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護られなかった者たちへ
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護られなかった者たちへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全418件 261~280 14/21ページ
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お笑い芸人の母の生活保護不正受給や東日本大震災が背景にある作品 誰からも尊敬される聖人君子の連続殺人を追うミステリ 密室などの不可能犯罪ではなく、残酷ではあるものの、動機が不明なだけの犯行手口 それも中盤には、だいたいネタが割れてるので、さほどサスペンス感もなく 終盤のトリックは、映画での描写がちょっと気になるけど 書きたいテーマは分かるものの、色々と強引すぎる印象を受けました もっとうまい作家さんだと思ったのですが、今作はちょっと残念です | ||||
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仙台をはじめ塩釜、利府、本吉郡…などが登場します。 特に塩釜は衝撃ですね。イメージ通りです。 転勤で震災直後から3年間を仙台に住み石巻へ通いました。 10年経ったいまもあり得る話として心に染みました。 震災後の闇を描いています。 | ||||
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健くん主演の映画なので原作を読んでみたいと思いました。 読んでみると意外な展開で面白かったです。 次ほ、映画でどの様に表現されているか楽しみです。 | ||||
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本書に護られる者又護られない者との格差を考えさせられました。 | ||||
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貧困問題としては、貧困でない側から見たら涙してしまう作りとしては結構ステレオタイプとはいえ、うまくいっていると思う。社会問題としての福祉行政については、描かれている世界が中央値なのか異端なのかはよくわからない(標準値として、生活保護等を否定する現場行政というのは良く聞くので、怒りの方にはいきがちかもだが)ので、シンプルな怒りにはつながらないかもしれない。 新本格的なミステリとしてはほぼ体をなしていないというか、東野作品でもここまでノートリックはない。が、貧困問題を扱おうという作者の社会派作品であろうから、そういう点では良いと思う。 | ||||
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普通遺体のあったアパートの元住人から疑うんじゃないの?回りくどくてイライラする前半。 | ||||
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とても面白く読めました。 本書で描かれる生活保護の実情のどこまでが事実かわかりませんが、少なくとも、読後に何か心に残るものがあります。 実写映画になるのを知って読み始めたのですが、そちらも期待出来るのではないかと思いました。 | ||||
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ものすごく残酷な犯行に驚きつつ、どんな展開が繰り広げられるのかと次々と読み進められる本です。 その動機がとても悲しく、つらいものでした。社会制度とそれを扱う人の人間性について、考えさせられました。 | ||||
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本当に必要な人にきちんと届く制度であってほしいと深く考えさせられました。 | ||||
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登場人物の心理描写、ミステリーとしての面白さ、そしてこの国が抱える問題の一つに対して改めて認識し、考えさせられる良い作品。 | ||||
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犯人の動機、それから刑事の葛藤。とてもおもしろく、社会問題も絡めてあり、考えながら読みました。 | ||||
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どんどん話に引き込まれてていつのまにか読み終わっていました。すごく考えさせられる内容で、胸が痛くなりました。読んでよかった | ||||
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ストーリーは、とにかく面白かった。ただ、難しい漢字と言葉が多いのが、気になりました。 最後のどんでん返しが、すごく面白かったです? | ||||
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痛切な社会批判ものとして読んでいて心に刺さりました。 このミステ大賞の触れ込みによりふと本屋で手にとった方は多いかと察しますが、 読み進めていけばどん底を暗く描く現代日本への問題提起だったと分かります。 キーワードは『差別』『放火』『罪と罰の等価』 読後もこのワードが頭にちらつきます 生活保護制度自体は社会のセーフティネットとして素晴らしい仕組みだと賞賛できます。 しかし、受け取る側も、出す側も、はたまたそれをただ見てる市民側もこの制度を歪な目で見ている現実があります。この小説にはヤクザはシノギの為に、娘に学歴をつけさせたいがため、不正受給している者達がいる裏で、身体も不自由で今日の飯もろくに食えない者達が受給申請を却下される例が山ほど挙げられています。この小説には生活保護制度が正しく運用されているシーンが全く出てこないのですね。 彼らの扱いの差は何なんでしょう。私には、福祉職員が乱暴な彼らと関わりたくないからという忌避で、ヤクザにシノギを渡し続け、声すら出せない貧困者を排除していった背景があると考えます。そして、その選別には弱者への差別の視線が根本にあるのではないかと思われます。 中世では、街には教会があり飢えたものたちは教会の炊き出しを頼って今日の飢えを凌ぐ事ができました。 なぜ教会がそんなことを無償でできたかと言うと地元の名士や領主達がこぞって教会に寄付をしたからです。 当時の聖職者は社会福祉のない時代に最後のセーフティネットを担っていたと言えます。 時代は変わり、現代のセーフティネットは教会ではなく、国家が担うようになりました。しかし、国策を策定するエリート達は中世の聖職者と同じ視線を注いでいると本当に言えるでしょうか。例え崇高な理念から社会システムを作っていったとしても、現場で働く現代の聖職者達は公平な判断を下せるのでしょうか。四大卒から役人になり 困窮そのものを見た事がない人間にとって、働かず税金を貰う受給者に偏見のない視線を向けることができるかは大いに疑問です。 そして、本著はこの問題を私たちにも向けて来ます。現代の聖職者とも言えるケースワーカーや教職に限らず、働き口、食料品店、医療者。この世の大半の職業が貧困者にとっても同様に必要な社会システムであり、それらが公正に運用されなければ彼らは飢え死にしかないのです。物語内ではちらちらナチス政権の例が引用されていますが、ここに作者の生活保護制度への大いなる問題提起があると推察します。ナチス政権は最も叩きやすい弱者を叩く事で支持を拡大し、ユダヤ人の大量虐殺は思考停止をした人間が最も効率的な囚人搬送システムを作る事でおこなわれました。彼ら加害者党員の殆どが軍人ではなく、ごく平凡な事務職員であり、家に帰れば妻子と夕飯で団欒を過ごしていました。今の日本のシステムを運用している者たちは真の意味で思考をしていると言えるのでしょうか。もし、システム自体が破綻していて歴史上大量の貧困者をシステムが産みだしていたとしたら自ら思考し、システムを止められる者たちなのでしょうか。餓死寸前のけいに対して、炊き出しの場所すら教えようとしなかった彼らは、思考停止したシステムの一環でしかないと思えてならないのです。 翻れば、けいが本当に必要だったのは生活保護制度ではなく、教会の無償の炊き出しのはずです。けいが餓死直前まで申請をし続けたのは公正でないシステムへの唯一できる反抗だったようにも思えるのです。 けいは利根を暴行事件からボヤ騒ぎを起こす事で救出しますが、私たちは火事が起きるまで知らぬ顔を突き通せるほど愚か者だったのでしょうか。けいや利根に放火を起こさせるまでに追い詰めたのは、知らぬ顔を貫いた我々ではないでしょうか。 本著は生活保護制度を受給者と福祉システム内の問題に収める事を許してはくれません。納税者であり、今後衰退していく国の国民であり、いつか受給者になるかもしれない私たち読者にその責任の所在を痛切に訴求してきます。けいや利根や申請が下りなかった者たちは未来の私たち、あるいは私たちの子孫の姿かもしれないからです。その1点において本著はあらゆる政治経済本よりも広範にわたって私たちの当事者意識を変えさせるはずです。 | ||||
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本当に、身に積まさせる事の本でしたが、本当に引き込ませました。最後のどんでん返し面白かったです。 | ||||
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警察のことも社会福祉行政のことも、現実とは異なっている点が多い。 多くのレビューが好意的な評価をしているけど、これが警察、福祉、の現実だとは思わないでください。 フィクションです。 捜査本部の雰囲気、どんな気持ちで福祉行政を行っているか、細かくいえば死体現象なども、もっとしっかり取材をしてから書いてほしかった。 途中から読む気がしなくなりました。 登場する人物の名前も読みづらく、「何て読むんだっけ?」って前を見返したりして、ストレスが多かったです。 | ||||
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一気に読めます 読んで日常の幸せを噛みしめ真摯に生きていきましょう | ||||
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テーマに対して、犯人に肩入れしたくなる物語が散りばめられて、結果ラストの落としどころで腑に落ちる感じ。空港から先の緊迫感は一気に読まざるを得なかったです | ||||
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映画化で知ったのですが、その前に読んでみたくて購入。 世の中は理不尽で不平等です。 いかに情報が大切か再認識します。でも、もっと周りから情報が入ってくる 世の中だといいのにと思います。 大変な事が多い中にも少しでも光がみえてほっとします。 是非読んで色々な角度から考える事が出来るといいと思いました。 | ||||
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読み終わった後はタイトルで泣けます 何故護られないのか 何故報われないのか そう言った人たちに何ができるのか… 一人一人が出来ることには限りがある それでも、集まれば大きな力となり、大切な人を護れるはずだった にも関わらず、たくさんの人を動かす大きな力は護る相手を間違える そこに対抗する術など一個人にはない 市民にも、職員にも… 人を愛する気持ちが、憎しみを生まないように 犯人の想いが、そう遠くない未来に、当たり前のこととなって欲しいと思います 報われて欲しい | ||||
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