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黒い家
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黒い家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全461件 141~160 8/24ページ
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本書を初めて読んだ翌年、和歌山カレー事件が話題となり、その類似性に驚愕したことを今でも覚えています。 黒い家に住む夫婦が和歌山出身であること、保険金目当てに夫自身の身を気づつけさせる妻という構図。 現実が小説にシンクロした瞬間を感じた次第です。 実に20年ぶりに本書を再読しましたが、やはり面白いですね。 元生命保険会社社員であっただけあって、生保会社の描写は細部に渡って詳しく、クレーマーまがいの来客応対などリアルで感心します。 それだけに、黒い家に住むストッパーの効かない人間の存在が説得力を持って恐ろしい。 やはり、常識の通用しない理不尽な人間が一番怖いです。 生命保険っていったい何なんだろう、て思ってしまいます。 本来リスクを分散することを目的としたはずなのに。 命と金がリンクすると、人間の醜さが露見され、それが犯罪や骨肉の争いにつながることもある。 なんとも悲しい限りです。 本書からは、そんな人間の悲しさが見えてきます。 | ||||
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なんとなくリングの映画を久しぶりに見てたんだが、感想は「怖いには怖いが昔ほどでは…」って所だった。 恐怖が薄らいだように感じた原因は結局の所、フィクションだから。 呪いなんて現実には起こりえない。ホラー劇を安全地帯から眺めているからだ。 (リングを叩く意図はないですよ、本当にw) で、その流れで黒い家の小説を読んでみたわけだが、怖い怖い! なんとなく大したことないんだろうなと高をくくっていたが、中盤から嫌な空気が漂い始め、真犯人が判明して以降は、もう死屍累々。 連続殺人と書くとホラーや推理小説では定番のネタだが、恐怖をここまで全面に出せていただかというと否といえるのではなかろうか? なぜここまで怖かったかと言うと、現実に起こっても不思議ではない気がしてしまうからだ。 生命保険という制度は日本に定着しているし、保険金目当ての殺人も現実として起こっている。 保険金絡みでなくても、国内でも1日1人位は殺人にあう。 連続殺人なんて、近年では尼崎や座間の事件など、他山の石と言いにくい時代になってきた。 包丁なんて、10分位もあれば誰でも手に入る(はず)。カッターなら最寄りのコンビニでも売っている。 これらのことを考えると、いつ事件に巻き込まれても不思議ではない気もしてくるのだ。 「黒い家」の出来事は言わずもがなフィクションではある。 実際、作中の犯人の手口など、もっと早く捕まっても不思議ではないというツッコミは入れられる。 だが今の御時世を考えると、「ノンフィクションにもなりかねないな…」と嫌な妄想を掻き立てられてしまうのだ。 この小説の最後に他の保険金殺人者が現れる描写があるが、こういう人間は我々の知らぬところで普遍的に存在しているのではという疑念を抱かざるを得なくなった。 「はたして自分は安全地帯からこの小説を眺めているのだろうか?」 一抹の不安を感じざるをえなかった。 「ホラーは幽霊・超常現象もの!」「ただの人から人への殺人でしょ?」という人にはおすすめできない。 ノンフィクションが好きな人はおすすめ。 20年前の古い作品だが、今の時代にも通じる内容だ。ぜひともおすすめしたい。 | ||||
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登場人物の立場になりきって読むと恐怖を感じる。 強烈に怖かったので途中で読むのを辞めようかと思ったが、 なんとか最後まで読めた。 音や死体の状況や顔まで文章で表現してるため、 殺し方をイメージしやすい。 定期的に虫の話などの専門知識を出してくるが、 それは必要無いと感じた。 それでも有り余るインパクトで堂々の星5個。 | ||||
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私の周囲にも似たタイプのひとたちがいる。たしかにサイコパスよりも恐ろしい。 | ||||
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作中余りに多くの人が短期間に死に、その全てが1人の登場人物の手にかかったものです。当初物語は心理的なホラーの様相でじわじわと恐怖感を盛り上げてゆきますが、突如強すぎるサイコパスが華麗な手際で続々と人を殺め、クライマックスは主人公のアジトビルにハモ切り包丁片手に乗り込んでタイマンです。むかし銀行強盗の逃避行が題材のサスペンスが突然吸血鬼と対決し始める映画がありましたが割とそんな感じです。奇しくも作中である登場人物が最近のアニメや漫画の主人公は私に言わせればサイコパスみたいなのばかりだと語っていますが、これはこの高い戦闘力と狡猾な頭脳を持ち合わせながら心に傷を負ったサイコパスが主人公となる続編の構想をほのめかしているのかもしれません。終わり方も新たな敵の登場で終わっており、それが本作の主人公では到底手に負えるとは思えないのです。 | ||||
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友達から、「とにかく怖い」ということで勧められたので購入しました。読み終わった率直な感想は「全然怖くない」でした。そもそも私が恐怖心に対して鈍感なのかもしれません。怖くなかった理由として、「先の展開が読めてしまう」「ただのサイコパス」があります。面白さや怖さや驚きというものは「予想外」であるから感じられるものだと思います。この本にはそれを見つけることができませんでした。また、サイコパスのような、平気で人を殺せる人間は怖いよね、くらいの印象しか受け取れませんでした。もっと未知なる恐怖や意外性を求めていた私には合いませんでした。サイコパスを怖いと感じる人には合うかと思います。 | ||||
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タイトルから心霊モノを期待してましたが全く異なるものでした 初めに保険について説明が入り、一本の電話から展開して行きます 色々あって事件解決と思った後の展開に 夢中になってしまいました。 当初の欲してたテーマと異なりましたがとても良い作品でした。 人間は怖いですね | ||||
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いわゆるサイコパスの怖ろしさに迫った作品。 いつこのような人間と接点を持ってしまうか分からないというところに、超常的な「お話」とは異なる怖さが感じられる。 人格異常がどのような要因で形成されるかについて、学術的な掘り下げも十分にしてあり、読みごたえは十分。 ただ1点だけ残念だったのは、主人公の取った行動に「通常はそんなことしないでしょう」という箇所がいくつかあったこと。全体的にはリアリティのある内容なだけに、話を面白くしていくための強引な展開は頂けなかった。 | ||||
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めちゃめちゃ恐ろしい内容の本です。読後感が悪いです。しかし、登場人物が実際に存在しそうなところが本当に恐ろしいです。 結末が気になるんで頑張って最後まで読みましたが、読み返す気にはなりません。面白いんですけど、もうお腹いっぱいって感じです。 | ||||
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同著者のが楽しめたのでコチラも購入。 もどかしいようなジリジリした展開と一気に恐怖が迫ってくる展開が交互に訪れるホラーお約束の演出、目を背けたいけど存在する生物的側面からのヒトの描写、しっかりしたディテール、優れた表現力、これらが相まって説得力と現実感をストーリーに与えていた。 話を引き延ばすためか合理性を一部欠くと思われる場面があったり、語彙力を披露したいのか不必要に難解な言葉や言い回しが散見されたりして読んでいて興ざめしそうになることもあった。これらは「硝子のハンマー」にもみられたので著者の特徴なのだろうけど、それでも早く先を読みたくなるのは著者のつむぐストーリーに圧倒的な迫力があるからだろうと思う。 最後に、本作品のレビューとは直接的に無関係だが、小説のレビューはあくまでもこれから読む人たちに向けてのモノであると考えるべきである。したがって、内容は極めて抽象的・概念的であるように努めるべきであろう。程度の問題もあるが、購入動機の一助が趣旨なのだろうから、小説のレビューでネタバレさせることがAmazonの意図するところとは思えない。 | ||||
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何度読み直しても怖いです。ホラー好きなので幽霊系などの映画や小説も見ますが、生きてる人間がやはり一番怖いと思わされる一冊です。 | ||||
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世の中で一番怖いのは、ヤクザでも幽霊でもなく、この手の存在....。 | ||||
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ホラー系の作品が好きで、知人から推されて、こちらの本を購入しました。 サイコパス系のシーンも特徴的でかなり楽しめました。 | ||||
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貴志さん独特の世界観に引き込まれるような感覚でした。もし自分が主人公の立場だったら…と考えるだけでぞわぞわしてきます。貴志さんの作品にまだ目を通したことがない方にもオススメの一冊です。 | ||||
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作者の『新世界より』が良かったので、読んでみた。 ホラー小説と言われるジャンルは初めてだったが、兎に角、先へ先へと寸暇を惜しんで読んだ。 印象に残ったのは、主人公若槻が、殺人鬼の犯人を殺めても特に深い良心の呵責は感じなったのに、 恋人恵の話を聞いて、殺人鬼だから殺していいや、との考え方の危険性を知るのに至ったところ。 「彼らは、自分たちの存在を脅かすものものに邪悪のレッテルを貼って、いざとなったら心を痛めることなしに 排除できるようにしておくのよ。」(p371) 「私は生まれつき邪悪な人間なんて居ないと信じてるわ」(p367) 確かに昔に比べたら、自分も人も愛せない人間は増えつつあるかもしれない。 そこにとどまらず更に、人へも危害を及ぼす人間は、程度により、排除、抹殺していくべきなのか。 一般人にもサイコパスの危険性があるのかもしれない。 | ||||
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怖すぎサイコサスペンス。活字であそこまで緊迫感が味わえるとは。あまりの恐さに本を読みすすめることへの拒絶反応が生じる。怖そうな部分の読み飛ばし、ページ早めくり、音楽・テレビ鑑賞で気を紛らわす等のながら読み。2日で読み終わってしまった。想像を掻き立てられてさらに恐怖が増すので、映像より小説の方が好きでした。 | ||||
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主人公が危機に面するまでの70%はほぼ保険屋の話だったので、最後の盛り上がりは一瞬で終わった印象です。 しかし、保険屋の事情やサイコパスに関する記述はかなり細かいので大変勉強になります。物凄く下調べしてから書いたんだなと言う努力が伝わってきます。 | ||||
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保険会社の支店主任が、ある顧客が保険金詐欺をしていると疑い、単独で調査に乗り出す。しかし相手は人間の形をした別の何かであり、日常が恐怖に侵されていく、という話。 最近流行りのサイコパスにまつわるような人間のホラーです。 京都の街並み、保険会社の内情、あらゆるシーンがリアルに感じとれ、うまく引き込まれます。 少し王道のような感じですが楽しめました。映画、貴志祐介さんの他の作品も見たいです。 | ||||
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ホラー小説は初めて読んだけどすごくおもしろくて、引き込まれました。 まさかの犯人そっちかーって驚いた。 この年代からサイコパスって有名になってきてたんですねー 幽霊とかよりも生きてる人間のほうが怖いなぁと思いました。 保険屋さんて大変なんだなー 映画も見てみたい。 この小説はいろんなところで高評価だったのが納得です。 ホラー苦手でも読みやすいと思う。 | ||||
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途中で脇役の男の人がやたら肉体的な特徴を描写されていて、ああこの人はこの後深入りしてバラバラ死体になって再登場するんだろうなと予想しながらチマチマと読み進めています。 感想にならないでごめんなさい。 | ||||
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