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(短編集)
逢魔宿り
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逢魔宿りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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夏に読むことをお勧めします。 とにかく精神的に怖いです。 お化けの話とかでなくリアルに身近にありそうな話なので余計怖い。 | ||||
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ホラーめちゃくちゃ大好きなのですが、9割超えくらいで期待外れなイメージなのですが、これは怖い! ホラーは電子書籍の良さを活かして夜に暗い中読むのですが、これは夜読むには怖過ぎて一回閉じて明るめの軽い本を読んでから寝ました。 次の日の朝続きを読んだのですが、明るい中で読んでも怖いっ! 久々の大当たりホラーです。 盛り上がりのシーンは、これ今絶対背後に誰かいるんじゃない!?って気になってしまい一気に読めず、盛り上がりシーンながら怖過ぎて間に軽い明るい本を挟みながら読みました。 絶対1人で読んだらトイレとお風呂行けなくなる。 久々にお布団から手足を出して寝るのが怖くなる本に出会いました。 超オススメ! この作家様の他の本も読んでみようと思います。 | ||||
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恐怖を煽る度合いが徐々なので、逆に怖い感じの小説で、面白かったです。 最近は、推理ものの感じが少なめなので、また探偵ものが読みたいですね。 | ||||
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「お籠りの家」「予告画」「某施設の夜警」「よびにくるもの」「逢魔宿り」の5作を収録する連作短編集。本書もそうなのだが、三津田信三の恐怖小説(「ホラー作品」と言うよりもそのように名指した方が似つかわしい)はいずれも短編同士の内容が最終的には連関しているということが最後に判明する、という点であり、これもそうした流れを持つ作品。加えて三津田作品の顕著な特徴として作者が「誰かから聞いた話」としての「聞き書き」であるという共通している。これは第一級の恐怖小説としても読める『遠野物語』がまさにその「聞き書き」である、ということが少なからず影響しているのかも知れない。そしてこれも三津田作品にありがちなのだが、恐怖が最高潮に達するまさにその直前で物語が終わってしまうことである。そのために読者としては欲求不満に陥らざるを得ない。だが一方で、三津田作品が持つ味わいは他の作家では味わえないのも確かなことで、それゆえにまるで魅入られたように読んでしまうのかも知れない。 | ||||
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残念なことにページが折れた物が届きました。 | ||||
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ホラーと言うよりも、 世にも奇妙な物語的な感じです。 出来事に対しての解があるわけではないです。 ゾクゾクする様なホラーを求めてる場合はお勧めしません。 | ||||
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第一線のホラー作家たちからもリスペクトされている三津田作品。本作もさすが!安定して面白いです。 この方の小説は非常に中毒性が高く長編はさることながら短編もレベル高いです。読みやすくボリュームもちょうど良いので三津田作品のビギナーにも推奨できます。 | ||||
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三津田先生お得意の「無作為に集め発表した話に実は共通点が!」な短編集です。 どの話も粒ぞろいで順不同でも単品でも十分に楽しめます。 ただタイトルにもなっている「逢魔宿り」だけは総括みたいな位置付けなので 最後に読むのがおすすめ。 (ページ的にも最後に位置しているので普通に読んでれば最後に目を通すことになりますが) 初期の短編にみられた延々と続く蘊蓄がほぼ無くなり、スムーズに怪談本編がはじまります。 以前は文庫版になってようやく挿入された間取り図なども、最初から掲載されていたりと 時代に合わせて三津田作品もアップデートされているなぁ。 と感じられる1冊でもありました。 | ||||
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宇佐美先生の作品の中でも群を抜いて面白かったです。 たくさんの人に読んでもらいたい。 | ||||
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五部構成のメタホラーはうんざり!とレビューしている方がいますが、私はとても楽しく読めました。 多分三津田先生のミステリーよりホラー(幽霊屋敷シリーズなど)に親しみがあるからかもしれません。 でも、ちょっと批判的なレビューにも賛成する部分が。 蛇棺葬を思い起こさせるストーリーから始まる最初の四話は三津田先生の知識と発想に殴られるいつもの感覚を味わえるのですが、表題にもなっているラストの「逢魔宿り」のラストが、少し冷めてしまうというか、没入感が薄れるというか……。 個人的には「予告画」が一番興味深かったです。 | ||||
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逢魔宿り面白かったです。 三津田さんのホラー短編最高です! 私はオチがしっかりしていなくてもそこに至るまでを楽しめればOKなタイプなのですが、それが苦手な人には向かないかもしれません。 | ||||
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本作は短編集で、物語は全5編。バラバラの怪異譚の裏に、共通する不気味な符号がある……という著者お得意の構成になっている。 ただ、その怖さに満足できるかというと、断じてそうではない。 『お籠りの家』の設定は、実にそそられる。しかし、そのおもしろさにブレーキをかけるのが、著者のワンパターン芸「後ろから何かが追ってくるから、必死に逃げて逃げて……どうにか逃げおおせた」である。正直、うんざりする。もういい加減、少しは新しいシチュエーションを考えてほしい。 『よびにくるもの』では、出てくる女性の心の動きが引っかかる。 ぶっちゃけて言ってしまうと、彼女の愚かな行動のせいで大好きな祖母が死ぬ。だが、事件前まではさんざんお祖母ちゃん子を強調していたのに、事件後に彼女の脳裏を占めるのは、怪異が自分に向かってくるという恐怖ばかりである。「言いつけを破ったせいで大好きなお祖母ちゃんを死なせてしまった」ことに後悔している様子が、ほとんど書かれていない。いくらなんでも極端すぎないだろうか。 そして全編の恐怖の質を大きく落としているのが、著者の分身であろう「僕」の存在である。 「僕」は死なない。語り手だから。たまに不気味なことが起きたりするが、結局は無事に終わる。『水戸黄門』における黄門様のピンチと同じだ。最後は無事だとわかりきっているから、ホラーなのにちっとも怖くない。 (まあ、やけに偉そうで、そのくせいちいち謙遜するのが実に嫌らしい『三津田』と、その太鼓持ちの編集者『三間坂』が鬱陶しいシリーズに比べると、まだ『僕』のほうがマシではあるのだが……) 基本「僕」は、怪異の体験者の話を蒐集して小説に仕立てる立場なので、読者にとっては怖い話が又聞きとなってしまう。「僕」に話を教える語り手も、死なずに生きているパターンがほとんどなので(例外はある)「どうせ大丈夫なんでしょ」程度しか興味を抱けないのだ。『ついてくるもの』のような、衝撃的なラストだといいのだが、本作『逢魔宿り』に、同じほどの衝撃はない。凋落著しい。 もう著者は、メタ設定を辞めたほうがいいと思う。毎度毎度、冒頭の「僕が拙作『〇〇』を書き終わってから〜」などという寒いメタ芸に付き合えたのは、次いで語られる物語自体がおもしろかったからである。しかし最近は全然ダメだ。「迫力不足」の一言に尽きる。 「体験者の名前は明かせない」とか「地名も変えている」とかの記述に、リアリティを感じる人がいまどき本当にいるのだろうか。私からすれば失笑ものだ。 ダラダラと、他のクリエイターの作品やその知識を披露するのも、非常に邪魔くさい。はいはい、著者が博識なのはわかったから、早く物語を読ませてちょうだいよ。それとも、ただのページ数稼ぎなの? メタ展開というものは「読者自身が、いまどの世界にいるのかがわからなくなる」みたいな高等テクニックを除けば、作家自身の「お遊び」のような代物である。遊びだけに、ハマればそれなりに楽しいが、スベると痛々しいことこの上ない。そして三津田信三は、最近はもうずっとスベりっぱなしの気がする。 誤解をされるかもしれないが、私は著者のファンだ(説得力は無いだろうが、本当である)。だからこそ激しく言いたくなるのだ。『首無の如き祟るもの』や『八幡藪知らず』のように、物語だけでいいの! 余計なものは要らないの! もうつまらないメタ描写はやめて、ちゃんと面白い「小説の物語」を読ませて!……と。 | ||||
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