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奇想、天を動かす
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奇想、天を動かすの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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最初は読みづらく途中から一気に読めたが トリック、動機はいまいち。社会問題も直接は関係なく また非現実的な事件はあまり自分には合わなかった | ||||
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謎がてんこ盛りで本格ミステリファンは大満足の内容だと思う。ただ、社会派としては論外だろう。 犯人が女性を殺す動機が理不尽過ぎるし、そもそも不合理で長年女性を恨んでいたこと自体がおかしい。 作者が言いたいことは理解できるんだけど、話とかみ合っていない。 だって、被害女性がやったことって犯人の弟に気を持たせてサーカスから連れ出してもらったことだけだからね。 結果として弟は殺されたけど、女性に何の責任もないし普通は恨みにも思わないだろう。 これが社会派として成立する余地はないんじゃなかろうか。 | ||||
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奇をてらいすぎて読み物としてはちょっとどうかな? 無理やり異常な状況を作り出した感は否めない。 それでも、その異常な状況をきちんと解決してしまうあたり、流石。 | ||||
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島田荘司が「占星術」「斜め屋敷」といった初期の、大胆でシンプルな一発大型奇想トリック路線から、現在も続く『まず異常な状況・超自然と思える事態を提示し、それに理屈で説明をつけて現実世界に回収していく』路線にかわった分岐点の作品。島田荘司自信が他の著作で、この「最初に提示される不可能状況」がいかに神秘的で魅力的であるかがそのまま作品の魅力となる、という主張をしており、本作はこの作者自信の意見を実践した内容になっている。従って、上記の意見に同調できる読者であれば、空飛ぶ列車・歩く死体、といった異常な道具立てとそれが理屈によって現実世界に回収されていく過程を楽しめると思います。同じ路線の「眩暈」「アトポス」等が楽しめた方には面白く読めるでしょう。しかし、逆に「ここはこういう理由で、ここはこういうトリックで、あんな不可思議な現象が起きたのですよ」と理屈で説明をされても「だから何?」と思ってしまうタイプの読者(私はこちらのタイプ)にとっては評価に困る作品です。作者のよしとするミステリの形式がそういうものなので、読者としては「作者と考え方がズレてしまった」と思って諦める他ありませんが、初期のとんでもない一発トリックで衝撃を与えてくれる路線を求める読者には不満が残るでしょう。また、吉敷ものは多くがそうですが、社会派要素や作者の一人語り的な要素が蛇足に感じられます。その後の作品ほど顕著ではありませんが、登場人物の思考、という形式をとって、ほとんどエッセイまがいの文章が突如として挿入されるのは、いささか面食らうところ。けっして駄作ではありませんしつまらない訳でもありませんが、ある程度読者を選ぶ作品だと思います。少なくとも「島田荘司入門編」には向かない作品。 | ||||
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