巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。

京都に伝わる稀覯本『黄母衣内記』。その所有者が謎の死を遂げた。

河原町今出川にある妖しき大怨寺で殺人が起きる。容疑者は、龍樹家の龍師・御堂達也。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタ。瓶賀流が目撃したのは濁流に呑み込まれる友人、龍樹落花の姿だった。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

大正歌壇の寵児・苑田岳葉。二度の心中未遂事件で、二人の女を死に迫いやり、その情死行を歌に遺して自害した天才歌人。

妖怪から相談を受ける『知恵の神』岩永琴子を呼び出したのは、何百年と生きた水神の大蛇。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。

雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

埼玉県と長野県の境近く、かつては個人の別荘であった寮「リラ荘」を、日本芸術大学の学生七名が訪れた。

大阪・枚方のアパートで女性が殺害された。

野崎まど作品新装版・第二弾!財閥の遺産とその正体をめぐる伝記ミステリ! 第二次大戦以前、一代で巨万の富を築いた男・舞面彼面。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

ミステリーに殉じた作家を敬愛する4人による驚嘆のアンソロジー。巧緻に練られた万華鏡のごとき謎、また謎。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

中学生がビルから飛び降りた自殺未遂事件。

少女たちの“トモダチ大作戦”。

「頼子が死んだ」。

時は明治末期。政府重鎮の妻君・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。

階段から落ちた恋人・亜矢子は意識不明のまま昏睡状態に陥る。

東京の夜空に珍しく一羽の鶴が舞った夜、一人の落語家・伊呂八亭破鶴が殺された。

駆け出しの小説家・物実の元に舞い込んだ初めてのファンレター。そこには、ある興味深い言葉が記されていた。

阿良々木暦を監視する式神童女・斧乃木余接。

その冷やかな微笑としなやかな身のこなしで世界的ファッションモデルとして活躍中の美織レイ子が自宅マンションで死体となって発見された。

丸高物産に勤めている曾根俊平が二十五歳の独身女性と情死した。

猟銃を持った殺人犯(黒のキング)が、妻・友貴子(白のクイーン)を人質に我が家に立てこもる。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

助言あり〼(ます)――。スーパーの駐車場で“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。

あらゆる感情を持たないがゆえに、 生き延びることに長けた少年、空々空。

それは、「推理」でなく「検証」。

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。

数多一人は超有名劇団『パンドラ』の舞台に立つことを夢見る青年。

200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

富豪の一人娘が、別荘で不審な事故死を遂げる。

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才とうわさ名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。

18世紀英国。

第二次大戦下のドイツ。

戦時中のミッションスクール。図書館の本の中にまぎれて、ひっそり置かれた美しいノート。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面と出会う、シリーズ最新刊! 奉太郎が省エネ主義になったきっかけ、摩耶花が漫画研究会を辞める決心をした事件、えるが合唱祭前に行方不明になったわけ……。

鯨井留可は完全犯罪を目指さない男。そんな彼がアリバイ工作のために声をかけたのは、白髪の美女。