火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された…。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。

湖畔に佇む別荘に8人の男女が集まった。 車で転落死した婚約者を偲ぶ会だったはずが、 そこに逃亡中の銀行強盗が侵入する。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

村人たちはそれぞれに凶器を握り締めた。「屍鬼」を屠る方法は分かっていた。

些細な事件が大騒動に発展していく、パニックコメディの大傑作！ 一億の契約書を待つ生保会社のオフィス。

高さ四百五十メートルを誇る超高層タワーが銀座にオープンした。数万人が集まる営業初日、漏電による小火が発生。

『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後――。

13時13分13秒、街から人が消えた。無人の東京に残されたのは境遇も年齢も異なる13人の男女。

2026年、京都で大暴動が起きる。「京都暴動=キョート・ライオット」だ。

伊豆・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。

西暦二〇XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。

平凡な郊外の町に、災いは舞い降りた。熱に浮かされ、痙攣を起こしながら倒れる住民が続出、日本脳炎と診断された。

二〇××年、中国でサッカー・ワールドカップが開催された。

都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。

世界は終末のときを迎えていた。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化! 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。

幼い頃を過ごした町に舞い戻った作家ベン。町を見下ろす丘の上に建つ廃墟同然の館は昔と同様、不気味な影を投げかけていた。

霧につつまれたコスタリカの孤島で、極秘のうちに建設が進められているアミューズメント・パーク―それが〈ジュラシック・パーク〉、バイオテクノロジーで現代によみがえった恐竜たちがのし歩く、驚異のワンダーランドだ。

南極のアメリカ観測基地からの連絡が途絶えた。現地に急行した救助隊は、無残に老衰死した4人を発見する。

名声のために罪を犯した過去を恥じ、今は猟師として各地を旅する「私」。ある日、訪れた村で奇妙な警告を受ける。

女子高生の梨乃はある日、記憶が短時間で消えてしまうことに気付く。この現象は全世界で発生し人類はパニックに陥った―。

世界中で次々と起こる海難事故。牙をむく奇怪な海の生物たち。

一世一代のたくらみを胸に秘める美人双子姉妹、クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー、大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生、誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしまった新郎。

テロリストが仕掛けた時限爆弾によって、太平洋上を飛行中のボーイング747が大破。

メイン州の小さな町チェスターズミル。人口およそ二〇〇〇人。

巨大台風が九州に迫る頃、カジノ誘致を目論む代議士の要請で、十一階建ての豪華クルーズ船が航路変更の上、強行出航した。

最大瞬間風速70メートル超。観測史上最大級の大型台風が三浦半島を直撃した。

殺人も辞さない世界的な過激動物愛護団体“DOG”。

元日の午前零時、全国の初詣客が大量に消失し、同時に警視庁や各県警本部が謎の集団に占拠された。

山深い別荘でのクリスマス・パーティに向かった敦子と喬二。

東京近郊の海辺の町で密かにささやかれはじめた奇妙な噂。

目が覚めたら、なぜか全裸で車のトランクのなか!?広告代理店に勤める耳原敏夫は、何不自由ない生活を送っていたが、家庭では冷たい空気が流れ、仕事にも虚しさを感じていた。

突如大発生し、甲府市を殱滅した数十億匹のネズミの大群は、二年前に滅び去ったはずであった。

銀座第一消防署の消防士神谷夏美に非常招集がかかった。

顎に冷たい物を感じて目がさめた。ぬるついた物体が唇に這い上がり、口の中に滑り込んでくる。

地球に巨大な隕石が落ちてくる―。救いのないニュースで、人間たちはパニックに陥った。

レーザーディスクのように輝く絹織物―。

誤射されたミサイルがジャンボ旅客機を直撃した。

高級住宅街に新築を建てた明は幸せの絶頂だったが、隣家の不気味な老親子の存在が気懸りだった。

原因不明の漁師の失踪が、始まりだった。

町を覆った奇妙な濃霧。

島根県出雲市は、ある一瞬を境に瓦礫の山となった。テレビに映し出される光景に誰もが息を呑むが、原因は不明のまま。

赤い雨が降った日を境に、いじめ、やくざ、詐欺商法などに泣き寝入りしていた市井の人による「私刑」ともいえる残虐な暴力事件が激増。

鳴り響くサイレン、倒れ伏す人々―最新鋭化学工場の警備員として働く島浦は、突如としてパニックに巻き込まれた。

クリスマスを前にしたある日、全米のネットサーバーが次々にダウンした。

ロサンゼルス都心部に完成間近の25階建ての「グリッドアイアン」は、エレベーター運行から空調・照明・掃除・警備、尿検査による従業員の健康管理まで、全てをコンピュータで管理するインテリジェント・ビル。

その町は、北海道の北部・天塩川の中流域にあった。明治の初期、農業を営む者は皆無の、不毛地帯であった。

誰が名付けたか、その男は“悪霊刑事”と呼ばれた。警視庁刑事・妙玄真之を名乗っているが、そんな男は警視庁に在籍しない。

ある日、突然、殺人を選択する自由があなたに与えられたら、どうしますか?謎の人物から送られてきた爆弾。

関東某県酒河市一帯がいきなり異世界に転移(突変)。ここ裏地球は、危険な異源生物(チェンジリング)が蔓延る世界。

「早く逃げろ。爆発するぞ!」炎の衝撃波が天井を走る。

虫たちが次々に襲い来る！超弩級パニックホラー！スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは小さな無人島。

名門女子大学の助教授・日下部遼は、埼玉の山間部にある私立高校に招かれた。

朝のラッシュアワーを過ぎた頃、東海道本線、小田原始発・東京行きの『快速アクティー』が、茅ケ崎・平塚間の鉄橋で突如停止した。

大学入学のため上京したパソコン・オタクの六郷史郎は、憧れの街・秋葉原に向かった。

墓参りのため、亡き妻の故郷・鵜頭川村を三年ぶりに訪れた岩森明とその娘。

愛する娘と二人、ささやかだけど幸せな日々を送っていただけなのに――。

長野県安曇野。半年前に山で行方不明となった妻の頭蓋骨が見つかった。

突如、大地震に襲われた“町”。道路が遮断され、15軒の家が完全に孤立した。

穏やかな陽射しが落ちる秋の一日、ボストン午後3時3分。世界は地獄へと姿を変えた。