N大学理論物理研究所助手の野々村は、ある日、研究所の大泉教授とその友人・番匠谷教授から一つの砂時計を見せられる。

友人とゲイパレードを見に来ていた青年、菱屋修介は、晴天の空にアポカリプティック・サウンドが響くのを聞き、天使が舞い降りるのを見た。

5億4000万年前、突如として生物の「門」がすべて出そろうカンブリア爆発が起こった。

時は天保。

サヤキとニラカの二人が『進化』の底へと向かっている。 「ねえ、サヤキさん、こんなのって無意味なんじやないかな。

山田風太郎『甲賀忍法帖』が『バジリスク』に。

『星を継ぐもの』シリーズ4作品 新版化 月面で発見された5万年前の死体はどこからやってきたのか？ ハードSFの巨匠ホーガン不朽の名作 第12回星雲賞海外長編部門受賞作 【創元ＳＦ文庫60周年記念新版】 月面調査員が、真紅の宇宙服をまとった死体を発見し

あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。

小説の書き手である「わたし」は物語を始めるにあたり、日本語の表記の範囲を定め、登場人物となる13氏族を制定し、世界を作り出す。

情報工学の天才、島津圭助は花崗岩石室に刻まれた謎の“古代文字”を調査中に落盤事故にあう。

山中で交通手段を無くした青年クインは、〈塔〉と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。

南極大陸に突如出現した超空間通路によって、地球への侵攻を開始した未知の異星体「ジャム」。

ここがあこがれの南の島?十年前の未解決事件殺人犯を捜しに、薬師寺涼子警視が派遣されたのは、絶海の孤島だった。

その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。

オーバー・チューリング・クリーチャ(OTC)が現実宇宙の解像度を上げ、人類がこちら側へ退転してしばらく。

次から次へと殺人を犯し、ニューヨークを震撼させた連続絞殺魔〈猫〉事件。

東京からカラフトへ向かう「紅緑丸」の船上で発見された変死体(「人喰い船」)、山中を走るバスから消えた五人の乗客の謎(「人喰いバス」)、谷底から消えた墜落死体(「人喰い谷」)、密室から消えた凶器の謎(「人喰い倉」)―。

長野県松本で暮らす作家のぼくは、連絡がとれない父・伊郷由史の安否を確認するため、新潟の実家へと戻った。

東京の夜空に珍しく一羽の鶴が舞った夜、一人の落語家・伊呂八亭破鶴が殺された。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。

失踪した父を探して難関音楽学院を受験する脩。そこで遭遇する連鎖殺人。

記憶や人格などの情報をコンピュータに“ダウンロード”することが可能となった21世紀なかば、ソフトウェア化された意識、“コピー”になった富豪たちは、コンピュータが止まらないかぎり死なない存在として、世界を支配していた。

デビューのその瞬間、すでにして日本SFを代表する名作であることを証明した、前作『神狩り』。あれから30年。

1994年冬、北朝鮮・寧辺の核処理施設の査察に訪れた国連職員が目撃したのは、使用済み核燃料の沈むプールの中で泳ぐ二体の謎めいた生物だった――その正体は、戦争によって生まれるエントロピーを糧に成長する四次元生命体〈戦争獣〉。

人類が衰退し、マシンが君臨する未来。食糧を盗んで逃げる途中、僕は美しい女性型アンドロイドと出会う。

吹雪のアルプス山中で遭難機が発見された。傍には引き裂かれたジュラルミン製トランクの破片。

人間と認められるのは12歳以上、12歳未満の子供は人間と認められず、狩り立てられてしまう…衝撃のディストピアを描いた表題作を、新訳で収録。

両親を失った少年が復讐のために、日本最大の暴力団の組長を狙撃し逃走したことで、全国的なやくざ戦争が始まった。

刀剣研究家としても知られる著者が刀を題材に描いた怪奇ミステリを集大成!菅原文太主演のカルト映画「九十九本目の生娘」の原作小説に長篇『餓鬼の館』と単行本未収録作7篇を加えた決定版!

時は明治末期。政府重鎮の妻君・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。

16歳のぼくを置いて母は逝った。

小惑星探査機が採取してきたサンプルに含まれていた、人骨化石。

30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。

きっと、読後あなたは呟く。「狂っているのは世 界か? それとも私か?」と。

事件に巻き込まれ、犯人を射殺したことで大きな心の傷を負い、軽度の神経症に苦しめられている志穂。

窓際オッサン刑事6人vs.超天才犯罪コンサルタント。鬼才・山田正紀が描く警察小説の痛快作! 初文庫化。

終戦前夜。秘能『長柄橋』の上演を巡り、交錯する過去と現在。

自然と本能のまえにとまどう異星生物のライフサイクルを、斬新なスタイルで描き、1973年度ネビュラ賞に輝く表題作ほか、コンピュータによって他人の肉体とつながれた女の悲劇を通して、熾烈な未来社会をかいま見せ、1974年度ヒューゴー賞を獲得したサ

ミステリーに殉じた作家を敬愛する4人による驚嘆のアンソロジー。巧緻に練られた万華鏡のごとき謎、また謎。

科学者ジョー・コリガンは見知らぬ場所で目を覚ました。

【星雲賞受賞作】 若き天才科学者クリフォードは、統一場理論の研究を進めるうち、宇宙の無限のエネルギーを直接とり出す機械を発明した。

幻のミステリ作品群に再び光を当てるべく発刊され、ファンの皆様にご好評を頂いている「ミステリ珍本全集」、シリーズ第10弾となる本書では、昭和30~50年代にSF、ミステリ、時代小説の各分野で活躍した宮崎惇氏の幻の作品群を集大成。

超常能力ゆえに、自らに滅びの運命を課す独覚一族。

人類は土星の衛星タイタンで驚くべき異種属と接触した。

芝公園周辺で頻発する高級外車の放火事件。

2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した!流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取されつづけてきた。

素子がいない。そして愛犬ガブも消えてしまった…?喪われたパートナー、書き換えられた記憶。

死体を積んだ幽霊列車、首都高を大爆走! ? ミステリ史上屈指のシリーズ連続刊行・第二弾 首都高パーキングエリアで発生したトラックの居眠 り暴走事故。

すべての自然法則を包み込む単一の理論、“万物理論”が完成されようとしていた。ただし学説は3種類。

天才建築家・藤堂俊作設計の神宮ドーム球場で、二 十九名の死傷者を出す火災が発生。

架空戦争に敗れた惑星ジェヴレンで 宇宙を横断する策謀がうごめく 不朽の名作が新版＆新カバーで登場 『星を継ぐもの』シリーズ第4部 月面で発見された宇宙服姿の死体は5万年前のものだった、という壮大な謎を端緒とする《巨人たちの星》シリーズ。

東岳島と呼ばれる南海の島に、ひとつの伝説があった。宇宙の意志を受け、物語として語り伝える若者たちの伝説だ。

1971年、夏。中近東を旅行中の久藤は“ひかりのみち教団”信者の女性から、彼女の息子淳一を捜すよう頼まれる。

木星から分離した小天体とのニアミスで、地球は地軸が傾き、大陸の形も変貌する大災厄に見舞われた。