エーランド島の石切場のそばのコテージに暮らしはじめたペール・メルネル。

エーランド島に美しい夏がやってきた。

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。

霧に包まれたエーランド島で、幼い少年が行方不明になった。

コペンハーゲン警察の特捜部Qは未解決事件を専門とする部署だ。ある日ここに一本の電話が入った。

住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。

オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。

【北欧ミステリの最高峰 「ガラスの鍵」賞受賞作! 】 その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。

【人気シリーズ第2弾、文庫化! 解説:恩田 陸】 いったいこの書類はどこから送られてきたんだ? いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。

リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。

「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」作家のデイヴィッドは、祖父のレフが戦時下に体験した冒険を取材していた。

フィンランド郊外の村の雪原に横たわる惨殺死体。

第二次世界大戦末期。英国軍パイロットのブライアンとジェイムズはドイツ上空で撃墜されてしまう。

雨交じりの風が吹く、十月のレイキャヴィク。北の湿地にあるアパートで、老人の死体が発見された。

地位も名誉もある男たちの事故死。病院に入院している少女の不審死。

凶悪な少女連続殺人犯が護送中に脱走した。市警のベテラン、グレーンス警部は懸命にその行方を追う。

犯罪組織の中枢にまで潜り込んだスウェーデン警察の潜入捜査員パウラ。

老婦人宅に見知らぬ男の死体。

これまで数々の未解決事件の謎を暴いてきた特捜部Q。

官僚の失踪事件の鍵を握る少年。巨悪の魔の手から彼を救うべく、特捜部が立ち上がる。

干上がった湖の底で発見された白骨。頭蓋骨には穴があき、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられている。

クリスマスシーズンで賑わうホテルの地下で、一人の男が殺された。

国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。

悲惨な事件に巻込まれ、心に傷を負ったままのレベッカは、職務に復帰した法律事務所で空虚な日々を送っていた。

未解決だった難事件を次々と解決、やっと日の目を見つつある特捜部Q。だが捜査を待つ事件は増えるばかりだ。

人工知能の研究で世界的な名声を博す科学者。

バーテンダーのボブがその子犬を拾ったのはクリスマスの二日後のことだった。

【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞受賞! 】 当初は単純な窃盗と思われたカージャック事件。

ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品 凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人の兄弟。

新年を迎えたシェトランド島。孤独な老人を夜に訪れた黒髪の少女は、四日後の朝、雪原で死んでいた。

一匹狼の刑事が退職する、それは人生の墓場に足をつっこんだも同然だ―警察を定年で辞してなお捜査員として署に残る元警部リーバス。

わたしの名前はノア・P・シングルトン。35歳で、ペンシルヴェニア女子刑務所に住んでいる。

三冠受賞！ 「ガラスの鍵」賞、マルティン・ベック賞、ゴールデン・リボルバー賞 証拠捏造疑惑をかけられた刑事は、名誉をかけて事件の真実を探る。

ヴェネツィアの海岸で、喉を掻き切られ、舌を抜かれた男性の無残な遺体が見つかった。

メアリは白血病患者のために骨髄を提供した。だが、それが恋人の男の怒りをかう。

全米4大ミステリ賞で最優秀長篇賞を独占! アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)、バリー賞、マカヴィティ賞、アンソニー賞受賞! あの夏のすべての死は、ひとりの子供の死ではじまった――。

夏の休暇を楽しみに待つヴァランダー警部。そんな平和な夏の始まりは、一本の電話でくつがえされた。

膨大な犠牲者を出して、大戦は終わった。 真面目な青年アルベールは、戦争で職も恋人も失ってしまう。

大学生のジョーは、授業で身の回りの誰かの伝記を書くことになった。

『制裁』『ボックス21』『死刑囚』に続く 北欧の傑作ミステリ！　冬の朝、43人の子供が市内に突然現れた。

母が誘拐され殺された。遺体は大聖堂のパイプオルガンの演奏台にくくりつけられ、脇にはインクのバケツ。

ローン未払いを理由に家を差し押さえられたシングルマザーが、大手銀行副社長撲殺の容疑で逮捕された。

あのフロスト警部が、デントン署を去るときが来た? 自らのヘマが招いた事態とはいえ、マレット署長や新任の主任警部の目論見どおり追い出されるのは業腹だ。

オスロの山中で見つかった六歳の少女の首吊り遺体。

雪の予感がする早朝、小さな村から異変を告げる急報が入った。駆けつけた刑事を待っていたのは、凄惨な光景だった。

眠るようにベッドに横たわる母と二人の幼い子ども。だが喉の傷と大量の血が、彼らが殺されたことを物語っていた。

ママはどこ? 置き去りにされた三歳の幼女、公園で発見された赤ん坊、ひき逃げされた女性。

北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケルが生んだ名物刑事、クルト・ヴァランダー。

喧嘩っ早い性格がたたって停職処分を食らった警視正、アンヌ・カペスタン。

夏至前夜、三人の若者が公園でパーティーを開いていた。18世紀の服装、料理、ワイン。

反米デモの夜、ストックホルムの市バスで八人が銃殺された。大量殺人事件。

一人暮らしの女性が銃で撃ち殺され死体で見つかった。

ボーレンスフルトの閘門で、全裸女性の絞殺死体が見つかった。

デンマークの僻地に住む一家。ほぼ自給自足の幸せな暮らしは、クリスマスに起きた事件を境に一変する。

新人警察官アリ=ソウルの赴任先は、アイスランド北端の小さな町、シグルフィヨルズル。

父親との旅行から戻ったヴァランダーを待っていたのは、無人の花屋への家宅侵入と老人の失踪の通報。