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護られなかった者たちへ



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【この小説が収録されている参考書籍】
護られなかった者たちへ
護られなかった者たちへ (宝島社文庫)

護られなかった者たちへの評価: 4.31/5点 レビュー 418件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全418件 61~80 4/21ページ
No.358:
(4pt)

社会福祉を考えさせる作品

生活保護費を受ける事に対する間違った情報が多く偏見を持っていた。罪人に費やされる税金を生活困窮者に回される税金や、困窮者へ回されなければならないはずの税金を搾取する人を罰する事など、考え直して欲しいと切に思う。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.357:
(5pt)

とても考えさせられる最高の作品

今まで中山七里さんの作品を読んできましたが、この作品が1番胸にささりました。本はまたいつか読み返したいと思います。
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4140056940
No.356:
(4pt)

気楽にサクサク読めるが感動はない

とても読みやすく退屈することなくサクサク読めました。生活保護についても色々知れて興味深ったです。
ハラハラドキドキ、あっと驚く、といった展開も散りばめられておりミステリやエンタメとしてよくできているといった印象です。ただ、被害者がなぜそんなことをしたのか?など腑に落ちない点があったり、刑事の勘といったオカルトで重要なところが片付けられたり、首を捻る箇所もすこしありました。
総じて、すごく面白かったが、魂を揺さぶられるような感動はない。読み返すほどでは無い。ということで★4です。
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4140056940
No.355:
(5pt)

これが現実なのか。社会福祉とは何なのかを考えさせられる作品

生活保護は最後のセーフティーネット、と考えていたが、予算削減で申請自体を却下することが推奨されるような社会で、私は何のために税金を払っているのか。貧富の差と絶望と表面的な享楽の社会であると知っていながら、そんなもんだよと甘んじて声を上げることをしない自分を恥じた。これを期に調べてみよう。
けいさん、会ってみたくなった。あなたのお陰で救われた人がいて、こちらまで安心できる。
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4140056940
No.354:
(5pt)

驚きの結末

最後の展開に衝撃。立場、価値観により正義の形が変わる。フィクションでありながら身近に実際ある問題。
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4140056940
No.353:
(5pt)

すごく良かった

犯人に気付いたときからはずっと泣いてました。誰も悪くないけどどうにも立ち行かない歯痒さがしんどくてとても悲しい。でもそれだけじゃなくて温かい部分もあるお話でした。
途中震災や津波の話が出てきますので苦手な方はご注意ください。
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No.352:
(4pt)

良かった

少し、言葉が難しいですが最後まで楽しめました。また違う作品を読んでみようかなと思わせる本でした。
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No.351:
(5pt)

骨太のヒューマンドラマ

社会福祉の問題点を指摘する社会派ドラマでありつつ、登場人物の幅広さ、一人一人の魅力が描かれています。筆の力のある作家さんで、これから色々読むのが楽しみ。
特に悪役の五代のキャラが魅力的です。
善人にも、善人であるが故の裏の顔がある。差別される側から見た時、こんなにも残酷に差別するのかと空恐ろしくなります。

あるキャラクターの手記には、社会の仕組みからこぼれおちてしまう人たちへのまなざしがあり、涙しました。
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No.350:
(5pt)

つらい話。

人間の優しさと社会の非情さ。
表と裏。泣きそうです。
国民が最低限度の生活を送れる日本でありますように。
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No.349:
(5pt)

殺人は決して許されないが…。

とても考えさせられる作品でした。最後がちょっと予想を裏切って良かった。
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No.348:
(3pt)

なんだろう?

途中までミステリになってない、なんだかすごい小説。叙述トリックがでてこないと、ミステリにならないから、叙述トリックがくるんだろうなあ…じゃないとミステリじゃないもんなこれ…って思いながら読んでいくという…。「ミステリであること」がねたばれなんだが、商品説明に書いてあるから、なんだこれ。相棒のボーダーラインの真似をやろうとして失敗したのかな。生活保護問題を真剣に考える場合、不正受給者はパーセンテージを踏まえてもとりあえず「無視」するほうがいいんじゃ、ともおもった。
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No.347:
(4pt)

かなしいなあ

護られなかった者たちへ というタイトルに帰結するラストが美しかった。最後まで完全に騙されてたわ。
個人が救える人数なんてたかが知れていて、個人が国の制度を変えるなんてことは到底無理で、それでも護りたいものがあったんだなあそれぞれが。
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No.346:
(5pt)

考えさせられる

面白かったです。
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No.345:
(2pt)

リアリティのない「社会派」ミステリ

【読書のきっかけ】
最近の売れているミステリ作家である、著者の作品を一度も読んだことがなかったので、なかなか評判の良さそうな本作品を読んでみることとしました。

【率直な感想】
<社会派としてのテーマ性は評価できます>
本作品では、「生活保護」という生活に困窮した国民の最後の砦である重要な制度がきちんと機能していないことを指摘していて、その点は評価できると思いました。
いわゆる「水際作戦」と呼ばれるもので、申請窓口に行っても、申請そのものを拒否されてしまうという行政指導です。
その詳細は、ネタバレになるので、これ以上は記述しません。

<行政機関の職員の描き方が残念>
本作品の最初の被害者は、仙台市青葉区福祉保健事務所で生活保護を所管する保護第一課の三雲課長。
三雲課長は、所内でも評判が良い人物だった。
そこまではよいのですが、警察官が事情聴取のため、事務所を訪れた際、部下の職員が説明します。
「わたしたち担当は相談者の訴えをそのまま申請するだけですが、三雲課長はその案件を取捨選択しなければなりません」
三雲課長は、生活保護申請の決裁者でした。
その部下は続けて、
「案件を却下する度、課長は断腸の思いだったでしょう」

この説明ですと、この事務所では、部下が課長に決裁を求める際、
「課長、こんな生活保護申請が上がってきました。支給としますか、却下しますか、判断をお願いします」というように行っていたことになります。
役所に限らず、企業などの組織ではどこでもそうだと思いますが、上司に判断を仰ぐとき、部下は、まず自分の考えを伝え、その方向性でよいか伺うというのが常識ではないでしょうか。
この生活保護申請であれば、部下が書類を審査して、支給を認めてよいと判断したなら、
「○○という理由で支給を認めてよいでしょうか」
逆に、却下だと判断したなら、
「○○という理由で却下してよいでしょうか」
というような書類を整えて、課長の決裁を求めるのではないかと思います。
そして、部下の作った書類が、正しい判断をしていると認めた時、課長は、決裁をするのです。
決裁とは「取捨選択」ではなく、部下の作成した書類が正しい判断であるかを審査することだと思います。

この他にも、事務所の「申請却下」の理由が、これでは、審査請求(異議申し立て)があった場合、すぐさま、「却下取り消し」の裁決が下ってしまうような貧弱な「理由」の事例があったりして、きちんと取材しているのかな、と疑問に思える部分がありました。
この部分は、中盤のストーリー展開に関わることなので、これ以上の言及は控えます。

因みに、あるネットの記事で、著者は、「仮に現地で10取材しても使うのが1なら、その1を僕は想像で補います。経費がかからなくて書くのが早く、そこそこウマい,“吉野家”作家を自称しております!(笑い)」と述べています。

「社会派」なら、想像ではなく、きちんと取材して、リアリティを固めてほしいものです。
特に、本作品の舞台である「宮城県仙台市青葉区」や「宮城県塩竈市」は実在の場所であり、「福祉事務所」も存在しています。
想像で書くなら、せめて「福祉事務所」が特定されないように配慮すべきではないでしょうか。
その点、映画版では、「青葉区」や「塩竈市」は架空のものに名称変更しており、配慮が窺えます。

【全体評価】
ミステリはフィクションなので、基本的にはリアリティには拘っていません。
しかし、本作品は、「社会派」に属する作品なので、リアリティのなさは、作品としての評価を下げざるを得ません。
ミステリ小説としても、得意としているらしい「どんでん返し」の部分も既存のトリックの焼き直しに過ぎず、驚きを感じるものはありませんでした。
全体的に、「社会派」に必要なリアリティのなさが残念な作品でした。
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No.344:
(5pt)

泣ける

他の書籍も良かったので読んでみたのですが、すごく心が痛むというか悲しすぎて涙無しでは読破は無理でした。
何とか世の中の全ての人達が豊かな暮らしができる世の中になって欲しいと願うばかりです
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4140056940
No.343:
(4pt)

読んで終りにしていいのかわからなくなる

こういうのはあらすじ書いてはいけないから・・・。
 テーマでいうと、生活保護を巡って起った殺人事件。
 主人公の利根。関わる人みんなが惹かれる。こういう人っているよね。それなりの時間を生きてきたらなんとなくわかる。これを小説の中で感じさせた著者はすごい。
 最後、犯人がどうであれ、自分は利根の中に菩薩を見た。彼の見えてる世界に震え、こうやって人をすくっていきたいと思う心が起るのだということが嘘っぽくなく自分の中に流れてきた。
 面白かった!いい最後だった!とかいう感想で終わっていいのだろうか。作品に対してではなくて、読み終わった自分に対して問いかける。
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No.342:
(5pt)

読んでよかった

生活保護のことや役所側の事情など、いろいろと考えさせられました。
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4140056940
No.341:
(4pt)

不幸の連鎖と簡単に片づけてはいけない。社会の落とし穴を見たような感じがした。

この作品の犯人は誰なのだろう。連続殺人の犯人は存在するが、その犯人は犯罪を犯したのだろうか。もちろん法治国家である以上、殺人は犯罪である。でも、その背後にあるものが重すぎる。殺された方にも殺される理由がある。でも、殺された方も積極的に何かをしたわけではない。むしろ自分の業務を責任もって実行しただけだ。じゃあ、誰が悪い? 国か? 世間か? 法律か? 犯人が誰なのかなんて、この作品では重要ではない。貧困や震災で弱者となった者たちが実行できるのは犯罪か自らの滅亡である。そんな世の中は正しいのか、大切なことを警鐘している作品だ。
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4140056940
No.340:
(5pt)

誰も極悪人がいない、見ていて苦しいが考えさせられるものの多い作品でした

誰も恨むこともできない震災から始まる
逼迫する社会、現場
誰もが傷ついてる現状に
傷つき縺れた事件

誰も極悪人なんていないのが
見ていて苦しいが
現実を真っ向の外から見ているような気分になった

いかにも悪い原則現状維持方針の人が
懸命に墓石を一人で直す姿に
なんとも言えない気持ちになった

過去(=墓石、死者)にどうしようもないものを抱えて
抱えきれずそれでも必死に藻掻いて行き着いた先
「生きてる人間なんて
震災で亡くなるよりマシだろ
自分でなんとかしろよ」

心を壊して諦めた判断
胸が詰まる

そんな方針に刺されるように
亡くなった人
「おかえりなさい」
最後まできっと二人を待ってたんだろう

娘のため決めたことだと言えども
どうしてそんなことで
餓死するほど支援が届かないのか
しねと言ってるようなものだと
受け取る人がいてもおかしくもない

あんまりにも悲し過ぎる

もう、あとの二人については
何も言えない
ほんとに

抱えきれるはずがない現状を
噛み殺して生きて

「どうして貴方はそんなに強いんですか」

逆に言えば
「そんなに人間、強いわけがない」

「声を上げるんです
もっと大きく
もっと図太く」

そう語った彼女が起こした事件
あまりにも重たい

語らなければ始まらない
語るにはあまりに辛く
あまりにも届かない
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.339:
(5pt)

展開がどんどん変わって面白い。

最初は動機の分からない殺人事件から、まるで犯人が主人公の様な展開からの実は。。。
ほぼ一気読みです。勿論、最後にはあーー。という感じで。
最近、中山七里さんが1番のお気に入りです。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940

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