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名探偵に薔薇を
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名探偵に薔薇をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
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一応ひと通り読んだはずなのに、何も印象に残ってない…。 | ||||
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まさに、推理小説の歴史に独自の足跡を残したと言える作品でしょう。 作中のトリックは難しいものではないし、意外性の大きなものでもない(物語の結末は予想できないだろうが)。この作品の注目すべきところは、これが「名探偵自身の物語」であるという事実です。 このドラマ性こそ、この作品が独自の価値を持っていることの証です。 名探偵・瀬川みゆきの功績――そして彼女の苦悩と至った結論に、私たち読者は「薔薇」を捧げたくなる。 | ||||
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無理やり小人地獄などという薬を作り出したり、 その作り方もめちゃくちゃだし、 また、その薬をいつまでも保存しておいたり、 それを金庫にしまうわけでもなく、誰でも取れるところに置いておいたり、 不自然さがあちこちにありすぎて、全く話にのめりこめなかった。 もっといっぱいありますが、ネタバレにならないように書ける範囲で… しかも、最後の2回にわたるどんでん返しはさすがに気付かなかったけど、 2部の犯人はかなり最初からわかるよね。 それで、名探偵をわざわざ呼ぼうってなことになりますかね? 他にも、そういうことがないわけではないだろうが、 奥さんがああいう死に方をして、しかも、まだ家に小人地獄があるのに、 亡くなって2年で再婚するというのも不自然だと思いました。 そもそも、名探偵なのに病気に気づかなかったり・・・ 過去のエピソードも子供であったとはいえ、もうちょっとやりようがあったんじゃないかな。 また、若い女性名探偵に、たばこは似合わないし、たばこの必然性も全くないし、 子供のいるところでたばこが吸える名探偵って、私にとっては不自然すぎます・・・ まあ、これは言い過ぎかもしれませんが・・・ まあ、面白かったとはいえ、不自然さがありすぎて、 ちょっと好みではなかったです。 | ||||
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あまりにも都合がよすぎる薬品・小人地獄のおかげで第一部そのものが「作中作」かとも思いましたが、 あくまでも「現実」として進行するため第二部の陳腐化がひどくなってしいました。 (個人的には第一部のみで長編にしたほうが面白くなったのではないかと思います) 第二部も(過去短編のリメイクで、こちらがメインらしいですが)「名探偵がボンクラにしか見えない」 「名探偵の苦悩 の内容が第一部で示されたことと違う(関連も示されない)」 「オチ(犯行動機)に前例が多い」「真犯人の退場方法が唐突で雑」などの難点が見受けられ、 鮎川賞受賞を逃したのも仕方ないかな・・・・・・と感じました。 *切り口は違えど類似テーマ・動機が主体となる後発作品が受賞していることを考えると 「前例があった」からではなく「扱いが下手だった」のが落選原因かと推察されます。 のちに出版された『虚構推理』シリーズも併せて読んでの印象ですが、 「既存のものを手際よく結合させてはいるが、うまく纏められていない・活かせていない」作家だと思いました。 | ||||
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表現がちょっと残酷で、途中で読むのが無理になりました。 結構オモシロイ流れだったんですけどね。 残酷場面が無理でした。残念です。 私が、そういう表現に過敏なだけで、多いの人は大丈夫だと思いますが。 | ||||
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まず、いつの時代だと思ってしまいました。 どんでん返しは面白いけど、女性を書くのがあまりお上手ではないのか…。 イマイチ共感度が薄かったので、★-1で。 | ||||
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2部構成の作品。結構グロい。 前半パートは爽快な読み物。見せ場は後半から。後半はどんでん返しの連続。これは中々見破れない内容だと思う。前半3つ星、後半5つ星、平均して4つ星というイメージ。 | ||||
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再読。 初めて読んだときの衝撃は今でも覚えている。 どんでん返しという表現は適切ではないだろう。 足元にあった地面がふっと無くなるような感覚とでもいうのだろうか。 わかってはいても、二回目の今回も楽しめた。 ものや日常生活の描写をできるだけ排除して、心象風景だけで犯罪と 推理を描く方法はともすれば想像力がついていけなくなる危険もあるが、 この作品は見事にミステリーの醍醐味だけを純粋培養して楽しませてくれた。 ああ、こんな作品をたくさん読みたいなあ。 | ||||
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読んで良かったと作品だと思うのですが、『小人地獄』の胡散臭さが最後まで鼻についてしょうがなく、読み進んでもリアリティーを感じられず、その点で楽しめませんでした 2部構成の素晴らしさをレビューされる方も多いのですが、私自身は?というのが正直な印象です 各部の雰囲気が違うというよりも、トリックがどうとかというよりも、2部への繋ぎが今一つのような気がします 1部から2部へ藤田家の人間関係や、読者への先入観、小人地獄という毒を引き継ぐのであれば、偽の真相で落ちをつけておいたほうが後味は悪くてもキレイな終わりだったんじゃないでしょうか もっとも、そうすると最後の感動がなくなり、レビューの点数は下がったでしょうけど この作品で1番大嫌いなのが、探偵の造形です 1部と2部で語り手を変えたことなどを見ても、作者が綿密に計算して作品を書き上げたことは間違いないので、これに関しては、私の好みに合わないということ、あくまでも個人的な意見です 1部のみを単独のショート作品、2部を別の毒薬で別の前話をつけて書いてくださっていたら、もっと評価したかもしれません いろいろな意見はあるでしょうが、読むことに価値はあると思います | ||||
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面白かった~❗一部はホラー小説のような始まりで、名探偵がそのホラー悪党を推理でやっつける。痛快❗二部は一部の登場人物たちが再登場して…。推理が二転三転して最後がちょっと悲しい。あり得ないと言えばあり得ない設定だが、久々に読むいい小説だった。 | ||||
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二部構成になっているがそれにも意味があり 文章自体が読みやすくあっという間に読めてしまう。 特別に難しいトリックを使っているわけではないので 難解なトリックを楽しみたい人には物足りないかもしれないが 登場人物のやり取りなどで楽しみたい方にはお勧めしたい。 | ||||
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今からずっと昔、小学生だか中学生だかの頃に読んだときはグロさと動機しか記憶に残ってなかったうえに 気持ち悪かったからか悲しかったのか、理由は忘れたけど売り払ったのですが なんとなく読みたくなり買い直し再読したところ、昔の俺は本当に人間としての質が低いゴミ餓鬼だったなぁと反省するくらいには傑作でした。 昔はちょっと吐きそうになった描写も、人並み程度の読書経験があれば別段なんとも思わない程度のものだったし(今どきの子供ならばグロいとすら感じないんじゃないか) この小説の大切なところはそんなことじゃない でも書き出すと文章留まりそうにないから一つだけ。ラストの一行が素晴らしかった こういうと「ラスト一行あなたは驚愕する~!」とかなセンスの無い糞帯の煽り文みたいだけど 驚愕とかそういうのじゃなくて あーだめだ、物語を一作読んで受けた感覚を、たかだか数行のレビューで書けるわけがない 虚しいとか悲しいとか、間違ってはいないけどそんな言葉では表せない レビューのタイトルが一番、今の俺の感想を表している | ||||
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最初から読もうとすると、なかなか世界観に入るのに苦労します。ミステリと思って気軽に読み始めようとしても、「小人地獄」というものがそもそも作者の創作なので、それを理解するのが難しく、事件まで読み進めるのがかなり苦痛です。本格的なミステリのファンなら楽しめるのかもしれませんが、私は途中で挫折しました。私自身は古典から現代のミステリまで幅広く読んでいるほうですが、それにしても難解です。(まだ、コナン・ドイルなどの昔の小説のほうが楽に読めます) パラパラとめくって読むというよりも、じっくりと腰を落ち着けて読まねば先に進まないので、序盤の途中まで読んでは、ストーリーを忘れて最初に戻っての繰り返しで、読むのが苦痛になります。それを乗り越えれば良い作品なのかもしれませんが、残念ながらそこまで読ませる文体ではないので、読者を選んでしまうのは仕方ないと思います。最後まで読んでいないので、評価するべきでないのかもしれませんが、高いレビューの方もいらっしゃるので、挫折をものともしない人なら楽しめるかもしれません。 | ||||
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終盤で嫌な予感がします。読み終わるとどこかで読んだことがあるようなパターンだなと感じました。逆にこの展開が初見の方は評価が高くなるのかなと思いました。ネタバレになるので書けませんが、この落ちは過去の作品を参考にしたのでは思いますね。それに動機もしたことに対して軽すぎると思いました。評価が高かっただけに期待外れでした。 | ||||
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文章は硬質。カッチカチな文体だなと気後れしたのも最初だけ、数十ページを読み終わる頃には物語にのめり込み、文体なんてまったく気にならなくなっていました。 本作は二部構成になっており、「メルヘン小人地獄」なる創作童話に沿って起こる連続猟奇殺人事件を解き明かすまでが一部、二部はその後の話であらすじだけ見れば一部がメインのように思えますが、本番は二部からです。 二部は不可解ではあるものの一部ほどの明確な事件性はなく、ミステリー性は正直一部の方が強い。なのでミステリー小説を求めて購入した方からすれば二部は蛇足と感じる方もいるかもしれません。トリックより登場人物の感情の機微や関係性を重視し、フーダニットに重きを置いた人間ドラマに近いからです。 一部と二部の面白さの種類は異なりますが、個人的にはどちらも非常に楽しめました。特に一部の事件を下敷きにした二部は濃く、二転三転する状況と推理、そしてラスト数ページでさらにひっくり返され呆然としたまま結末を迎えました。衝撃のラストと言っていいと思います。やりきれない。やりきれないなぁ…。 この作家の他のミステリー小説も読んでみたかったのですが漫画の原作を担当することの方が多いようで小説の方は寡作でした。残念です。ミステリー小説が刊行された時には是非読んでみたい。☆4。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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小人の童話が全てのキーとなります。 設定は面白いし、探偵としての心情や苦悩が上手く現れていると思います。 唯一つ、何故御主人はそんな危険物を捨てないの??? 子供がいたら普通、処分するよね。 危険物さえ愛妻の思い出として捨てられないのに、速攻再婚しているところもどうにも理解出来ず、話に入り込めない。 ちょっと残念なところもあるのですが、探偵の心情のお話として、こういうミステリーの形があるんだと斬新なお話ではありました。 | ||||
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本作が鮎川賞最終候補に残った際の5作品のうち、受賞作を含めて4作が単行本化されているという、例年にない高度な選考年度となった回の惜しくも受賞には至らなかった作品。 2部構成だが、いわゆる2部構成ではなく、連作短編が重なっているような雰囲気だ。だが、1部があるから2部が引き立つという理想的な構成である。 敢えて現実世界から遊離したような探偵の存在が前提とされた世界観で、究極の毒薬を巡っての悲劇が描かれる。 全体の趣向に前例があるため、それがマイナスポイントとなって受賞を逃したのだが、それはあまりに酷というものだろう。そんなことを言い出したら殆どのミステリーなど前例があるだろう。前例がある云々ではなく、いかにストーリー的にその趣向がうまく活用されているかが重要であり、本作はそれを最大限に活かしきっている。 本格ミステリーファンなら必読の力作と言える。 | ||||
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本作は第1部「メルヘン小人地獄」と第2部「毒杯パズル」の2部構成。 第1部は、猟奇殺人、確実なアリバイ、それを解き明かす名探偵、といったまさにミステリといった筋書。 ただ一つの例外、完璧な毒薬「小人地獄」を除いては…。 この「小人地獄」はそれこそファンタジーかSFにでも登場しそうな、あまりにも突拍子もない架空の毒薬なのだが、 これを見事に作品に落とし込み、物語を紡ぎだした作者には、惜しみない拍手を送りたい。 基本的に、本格ミステリ物しか読まない私にとっては、本当に衝撃的で感動的だった。 第2部、この「小人地獄」に関わる新たな事件の中で、名探偵・瀬川みゆきの苦悩を描く。 第1部では「颯爽と現れ悪を倒すヒーロー」であった彼女は、何を思い謎を解き、何を信じ謎を解くのか。 彼女が「名探偵」であり続ける理由とは…。 「謎はすべて解き明かされるべきか。いや、解き明かすべきではない謎も存在するのかもしれない。」 私はこれまでミステリを読んで、こんな風に感じたことはなかった。 | ||||
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スパイラル、ヴァンパイア十字界で知られる城平京先生の秀作。本編は2つの物語で構成されており、前編の事件を踏まえ後編への事件へ続くというスタイル。儚い、悲しい事件に名探偵は挑む。 | ||||
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