ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作 その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。

蔵から発見されたのは、封印が施された三つの記録。それはすべて「家そのものが幽霊」だという奇妙な内容で―。

小学6年生の優真は、父と死別後、母が再婚したお堅い義父となじめずにいた。

作家の元に集まった五つの幽霊屋敷話。

琴子が挑む”さえづち”の祟りとは――比嘉姉妹シリーズ初の中篇集! 長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。

奇妙な文様が刻まれている魔偶――土偶の骨董――は、所有する者に福と禍をもたらすという……。

始まってしまったら……人が死ぬ。何人もの人が。

沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東氏は、男性カメラマンから相談を受けていた。

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

自殺する間際にメッセージを録音して残す人がいる。

その青年は、神か悪魔か? 無垢な祈りは世界を覆う呪いになる――。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

無明大学にある「怪異民俗学研究室」（怪民研）は、作家であり探偵である刀城言耶の研究室で、膨大な書籍と曰くある品で溢れている。

忌名は、いわば生贄だと? 「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」 生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。

『黒面の狐』事件後、海運の要から戦後復興の礎となろうと灯台守になった物理波矢多は、二十年の時をまたぐ怪奇事件に巻き込まれる。

助けてくれた青年を置き去りにしたことで被害者だったはずの少年は、世間から集中砲火を浴びた。

作家・三津田信三のもとに届いた1冊の古びたノート。

「こんな結末は耐えられない」絶対に読んではいけない、禁忌の本が誕生。 こんな結末は耐えられない――。

マグロ包丁の人斬り、滝に流れ着く首々。日本列島異変あり。

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

6歳の奈津江には、不思議な能力があった。誰かが失くしたものを探し出すことができるのだ。

この祝祭の真実は、禁忌。ポップなのにねっとり不気味な民俗学カルトホラー 失敗続きの就職浪人生・島本笑美。

黒術師の右腕とついに直接対決!シリーズはいよいよ佳境へ! 超能力者を極秘で養成するダークマター研究所。

天才音楽家が名曲に秘めた謎。構想30年、格式高き芸術ミステリ。

「アレに魅入られると、死にますよ」――ここは楽園？それとも地獄？ “絶対に口にしてはいけない禁忌”を抱えた村に、転校生・高遠瑠樺がやってくる。

本物の“贄”は誰かーーいきなり文庫の比嘉姉妹シリーズ短編集第3弾! 怖いのにおもしろい! 大人気比嘉姉妹シリーズ、短編集第3弾!

得体の知れぬ何かに追われ、助けを求めて遺仏寺を訪れた由羽希。

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

敗戦に志を折られた物理波矢多は、九州で炭坑夫となる道を選ぶ。

「まだ誰にも、一度も喋ってへん話がある」 拭えども魍魎(あやかし)は肌に滑り憑く。

「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。

小松左京ファン必読! 選りすぐりの恐怖小説集第2弾。

比嘉姉妹シリーズ、待望の最新長編。澤村伊智が放つノンストップホラー。

死相学探偵の最後にして、究極の闘いが、今幕を開ける! 黒術師の居所を探し、候補地である孤島に渡った黒捜課のメンバーと、俊一郎と祖父母たち。

残酷でおぞましい事件に隠された真実とは。衝撃的結末に、撃ちぬかれる。

いつの時代も「家族」は、やさしく、あたたかく、いびつで、おそろしい。

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。

見えない通り魔「ぜんしゅ」の正体は――!? 比嘉姉妹シリーズ第5弾! 妻が妊娠し、幸せいっぱいの日々を送るサラリーマン・田原秀樹は、ある日、知り合いの娘の結婚式に参列することに。

ホラー&ミステリの宇佐美まことのデビュー作。受賞作を含む7篇を収録。

「今回ここに書き起こしたものには全て奇妙な符合が見られる。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

四ツ角三年二組の一番美しく人気もあった生徒・更紗が突如自殺する。 遺書もなくいじめがあったわけでもない。

映画原作「ヘルドッグス」続編! 警察小説を超えた、慟哭の人間ドラマ 関東最大の暴力団・東鞘会の跡目争いは熾烈を極めていた。

「一編でも読者が心から怖がってくれれば、編者冥利に尽きる」 怪異の名手・三津田信三が自ら選んだ、国内外のホラー名作十三篇。

ホラー作家の失踪、酒蔵関係者の連続惨殺事件、そして九年前の奇妙な依頼。その真相は螺旋の記憶の奥底で蠢いていた。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。

目を奪う美貌と、小学生とは思えぬ色香。転校生の目童たかりは、謎めいた美少女だった。

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。

高校時代の初恋の相手・小夜子のルームメイトが、突然部屋を訪ねてきた。

母親の遺品整理のため田舎を訪れた男が、農道ですれ違った般若の面をつけた女―記憶と時間が不穏に交錯する「面」。

無菌病棟、通称《クレイドル》。

幼い頃、引き取られた百巳家で蛇神を祀る奇習と怪異の只中に“私”は過ごす。成長した“私”は訳あって再びその地を訪れる。

十三歳で遊女となるべく売られた少女。“緋桜”と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。