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ロシア幽霊軍艦事件
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ロシア幽霊軍艦事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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ただのミステリーモノとして購入した本がこんなに引き込まれるものとは思いませんでした。 そもそもロマノフ王朝の秘密を題材にした話とは知らず購入した次第ですが、こういった歴史の陰謀といいますか、世界不思議発見で特集されそうなお話と、デビュー作であるところの『占星術殺人事件』で出会った、御手洗潔が紐解くミステリー要素を兼ね備えたお話、そして文章にたちまち取り込まれ、1週間かけて読もうと考えていたところ、わたしの一晩は『ロシア幽霊軍艦事件』で消え去りました。 今回題材にした史実自体がミステリーなんですから、恋愛要素を含めて、更に史実に基づくようにミステリーを追加して一本の道筋にしたストーリーに圧巻しました。 この本がキッカケで、アナスタシアについての調査が実現される事を願っています。 以下、『ロシア幽霊軍艦事件』の、ではなく「島田荘司先生」の作品への感想となります。 わたしにとっての島田荘司先生のご本は2冊目でして、彼のお話の魅力として「人として正しくある御手洗潔」というのは大きいです。 (彼と、それぞれ題材になった陰謀の生き証人である老人と御手洗潔の会話は特にお気に入りなシーンです。) 言うほど小説を読む身ではありませんが、ミステリーモノを呼ぶたび、登場キャラクターの人間らしい醜さや、気の狂った思考や行動、その社会にストレスや後味の悪さを感じる事があります。 この本にもそういった暴行などの表現は、主にエピローグなどにてありましたが、それを凌駕するのは御手洗潔の謎への興味や、人への情を糧に行動を取る気持ちの良い人柄です。 小説としても、ミステリーモノらしく一心に謎を追求して紐解く様をメインに描かれているように感じたので、読者は石岡の目線で御手洗の行動を楽しめます。 ……といいましても、やはり、次のページを急いてしまう程の、引き込まれる文章力が島田荘司先生のファンになるキッカケなのかと思います。 長文になりましたので、今後レビューを見た方の中で、わたしのこの長文を読むのを引き上げ、参考にし無かった方が出てくるのかなあと思いますが、私がこのレビューを書いたのは、同じく本を読んだ島田ファンがこれを読んで共感してくれたら嬉しいと考えたからです。 あわよくば、先生に読んで頂いて、「ここに生まれたての島田ファンが居るぞ」とささやかな主張が出来たらとも思いました。 しばらくは御手洗シリーズに手をつけ、順に全集など読み進めて楽しむ所存です。 はあ、感嘆し、面白い話しだった!と、しばらく余韻に浸れる素敵な本でした。 | ||||
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寄贈本にと購入しました。書店で調べてもらったところ、もう絶版との事(;_;) ロマンに溢れた壮大な島田作品を一人でも多くの人に届けたいのです♪ | ||||
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面白いです。御手洗ファン、島田小説ファンなら、絶対お勧めです。夢のある話で、ぐいぐい引き込まれます。 個人的にはお約束の石岡のおろおろ感もたまりません。 | ||||
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ロマノフ王朝子孫の日本関与説は様々な作品で使われてますが、これは既存作品のインパクトを凌駕するものではないです。しかし読ませる技量があります。 島田氏は本編よりサイドストーリーで読ませる手法を多様しすぎのような気がするのは気のせいか。 しかし御手洗氏の日本での最後の事件となればファンは読むべきでしょう。 | ||||
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思った通り奥が深くて楽しみがいあるストーリーであきない作品ですね。 | ||||
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タイトルからするといつもの御手洗シリーズの標準的な作品かなと思うが、実はシリーズでも異色の近代歴史ロマンを描いた作品だ。 本作では殺人事件や誘拐事件などではなく、戦前に芦ノ湖に現れたロシアの軍艦の謎をメインにした作品。 そこから近代ロシアの革命に翻弄されたある女性の激動の大河ロマンが描かれており、これが非常に読ませるのだ。 凝ったミステリー的なトリックはないが、一種の島田流歴史ミステリーである。 これが楽しめない人は単に近代史の教養が欠けているということであろう。 | ||||
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箱根富士屋ホテルは昔から大好きな場所でした。ここが舞台ならとりあえず読んでみようと思ってるクチです。最後の種明かしはちょっと無理があるかなと思いましたがとても楽しく読めました! | ||||
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本当は星ひとつでもつけたくないぐらい意味のない本だと思います。何一つ史実に基づいていない。大体が偽のアナスタシア皇女事件は決着が着いているのにしつこいくらいこの本の中で描かれているのは異常だし、日本軍うんぬんの記述もでたらめ……ロシアの将軍が金塊をハルビンまで運んでいたなんていうのもあり得ない。 ハルビンって中国ですよね。日本から金をたかろうと言う魂胆がみえみえ。うんざり。Voxとか言うのが空を飛んだというのも信じがたいです。日本の軍艦をロシアのだといって盗もうとしているとしか思えません。お金を返してほしい。 | ||||
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中身が濃い内容ではないので購入して何時間もかからずにあっという間に読めました。延々と20世紀初頭の有名な偽アナスタシア皇女事件にページがさかれていて興ざめ……。作者の方は知らないのでしょうか? ソビエト連邦崩壊後に行われたニコライ二世の遺体の発掘調査でニコライ二世を含め(もちろんアナスタシア皇女も)皇帝一家全員の遺骨が埋葬場所から確認され、ロシア政府は正式に皇帝一家は史実どうりに銃殺されて亡くなっていると発表していることを……。それにより一連の騒動もすでに決着が着いています。 | ||||
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御手洗潔が活躍しますが、殺人事件はありません 歴史ミステリーのジャンルになるのでしょうか 興味深く一気に読めました | ||||
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ロシア革命とアナスタシアの物語はあまりにも有名ですが、日本がこんなふうに関わっていたとすればほんとうに面白いですね。最初は、どうやって軍艦が芦ノ湖に入れるのか?と、地図をみながらあれこれ考えてみたのですが。うん、なるほど。歴史好きの方にお勧めです。 | ||||
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ラジオで紹介されていたので、気になり購入しました。 一気に読みました。 | ||||
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とてもリアルで内容がおもしろい。 注文後直ぐに到着しました。いつもながら、ありがたく利用しています。 これからまおよろしく。 | ||||
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偶然書店で手に取って購入しました。 著者の作品は実は初めてでしたが、スケールの大きさ、張り巡らされた伏線の数々、ストーリーの純粋な面白さと、とても満足のいく作品でした。 一番印象に残っているのはやはり伏線の多さと、その本文への絶妙な隠され方でした。 何気ない一言が鋭い洞察への前触れであったり、主人公のちょっとしたこだわりが後々で重要な意味を持って来たりと、伏線が回収された時に、胸がすーっとする爽快感を味わいました。 私は一度読み終わってから、その伏線を味わうために再度読みましたが、一度目は気にも留めなかった文章が、実はその後に大きな意味を持つことなどが再発見できて、二度目はそういった楽しみを味わうことができました。 これからこの本を読まれる方はそういった伏線の数々を意識して読まれるとより楽しいと思いますし、ぜひ二回目も読まれることをお勧め致します。 また、この本に出てくるアナスタシアは関連する書籍やネットから色々な情報を得ることができます。 本書でこの人物が気になった方はさらにその情報を深堀りしていくという楽しみもあると思います。 歴史好きな方もそうでない方も楽しめる一冊だと思います。 | ||||
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ずっと以前に好きで良く読んでいた御手洗シリーズ。3月にドラマ化されたのをきっかけにまた読み始めています。とりあえず入手しやすかったこちらを。劇中で2つの物語が交差するのは島田荘司さんの作品の醍醐味でもありますが、この作品も読み応えがあり、また題材もアナスタシア皇女という興味深い物でぐいぐい物語にひきこまれ、あっという間に読んでしまいました。 | ||||
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タイトルはロシア幽霊〜だが、中身はほぼロシア革命で犠牲になったとされる ニコライ二世皇女アナスタシアの謎に言及する作品で、そういう意味では解説どおりの話を 期待して買うとガッカリしてしまうかもしれない だがアナスタシアの辿った軌跡をフィクションを交えて追うストーリーにはロマンがあり、 解説的なストーリーを期待して買った人間さえも納得させる内容になっている やや横道にそれることもあるが、久方ぶりに島田荘司らしい壮大な内容を味わえ、 満足できる内容だった 島田荘司ファンにお勧めできる作品 | ||||
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かの島田荘司による、いわゆる推理小説じゃないミステリー。 歴史ミステリーというのだろうか。 ロシア王朝末期の出来事を取り入れたスケールの大きな、しかも、史実にもかなり忠実な物語。 謎解きの要素もあるし、お話しとしては良くできている。 ただ、そうした歴史の波に巻き込まれた人間の運命までも描き出すのは作者ならではであり、単なるお話しだけで終わらない何かを持っている気がする。 ちなみに、殺人事件の犯人探しが大好きな人には、明らかに期待外れの作品と思われるので要注意。 | ||||
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好きだな〜こういうの。島荘はときどきこういうのを書くんだよな。何ていうんだろうか、何か暖かい気持ちになるんだよ。 御手洗シリーズなんだ。長編なんだけど短め。中編といっても良い位だ。作品の印象は「糸のことジグザグ」に近いか?切れ味も鋭いし感動的だし。こういう歴史秘話みたいな話は好きなんだ。 何で島荘の作品は、どれもこれもイメージがすごく鮮明にヴィジュアルとして頭の中に浮かぶんだろう。本作はクライマックスのあの場面!いや〜、映画にしたいよね!「占星術〜」なんか“アゾート”が浮かんじゃったよ。 最近、御手洗の活躍が見られないんだけど、こういう作品でまた活躍してくれることを期待したいな。 何と言っても剛腕島田だからね。 | ||||
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この作品は殺人が珍しく絡みません。歴史考証をしていくので扱うものは必然的に過去のものになります。この作品はミステリー、と言うよりは歴史を掘り起こすミステリー要素も含まれた作品と見たほうが賢明かと思います。従来の御手洗シリーズを期待する人にはちょっと違和感を覚えてしまうかもしれません。だけれども新説のロマノフ王朝の皇女の真相が出てくるのにも新鮮さを感じますしそれにアナスタシア皇女がうけたむごたらしい仕打ちに関しては本当に言葉が出ない、というよりも唖然といたしました。これは真相ではないのかもしれませんがこういった歴史があるとは思いもよりませんでした。そして最大の謎の奇怪な軍艦ですが…これは実は一見すると大掛かりに見えますが実は単純だったりするのでそんなに考えすぎないほうがよいでしょう。頭の栄養になるようなミステリーでした。 | ||||
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この作品は殺人が珍しく絡みません。 歴史考証をしていくので 扱うものは必然的に過去のものになります。 この作品はミステリー、と言うよりは 歴史を掘り起こすミステリー要素も 含まれた作品と見たほうが 賢明かと思います。 従来の御手洗シリーズを期待する人には ちょっと違和感を覚えてしまうかもしれません。 だけれども新説の ロマノフ王朝の皇女の 真相が出てくるのにも新鮮さを感じますし それにアナスタシア皇女がうけた むごたらしい仕打ちに関しては 本当に言葉が出ない、というよりも 唖然といたしました。 これは真相ではないのかもしれませんが こういった歴史があるとは思いもよりませんでした。 そして最大の謎の奇怪な軍艦ですが… これは実は一見すると大掛かりに見えますが 実は単純だったりするので そんなに考えすぎないほうがよいでしょう。 頭の栄養になるような ミステリーでした。 | ||||
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