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護られなかった者たちへ



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【この小説が収録されている参考書籍】
護られなかった者たちへ
護られなかった者たちへ (宝島社文庫)

護られなかった者たちへの評価: 4.31/5点 レビュー 418件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全418件 41~60 3/21ページ
No.378:
(5pt)

素晴らしいプロット

テーマの社会性、どんでん返しの鮮やかさ、映画も併せて楽しみました。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
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No.377:
(5pt)

よきよきよきよきよきよきき

こういう胸がヒュッとなる瞬間がある作品がすきすきすきんご、漢字読めないところ多々あって検索しまくりで時間かかったンゴ
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.376:
(5pt)

福祉事務所が抱える苦悩と実態を垣間見る作品

福祉保険事務所に勤める三雲と県議会議員の城之内が、相次いで死体で発見されるという事件を描いたミステリー小説。

本作は、生活保護の不正受給や福祉事務所の水際作戦など、社会問題を扱っており、読み終わった後には、社会に対する考え方が変わる。

本作を読んで、福祉事務所の現状について考えさせられる。

登場人物たちの人間関係や、事件の真相についても興味深く読み進めることができる。

社会派ミステリーとしておすすめの作品。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.375:
(5pt)

様々な守られなかった者たちへ

中山七里さんの作品を全て読み切ったのは初めてだったが、全て見てみようと思う。話の展開は全く読めず、気がついたらのめり込んでる。
そしてただのミステリーや事件なだけではなく、社会問題や背景など、作者が伝えたいことがわかる。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.374:
(5pt)

最後まで真犯人を想像したくなかった作品

困窮から生活保護を求める人の姿と、一見いかにも実直そうながら残酷な役人の姿の実態を初めて知りました。
護られなかった者たちへ (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:護られなかった者たちへ (宝島社文庫)より
429900633X
No.373:
(5pt)

良いです

ぜひ、読んでほしい。とても、感動したし、考えさせられました!
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4140056940
No.372:
(5pt)

せつない

今、この時も空腹に耐えている人がいる。せつない…この国の現状なのか
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4140056940
No.371:
(4pt)

生活保護に関わる描写が不正確

最初は単なるミステリー小説と思い読み始めました。
最後の数頁のどんでん返しには驚きました。
しかし、本当の真犯人は日本の社会システムであり、それを構成する一人一人だと感じました。
本書の神髄は生活保護に関わる実態を鋭く描いた社会派小説だと気付きました。
多くの方に読んで欲しい一冊です。
追記
後日、生活保護に関わる描写が不正確である可能性が大きいことを福祉行政の実務者から知らされました。星4つに変更します。
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4140056940
No.370:
(4pt)

正義の境界線はどこにあるのか?中山七里が問う、心揺さぶる社会派ヒューマン・ミステリー

物語は、東日本大震災から4年後、仙台市内で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生したことから始まります。被害者は福祉保健事務所の職員であり、事件は生活保護制度の欠陥に迫る社会派ミステリーとして描かれています。
本作品の主要なテーマは、生活保護制度に対する批判的な視点です。生活保護制度は、貧困層が生活するために必要な支援を行う制度です。社会のセーフティーネットとして、かけがえのない役割を担っている生活保護制度ですが、実際の運用ではやはり少なからず問題を抱えています。作者は、生活保護制度が抱える問題点を描きつつも、役所側の職業倫理や公私の葛藤についても考えられるよう配慮しています。また、物語は宮城県警捜査一課の刑事と元模範囚の2人の目線で進行しており、それぞれが抱える問題や過去を描くことで、社会派ミステリーとしての深みを増しています。

中山七里氏の『護られなかった者たちへ』は、単なるエンターテインメントとしてのミステリーを超え、現代社会の矛盾や人間の葛藤を巧みに織り交ぜた作品となっています。社会的なテーマに興味を持つ読者や、人間ドラマを重視する読者には特におすすめの一冊です。
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No.369:
(3pt)

主人公が妻子を東日本大震災で亡くした設定は必要だったのか

映画化もされた社会派ミステリー小説。48歳で遅咲きデビューした多作作家・中山七里の単発作品であり、仙台を舞台にしてくださいと依頼されたらしい。

期待していたほど面白くなかった。他の中山氏の著作にも言えることだが、登場人物の名前が覚えにくい。主人公の刑事からして笘篠(とましの)である。
主要登場人物を印象付ける目的ならまだわかるが、数十行で出番が終了するモブキャラですらレアな難読苗字だったりする。
瀬能英助、郡司典正、上崎岳大、渡嘉敷秀子……以上は作中特に重要ではない人々。サラッと読めるかこれ……?
上崎岳大に至っては利根がネカフェのパソコンで検索するんだが、沖縄から北海道まで膨大な数ヒットしていた。
いやいや「上崎」ならわかるが「岳大」と合わせた読みでそんなヒットする?と本筋と関係ない所で引っかかってしまった。

生活保護を扱った作品は「悪い夏」「希望が死んだ夜に」「あの子の殺人計画」「健康で文化的な最低限度の生活」「ルポ川崎」他、ノンフィクションやルポルタージュを読んでおり、個人的にも関心を寄せるテーマ。
以上の書籍と比べ、本作が突出して優れているとは感じなかった。むしろ上記作品群の方が生活保護を受けざる得ない人間とケースワーカー、窓口の職員に真摯に向き合っていた。

豪胆さの中に謙遜も持ち合わせる遠山けいの造形で読者の心を掴んだものの、被害者である三雲や城之内の二面性は安っぽい。
悪役として、否、人間として書き方が薄っぺらく、遠山けいをアレだけ生き生き描けるのに何でこっちのリアリティーは出せないんだ……ともどかしい。

小悪党の五代や保護司など魅力的なキャラはいたものの、「役所の人間も組織と個人の間で苦悩している」というなら、肝心の被害者に肉付けしなけりゃ重厚さは生まれない。

三雲に関しては誰からも慕われる善人としてミスリードしていたにもかかわらず、けいの申請却下に纏わるエピソードの落差が凄いというか、「全然善人じゃなくね……?」といかにも取って付けたように感じ戸惑った。
彼自身けいの餓死に思うところあって多少改心したのかな、と思ったが円山は否定してるし。
もうすこし葛藤や内面を描写して人間味を持たせた方が、行政のシステムに縛られた公務員の解像度が深まった。
百パーセント完全な悪人、ないし善人は世の中存在しない。

さらにひっかかるのは笘篠が東日本大震災で妻子を亡くした設定。この過去が利根への共感の源になっているらしいのだが、その割には妻や息子の名前すら出てこないし、思い返す頻度が極端に少ない。

最愛の妻子と過ごした思い出たくさんあるでしょ?なのに遅くにできた息子の名前や、死んだ時何歳だったのかすらわからないぞ……。

それが作中で描写されていたら、もっと笘篠への感情移入が捗ったのだが、良くも悪くも捜査の進捗や福祉事務所・警察・裁判所の裏事情の描写に終始するので、ろくに語られない絡んでこないこの不幸な過去本当に必要?とひっかかる。
利根の犯行動機が震災に関係してたら共感を抱くのもわかるがそういうわけじゃないし。組織人、刑事としての特性に寄りすぎて感傷的な過去とバランスを欠く。

あとは保護司の篠田の「チョンガー」発言。
自分の勉強不足は恥じるのだが、えっ差別用語?在日の方?と誤解してしまった。後でぐぐったら独身男を意味する古いスラング(方言?)と判明。
「独り身」とか「やもめ」とか他にいくらでも言い換えられるのに、わざわざこんなわかりにくい表現採用しなくていいのでは……。

けい・カンちゃん・利根の疑似家族パートは面白かった。ただミステリーとして読むと、割とすぐ真犯人に気付いてしまうので物足りない。円山の動きが怪しすぎる。
中学生なら一人で留守番させてもいいのでは、わざわざご近所に、それも高齢者の独居世帯に預けるなんて過保護だな……と思っていたが、ちゃんと理由があった。年齢を合わせる為か、納得。

作中けいが腹を膨らませるためご飯に調味料かけて食べてることを察し、利根が泣くシーン。自分もたまにやるので、えっ、割とおいしいぞバター醤油ごはん……と心があとじさったのは否めない。今まさに窮乏してる人間と、一応は足りてる人間を比べるはの想像力のない行いか。

生活保護打ち切り対象のヤクザを訪問した時、「ベンツは見栄で買った」と円山は説明していたが、ヤクザは銀行口座を持てないので、現金を入手したらすぐ車や腕時計など貴金属に変換するのが常識。その指摘がなかったのも残念。
丸山ゴンザレスとかYouTubeの裏社会系ゆっくり解説動画でも得られる知識なんだが……。

生活保護や社会保障の在り方を考えさせられる興味深い話だったし、買って後悔はしてないのだが、一部登場人物の描き方がチープで血肉が通っておらず、この手の人間性が問われるテーマと、その手の底の浅さが嚙み合わなかったのが評価を下げている。

現地取材せず資料に当たって書く作者の主義も関係あるのか、社会派テーマの作品で活字からのみ知見を得るのは、ダビングを繰り返したテープを見てるようで、痒いところに手が届かない残尿感を残す。
なんというか、音や匂いや温感のある現場に生身で立ち会った気がしない。レイヤーを何層か通して見てるような解像度の低さ。

利根が最後の標的に接触すべく徘徊するパートは、思考が横道に逸れすぎて冗長。けいやカンちゃんとの回想シーンを挟んで盛り上げるならまだしも、挿入されるのは刑務所学校の豆知識とか生来の真面目さ故に貧乏くじ引きまくってる事への自虐なので、「いいから先に進めて……」とだれてくる。カプセルホテルの快適さに驚く場面要った?

自分は泣けなかったが、この小説で感動する人もいるはず。どちらかというと「考えさせられた」って感想がしっくりくる。
終盤の利根が実は……などんでん返しは面白かった。
映画の方は生憎未視聴だが、利根が空港で逮捕されるシーンは結構シュールだったんじゃないだろうか……。

社会派作品に泣けると感想を述べたり感動を求める風潮はぴんとこないが、本作で感動した、泣いたというひとには天祢涼の仲田蛍シリーズをおすすめしたい。あっちの方がキャラクターとテーマが噛み合っていて心に響いた。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.368:
(5pt)

のめり込みました

題材と事件の結び付け方が素晴らしく、読み出すと止まりませんでした。
色々と現実と即して考えてしまいます。
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4140056940
No.367:
(5pt)

ぜひ読んでほしい

この本に出会えてよかったです。
自分の知らなかった生活保護の現状など浅はかに考えては行けないと切に思った
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.366:
(5pt)

面白かった

図書館で途中まで読んで、Kindleで見つけたので最後まで。
面白かった。
同じ作家の本も探して読んでみようかと思う
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4140056940
No.365:
(5pt)

おもしろかったです

読みやすくて一気に読みました
本当に感情移入しやすいと思いました
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4140056940
No.364:
(5pt)

末席

生活保護を含めたシステムの近くで働いている作者と同世代の者です。いつも大変面白く読ませてもらっております。本作はストーリーの面白さに加えて,かなり露骨に作者が訴えていたことが胸に刺さりました。世の中の二極化や,給食がご馳走とされる子供たちの報道に胸を痛めながら,自分が何もできていない現実に腹立たしく情け無い思いを抱いております。せめて1人でも多くの方にこの本をお薦めしたいと思います。普通のミステリーとしての面白さに加え,腹にこたえる学びがあると思います。よろしくお願い致します。
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4140056940
No.363:
(5pt)

この物語の真犯人は一体誰なのか…。

中山七里さんの作品は何冊か読んでいました。そのどれもが社会問題を炙り出していといる秀作ですが、本作は私にとって最高傑作だというのが、読後感です。物語の展開の上での犯人は逮捕されました。しかし真犯人は一体誰なのか…、深く考えさせられました。国や政府や役人達という、ありきたりの回答ではなく、おそらく一人ひとりの人間が持つ『自分さえ良ければ』という心の闇こそ、真犯人の構成要素なのではないでしょうか。『おためごかし』という表面上だけの関係が跋扈している現代社会。格差を是とする世の中。とても衝撃的な作品ですが、非常に素晴らしい一冊でした。
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4140056940
No.362:
(5pt)

おもしろい

予想した結末からさらにもう一つどんでん返しがあり大きなショックを受けた。細かい点をつけばツッコミどころはあるがストーリーとしては面白い。友人にも薦めたい一冊。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.361:
(2pt)

もっと練ってほしい

一気読みしました。読みやすかったし、普通に面白く読めました。
ただどの登場人物も実在感がないというか、描かれている心の機微がしっくり来ないというか…人間てそんな感じなの?というか…
読んでいて登場人物や作品そのものよりも、こういう展開にしたいという作者のエゴを強く感じる作品でした。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.360:
(4pt)

スリルもあり、よかった

読み進めると結末は、見えてきますが、刑事と犯人のそれぞれの視点がうまく描かれており、十分楽しめます。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940
No.359:
(5pt)

考えさせられました

生活保護が必要な人に行き渡らない現実と、不正受給で楽をしている人。正しい世の中になる事を願います。
護られなかった者たちへAmazon書評・レビュー:護られなかった者たちへより
4140056940

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