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黒い家
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黒い家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全461件 281~300 15/24ページ
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秋の夜長のお供に最高の一冊。活字中毒の私を満足させる一冊です。 | ||||
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怖いもの見たさで買ってしまいました。 サイコホラーは好きですが 本当に怖かったです。 ストーリーが予想外の展開で、 引き込まれて一気に読みました。 ただ、ちょっと理屈っぽい部分があったので ☆三つです。 理屈っぽいところは飛ばして読んでも ストーリーは十分理解できますよ♪ | ||||
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生命保険を扱った作品で20年以上も前の作品に関わらず、情景などは変わりません。私は舞台となった地域に良く出かけます。路線や駅名、地名、建物などが活字を通して思い出されます。その感じが更に親近感を増幅させ、短に起きた事件として感覚に訴えかける感じでしょうか。京都市内が舞台なので近隣にお住まいの方で怖いもの知らずの方には是非読んでください。物語としては、展開が後半は読めてしまうので星は一つマイナスです。その辺りは大どんでん返しを期待している方や他のミステリーやサスペンス物のような感じではありません。活字から人の心理、恐怖を連想させるあたりや文章の作りは流石です。悪の教典が前後半で違う作者かと思った程なので、そのあたりは無く一本筋が通った感じです。 | ||||
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評価が高かったので読んでみました。 まず、ホラーではありません。 読んでいて主人公にもその恋人にも全く好感持てず、そして結末はご都合主義的で好みではありません。 保険会社って大変なんだなあとは思いましたが。 | ||||
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引き込まれるようにして、一気に読んでしまった。 だけど、怖すぎて、夜帰宅した時にドアを開けるのをためらってしまう。 | ||||
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とりあえず 描写が痛々しいんです。 とりあえず 作風の流れは個人的に完璧。 クラシック音楽を聴いてるみたいで 貴志さん特有の起承転結(止まったり流れたり)。 和也くんの 首吊り現場の描写は カビ臭く ヤバかった。 あと オヤジが 軍手を 噛んで 血を滲ませる描写は 吐き気がした(ある意味乱歩の鏡地獄)この件にかんして僕は切断を体験してるのでシンクロが過敏に反応。あとは 最後の方で 蝉を 自転車で 踏み潰す 無慈悲さ 冷酷 つまり 生きると言うことだ。 | ||||
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最近映像化の著しい貴志作品だが、本作も映画化で非常に有名ですが、「模倣犯」でもお馴染みの原作破壊監督森田芳光だったので、映画と原作はほぼ別物。やはり本作は活字の形態で味わうのが最も恐怖感を堪能できる。 本書発表後に和歌山カレー事件が発生し、類似性が話題となったが、今となっては尼崎連続変死事件の方をより彷彿とさせるだろう。今読むと本書のオバサンは尼崎連続変死事件の主犯をいやがうえにも連想させてしまう。 本書の凄いところは最も恐ろしいのは幽霊でも怪物でもジェイソンのような殺人鬼でもなく、そこらにいるような中年女性であると発見してしまった点。とにかく描写が現実にありそうな恐怖感満載でリアル過ぎてとにかく怖い。途中で犯人夫婦の子供時代などを検証する過程もゾクゾクする。 角川ホラー文庫の中でもトップクラスの怖さを誇る作品。貴志氏の出生作だが、怖さという点では現在でも氏の全著作中、最高峰だろう。 | ||||
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心理学関係の記述が主人公の知人とのやり取りを通して 随所に出てきます。主人公自身も幼い頃のトラウマを抱えている。 それゆえにか、「他人の心のわかりがたさ」で作品全体のトーンが 形作られています。それは主人公と犯人だけでなく、登場人物 すべてがだれも根幹では理解しあっていない/しあえないのでは ないか、という通奏低音として流れているように感じます。 主人公とヒロインの間にさえ、その微妙な膜のような不透明感を 最後までひきづっています。ちょっと後半の犯人の「怪物的」な 描き方はあまりにオーバですけど・・・ うさぎなんかの小動物の目でも、じっとみていると時々死んだ魚 みたいな目にみえるときがあって、何考えているのか底なしで わからなくて、そういう「不可解さ」に軽い恐怖を覚えるときが あります。 恐怖が血糊や凶行といった目に見えるもののほかに、 底なしの理解不能感といったまさに目にみえないものにも 強く誘発されるということにこだわった作品だと思います。 | ||||
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確かに日々の殺人のニュースでも、「この人には人間の心がないのか?」と思うことがある。 人格障害の話など専門的な見解に対し、登場人物の人間にレッテルを貼り、決めつけてしまうことへの抵抗感もよく伝わってきた。 そして人をカテゴライズする人間に抵抗を示しながらも“人をカテゴライズする人たち”というものに苦手な人をカテゴライズしてしまっているという複雑な人間の心理というものも感じられた。 緊迫した状況、危険だと察知しはじめてから本当に危ない状況までの恐怖感がこちら側にも伝わってきて、途中怖すぎて本を閉じて一息入れるものの、すぐ続きが読みたくなってしまう本。 この本の内容は実際に起こりうることだからこそ、世の中にはいろんな人がいて驚かされることがたくさんあって、自分には理解できないことを普通にできる人がいるのだと奇なることも現実には起こるのだと考えさせられた。 | ||||
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DVDはかなり前にみて、例の事件を契機に小説も今回読んでみました。 正直、DVDよりも数倍怖いです。最後の数ページ前までは。 というのも、最後の数ページで、残りすべての謎が理屈っぽく結論づけられてしまうからです。 そのため、この手の本を読んだ後の、不安感やら想像力やらが無理矢理解消されてしまい、恐怖感がいまいち後引きません。 おすすめの読み方としては、菰田幸子が死んだところで一旦読むのをやめて、一週間ばかり悶々としたあと、 内容を忘れる直前に、最後の「第13章」を読むと、すっきりして楽しめるんじゃないかなと思います。 | ||||
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リアルな日常のどこにでも存在しそうなテーマだからこそ、怖さが際立っていました。 主人公も、イメージしやすい人物像だったし、犯人である人物も、地味であるがために底知れない恐ろしさが肌に伝わってくる感じ。 身の毛もよだつとはこういうことを言うのかも。 生命保険を土台として、犯罪心理・モラル・遺伝子・・・など、サブとなるテーマも細かく掘り下げて描写してあり、ただ怖いだけでなくかなりの読み応えがありました。 主人公より先に、読者に”こいつがクロだ!”と気付かせるような絶妙な書き方が本当に読み手をハラハラさせます。 読者が気付いてから、2テンポくらい遅れて主人公が気付き、動いていく様子がもうじれったくて、手に汗握ります。 ただ、ヒロインである恵のキャラクターはあまり共感が持てなかった。 理知的で芯が強いように描かれていたから、せっかくだったらクライマックスのシーンではもうちょっと強さを見せて欲しかった。 まぁ実際にあんな状況下に置かれたら、無理もないと思うけど、その後立ち直った時の主人公との会話がちょっと残念。。強がりで可愛げのない子みたい それ以外は、ハラハラドキドキです。 読み始めたら止まらなくなるのでご注意を! | ||||
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クライマックスシーンの盛り上げ方は最高に上手い。 ここまで畳み掛けるように読者を巻き込む作品は余り見かけない。 残念なのは主人公や、その恋人たちに余り魅力が無いこと。 へんな言い方だが、体臭を感じないというか、現実味が無いというか、感情移入しにくい。 特に女性とのかかわりについて、この作家の作品はいつもそうなのだが、現実感が希薄だ。 淡白な人なのかなぁなどと想像する。 | ||||
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保険金殺人をテーマした作品です。 保険会社の総合職の人たちがどのような苦悩を抱えているかも わかりやすいですし、働きたいという意欲を読者から奪ってくれます。 対消費者の仕事が辛いのは当たり前ですが、保険金が絡むとさらに苦しいですね。 途中、犯罪者を対象とする心理学が述べられてますが、 不完全燃焼で終わってます。 考える機会を与えてくれているのだと思いますが、 曖昧すぎて、逆にもやもやした状態で読了しました… エンタメ性は非常に高く、菰田家の闇に対する興味が読み進めるにつれ 高まっていきました。 読み終わってしばらくたちますがあの残酷な描写は忘れることができません。 | ||||
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一度は10年以上前に読み、電車の中で一気読みした記憶がありました。 すごく怖いという印象はなかったのですが、最近「最も怖い小説」としてあがっているのを よく見るので、再読してみようという気になり読んでみました。 やはり確かに面白いとは思いますし、最後まで一気に読ませる力のある小説だとは思います。 ただ世間で怖い怖いといわれているほど怖くはないです。 この10年で自分の感覚が麻痺してしまっただけかも知れませんが、 少々ミステリーやホラーになれた人であれば、 本書を読んで眠れなくなるとか、そのような感想は特に持たないでしょう。 保険に関するディテールは詳しすぎるきらいもあり、関係のない部分はもう少し減らしてもよいように思いますが、 まあリアリティを出すという意味では効果はあります。 一方昆虫の話はいりますかね?イマイチ趣旨が掴めないところではありました。 あと心理学の話もちょっと無駄に感じました。 また主人公の判断に突っ込みを入れたくなるところが結構あります。 そのようなポイントが多ければ多いほど感情移入できなくなりますので、この点は結構マイナスです。 ヒロインの言葉を介した主張、それを受けた主人公の考察が作者の主張なのかわかりませんが、少々青臭すぎます。 この青臭い主張は必要だったでしょうか?かえって作品を薄っぺらいものとしているような印象です。 総合的には、ざーっと暇な時間に流し読みをするには○、じっくりと作品を味わう、あるいは怖さを体感する、という向きには△、といったところで、まあ☆3つがだとうかなと思います。 | ||||
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昔、大竹しのぶ主演で映画化もされているホラー小説。 霊や怪奇現象ではなく猟奇殺人がテーマなので、生々しくてグロテスクな描写があります。全体的な印象としては面白かったのですが、不満点も多々ありました。 まず主人公に好感を持てない。というか共感できなかった。ハッキリ言って鈍臭過ぎる。まあ、ホラーの主人公っていうのは、映画でも小説でも、そんなものなのかもしれませんが。 作品を書くために調べたと思われる過去の事例の記載がクドすぎる。毎晩見る悪夢の描写も必要性が感じられない。単なるサラリーマンであるはずの主人公の行動が不自然すぎる・・・など。 後半、菰田幸子が主人公のマンションに忍び込むとこから、黒い家での惨状が明らかになるあたりが山場でなかなかの緊張感だったが、その後、生命保険ビルでの死闘は、まるでスプラッタームービー(13金?スクリーム?笑)みたいでテンション下がってしまいました。しかも殺人鬼と言っても、ただの中年のオバハン。何をビビッとんね!余裕で返り討ちできるわ!と思ってしまったのは私だけでしょうか。 もしかしたら私が繊細さに欠け過ぎているのかもしれませんが、終始主人公の精神的、肉体的軟弱さにイライラしっぱなし。 「主人公に共感できるか」というのは小説を楽しめるか否かのポイントの一つですが、全く共感できなかったのが残念。 | ||||
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暑い季節が到来。暑い季節、夏といえば、納涼。納涼といえばホラーでしょ? というわけで、普段ホラーを読まない私が今年の夏はホラーにチャレンジしてみようと思い、まずは、これが怖いといわれている『黒い家』から読んでみました。 ちなみに、私は普段、ライトノベルやら携帯ゲームソフト関連についてのレビューをしているので、役に立たないかもしれませんが、がんばってレビューをしてみたいと思います。 まず、読み終わっての第一印象は、ホラー?というよりミステリー?と思ってしまいました。他の方のレビューでは「サスペンス」だと書かれている方もいるのですが、厳密にミステリーかサスペンスかなどはどうでもよくて、要は、ホラーよりはどちらかというと違うジャンルなんじゃないかなと思ったりします。それでも、主人公と殺人犯が対峙してるときは映画の「13日の金曜日」を見ている気分になれる(「お前、そこに逃げたらだめだろ」、「そこで、その行動はない」とかなどを思うことも含めて)ので、ホラーだとは思います。 しかし、前半からぶっ飛ばしていくようなものをイメージしてると、違うものじゃないかな?なんて思います。特に、ページの半分以上はホラーというよりは保険金関係のトラブルが主な話なので、はじめは本当に怖い話になるのか、これ?と思いながら読んでました。 ただ、ホラー要素が全体的に少ないと思っても、読み終わったあとに残るのは怖かったなと思いました。読んでるときはなんともなかったのですが、読み終わったあとに暗闇を見ると怖くて、窓や玄関まえに誰かいるんじゃないかと思うと…(ちなみに読み終わったのは深夜です)。 人間の闇というのか、人間の見えない部分が恐怖を駆り立てるというのはうまいなと思いました。よくよく考えれば、幽霊なんかも「見えない」という部分では同じですし、見えない、ありえないものがそこにあるといかに怖いと思えるのかを思い知らされました。 何よりも、テンポ良く読めるので、次へ次へと読み進めたくなります。こういう読者を引き込むところもうまいなと思いました。 ただし、今、読むときに注意が必要なのは、この作品自体は和歌山カレー事件の前に発刊されていること、舞台が堺で起きた集団食中毒事件と同じ年なので、今から約15〜16年くらい前に書かれているということです。 何が注意なのかというと、保険トラブルについては知らないので良くわからないですが、犯罪心理学関係の部分は間違いなく古い話になっているということです(当時でも新鮮ではなかったかもしれませんが)。 心理学は私の専門ではないですが、心理学の部分は大学時代に「犯罪心理学」の講義をとった時に聞いた話だったなぁと思い出した反面、ここで紹介されていることのほとんどは何らかの有力な批判がされていたり、古い話になっているので、「へぇ〜、そうなんだぁ〜」と鵜呑みにされるのも、説が説だけにいろいろとまずいとは思うので一応の注意として書いておきます。 その他、小ネタとして、商法670条というのが作中にあるのですが、商法の改正により、現在、商法のこの部分(保険)は削除されてます。 作品中の話とは一切関係ありませんが、この作品で仕入れたネタをうっかり他の人に話してしまうと恥ずかしいことになるかもしれないので注意として書かせていただきました。 ネタがかなり古くなっているので鵜呑みにできないところがあるものの、読み終わってみれば怖かったので、夏の納涼はじめの軽いジャブに読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
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他の方も書かれていますが不自然で納得いかない点が多々あります。 特に家に侵入された時は、勝手に入られた時点で激怒して幸子を締め上げてもいいのにご丁寧に部屋をめちゃくちゃにされるまで待ち帰るのを見送るというアホさ。何のために電話で中の様子を探ったんだろう。 最後の対決のシーンでも22時に会社で待ち合わせとか、中年女性一人に対してビビり過ぎなとことか不自然過ぎて逆に笑えました。 | ||||
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本書を読んで強く感じたことは二つある。 一つは、「人間は環境次第でもどんな色になることができる」ということ。 若槻が勤める昭和生命にいちゃもんをつけて保険金をせしめようとしている人物たちや、犯人、その関係者そしてその生い立ちを見ている時に少し感じた。 そして、その人物たちに対する金石などの、特に恵の言葉には強くそう思わされた。 それを聞いた時、「少なくとも自分に関わる人間はこのようにしてはいけない」と思わされた。 二つ目は、最終盤の384ページ12行目の「生計保険とはなんだろう」からはじまる、たぶん作者自身の意見。 これには考えさせられた。 たぶん、だれが読んでもそう感じるだろう。 「現実的」な怖さを描いているのでそういったものが好きな人にはお勧めしたい。 そういう人はきっと多くのことを感じることができるだろう。 | ||||
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先日、韓国版『黒い家』の動画を見たが、カルトムービー『悪魔のいけにえ』の劣化バージョンの様な内容に唖然。 自らの記憶を確かめるべく再読する。本来は正調英国怪談派であるがホラーも読む。 何の前情報も、たいした期待もなく読んだのに一気に引き込まれたジャパニーズホラーと言えば鈴木光司『リング』、坂東真砂子『死国』と本作。 いずれも初期作であり著者の最高傑作とは言えないものの、異様な吸引力を秘めている。 本作には超常現象の類は一切出て来ないが、それゆえに却って怖い。 好悪が分れる作品だが戸締り熱心になることだけは請け合い。 | ||||
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私が貴志祐介の作品で最初に読んだのがこの「黒い家」です 読めば読むほど引き込まれていくのが良い小説なのでしょうが それがまさにこれです これは人間の狂気を見事に書き出しています 幽霊系ではないので人間は金のためならこうなってしまうという人の怖さがよくわかります 読んだことない人はぜひ読んでほしいです | ||||
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