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屍人荘の殺人
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屍人荘の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全499件 161~180 9/25ページ
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作中でも有るようミステリはパターン化されマンネリ化してしまう。 それを避けるための社会派であるだのは、綾辻行人がデビュー作でバッサリ、としている。 その偉人の書く、いくらトリックが巧妙で驚かされる、とは言っても、しかし、だれかが殺されて、名探偵が解決すると言う図式からは、脱せられず、展開が一辺倒となり飽きてしまう。 ここまでは、名探偵コナンの視聴率にも反映されているよう、抗いようの無い事実ではあるが。 本作は、例えるなら映画スクリームを視聴された時の印象に似ているのかなぁ。と思はなくもない。(しっかりと違うが) 新しい作風のミステリに出会えた印象。 文庫本では有栖川さんが解説しているので本格と思いそうになるが、そうでも無い。 ライトな感を嫌う層がいるが、確かに私もライトは嫌いだけれど、この作品にはそれを踏まえてもまだお釣りが来るくらいの評価が出来るはずだ。そのくらい「新しいミステリ」だと思った。 | ||||
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2017年に各種ランキング首位をいくつも飾った新人デビュー作のミステリ小説である。第27回鮎川哲也賞の受賞作。もちろん今村作品は初読である。 2019年の冬シーズンに映画化公開され、秋口から書店平積みが目立っていたのもあって購入。いろいろあって数か月だが積読になっていたのをようやく読了。最近見た映画のポスターなどから、ちょっとしたコミカルなタッチの館ものミステリなのかと思っていたのだが、その先入観はまったく間違っていたといえる。 冒頭提示されるやたらと人数の多い登場人物一覧、同じく部屋数の多い館内見取り図。どうみても往年の新・本格ばりである。帯紙で有栖川や綾辻が絶賛しているのは、このあたりの流れ重視があるのかと誤解しまくる。第1章のほんわかぶりがこれに拍車をかける。インターミッションにいちまつの不安感を感じつつもそのまま読み進めると・・・・驚きの、本当に驚きの展開が待っていた。いや、実際読んでいて、一方的な展開になかなかついていけなかったし、そのあともしばらく、これ自体がなにかのトリック?、とか、叙述系の誤解を読者にさせようとしている?とか、あれこれと翻弄させられたあげく、この状態自体を受け入れたうえで(受け入れにくいけど、目の前に現実(?)として表れているのだからいったん受け入れることにして)そのうえでミステリとして読む、という体験をさせられた、というわけだ。 解説で有栖川も書いているが、怒涛の場面展開が最大のネタということでは決してない。だってページ数で数えてもまだ1/3かそこら。ついつい単に目を剥いてしまうこの事態は、ミステリ自体を成立させている場であるのと同時に、トリックの前提、犯行の必然性、などなどと密接につながっているのである。それが明かされるのは最終章の謎解きの場面。それまでややわざとらしく提示されていたいくつかの伏線というか表現の違和感も、ここできれいに回収される。 いや、なかなかすごい読書体験でした。 これだからミステリ読みはやめられない。 # ところで、いったいこれどうやって映画化(映像化)したのか。たぶん観ませんけどちょっと興味あり。 | ||||
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こんなものは本格ではなくラノベだ、という批判があるが、伏線の張り方や不可能・不可解性は本格推理としてちゃんと体をなしていると思います。登場人物の軽さは好みが分かれるところでしょうが。ただ、もっとも気になるのは、「ゾンビ」の存在が劇中の人物たちにとって当たり前のことのように描かれていることです。また、いくらゾンビ化したといっても(といっても、登場人物たちはごく当たり前のようにそう呼んでいるだけで、本来的にはそれがなんなのか、なぜこんなことが起きているのかを知らないはず)、元は見ず知らずの人々をよくあんな簡単に殺せるな、と思います。ゾンビの件が犯人の仕掛けたなんらかのトリックやオチがあるならよかったですが、ほんとにゾンビなら、もっと「ホラーミステリ」とか「パニックホラーミステリ」と謳ってほしいです。じゃなかったら、あくまでも現実に起こりうる人間による犯行を描く本格推理を期待した人にとって、ある意味、詐欺でしょう。 | ||||
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当方、本を読むのは好きですが時間をとれなくてよく積読をしてしまうタイプの人間です。 友人が映画を観に行って面白かったという話を聞き、元々気になっていたこともあり年明けの仕事始め前日に観に行きました。 尺の都合上省いている部分もあるでしょうしもっとそれぞれの登場人物の心情を知りたいと思い、次の日仕事帰りに購入しました。 5時間ほどでしょうか。 気づけば読み終わっていました。あまりに夢中になっていて時間を忘れて読んでいました。 感想を書くのが苦手なのでそちらは他のレビューや他サイトを参考にしていただければと思います。 しかし、前述したように普段から気になった本を買っても積んでしまう私がそれほどのスピードで一気に読んでしまったこと。 それがこの作品の魅力を何よりも表しているのでないかと思いました。 (続編もすぐに購入しこちらも翌日読み終わっていました) | ||||
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会話の薄さ、主人公の魅力のなさ、無駄に美人で胸の大きそう?な女性陣。極め付けにゾンビ。。こんなのが賞を取るほど他の作品が悪かったのか?途中でやめましたが、こう言う時にKindle版は売りに出せないのが痛い。。 | ||||
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流行の「ゾンビ・パニックホラー」と見せかけて、しっかり「本格」となっているのは さすがに受賞作といったところです。ただ、ゾンビの発生・増殖に関する設定が あまりにも都合よすぎて「特殊ルールの中での厳密な論理性」に欠けるのが残念なところです。 また、犯行にかかわる医学・薬学知識がやや乱暴で「(個人差が大きいものの)○○な傾向がある」を 「確実に○○となる」と決めつけたうえでの論理展開もいただけませんでした。 | ||||
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30年ぐらい前の、安い小説を読まされている感じです。ゾンビはないでしょ〜。 つまらないの一言。 作者に罪はないが、これを鮎川哲也賞に推した、何か大きな力が悪いと思う。 ネタバレ カードキーをホルダーから抜いても、すぐには電気は消えません。時間差で消えます。 | ||||
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遅ればせながら、という感じで読んでみた。特殊な「極限状況」といわれる***については、なんとなく想像していたが、***によってクローズドサークルが生まれるということはまでは知らなかった。ふむふむ、なるほど、こういう話だったのか…。 というわけで、面白く読んだ。本当はそれだけ書いて筆をおいてもいいくらいなんだけど、雑感をいくつか。文章のテンポがとてもよく、リーダビリティの高い小説だと感じた。ハードロジックを駆使した本格ミステリとしての味わいは有栖川有栖の作風に近いが、失礼ながら有栖川作品よりも読みやすかった。 それより僕には気になっていることがある。本作ではある人物が***になってしまい、それがラストでのちょっぴり切ないエピソードへとつながるのだが、映画化作品の予告編をネットで見てみると、どうしてもその人物は最後まで普通に出ているとしか思えないのだ(それはそれでホッとするんだけど)。とにかくまあ、未見の映画も近々観に行ってみよう。 ちなみに僕はタイトルをずっと「しにんそう」だと思っていて、周りにも「まだ読んでないんですよね~『しにんそう』」なんて言っていたのだが、正しくは「しじんそう」でした。すでに読んだ人の前でもけっこう「しにんそう」と連呼していたんだけど、どうして誰も訂正してくれなかったんだろう? | ||||
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コミックス一巻を読んで続きが気になり原作を手にとってみましたが、なんか残念というか…もったいなさすぎる 以下逃がしてますが若干のネタバレ含みます 私と同じく漫画版から入った人は同じ気持ちになる人が少なからず居ると思う 私はミステリ作品の魅力に不可欠なのは魅力的な探偵だと思ってるタイプなのですが、 コミックスを読んでそれに期待してただけにコミックス以降の話がつまらなかった 私が楽しみにしていたもののほとんどを作者が切り捨ててしまったので続編は買わないだろうと思う 有栖川先生作品の大ファンで、先生のコメントも読みたくて手に取った作品でしたが ミステリ部分は良しとしても、この作品には火村やアリスのようなカリスマ性は感じませんでした これなら続編より新作を読みたいです… 個人的にゲームむけなシナリオに感じたんで、ルート分岐ありでゲーム化してくれないかなぁ ミステリよりエンターテインメント向きに書いたそうなので、そっちのシナリオにした方が良いのではないだろうか 真流行り神とかこういうノリだし | ||||
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映画館の宣伝を見て、凄く面白そうだと期待していました。宣伝を見る限り、ユーモアミステリーかな?と思っていました。ワクワクして見始めて、開始30分も経たないうちに、見た事を凄く後悔しました。ミステリーと思っていた作品がゾンビ映画でした。元々怖い映画、特にゾンビは大の苦手で、ゾンビ映画と知っていたら絶対に見ていませんでした。内容もとても陳腐でした。ミステリーの方は動機や手法が単純で、ゾンビは何の為に出て来てたのか、最後まで不明でした。中村倫也を期待して見に来た人たちはもっと激怒していると思います。これは、詐欺ではないのかな?と思いました。 | ||||
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ミステリランキング驚異の4冠! ほんと、脅威だわ。 どうやったら このつぎはぎだらけの作品が評価されるのか。 よっぽど他がひどいんだろうな。ってかこれよりひどいって・・・。 | ||||
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一言でいうならば、まさに怪作といった内容。 ミステリとファンタジー(ファンタジーという形容が正しいかは各人の判断に任せる)が上手く融合し、奇想天外な展開に驚きつつも全てが論理的に組み上げられている。こういった超常的な存在を創作で扱う場合にありがちな、「それがありなら、もう何でもありでは?」といった粗さはなく、設定もトリックも推理も理路整然としていて納得のいくものとなっている。 しかしトリックそのものは単純で、かつ犯人にもそれほど意外性はないため(とは言っても、この作品をしっかり読めば結末に意外性を求めた作品ではないことは想像できるが)どんでん返しを期待して読むと肩透かしを食らうかもしれない。また文章のノリも全体的に軽く、ヒロインである剣崎の言動は典型的なオタク向けアニメヒロインのそれなので人によっては受け入れづらいだろう。 不満点も挙げはしたが、評価を落とす程気になったわけでもなく、文句なしの星5。 | ||||
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探偵役のあれに「え?」と思い、○○○が出てきたときにそっとじしようかと思いましたが、めちゃくちゃ王道の本格ミステリでした。 ○○○は本格のクローズドサークルのツール。その辺、本当に新しい。 キャラがアニメチックとかラノベ調とか、本格ミステリには違和感なけりゃどうでも良い。 トリック事態は組み合わせ技で目新しいとか唸るとかはないのですが、とにかくツールが新しくて先へ先へと読んでしまう。 普通のクローズドサークルならこんなに面白くはなかったと思うし、さらにはクローズドサークルのツールの○○○までトリックに結びつけたところもすごい。 本格ネタは尽きた、組み合わせわざしか残っていない趣旨のことを主人公に言わしめておいて、それがこの作品そのものだったことも面白い。 | ||||
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薄っぺらい。いきなり近所のお姉ちゃん持ち出されても‥初耳だよ。復讐に至るまでの描写が極薄かつ作中での川浪が実はいい奴な設定されてるから、すっと入ってこない。なんだろう、この手の理由使っておけば成立するだろう感が透けて見える。動機ないですサイコパスです、の方がスッキリ。 恵さんは?管理人の妹の件は?不自然に会話にはった伏線もどきは放置でいいの?乱雑ミスリードにも困惑。何かあるはずと最後まで読んだが、結果え?それだけ?。核であるヒルコのキャラが固まっていないし、葉村君も時計普通に取りに行きなよ。明智さんだけいい味出してた。 | ||||
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ストーリー云々の前に読みずらい!文章が変!基礎的な部分がお粗末すぎる。あと所々寒い!会話も人物描写もなんか趣味悪い。こんなのが賞取れるなんてよからぬ圧力がかかってるのかと疑ってしまうレベル | ||||
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久しぶりに本格派ミステリーを読んでみたくなり、何の事前知識も持たず、本著を手にとってみました。 「密室」や「山荘」、「外界との遮断」といったワードがあらすじにあり、これぞ古典的な王道のミステリーを楽しめるかな?と期待し読み進めていたのですが、予想を裏切るストーリー展開が待ち受けてました。 まさに「二重の密室」と呼べる空間を上手く作り込んだ印象です。 他方で、意表を付く展開ではありましたが、個人的にはちょっとこれは‥という内容にも感じました。 どちらかと言えば、ミステリー要素よりは、パニックホラーの要素が強く、所々の描写もややキツく感じ、グロテスクな表現に慣れない方にはオススメしません。 続編もあるようですが、そこには手を伸ばす気はありません。 | ||||
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商品が傷ついていたのは、これで2回連続です。 1回目は、商品の箱が潰れていて、中身まで及んでいました。我慢できる範囲ではなかったのですが、アマゾンで頼んで数年、初めてのことで返品もしたことがなく、もやもやした感情を押しとどめながら涙を呑んでこらえていました。 ところが、また今回商品が破れていて、その破れた破片は梱包に入っていないことから、配達ではなく、アマゾンでの梱包前にすでに破れていた商品を送ってきたことは明白です。アマゾンの信頼度が一気に0になりました。まだ他に注文しているものがあるので、大変心配しています。とりあえず、返品します。 | ||||
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2018年度のミステリー賞を総ナメにした本作。本格推理の銘打っていたので、とても楽しみにして読みました。 ミステリ好きの大学生たちが夏合宿に参加する。別荘に宿泊…と来ればクローズドサークル。 クローズドサークルといえば、嵐や雪や土砂崩れが定番ですが、まさかこんな形でクローズドされるとは…奇想天外設定に驚き!本格ミステリーにその設定はアリなの?と思うところもありますが、本作ではこの特殊すぎる舞台設定が本格を形作る欠かせないものとなっており、見事な融合だと思います。 解説編は、わざとらしい位に張られていた伏線が一気に収束しました。 文章が軽いかんじがしましたが、これはこれで読みやすいお手軽ミステリーということで良いのではないでしょうか。 ただ一点、明智恭介の存在については謎…(笑) | ||||
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面白かったです。 | ||||
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犯人の動機が弱い。動機が復讐とは分かっていたが、思いがけない犯人を狙い過ぎてて動機の後付け感が半端ないし文章も読みにくい。本格ミステリーかと思いきやゾンビってそんなに盛らなくていいし、キャラ立ちしまくってた人をいきなり殺さないでほしい。ホームズはきちんと帰還すべき。着地点が納得いかなかった | ||||
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