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黒い家
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黒い家の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全468件 41~60 3/24ページ
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| この本を初めて読んだのは10年以上も前だと言うのに、その衝撃はいまでもはっきりと思えています。そしてその後ホラー小説にハマっていくことになりました。しかしこの作品(そしてこの筆者)を超えるものには未だ出会えておりません。 今回読み返してみても、初読の時と何も変わらないスリルと緊迫感、なんどでも読み返したい作品です。欲を言えば記憶を消してもう一度初見で読みたい。ショッキングな内容であることは間違いないので、誰しもには進められないが(とは言っても単にグロってわけでは決してない)素晴らしい作品です。 10代の頃とは違った部分も今回とても印象に残りました。主人公の恋人である恵の、本作における意味のようなものは昔読んだ時よりも俄然大きい気がしました。 | ||||
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| 今でこそ類似したものはあるけど、発表当時であれば目新しく感じられた作品。 何度も読み返したが、身近で、実際にありえなくはない脅威の可能性を示唆し、取材を経てホラーに料理する発想と手腕は本当に素晴らしい。 黒い家が発表された90年代は、「1999年のノストラダムスの大予言」が目前に迫っていることもあり、空前のオカルトブーム。今と違いスマホもなく、それほどパソコンも普及しておらず、皆が娯楽を求めてテレビを見ていた時代です。そのテレビを点ければUFO・UMA目撃証言、視聴者投稿の心霊写真、ノストラダムスの大予言に関する特集が当たり前に放送されています。大多数の人間が、正体不明かつ未知の恐怖に怯えていました。本当に空から脅威が降ってくる、と考えていた人も少なくありませんでした。 そして当時のジャパニーズホラーといえば、「よくわからんけど強くて怖い呪いで死ぬ」ので、「死を回避するために呪いを解く」のが、物語の主人公の目的であり、それが定番でした。 そんな中発表された黒い家は、ホラー小説界に革新をもたらす存在だったのではないかと思います。 発表当時の背景を鑑みるならば★5の作品です。 今は、より一層洗練された作品に埋もれてしまいました。それらの礎のような作品です。 | ||||
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| 単なるサイコホラー作品だと思ってましたが、作品を通して現代日本が抱える社会問題を垣間見た気がします。 拝金主義になりつつある今の世の中で生きる若者、一読の価値あり。 | ||||
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| 高評価が多いので読んでみた。 視覚や嗅覚の気持ち悪さを喚起する文章力もあって犯人が分かるあたりまでは面白い。 わかった後も、ハリウッド映画的な犯人との対決も(深く考えなければ)面白い。 が、しかし。。 【ネタバレ】 ・中年のおばさんが強すぎる。元自衛官や元ヤクザよりも強いってちょっと無理でしょう ・日本刀のような刃物をどうやって持ち歩いていたのか ・成人男性(死体)を河原まで運ぶ、気絶した成人女性を袋にいれて運べる等凄い力持ちだ ・研修会に紛れ込むのはアイデアとして面白いんだけど、犯人の「匂い」でバレるだろう といった??のあれこれがあってちょっと醒める。 そして、主人公が頭悪い。そんな行動とらないよなあ、と思う部分が沢山。 エンタメだからといえば、それまでなんだけど、エンタメにも設定における説得力がないと世界に没入できないものです。面白い小説だけど、そのあたりがマイナスに感じます。 | ||||
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| 初めてホラー小説なるものを読みました。夜に読むと寝つきが悪くなりそうです。 | ||||
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| ※最初に本作品を読もうと思う方に少しだけ注意を。 あくまで個人的な印象ですが、2023年にこの小説を読むにあたり、どうしても時代感だったり色々な偏見だったりが少々気になってしまいました。 ゲイに対する描写も90年代だから仕方ないかなと思いつつも、ノイズになる人はノイズになるかと。 それでも面白い作品なので、オススメしたいですが、気になる方は"90年代に書かれた小説だ"ということを充分留意してお読みください。 それと、今作は霊的なものやバケモノ系のホラーではなく、あくまでも"人間"しか出てきません(その人間が一番怖いんですけども) その辺りのホラーを期待される方もご注意を。 そしてそして最も重要なことを言います。 犬たん猫たんが酷い目に合います(映像で映すならR指定確実な残酷描写) 無理な方は要注意です。それでも読みたいなら心の中でor声に出して「これはフィクションだ!!!!!」と唱えましょう。 ●まず本作品の全体的な印象として、サイコパスという言葉が出始め、凶悪犯罪や世紀末に対する漠然とした社会の不安感・不穏感みたいなものが全体に漂っているように感じました。 今の時代から考えるとちょっと違うのでは?と思う部分は多々ありますが、それも含めて当時の時代の空気感が伝わってきて良かったです。 ●生命保険関係の犯罪というのも興味深く、分かりにくそうな用語も終始丁寧に解説され、文体も含めて大変読みやすい。 前半はホラーというより保険金詐欺ミステリーというような感じで、徐々に世界観を掴む時間なんだろうなと思ってましたが、序盤からホラーを期待して読むと、スローな立ち上がりに退屈するかもしれません。 しかし、事件の大枠が分かってきてからの後半は、加速度的に物語がスピードアップ。 ミステリーに加えてホラー要素もドンドン合わさってハラハラドキドキのクライマックスに突入していく展開は素晴らしい。 物語の最初からオチに至るまで、しっかりと当時の空気感を感じることができ、非常に良い読書体験になりました。 | ||||
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| ネタバレになってしまうだろうか。一言で言うと、人間が怖い話だった。 求めた物と違ったために 星は3つ。好みがあえば十分星5つは 出るのではと思う。 | ||||
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| 社会派?ホラーサスペンスとしては文句なしの作品。面白くて五時間程で一気読みした。 まあ小説として読者を引き込むための盛りはかなりあるにしても、作者の職業体験もしっかり反映されているらしく生命保険会社の勤務実態の描写は非常に臨場感ありありで細部に至るまで夢中で読んだ。登場人物も各々の存在感が鮮明で作者の筆力を如実に感じた。これは賞賛する。 しかし何より殺人鬼の幸ちゃんの有無を言わさぬ残虐さ、その迫力がねー、作者自身が彼女に乗りうつっているような感じで、俺はこれこそ書きたかったのだと作者の生臭い本音が聞えた気がした。 作者は間違いなくホラー映画を鼻息荒くして鑑賞するタイプだと思ったね。ただ物語最後の恵の考えには、何ほざいてんだ、こいつは根本的な知的障害者だなと腹が立った。 | ||||
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| 自分的には面白くない | ||||
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| 本棚の整理をしていて見つけて久しぶりに再読。めちゃくちゃ怖かった記憶だけ残っていたが、二度目はそれよりも虫の話と心理学の蘊蓄の長さに疲れて飛ばしながら読んだ。あれだけ書きながら自閉症の使い方を間違っているのも、説得力を低下させて大きなマイナス。 金石は殺されても仕方のない人間とでも言うような恵の批判ぶりにもドン引き。ゲイ描写も必然性がないと思った。最後に突然、官僚批判が出てきたり、ホラーサスペンスとしてのスリルはありつつも思想も強めな作品。時代が変わってズレが目立ってきたのかもしれない。 | ||||
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| 面白かったです。当然ですが映画と本と感じた感想が違って楽しかったです。 | ||||
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| 黒い家のじっとりじめじめした雰囲気や、匂いの描写が上手く、すごく伝わってくる。 主人公がどんどん追い詰められてきて怖い。 とても面白かった! | ||||
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| ホラーというジャンルは、心霊とか超常現象を扱っているものだと私思いこんでいたのです。 この作品は、心理サスペンスですね。でも、こういう作品も広義にはホラーというのかも知れません。 数年前にTVドラマ化されていたという話しを聞いていて、「そういえば、あれだったのか」と思いだしました。私、断片的にしかドラマを観ていなかったものですから。 サイコパスという言葉が出てきます。(ウィキペディアなどによると現在は使われなくなった言葉らしいのですが) 先天的な遺伝の異常か後天的な環境によるストレスを受けつづけたか、或いはそのどちらもによって、「相手の立場に置き換わって考えることを全くしない人間」というのが居るらしいのです。 主人公は、生命保険会社の保全部門(言葉が違っていたらご容赦を)に移ってきた役付の男性です。 保険金詐取目的の人物に翻弄され、何度も追い詰められる(命の危機に直面する)というお話です。 今回はあらすじは書きません。 初めて読んで、怖さを味わってみてください。 個人的には、主人公に会社に居残るように仕向けた犯人からの電話をかけさせられたトップ保険外交員だけは、何とか助けられなかったのか、ということが、何とも歯がゆく感じます。 どんな怪物よりも人間が一番怖い、ということを厭というほど教えてくれます。 以前、仕事場の上司と話したことがありましたが、「交通事故や予期できる災害には、事前に或る程度対策を練ることが出来るが、悪意を持った人間が何かをしかけてくる、という事には、完全な防衛はできないな」と仰有ったことを思いだしました。 この小説の内容を超える事件も実際に起きる世の中にはなってしまいました。 読後感は最悪です。それだけ読者にダメージを与える小説ですから秀作ですね。 私もよく悪い夢を見るのですが、人間というのは、起床から十分もすれば、頭のスイッチが切り替わって、夢の内容を完全に忘れます。モードが変わるというのか。 この作品は、逆に、起きている人の精神を悪夢を見ているときの状態にまで引きずり込む力を持っています。 という事は、少なくとも書いていらっしゃるときは、悪夢の精神状態のままひっぱられたのではないか、と思うわけですが、それはかなり、常人ではできないことですね。 話しが戻りますが、犯罪者が襲ってくるという危惧があるとき、それを出来ないようにする社会システムが、警察以外にも作られた方がよいように思います。せめて、公の場で簡単に誘拐や傷害が起こるというのを(作品中だけのことではなく、現実にも可能だと考え至るので)、阻止できる体制というのが何重にも創られるべきだと思いました。 どんな人間もやはり人間であることに変わりはない、という考え方を貫くのか、理屈も人情も通じない人間はやはり居て、そういう人が凶行に及んだとき、廃絶するのか、という議論も文中に盛り込まれています。 リアル恐怖でした。 | ||||
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| 保険金殺人をテーマとした作品。ミステリではなくサイコホラーである。 少年の首吊り死体を、その子の父親と目撃した保険会社に勤務する主人公。父親による保険金殺人を疑ったことから、嫌がらせを受けることとなる。主人公が調べを進めるうちに、意外な事実が明らかに。そんな最中、今度は父親が大怪我を負う事故が発生。シナリオを書いたのは、母親の方だった…。 主人公の周囲で起こる不審な出来事は、徐々にエスカレートしていく。この過程がかなり恐ろしい。母親に接触した者たちに待ち構える無惨な死。遂に、主人公の恋人までが…と続く。 ラストにかけてジェットコースター的な展開を見せてくれる。保険業界の裏話や、心理学の蘊蓄など、ハラハラに加えて知的好奇心を満足させてくれる作品である。主人公の抱えるトラウマ話しも上手くオチをつけてくれた。読み応えあり! | ||||
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| 生命保険の仕組みに詳しくなるだけで、全く持ってホラーじゃ無い。 そもそも、テンポがない。説明文だらけで「え?コレは小説なんだよね?」ってなる。 無駄なページが多すぎて、何回も読み返して添削して遊んだくらい。で、面白い事に添削したら中身が無くなったのよ。何でこんなのがホラー大賞?取ってんの? 文芸小説っぽく書けば簡単に取れる賞なのかな?(笑) | ||||
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| どろどろしていて、視覚的、嗅覚的にも心理的にも気持ち悪くて、とても面白かったです。 夢中で読んでしまいました。 | ||||
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| 貴志さんは好きなので、その代表作ということで期待したのですが。 こういう心理スリラー物は、ある程度都合主義的もありとは思いますが、最低限の納得感は必要だと思います。 中年女性の犯人と1対1でなぜ、簡単にやられてしまうのか? 低身長の元プロレスラーが性転換したのか?とか余計なことまで考えてしまいました。 また、あきらかに危機が差し迫っているのに、周りに知らせる等の保険を一切かけないでひたすら突っ込んでいく。 途中から、段々白けてきて、物語に入り込めなくなってしまいました。 | ||||
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| 「黒い家」を読んでいる間は、誰も通らない道や暗い道で歩くのが怖くてたまりませんでした。とくに恐ろしい人物の描写には鳥肌が立ちました。天使の囀りやクリムゾンの迷宮とはまた違う怖さ。 | ||||
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| 主人公がいい年をしたおっさんなのに、狙われていてもあまりにも危機感がなく、闘う準備もしないので危険への対応能力が異常に低く、困ったものです。 そんなリアリティのない描写で恐怖感を盛り上げようとしても良くないと思います。 それでストーリーも面白く感じなくなってしまいました。 せっかくいろいろな知識があって細かいことが書ける筆者なのに、この作品は残念です。 | ||||
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| 昆虫一般苦手ではないが思わず顔を顰めたくなる描写には参った。 ただ、保険の知識の一助にはなった。 | ||||
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