スパイラル‐推理の絆〈2〉鋼鉄番長の密室
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ネットで小説の評判がいいと知り、漫画に手をつける前に手にとってみたんですが、読後感は非常に複雑でした。 この作品は大筋ふたつの側面から成り立ってるんですが、そのひとつは密室モノであるという点です。 主人公の歩くんは、この謎に対して三通りの可能性というか解釈を提示するわけですが、そこから結末に至るまでの展開はこれは見事なものだと思いました。いやホントに。こういうバリエーションをシミュレートできる作者ってかなり頭いいなんだろうなーって素直に尊敬しちゃう。 しかしですね、もうひとつの側面、すなわちこの事件の舞台というか状況設定、これが問題なんですわ。 それをハッキリここに書いてしまうと、これから読む人の楽しみを奪っちゃう事になるのでボカしますけど、コレの後に漫画も一通り読んだ上でよりハッキリと疑問に感じたのは、なぜここでまた本編と異なる妙な世界像を持ちこむ必要があんの?ってことです。 本編におけるブレチルがらみの設定は、読者の日常から外れた異質なものですが、それをアリとする事、そこまではアリなわけですよ。そういう世界のお話か、フンフンなるほどねというカンジで、突込みどころがあるとかないとかそれは作品のツメに関わるところで、そもそも問題の次元というか質が違う。 しかし、この小説においてのコレはそういう話じゃない。それはこの原作者さんもわかってんですよね。だってそういう読者の違和感を、主人公の歩くん自身が作中で繰り返し代弁してくれてるんですから。 別にこれ、月臣学園の界隈で起きた普通の密室殺人とかでよかったじゃないですか。そうしなかったのは、なんでですかね? | ||||
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他のレビューにもあると思いますが、私的に全4巻中最もレベルの高い、傑作だと感じました。 主人公鳴海歩が依頼者・牧野千影に用意した答えは一体何か・・・ 番長時代に隠された秘密の扉を歩が開きます。 題材が「番長」となんとも奇抜な印象を受けるかもしれませんが、歩と我々読者は同じ立場であり、歩がその存在にツッコミをいれながら進みます。 魅力的なキャラクター達が織りなす会話も物語にアクセントを付けてくれるので引き込まれます。多分読み出したら中々止めるのは難しいでしょう。 自分も推理しながら読みたい人も、いっそ受け身になって物語を楽しみたい人にもオススメです。 至高の論理を楽しんでください。 | ||||
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最高に面白いです。もしや漫画より・・・? ちょっと変わった推理をする鋼鉄番長編。トリックを破り犯人を当て、真実は一つ!どうだコノ野郎的なスタンダードな推理ものではありません。(まぁ本編のスパイラルも、そうですが)主人公の歩が昔起きた自殺事件に3つの仮説をたてるお話。本当は殺人か、やっぱり自殺なのか・・・。個人的には第1の仮説での心情は「おお、なるほど。その手があったか!うーむ」第2では「え!うそぉ!!こわ!」第3では「うわーん母さーん!!僕、感動したよ!」でした。特に印象的に心に残ったのは2の仮説。人間て怖いと思いました。鋼鉄編ラストの、ちょっとした恋心では微妙に切なかったてさす。だってもう二度と歩と会うことは・・・。せめてアライヴに出てほしいよ。くるみ編は死体がグロいです。(笑) | ||||
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真夜中に牛乳の買出しに出た歩は公園で踊る少女牧野千影に出会い、奇妙なメダルを投げつけられる。翌日、そのメダルを見たひよのはメダルにまつわる番長たちの熱き物語を話し始めた… メダルの真の持ち主、鋼鉄番長の死の密室を開き、歩は千影の呪縛を解き放つことができるのか? いきなり”番長”の歴史が大真面目に語られます。あまりにも真剣に語られるので、一瞬、本当の歴史かと思ってしまうほどです。ここまで聞いて馬鹿馬鹿しいと思ってしまってはいけません。この話の中にちりばめられた言葉たちが、最後には意味ある場所にきちんと収まるのです。 さび付いた扉が開かれたとき、一人の少女には幸せがもたらされ、少ししんみりとした気持ちになれます。設定を笑いながら楽しみたい方に。 | ||||
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小説版スパイラルは全4巻ですがこれが一番面白いでしょう。キャラクターのやり取りがすごいうまいと思います。後半の謎解きではっと前半のやり取りを思い出させるあたりなんかはこの作者の凄さを感じます。まったくの余談ですがこの作者が学園ラブコメなんか書いたらすごく楽しそうな気がするのは僕だけですか? | ||||
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