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シティ・オブ・ボーンズ



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シティ・オブ・ボーンズの評価: 4.14/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(4pt)

20年前の殺人事件が引き起こす悲劇

Harry Boschシリーズの近作。散歩中の犬が古い人の骨を見つけてきたことから事件は始まる。そして、この骨は20年前に殺された少年のものと判明し、Boschは例の如く、官僚的な警察上層部と対立しつつ事件解決に執念を燃やす。犯人探しという点では、比較的あっさりしたストーリーで、終盤大きな展開があるとは言え、それほど意外性があるわけではない。単純なサスペンスというよりは、むしろ、20年という時を経て骨が見出されたことにより、新たな出会いと悲劇が生まれ、人々が皮肉な運命に巻き込まれていく一種の人間ドラマと捉えた方が良いのかもしれない。また、前作A darkness more than nightから引き続いて、Boschの心の揺れが感じ取られるような作品である。スリリングな作品を期待する読者には若干物足りないかもしれないが、Boschファンにとっては十分楽しめる作品と言えよう。また、今後のBoschがどうなるのか、Boschファンにとっては大変気がかりである。英語は平易で読みやすい。
シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151752013
No.2:
(4pt)

ロサンゼルスの新宿鮫

事件が過去にあるせいか、滑り出しはゆっくりペース。小さな手がかりを一つ一つ拾い集めていく地道な作業が続く。そこに彩りを添えるのが、アカデミーを卒業したばかりの新人女性警察官、ジュリアだ。ボッシュと築く成熟した人間関係は温かいムードを醸し出す。中盤以降は二転三転の捻りを加え、大きな山場を経てラストまで突き進む。そして最終ページでは、ボッシュにとって大きな転換点を迎える結末となる。派手なストーリー展開や、鋭く抉る心象描写はないのだが、登場人物たちの行動はとても自然で、すべてのキャラクターが自立している。ボッシュシリーズにおける間奏曲のようなもので、大作とはいえないが、スムーズに読ませる語り口は著者の円熟の極みである。次回作が楽しみだ。
シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151752013
No.1:
(4pt)

ロサンゼルスの新宿鮫

事件が過去にあるせいか、滑り出しはゆっくりペース。小さな手がかりを一つ一つ拾い集めていく地道な作業が続く。そこに彩りを添えるのが、アカデミーを卒業したばかりの新人女性警察官、ジュリアだ。ボッシュと築く成熟した人間関係は温かいムードを醸し出す。
中盤以降は二転三転の捻りを加え、大きな山場を経てラストまで突き進む。そして最終ページでは、ボッシュにとって大きな転換点を迎える結末となる。派手なストーリー展開や、鋭く抉る心象描写はないのだが、登場人物たちの行動はとても自然で、すべてのキャラクターが自立している。ボッシュシリーズにおける間奏曲のようなもので、大作とはいえないが、スムーズに読ませる語り口は著者の円熟の極みである。次回作が楽しみだ。
シティ・オブ・ボーンズ (Hayakawa novels)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (Hayakawa novels)より
4152084626

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