。 彼は呪いを宿し、他のいかなる呪いも効果がありませんが、彼の厭世的な性格にはとても興味が湧きました。 ノロワレ、続きが気になっています。 霊感少女は箱の中も良いですが。 やはり、甲田氏の世界を語る上で、繊細な心理描写と、繊細な文体に相応しいイラストレーター様は、 繊細な画風の少女漫画調を描かれる方の挿絵がとてもマッチしており、魅力を格段に引き上げていました。 また、ノロワレの続きが読みたいです。 出版社様、打ち切りにしないでください泣 | ||||
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電撃文庫で出ている「ノロワレ」のシリーズだが今回はメディアワークス文庫から。 内容の面白さについてはほかのレビュアーの方に任せるとして、気になったのは校正作業の雑さ。 二章p59 誤 「五十嵐さん」から「結さん」→正 「西任さん」から「結さん」 五章p184 誤 「克己の待つ201号室」→正 「克己の待つ401号室」 など、他にもいくつか。手許にあるのは初版だが、以降の版では修正されているだろうか。気になる。 | ||||
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下巻になってからいうのもなんですが、道徳的な問題と、正義的な問題に確固たる意思・・・いや、比較的法に沿っているというか、そういう方面で自分の見解を持っている人は読まないほうがいいかも知れない。そんな結末です。 ここに来る人は中巻までを読んでいる可能性が高いので、いまさら気になってしょうがないわ!という気持ちもごもっともなんですがね(笑) 「「真木夢人は探偵ではありません。」」 本編で彼の過去というか物語の発端を見ていないと、うわ最低だ!としか思えないレベルの名探偵でございます(こういう類に限った話ではありますが、知識の活用とかのレベルでは確かに名なのです)。 発端を知っているからこそ、さすが夢人だと思う・・・人も実は少ないかなー? 私は思ってしまう人なんですが。 ファンタジーと銘打ちつつのホラーですが、その実かなり現実的な話なのかもしれません。 呪い自体は存在しないかもしれませんが、手段がどうあれ、こんな展開にご注意あれ。 そんな考えを想起させる話。 | ||||
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上巻読了後、下巻を楽しみに待っていたら、まさかの中巻である、 もやもやを抱えたまま待たなければならない絶望も、また甲田学人氏の呪いなのである (ヒエッ... 手にとった印象は「薄い」、 面白いが、あっという間に読み終わってしまった。 もう少しボリュームが欲しかったが前巻からそんなに期間を置かずの発売なので仕方ない。 この巻では前巻に引き続き数々の事件が起こるものの、解決には未だ程遠く、最後に重大そうな描写が出るか、8割は前巻の延長戦のようである 内容が面白いのでグイグイ読めるが、話が進んでる感じがしない。 恐らく多くの伏線が散りばめられているのだろうが。 それが下巻に活かせるかどうかで、引き伸ばしか、大切な複線か、評価が180度代わるだろう 下巻が待ち遠しい それにしても本編が3巻しかでてないのに外伝も上中下で3冊ってどうなのよ | ||||
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上下で終わらないのかよ!ということでマイナス1しておく。 内容的には、こういうのって全部終わってから付けないと何とも言えないので、今のところは5つ星でもいいかなと思っている。 とはいれ 「呪いから逃げ続ける生活、それ自体が既に呪い」 という夢人氏の発言は、その後の「「悪意に満ち満ちた発言も含めて」」素晴らしいと思っている。 まあこれは、夢人氏の過去の「あれ」があるので、逃げたら負けっていうのを誰よりも理解しているからこそなんですよねきっと。 そしてそれを知っている読者じゃないと、後の発言を含めて同意っていうのはなかなか難しいかなとは思う(悪意的な発言は読者でも好みが分かれるかもしれないがw)。 西任さんは悪くない。 展開的には、より状況を悪化というか詳しく広げるというイメージなんですかね。 多分上下になってたら、事件数はもっと少なかっただろうしっていう。 そういう意味では、中巻が出たことにも感謝かもしれません。 ただ、これはあくまでミステリではなくてホラー・・・いえファンタジーなので(笑)、誰しも容疑者になる可能性と誰しも被害者になる可能性が100%ずつっていうのが厄介であり楽しいところです。 目下のところ、生駒さん祖父孫がミステリ的「第一容疑者」なのでしょうが、油断はできないというか。今回、「容疑」を深めているイメージですが、実は「犯行」を抑えようとする側という可能性も否定できないかなと。 子供がいる西任さんに出て行けというのは、子供好き(子供を被害に遭わせないため)という証左にも取れますしね。 それにしても、今回子供中心というか子供だけの被害なので、うーん、親御さんは甲田先生のファンでも、ゆめゆめご注意をってかんじかなーとも思ったり。 | ||||
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喘息もちの5歳の息子のために、都心から離れた郊外のマンションに引っ越しをした西任結。 ホラーレーベルの編集の仕事をするため、通勤が可能な駅に近いマンションをと選んだのだが、好条件にもかかわらず空き部屋がなぜか多い。 同じ階に住む、同じ保育園に子どもを通わせている女性と仲良くなり、他のお母さんたちとも顔なじみとなるのだが……。 「子どもに良かれ」と転居したのに、そのマンションは子どもの事故死が立て続けに起きていて、実際に息子克己の目の前でお友達が転落死してしまう。 このマンションはなにかおかしい。 人気ホラー小説家 真木夢人 の担当編集者が「幽霊マンション」に引っ越してしまい次々と妙な出来事に会い、怯え出します。 本人は怖がりなのにめぐりあわせでホラーレーベルの編集者として働いてるだけなので「幽霊マンション」なんて知っていたら選ばなかったのに……と気の毒な状態。 息子の克己の少し変わった能力によって描かれるマンションの情景が趣があってヒヤリとします。 都会的な建物なのに、住んでいる人の中には地域の風土が生きていて「よそ者は出ていけ」とののしられる場面があり、別な意味でも怖いです。 民間伝承の呪いなどに詳しい真木に相談をすると、「「呪い」を無効にするのはその正体を知ることだ」と言われ、漠然とした不安の正体を探ろうとしたところで次の巻に持ち越しとなります。 この後どうなるのだろうと、続きが気になります。 | ||||
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甲田学人氏の持つ、文献、資料や民俗学、古い伝承、呪術、オカルト知識を、非情に濃く内包したこのシリーズ。 その辺のテンプレライトノベルとは一線を博すも面白さを持つものの、 一見様さようならなタイトルと、表紙がパッとしなかったせいで絶賛打ち切り路線に立たされているらしいと噂の、ノロワレシリーズの番外編です。 今回は新たな新規読者を取り込みやすいよう、表紙も表題もかっこいいし、実際新規の人が読んでも問題ない作りになっています。 前回までは呪いの収集家、真木夢人が故郷の田舎の呪いを解決していく話でしたが、 今作は田舎ではなく町が舞台です、夢人の元担当編集が遭遇した呪いについてなので夢人の出番は少なく、どうやら下巻から夢人が動き出す模様、とても楽しみです。 水難、不気味なマンション、幼い子供と聞くとほの暗い水の底からを思い出しますが、あの映画が好きな人は間違いなく楽しめると思います。 今回もとても面白いですが下巻が気になって仕方がありません、早く続き出てください。 | ||||
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仄暗い水の底からお母さんも無事に脱出できますように・・・! そう願わずにはいられないなあ。 巻き込まれる親子っていうと、どうもイメージがさ。 しかしそれはそれで美味しいなんて不謹慎なことしか考えないからホラー好きって嫌だわ。 小さい子と怪奇現象っていうのは、なかなか乙なものがあります。 (倫理的、道徳的にいけないから、甲なものって言えないんだろうなあ。なんて言葉遊びか) 夢人さんがであったというより、彼の担当編集者である西任結さんにスポットを当て、彼女が巻き込まれる怪異を夢人さんが解決?する話。 (・・・本編を知らない方は解決の意味を期待しないように!) 彼女の思いとは裏腹に、本書の最後で解決もとい、引っ掻き回しに参上するとか、その出方もあざといわ!(笑) 下巻はまだですか!<早いよ テーマは流し雛なんでしょうかねえ。 3巻の虫送りでちょっと絡みましたよね。 っていうか、本編まだですかwww 弟妹ちゃんがいない環境というか、七谷じゃないから外伝的なんですか。 それとも、故郷に帰る前の話という、時系列的な外伝なのかなあ。 風乃姉さんの外伝といい、MWに移動した方がいいんじゃねえかってぐらい最近こっちですね甲田先生ww 過去にひなにまつわる何かがあったのか。 誰かが意図的にノロイをかけているのか。 はたまた全く別の物語なのか。 ミステリじゃないので妄想しかできません(笑) それゆえどんどん膨らんで収拾がつかないので、やっぱり下巻はよと思う今日この頃。 | ||||
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