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護られなかった者たちへ
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護られなかった者たちへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全418件 221~240 12/21ページ
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一気に読んでしまいました。身近におきそうなテーマだったので考えさせられる内容でした。 | ||||
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映画も観ましたが、小説の方が表現もキツく、また悲惨さ残忍さも強く描かれており一気に読める内容でした。 読み終わって、いろいろ考えたり日本の貧困問題や福祉についても調べたくなりました。 確かに、現在の日本の貧困率も高くこの物語のようなことが起こらないとは限らないかもしれない。 自助、共助、公助という言葉がありますが、最後のセーフティネットとしての生活保護の在り方。またその申請とサービス提供の仕組みの問題を深く追求したよい内容だと思います。 東日本大震災がキッカケではなくても、このコロナ禍でも同じようなことが起こる可能性もあるし、また、生活保護費を不法に搾取する事件もあり他人事ではないテーマであると思いました。 また、映画の佐藤くん、阿部さんのキャスティングはバッチリでしたね。 | ||||
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映画化決定を受けて読んでみました。東日本大震災後の宮城県を舞台に、護られなかった者たちへの無念と復讐が上手く描かれています。最後のどんでん返しに驚きました。 | ||||
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叙述トリックを狙ったのだろうけど、主要人物のうち一名が不自然にスポットを当てられていないため、早い段階でオチが推察できてしまう。 それと悟らせないような運びはいろいろとできただろうに、単純に筆力が足りない。 また、メインテーマである福祉行政に関する描写は、取材不足の一言に尽きる。 少なくとも現在、この小説のような描写の対応があったら市民団体から血祭りにあげられる。 人物描写も実に浅い。 周りから人格者との評判の人物が、国家権力に服すると冷酷な人間となるという二面性を描きたかったのだろうが、その葛藤や、そうさせる価値観の陰影についての描写が薄いし稚拙。 全体を通じて、底が浅い。この一言に尽きる。 高校生か大学生が、サークルで書いた処女作レベルの小説だと思う。 | ||||
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震災やセーフティネットなどの社会的なテーマを扱っており、内容はとても深く、考えさせられる 現在コロナ禍において、多くの人々が窮地に立たされているなか、この小説の凄さを改めて実感する毎日である 映画をきっかけにして、色んな人にこの小説に触れてもらいたい 普段あまりレビューを書かないですが、心揺さぶられたため、こうして筆をとりました とてもおすすめです | ||||
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内容が辛すぎて、すぐに読み進められなかった。それでも読まずにはいられなかった。物語の中に終始、刻まれていた罪悪感は、読者の中にも確実に刻まれます。 | ||||
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生活保護に携わる行政、申請する人達、それぞれの状況がリアルに伝わってくる内容でした。 最後の最後まで目が離せず、一気に読み終わりました。 | ||||
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もっと意外性のある内容だと期待していた分、あまり面白くなかった。 ただ、本の中に描かれている生活保護の現状はリアルなんだろうなと考えさせられた。 | ||||
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ミステリー小説を期待するより、現代の日本の貧困問題を描いた社会派小説として読むととても面白い。誰もが最低限の文化的生活を送れるようにと作られた社会保障制度。しかしその崇高で理想的な目的とは裏腹に運用は困難を極める。そもそも完璧な制度など存在できず、救われない一定数はどの国においても、どの時代においても存在する。仕方ないことと目を背けるか、声を揚げて変えようとするか。困難なことであっても後者の姿勢でありたいと思わせるお話。 | ||||
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何時もは原作を読んでから映画を観ますが、今回は映画を観てから原作を読みました。2時間の映画では描ききれないところが原作には有りより楽しむことが出来ました。 | ||||
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面白いのだが、半分くらい読んでおおよその結末が想像でき 実際にそのままだった。意外でなくそのまんまの内容でした。 | ||||
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ミスリードの誘いがあちらこちらで仕掛けてあり、読み進めて行く中で自分の推理が試される内容かな? | ||||
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行政を批判したい気持ちは分かりますが実在する制度なのでフィクションといえど正しく記載してください ・福祉事務所は厚生労働省の機関ではありません。都道府県、市町村の機関です。 ・資産がない証明はいりません。作中にあるとおりそんな証明はできません。 申請により資産調査を行います。仮に資産が見つかった場合は支払った保護費を返してもらいます ・資産調査が終わってなくても申請があってから14日以内に決定します。遅くても30日です。 ・予算が足りないや書類不備で却下になることはありません ・申請があった場合、自宅の調査も行います ・辞退廃止はありますが名前を書いただけで廃止はありえません 誰もが使うかもしれない制度です。 あんまりイメージだけで語られると制度のミスリードに繋がります | ||||
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☆か☆☆☆☆☆のどっちで投稿しようか思ってたら、現実を無視した投稿文が目立ったため、☆にした。この小説をありえないと断言している人間は、馬鹿と言っていい。この国は、少子高齢化の進行により、国家存続すら危ぶまれている。いくら人工知能を活用しようが、ロボットや外国人人材を投入しようが、少子高齢化は国家存亡の危機に陥るほどの深刻なレベルまで進行している。これから先のこの国の未来では、好景気になるわけでもなければ、経済成長することもない。ただ社会保障費が少子高齢化の進行に伴い膨れ上がるだけだというのに、いったい誰が、このフィクション小説とされるものを非現実的であると断言できようか? 物わかりのない貴様らに時代背景を教えてやろう。まず、遠島けい。この世代であるが、遠島けいの世代は、先の戦争において、神風特攻に出撃した特攻隊員の家族であったり、親族であったりするわけだ。兄や父親が、神風特攻で死んでいって、遺言を律義に守って、平和であるはずの戦後70年史の中、人知れず枯れ木のように朽ちていく。それが、時代背景というモノだ。 日本はみずから始めた戦争に負け、無条件降伏した。しかし戦争に負け、敵国の属国になったことが理解できない、戦争の原理に無知な大多数の国民は、戦争に負けたことをむしろ喜んでさえいた。日本人がみずからの意志でみずからのルーツと歴史を否定したのが1945年の敗戦の日である。国家総動員法により義務付けられた国民統制生活を、アメリカ軍が解放したのだ、と信じて疑いもしなかった。戦争に負けた国は、敵国に隷属する。それが戦争の基本原理である。米国式民主主義に隷属しているのが戦後70年史である。これの何が問題なのかというと、日本はいま、少子高齢化の加速度的な進行により、国家存続すら、危ぶまれている。いわば、万世一系の天皇家の歴史が終わりさえしようとしているにも関わらず、日本人は憲法9条と日米安保が保証する、アメリカの核ミサイルによって裏打ちされた薄汚い平和を、絶対的なものとさえ、信じている。すなわち、旧戦勝国アメリカに渡る金はいくらでもあるのに、窮乏する国民には、ビタ一文金を出さんのである。少子高齢化の進行に伴い、対米追随政策を続ける自国政府というのが、いったいどんなものなのか、遅かれ早かれみなさんは目撃することだろう。 何が言いたいか。守られなかった者たちというのは、生活保護を受けられなかったから死んだのではなく、誰にも同じ人間として生きていることを認められもせず、枯れ木のようにただ朽ちていく。いいや、昔は守られていた人たちである。わかるように言えば、カンちゃんと利根がもっと大勢いたら、遠島けいは死ぬことは決してなかったのだ。日本国民が、同じ国民であるはずのケイさんを同じ国民とも思いもしなかったのが死因である。 生活保護というセーフティネットは、米国的なのである。みずからを助ける者は助けるが、そうでない者は死ね、という徹底した弱肉強食主義、いわば資本主義の原理として生活保護が存在する。本来の日本のセーフティネットというのは、皮肉にも東日本大震災で発見されたはずの、国民の団結心、地域の絆である。今の日本にはコレがない。それがなぜかというと、日本の歴史はずっと、実は男尊女卑で形成されてきた。ところがこれを、米国文化の流入に伴う敗戦によって、全否定しちまった。その結果、出産と結婚は女性の義務ではなく、権利へ変質した。何が起きたか。みずから理由もないのにご近所さんと顔も合わせたくないという女性だらけになったのである… これがかつて、陸軍特別攻撃隊の英霊がまもった人々と、日本国体の未来の先に存在する、平和な国のありようか。ほんとうに、平和だなぁ。この小説はフィクションだから、ありえないことなんだろうなぁ。 | ||||
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まず、映画を観るにあたって事前に小説を読んでからと思い購入しました。一気に読んでしまえる程、展開も面白く、ラストには驚かされました。 | ||||
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社会派ミステリと銘打ってはいるものの、ミステリ的要素は殆ど無く、「生活保護」を中心とした日本の社会保障制度の不備や社会に存在する経済的格差を描いた作品。2人(後で同じ福祉保健事務所に居た事が分かる)の評判の良い人物が連続して強制"餓死"殺害されるというミステリ的出だしで始まるが、この理由が読者には直ぐに分かってしまうという創りとなっている。 冒頭から刑務所から出所した生真面目な矢野という男が犯人らしく描かれている点が唯一の捻り。中盤から矢野とカンちゃんという少年が実親でもない遠島けいという老婆に世話になった事が縷々と描かれる。その遠島けいが経済的困窮のために「生活保護」を申請したのに拒否され餓死した事に対する復讐が、上述した強制"餓死"殺害の理由となっている(犯人はもう1人の福祉保健事務所関係者(当時の所長)も狙っているが、サスペンス性は無い)。 世の中には遠島けいを初めとする「護られなかった」人々が沢山居て(矢野と犯人もそうであろう)、社会的・経済的公平性が保たれていない事は重厚に描かれてはいるものの、敢えてミステリ的創りにする必然性は無かったと感じた。特に、矢野の行動が不自然で、もし作中の動機そのものだったならば、出所して直ぐにカンちゃんの行方を探すべきだったのではないか。 | ||||
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護られなかった者たちの中には必死に誰かを護ろうともがき続ける人がいた。それこそが一筋の希望の光であったと心に留め本を閉じた。 最後まで読み進めないと真実は解らない。 | ||||
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読みやすい文章なので、普段本を読まない方でもスッと読めると思います。 普段本読んでる方は、かなり早い段階で世界に引き込まれると思います。 社会派です。凄惨な描写が実に丁寧で衝撃的です。オススメです。 | ||||
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本作はこのミスシリーズとして出ていますが、 このシリーズは以前から好きな一方、 ミステリ―としてはいまいちで、設定の面白さなどに惹かれて読んでいます。 生活保護にまつわる社会の闇の部分は、とても考えさせられるところがあります。 震災との重ね合わせにより、そちらの実情とも合わせて複合的に考えさせられます。 故に、このまま淡々と終わるものと思っていましたが、 別にそれでも十分良い作品なのですが、 しかし、最後にはまんまと一本取られる形となりました。 大事にしたい作品です。 | ||||
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映画の予告をみて映画鑑賞前に読んだが、オチがわかってしまうストーリーは意外性がなく、そもそも文章が味気なくてまったく引き込まれない。 文末の言葉選びが淡白で、比喩が少なく、物語というより出来事を並べたレポートを読んでいるみたいだった。 ミステリーだから比喩や心情の描写などを求めるのは間違っている、と思う方々もいるかもしれない。 しかし、そもそもミステリーとしてそれほど面白くない。 オチがわかりやすすぎる。すぐに犯人が誰か予想できてしまう。 社会問題について考えさせられる作品ではあったが、小説ではなく岩波新書あたりで出版すれば?というかんじ。 | ||||
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