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名探偵に薔薇を
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名探偵に薔薇をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 1~20 1/3ページ
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名作『スパイラル 推理の絆』の原作者、城平京さんのデビュー作。いつか読みたいとずっと思っていたのを、やっと読みました。 終盤の途中までは良かったのですが、最後に真相が明かされてからが駄目でした。真相に説得力がないのと、名探偵個人の問題が何も解決していないのが問題ですね。 最後の真相はともかく、名探偵個人の問題を読者が納得出来る形で上手く解決していれば良作だったかもしれない。 ミステリー特有の、謎が明かされた瞬間に大きな感動や興奮が起きるみたいな面白さが全くありませんでした。 読んでても、「ふ~ん」ってなるだけでしたね。 二転三転するストーリー展開もミステリーじゃよくあるので、この程度じゃ特に驚きは感じないです。 おそらく真相に説得力を感じなかったので、謎が明かされても特に面白さを感じなかったんですね。 あと文章が分かりにくくて読みにくかったです。すらすら頭に入ってこないというか。 正直、私は「城平京さん、文章下手だな」と思いましたね。 もっと、分かりやすく書けるだろうに。 それと電子書籍で買ったのですが、電子書籍には解説が載っていないそうです。読んでみたかったのに、なぜ解説を外したのか。 城平京さんは『スパイラル 推理の絆』1巻の あとがきでこの小説について、「すっごくほめてくださる方がいるかと思えば親の仇のようにけなす人もいますし」と書かれていますが、こりゃあ貶されてもしかたないでしょう。むしろ褒めている人は、この作品のどこをどう褒めているのか聞いてみたいものです。 なんでも『第8回鮎川哲也賞』の最終候補作らしいですが、正に実力不足の新人が書いた小説という感じの作品でした。 | ||||
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普通でした。 | ||||
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先がどうなっていくのか、真相はどこにあるのか、ストーリーに引き込まれて眠くても先が読みたくなりました。ただ主人公の女探偵のイメージがわきにくく、あまり現実的ではないな、という印象です。もしかして、本当は男性なのかなとも思いましたが、やはり女性でした。同じ女性の探偵が主人公でも、若竹七海さんの不運な女探偵、葉村晶の方が現実的に思われました。この作家さん漫画のストーリーも描いておられる方、と知って、なるほど、だから、全体に現実離れしているのかなとも思いました。ドキュメンタリーではないので、現実感がないのは別に構わないとは思いますが。諸々の理由により面白かったけど星4つ。 | ||||
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初めて触れる城平京作品としては劇物だと思います。 冒頭からいきなり目に飛び込んでくる「メルヘン小人地獄」というシュールで胡乱な固有名詞からして、城平節が全開です。シリアスな笑いと〇〇のない展開で「先生デビュー作からこうだったんだなぁ」としみじみしてしまいました。 結末は慣れてる読者なら予測がつくと思います。「頼むから外れてくれ」と祈りながら読み進めて、読み終えたあとは「どうして……」頭を抱えながらしばらく呆然としました。 個人的には、初めて城平京作品に触れるならミステリというよりファンタジーだけど「雨の日も神様と相撲を」から読むのがおすすめです。胡乱成分たっぷりで割と平和なので。2025/1/29現在Kindle Unlimited加入者なら無料で読めます。 次が虚構推理。この作風が合うなら、漫画ですが同作者が原作の「スパイラル~推理の絆~」や「ヴァンパイア十字界」や「絶園のテンペスト」、漫画版「虚構推理」も読んでほしいです(天賀井さんは案外ふつうは今読んでるところなので評価保留)。 | ||||
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一応ひと通り読んだはずなのに、何も印象に残ってない…。 | ||||
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まさに、推理小説の歴史に独自の足跡を残したと言える作品でしょう。 作中のトリックは難しいものではないし、意外性の大きなものでもない(物語の結末は予想できないだろうが)。この作品の注目すべきところは、これが「名探偵自身の物語」であるという事実です。 このドラマ性こそ、この作品が独自の価値を持っていることの証です。 名探偵・瀬川みゆきの功績――そして彼女の苦悩と至った結論に、私たち読者は「薔薇」を捧げたくなる。 | ||||
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無理やり小人地獄などという薬を作り出したり、 その作り方もめちゃくちゃだし、 また、その薬をいつまでも保存しておいたり、 それを金庫にしまうわけでもなく、誰でも取れるところに置いておいたり、 不自然さがあちこちにありすぎて、全く話にのめりこめなかった。 もっといっぱいありますが、ネタバレにならないように書ける範囲で… しかも、最後の2回にわたるどんでん返しはさすがに気付かなかったけど、 2部の犯人はかなり最初からわかるよね。 それで、名探偵をわざわざ呼ぼうってなことになりますかね? 他にも、そういうことがないわけではないだろうが、 奥さんがああいう死に方をして、しかも、まだ家に小人地獄があるのに、 亡くなって2年で再婚するというのも不自然だと思いました。 そもそも、名探偵なのに病気に気づかなかったり・・・ 過去のエピソードも子供であったとはいえ、もうちょっとやりようがあったんじゃないかな。 また、若い女性名探偵に、たばこは似合わないし、たばこの必然性も全くないし、 子供のいるところでたばこが吸える名探偵って、私にとっては不自然すぎます・・・ まあ、これは言い過ぎかもしれませんが・・・ まあ、面白かったとはいえ、不自然さがありすぎて、 ちょっと好みではなかったです。 | ||||
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あまりにも都合がよすぎる薬品・小人地獄のおかげで第一部そのものが「作中作」かとも思いましたが、 あくまでも「現実」として進行するため第二部の陳腐化がひどくなってしいました。 (個人的には第一部のみで長編にしたほうが面白くなったのではないかと思います) 第二部も(過去短編のリメイクで、こちらがメインらしいですが)「名探偵がボンクラにしか見えない」 「名探偵の苦悩 の内容が第一部で示されたことと違う(関連も示されない)」 「オチ(犯行動機)に前例が多い」「真犯人の退場方法が唐突で雑」などの難点が見受けられ、 鮎川賞受賞を逃したのも仕方ないかな・・・・・・と感じました。 *切り口は違えど類似テーマ・動機が主体となる後発作品が受賞していることを考えると 「前例があった」からではなく「扱いが下手だった」のが落選原因かと推察されます。 のちに出版された『虚構推理』シリーズも併せて読んでの印象ですが、 「既存のものを手際よく結合させてはいるが、うまく纏められていない・活かせていない」作家だと思いました。 | ||||
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表現がちょっと残酷で、途中で読むのが無理になりました。 結構オモシロイ流れだったんですけどね。 残酷場面が無理でした。残念です。 私が、そういう表現に過敏なだけで、多いの人は大丈夫だと思いますが。 | ||||
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まず、いつの時代だと思ってしまいました。 どんでん返しは面白いけど、女性を書くのがあまりお上手ではないのか…。 イマイチ共感度が薄かったので、★-1で。 | ||||
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2部構成の作品。結構グロい。 前半パートは爽快な読み物。見せ場は後半から。後半はどんでん返しの連続。これは中々見破れない内容だと思う。前半3つ星、後半5つ星、平均して4つ星というイメージ。 | ||||
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再読。 初めて読んだときの衝撃は今でも覚えている。 どんでん返しという表現は適切ではないだろう。 足元にあった地面がふっと無くなるような感覚とでもいうのだろうか。 わかってはいても、二回目の今回も楽しめた。 ものや日常生活の描写をできるだけ排除して、心象風景だけで犯罪と 推理を描く方法はともすれば想像力がついていけなくなる危険もあるが、 この作品は見事にミステリーの醍醐味だけを純粋培養して楽しませてくれた。 ああ、こんな作品をたくさん読みたいなあ。 | ||||
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読んで良かったと作品だと思うのですが、『小人地獄』の胡散臭さが最後まで鼻についてしょうがなく、読み進んでもリアリティーを感じられず、その点で楽しめませんでした 2部構成の素晴らしさをレビューされる方も多いのですが、私自身は?というのが正直な印象です 各部の雰囲気が違うというよりも、トリックがどうとかというよりも、2部への繋ぎが今一つのような気がします 1部から2部へ藤田家の人間関係や、読者への先入観、小人地獄という毒を引き継ぐのであれば、偽の真相で落ちをつけておいたほうが後味は悪くてもキレイな終わりだったんじゃないでしょうか もっとも、そうすると最後の感動がなくなり、レビューの点数は下がったでしょうけど この作品で1番大嫌いなのが、探偵の造形です 1部と2部で語り手を変えたことなどを見ても、作者が綿密に計算して作品を書き上げたことは間違いないので、これに関しては、私の好みに合わないということ、あくまでも個人的な意見です 1部のみを単独のショート作品、2部を別の毒薬で別の前話をつけて書いてくださっていたら、もっと評価したかもしれません いろいろな意見はあるでしょうが、読むことに価値はあると思います | ||||
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面白かった~❗一部はホラー小説のような始まりで、名探偵がそのホラー悪党を推理でやっつける。痛快❗二部は一部の登場人物たちが再登場して…。推理が二転三転して最後がちょっと悲しい。あり得ないと言えばあり得ない設定だが、久々に読むいい小説だった。 | ||||
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二部構成になっているがそれにも意味があり 文章自体が読みやすくあっという間に読めてしまう。 特別に難しいトリックを使っているわけではないので 難解なトリックを楽しみたい人には物足りないかもしれないが 登場人物のやり取りなどで楽しみたい方にはお勧めしたい。 | ||||
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今からずっと昔、小学生だか中学生だかの頃に読んだときはグロさと動機しか記憶に残ってなかったうえに 気持ち悪かったからか悲しかったのか、理由は忘れたけど売り払ったのですが なんとなく読みたくなり買い直し再読したところ、昔の俺は本当に人間としての質が低いゴミ餓鬼だったなぁと反省するくらいには傑作でした。 昔はちょっと吐きそうになった描写も、人並み程度の読書経験があれば別段なんとも思わない程度のものだったし(今どきの子供ならばグロいとすら感じないんじゃないか) この小説の大切なところはそんなことじゃない でも書き出すと文章留まりそうにないから一つだけ。ラストの一行が素晴らしかった こういうと「ラスト一行あなたは驚愕する~!」とかなセンスの無い糞帯の煽り文みたいだけど 驚愕とかそういうのじゃなくて あーだめだ、物語を一作読んで受けた感覚を、たかだか数行のレビューで書けるわけがない 虚しいとか悲しいとか、間違ってはいないけどそんな言葉では表せない レビューのタイトルが一番、今の俺の感想を表している | ||||
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最初から読もうとすると、なかなか世界観に入るのに苦労します。ミステリと思って気軽に読み始めようとしても、「小人地獄」というものがそもそも作者の創作なので、それを理解するのが難しく、事件まで読み進めるのがかなり苦痛です。本格的なミステリのファンなら楽しめるのかもしれませんが、私は途中で挫折しました。私自身は古典から現代のミステリまで幅広く読んでいるほうですが、それにしても難解です。(まだ、コナン・ドイルなどの昔の小説のほうが楽に読めます) パラパラとめくって読むというよりも、じっくりと腰を落ち着けて読まねば先に進まないので、序盤の途中まで読んでは、ストーリーを忘れて最初に戻っての繰り返しで、読むのが苦痛になります。それを乗り越えれば良い作品なのかもしれませんが、残念ながらそこまで読ませる文体ではないので、読者を選んでしまうのは仕方ないと思います。最後まで読んでいないので、評価するべきでないのかもしれませんが、高いレビューの方もいらっしゃるので、挫折をものともしない人なら楽しめるかもしれません。 | ||||
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終盤で嫌な予感がします。読み終わるとどこかで読んだことがあるようなパターンだなと感じました。逆にこの展開が初見の方は評価が高くなるのかなと思いました。ネタバレになるので書けませんが、この落ちは過去の作品を参考にしたのでは思いますね。それに動機もしたことに対して軽すぎると思いました。評価が高かっただけに期待外れでした。 | ||||
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文章は硬質。カッチカチな文体だなと気後れしたのも最初だけ、数十ページを読み終わる頃には物語にのめり込み、文体なんてまったく気にならなくなっていました。 本作は二部構成になっており、「メルヘン小人地獄」なる創作童話に沿って起こる連続猟奇殺人事件を解き明かすまでが一部、二部はその後の話であらすじだけ見れば一部がメインのように思えますが、本番は二部からです。 二部は不可解ではあるものの一部ほどの明確な事件性はなく、ミステリー性は正直一部の方が強い。なのでミステリー小説を求めて購入した方からすれば二部は蛇足と感じる方もいるかもしれません。トリックより登場人物の感情の機微や関係性を重視し、フーダニットに重きを置いた人間ドラマに近いからです。 一部と二部の面白さの種類は異なりますが、個人的にはどちらも非常に楽しめました。特に一部の事件を下敷きにした二部は濃く、二転三転する状況と推理、そしてラスト数ページでさらにひっくり返され呆然としたまま結末を迎えました。衝撃のラストと言っていいと思います。やりきれない。やりきれないなぁ…。 この作家の他のミステリー小説も読んでみたかったのですが漫画の原作を担当することの方が多いようで小説の方は寡作でした。残念です。ミステリー小説が刊行された時には是非読んでみたい。☆4。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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