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紅蓮館の殺人
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紅蓮館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 41~47 3/3ページ
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※ネタバレとなる内容を含んでいます。 レーベルが講談社タイガだからか、やはり内容は少しライトであるように思う。 山中の館、山火事によるクローズドサークルとタイムリミットに殺人と 設定は非常に引き込まれるものがあるが、展開が今一つ。 閉ざされた館で次々と殺人が起こるのではなく、 館内での殺人は裏表紙に記載されている一人だけ。 (そもそも裏表紙に書いてしまうのもどうかと) 各章に館消失までの時間が書かれているが、 この煽りが功を奏している感じはなく、序盤から館が消失することが分かってしまう。 元探偵として登場する女性の過去の事件が偶然にも結び付いてくるのだが、 こうなるといよいよ館やその仕掛け、山火事はあんまり関係なくなってきて、 「探偵とは何か」みたいな方向に話がスライドした感がある。 探偵役の主人公は、「嘘を見抜ける」という能力を持つのだが、 論理的な矛盾などではなく、主人公が嘘と認定したから発話者が嘘を付いている というのは読者に対してフェアじゃないのではないか。 他にも、「盗賊」というトンデモ設定や、その盗賊が気に入ったという理由で、 主人公たちの肩を持つなど、ご都合主義展開もチラホラ。 設定が良いだけに残念。 あと、主人公たちが合宿から抜けて来たのなら、最後はしっかり合宿(=現実)に 帰ってほしかった。日常性が欠けるとやはり魅力も欠けるように思う。 | ||||
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自称探偵の高校生と元自称探偵の女性が、探偵の在り方を語り、信念をぶつけ合い、 ワトソン役の主人公も加わって、延々と繰り返される探偵に対する理想論に辟易しました。 会話文も誰が話しているのか分かりづらいです。 また、最初に登場した女性が自分のことを「俺」などと言うので萎えました。 性格も悪く完全に男です。実際にこんな人いたらどん引きです。 無理に不要な特徴を出そうとして浮いてしまっているパターンかなと… 孤立した館という舞台設定は魅力ですが、どうしても話しの本筋以外の部分が気になってしまい とても残念な印象です。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 探偵と助手の男子高校生コンビと,ワケありの元探偵ら三人の中心人物に魅力がなく, そんな彼らがたびたび語る,『探偵として生き方』とやらにもまるで共感ができません. また,探偵の身勝手な言動や,青春ミステリのような様子は若さというよりは稚拙で, 上流社会に生まれ,幼い頃から汚い部分を見てきたから人の嘘には敏感ともありますが, 実際のところは観察眼と推理によるもので,要は探偵の能力を特別のように言い過ぎです. このほか,助手が探偵に抱く信頼が,過去に起きた事件にあるととして語られますが, 回想もなく事後扱いで詳しくはわからず,これまた彼らに入っていくことができません. その一方,背景が見えづらい割には,個々を知っていることが前提のような雰囲気があり, シリーズ作品を途中の巻から読んだような,しっくりこない気持ちの悪さが付きまといます. 仕掛けだらけの館ということでしたが,事件に関わるところ以外は大したことはなく, 事件自体はミステリとしてまずまずでしたが,炎が迫る展開はあまり活かせてはおらず, 誰の台詞かがわかりづらいことが多く,さらに個人を絡めたことで焦点がぼやけた印象で, 果たして何を読んでいるのか,タイトルから想像,期待したものとは少し違って映りました. | ||||
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某週刊誌のレビューで購読意欲を刺激されたので購入しました。高校生探偵のレベルで探偵の覚悟や矜持を語られても到底読者の心に届かないです。コナンの新一の方がはるかに実績があると思います。致命的なのはトリックが文章ではよく理解できない点です。かなり動的なトリックなのでもう少し見取り図的な補足がないと分かりにくい。想像力に欠ける私だけの感想かもしれませんが。シチュエーションもエラリークイーンのオマージュかと思われますが緊迫感が伝わらないです。 | ||||
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長い割に起こる事件はひとつ。 トリックも途中で解明され、残るは犯人と、探偵とはなにかというくどい話だけ。 この物語、探偵探偵とうるさいくらいに議論?みたいことを展開させるが、正直どうでもいい。 どうでもいいと思ったら、探偵に関する話がずいぶん長く続くので、うんざりさせられる。 文章にしても、時々これはだれが喋っているのかわからなくなることがある。 犯人の動機を構築、読者に納得させるための説明も、なんだかなって感じです。 燃える館からの脱出も危機感はまるで感じない。仕掛けが施されている館だけど、事件に関係しているのはひとつだけ。 極めつけが、魅力のない主人公。ふらふらして強いのか、弱いのか、信頼していいのか悪いのか。 探偵なら読者を引き連れるだけの確固とした安心感がほしいと私は思う。 そして探偵の葛城と僕である田所の気色悪い会話も辛かった。 | ||||
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山火事で隔離された洋館での殺人事件で、クローズドサークルものですが、その舞台が生かされていません。洋館での殺人事件は1件(裏表紙に明記されています)しか起きず、連続殺人ではないのです。そのため、次に誰が殺されるのかの恐怖や、生き残った中に犯人がいるはず、といったハラハラドキドキ感がなく、盛り上げりに欠けます。その代わりに、登場人物の過去の事件や、探偵の生き方とは何か、といった洋館にはほとんど無関係な記述が延々と繰り広げられます。最後まで、探偵役の哲学的な悩みが続き、読了後の爽快感が感じられません。 | ||||
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過大評価過ぎでは? 勿論、クローズドサークルで山火事やからくり屋敷等、設定は最高に惹き込むけど、キャラはブレブレだし山火事迫ってる緊迫感は感じないし、ネタバレになるので詳細は省くが、ツッコミどころ満載で駄作の一言。 とても東大卒の知能の作家とは思えなかった。 登場人物全員魅力が無い。 特に主人公。 時間と金返せ。 | ||||
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