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護られなかった者たちへ
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護られなかった者たちへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全418件 161~180 9/21ページ
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生活保護行政に翻弄され命を落とす者と、その復讐に身を落としていく者を描いた悲しい物語でした。自立が前提の制度とはいえ、役所の書面主義は多少行き過ぎな面もあると思いました。そのために救える命が救えなくなるのは本末転倒であり、改善していくことが必要だと感じました。 | ||||
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国の社会保障費削減のため、生活保護申請を何度出してもはねのけられ餓死した親同然の人の復讐劇を重ねる善良な青年。常に予算という制約の中でしか動けない保護司。それでも、青年は「困窮している人は声を挙げろ」とSNSで語りながら逮捕される。 組織の中の鬱屈した上下関係と、警察官としての使命の間で葛藤する様子は、高村薫の作品と似ていてじっとりと汗の匂いがするような筆致である。また、社会からはじき出されたヤクザやセックスワーカーへの暖かいまなざしは石田衣良の「池袋ウェストゲートパーク」を想起させ、作中にも出てくる主人公たちの「疑似家族」という言葉は映画の「万引き家族」や星野智幸の「だまされ屋さん」を思い出させる。どこを取っても中身の濃い作品だ。 また、登場人物同士の言い合いは現在の社会状況を抉り取る痛烈な疑問と批判になっている。若い世間知らずの主人公が言うはずのない言葉や、老人が問わないだろう疑問は少し不自然だが、この物語のメッセージ性を考えると必要な言葉たちだったのだと思う。 単なる批判に終わらない解決策は、円山がしていたように、必要な人に生活保護を届け、不正受給には厳しくし、一人一人の顔と生活を見守る姿勢なのだろう。 | ||||
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休日に読み込んでしまいました。引き込まれる作品です。とてもフィクションと思えません。切実な現実的な内容です。 | ||||
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映画を観る前に、原作を読む派なんで、購入して読みました。 大変おもしろい作品でした。 まだ映画が観に行けてませんけど。 | ||||
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どんでん返しミステリーが大好きな人は、満足な作品。この国の社会福祉についても考えさせられる | ||||
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護られるべき人が護られていない現実(いま)がある 餓死という刻々と削られていく命。 尊く生きようとするあまり国に頼ろうとせず、1人命を削っていく。 そのような社会の格差に対し、ミステリーを絡めていた。 犯人と思しき者を早い段階で示し、終わりへと誘う物語もいいなと思いながら、読み進みつれ....最後に。 できるかぎりのことを考え行動し、でも社会の歪みを改善できなかった嘆き。 SNSを個人攻撃、誹謗中傷だけではなく、1人で戦っている人がチカラを得るために使ってほしい。 1人で戦っていることを知ってほしい。 そんなSNSの使い方が広まってほしい。 | ||||
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久々にめっちゃ面白かった。 政治家と官僚や役所などなど…あちら側の人、全員に読んでもらいたい。 子育て資金ばっかばら撒いてないで。 それぞれの垣根とか越えて情報共有をとっとと進めて、厳しい現実の人達をしっかり見て、マジで真面目にしっかり取り組め。 そしたら同じ税金払うにしたって、もっと気持ちよく払えるわ!と思った。 | ||||
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ネタバレが含まれる感想です。 登場人物の名前には気を使って読んでいましたがそれでも中盤まで気づけませんでした | ||||
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事前の知識も先入観もなく、始めて著者の本を読みました。推理小説かと思ったら、本格的な社会派。 刑事が殺人犯人を探し当てる場面に、不自然な箇所もありましたが、生活保護受給問題に対する社会へのメッセージは、強く響きました。 2021年3月から、申請時の三等親以内の扶養照会は不要とされながらも、実際は、行われている。 独居老人の孤独死、餓死。 心に残る1冊となりました。 | ||||
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作者の語彙力に圧倒され言葉を調べながらなんとか読みました。どんな取材をされたらこんなにすごい描写ができるんだろう、特に生活保護をめぐる問題がこんなに歯がゆく感じられたのは作者さんのもつ世界に引き込まれたからだと思います。円山さんのような方がきっと現実にも存在されるんだろうと思うと胸が苦しくなります。 | ||||
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ミステリーとしての内容も楽しめましたが、社会保障(生活保護)について考えるきっかけになる良い作品です。 ネタバレしたくないので、内容には一切触れませんが、読み終えたけどあとに、他のキャラクター目線で読み直したくなります。 | ||||
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映画のキャストを思い浮かべながら読むと、感動します。 | ||||
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制度を変える必要性を理解していても、今の自分の立場を護ろうとすると、変えようとはしない。多くの事に当てはまります。 | ||||
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ネタバレになるので詳細は騙りませんが伏線が回収されてスッキリとした終わり方、読みやすい文章、生活保護行政への警鐘、など大変読みごたえある内容でした。 | ||||
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途中で読むのやめまた理由は不愉快になったからです。 なんていうか、作者の描く文章に人を見下すような、 あるいは弱者を揶揄するような印象を感じたからです。 苦手なタイプです。 | ||||
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面白く読めたが話が粗い。何時代の話、昭和か?と思ってしまう。またいろいろな点で無理がある。 生活保護の話として読まないで、刑事もののエンターテイメントとして読むと面白い。 | ||||
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映画化されていたので気になって読みました。生きていくことの不平等、自身の無力さ、人を思うこととは何か、様々な思いが巡る作品でした。おすすめです。 | ||||
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何気なく選んで読んでみたら、決して胸は晴れないが多くの人が読むべき名著であった。 コンビニに阿部寛さん佐藤健さんが帯に写っている原作本を見つけた。映画化されるらしい。 ここで起きたような悲しいことが広く世間に知られて、悲劇が繰り返されないことを切に願う。 | ||||
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護られるべき人が護られないのは何故? 根本的な原因まで考えを深めさせてくれる本。 最後まで一気読みしました。 | ||||
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個人的に仙台に住んでいるので、馴染みのある地名や話題等が小説をよりリアルに感じさせてくれた。 ただ、小説内で描かれる悪役がステレオタイプ的で非常に浅く感じてしまった。 この事から社会問題を極端に単純化している小説という印象を受け、いまいち物語に没頭できなかった。 福祉の過酷な現場で働く人への配慮や救いがもう少しあってもよかったのでは…? | ||||
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