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黒い家
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黒い家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全461件 381~400 20/24ページ
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映画化されたものですが、原作のよさがまったく出し切れておらずこ れから映画を見る。または映画しか見ていない方にはぜひ読んで頂きたい。 真綿で首を絞められるように、読み手に焦りと恐怖を与えてくれます。 映画でいえば、洋画のような視覚的恐怖よりも精神的にせめられる。 日本人独特の感性が光るホラーの傑作だと思います。 衝撃的なシーンもありますが、フィクションではなく実際ありえるかも しれないと思ってしまうほど人間の心の闇を描写していて、自然に物語 の中に引き込まれ最後まで飽きることのない展開。ラストも大満足で本 当に素晴らしいですね。 | ||||
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序盤では主人公のトラウマや、保険金犯罪について語られます。 特に面白い部分ではないのですが、この小説では非常に重要な部分だと感じます。 全体的に無駄がなくスピード感のある展開も魅力的ですが、登場人物の個性もまた魅力的です。 中でも恵と金石による意見対立も見所かと。 日本では一度映画化されたものの、2007年に韓国でリメイクされ、また日本で公開されるので興味がある方はそちらを見るのもいいかもしれません。 | ||||
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僕の感想では度々に怖いシーンがありますが、しかし皆さんは怖いと言っておりますが、どちらかと言うとどきどきして時々怖いだと思います。確かに僕は怖がりで同じ文庫の殺人鬼1、2や異常快楽殺人も最初は怖いですがだんだん面白くなります。そしてこの本もここのレビューと表紙のせいでずっと封印してました。ですが、読むとすごくどきどきして読み続けて2日で読んでしまいました。(笑)僕の中では、1、2を獲る位すばらしい出来だと思います。だから僕みたいな怖がりなひとはまず3ページ読んでみましょう止まらなくなりますから<笑>。 | ||||
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映画にもなったそうですね。 今では、新聞の三面記事に出てきそうな話ですが、新聞記事では、登場人物?の詳細な心理までは描いてくれませんから。 | ||||
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今まで読んだホラー小説の中では圧倒的に面白いと思う。 パラサイトイヴなんか目じゃない。 奇想天外な設定なんかどこにもないのに、とにかく怖い。 ページをめくる手が止まらないのは久しぶりだった。 唯一欠点を挙げるなら、知識部分の記述がくどい点だろうか。 だが、それは私が仕事上保険について知っていたから感じただけかもしれない。 | ||||
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人間の心理やサイコパスというものの存在について考えさせられる。登場人物それぞれに様々な過去やそれによって形作られた性格というものがあり、このような事があったからこの人物はこういった考えをもっているんだなと感じた。自分の身の回りにもサイコパス(と呼んでいいのかも分からないが)が存在しうるのだろうかと思った。 | ||||
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非常におもしろい。一気に読める。殺人鬼がゲーム的で薄っぺらいが、一気に読ませるストーリーテリングはすごい。日本の暗い未来も予感させるところもすごい。 | ||||
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保険金がらみのサスペンスです 今まで読んだ中で一番怖いです 数年前に読んで以来再読不可能でしたが、 またチャレンジしました 再読して気づいたことは、怖いと言うより恐ろしい… と言うことです | ||||
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第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。 ホラー作品と言っても、この作品に登場するのは、超人的能力を もった人物や、異様な外見の人物などではない。 あくまでも普通の人間である。 そこがこの作品の最大の長所であると思う。 登場人物がどこか作り物めいた印象を受けるような超人や 幽霊では無く、どこにでもいるような普通の人間である事に より、明日は自分の身に降りかかってくるのではないかという 恐怖感が増す。 | ||||
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「リアル鬼ごっこ」の読後のような砂を噛むようなこの思い。 まず、文章が下手です。保険の知識で前半はカモフラージュされていますが。 人物像もステレオタイプ。いい人はいい人だし、殺人鬼は殺人鬼で最後まで。 作者自身が最もタイポロジーに侵されてる気が。 本当の怖さって、普通に見える人間に隠された狂気とか、だと思うけど。豹変するとか。 特に中盤からは、音を立てて崩れていくように、加速度的につまんなくなります。 つじつまはどんどん合わなくなるし、最後は本当に鬼ごっこしてるし。 こどもか、想像力のないおじさん、おばさん向け。 | ||||
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生命保険はいわば人の身体をお金に換えるものである。 そしてお金の為に、人としての心を失う人がいるので「保険金殺人」が起こる 主人公は幼い頃兄を自殺に追い込んだのではないかと、心に闇をかかえた保険会社の社員である。 家族が不審な死を遂げた客の身辺を探っているうちにとてつもない恐怖が彼におそいかかる。 ホラー小説ではあるが、超常現象や幽霊などがでてくるものではない。しかし、「げに恐ろしきは人のこころなり」というように人の心の闇が妖怪以上に恐ろしい魔物となる。 そしてやってくる恐怖にこちらの背筋まで凍ってくる。 作者が元保険会社社員だったという事で非常に詳しく内部事情まで描かれ、また生物学的見地からみた保険金殺人の要因まで興味深かった。 まさに作者の真骨頂ともいえる作品である! | ||||
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普段は絶対に手に取らないであろう種類の本です 一回くらいは読んで置こうかなと探して見つけた本でした。 保険の中の人の気持ちがわかって違う意味で読み始めてよかったなと 思いました。詳しく書いてあります。 展開の方は、もうね、どきどき。 こわいですよー。 いや〜なもんです。 でもそれほど、ありえないほどではないので 星4つにしました。 一回こっきりで 再び手に取ることはないと思いますが…。 あまりこの手の本は読まない人にとって この本はそんな本になるでしょおお あとで塩まいてでもすてたいところ。。。 | ||||
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確かに怖かったです。 でも、すごいすごいと、レビューにあったので かなりビビって読んでいたのですが、 そんな防御壁をはっていたせいか、 思っていた程の衝撃はなかったです。 あと、どうでもいい事なのかもしれないですが、 主人公の体重が70キロオーバーとは、、 もっと華奢なイメージをしていました。 そんな体重あったら結構な強そう具合でしょ。 | ||||
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この作品の恐ろしさは、ホラーの世界を、完全に日常と一体化させている所だろう。 主人公をとりまく人々がいくら死んでも、彼の日常業務が覆されることはなく続いてゆくという、そういう意味での「ありえなさ」が、恐怖をさらに押し深めているような気がする。 うん面白い。知識にもなる。但し「自閉症」を誤用しているのが、精神分析や心理学の専門者や専門用語が出てくる小説とあって、少しばかり気にはなった。 | ||||
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幽霊・超常現象一切なし 現実世界一本勝負 「迫る殺人鬼」という単純でリアルな恐怖を徹底的に練り上げる作者の技量に脱帽。 数々のホラーを読みましたがこれを超える作品はありません。多分これからも。 まさにキングオブホラー小説と呼ぶにふさわしい名作です。 読後眠ったら生まれて初めて悪夢を見ました。 | ||||
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貴志祐介の代表作であるこの「黒い家」 内容に関してはかなりレビューされているので今更ここで僕が語るまででもないようですね この作品は1997年に第4回日本ホラー小説大賞受賞作ですが、この年はこの賞の歴史上最もレベルの高いものだったと個人的には思っています 近代ホラーの名手中井拓志の「レフトハンド」、高橋克彦氏が絶賛した沙藤一樹の「D-ブリッジ・テープ」と秀作揃いでした しかしこの作品はそれらの傑作群の中でも一際輝いています 是非読んでみてください | ||||
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文字を追っているのは確かに私だが、 何かに追い立てられているのも 確かに読み手である私だった。 生命保険会社の日常を描くことから始まる、保険金殺人と疑われる事件の解明は、 登場人物の知恵と思考に託される。 それを通して、生命保険というシステムを悪用する人間像と 人類が抱える問題さええぐり出そうとしている。 恐怖を垣間見ている主人公の映像が目の前に浮かび、 純粋に次のページが気になって仕方なくなる。 前半、主人公の思い込みの激しさがやや気になったが それは追い詰められた人が陥りやすい 短絡的な思考でもあるかと納得できなくはないし、 犯人が主人公に抱く憎悪の根拠がいまひとつわかりにくい点も そもそもこの犯人の性質上仕方ないことなのだと解釈できる。 とにかく、追われるように読んでしまった。 | ||||
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大竹しのぶが怪演を見せた映画の原作ですが、こちらの方が、はるかに不気味でおぞましいです。 保険金が絡んだ事件というのは、実際にいろいろ存在していますが、 保険会社の調査員って、もしかしたらこんな事件に直面したりしてるのかも。 とか考えると、『すぐそばにある狂気』みたいな凄みがあって、怖さが増します。 どうやらボクは、オバケとか宇宙人とかが出てくるような『超常的な恐怖』よりも、 生きている人間の中に潜む『いつ直面してもおかしくない恐怖』の方が、好みみたいです。 第4回日本ホラー小説大賞 大賞受賞作の肩書きは、ダテじゃありません。 | ||||
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傑作!!クライマックスは息を呑む展開です。 夜中にベッドの中で読んでいたら、恐すぎて思わず本をパタンと閉じて深呼吸してしまいました。 お金のために、自分の欲望のためにまさに化け物と化した犯人。恐ろしいの一言です。 思わず目を背きたくなるような光景が、緻密な情景描写によって目の前に浮かんできます。 こんなに続きが気になってドキドキする作品は稀少です。寝不足になってしまうでしょうから、休日前夜恐いの覚悟で夜中に読むことをお勧めします。 | ||||
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汚家の湿った床下に折り重なる死体 ブランコの軋む音 ひゅうっ・・と空を切るハモ切り包丁 昆虫のように心のない女からむせかえるキツイ香水の匂い・・ 玉石混合のK川ホラー大賞受賞作の中でも これは金剛石級の作品じゃないですか? 緻密に積み上げられた完成度の高さは この作者の作品の中でも最高傑作だと思います。 | ||||
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