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月の満ち欠け



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【この小説が収録されている参考書籍】
月の満ち欠け
岩波文庫的 月の満ち欠け

月の満ち欠けの評価: 3.43/5点 レビュー 238件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全238件 1~20 1/12ページ
No.238:
(1pt)

正木竜之介が不憫でならない(ネタバレ有)

Audibleで聴きました。
終わる頃には瑠璃と三角等もうどうでもよく、ただ正木さんが不憫でならないと感じてしまう気味の悪い作品でした。

30代の彼は確かに妻に対して色々強引で問題もありましたが、彼女の死後色々あり、周りの助けを得てせっかく第二の人生が動き出した所に転生した瑠璃(妻)が現れます。しかも正木さんを慕っていた希美ちゃんを乗っ取ってです。

瑠璃は正木に自分が転生した妻だというサインをチラチラ出すだけでなく、正体がバレると浮気相手に会うのを手伝ってほしいとまで本人に言います。頭大丈夫か?
自分がこう言えば独占欲が強めの正木は嫉妬心から協力するだろうという打算が瑠璃から透けて見えるようで気持ち悪いです。

結局正木は協力しますが、もう60歳前後の彼が小学生を連れ回せば拉致扱いになるのは当然で、何とも報われない結末を迎えます。

最悪なのはその事を瑠璃は何とも思ってない所です。この女の頭には浮気相手しか見えてないのか?小学生の自分が50を超えた三角と再会してベタベタするのは世間から正木と同じ扱いを受けるのではないのか?疑問だらけです。

そもそも、瑠璃の語った通り愛の深さが転生の条件というのが本当なら正木も生まれ変わってる事になります。
今後同年代で生まれ変わった正木竜之介と再会して瑠璃が自分の行動の身勝手さと向き合う事を願わずにいられません。
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No.237:
(5pt)

新品だからとてもきれい

送付が丁寧でした
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No.236:
(2pt)

感想

よくわからなかった。でも愛しい人に過去や現在をいきつつもあいたいという思いは伝わってきた。
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No.235:
(5pt)

怖い話

佐藤正午氏の本は、之で3冊目。すでにたくさんの人が書評を書かれているので自分は違う観点からこの本について述べたい。
・多くの人が人物関係が複雑で分かりにくいと書かれているが、新しい人物が出てくるたびにメモに名前を書いて人物表を作りながら読んだので分かりにくいということはなかった。
・2回目を読み始めてみると実に細かな伏線が仕掛けられていることが理解できる。
・淡々と読み進めていったが最後のページ(文庫本の398ページ)に来た段階で、思わず泣いてしまった。
・前世の記憶を持っている人の話をYouTube などで聞いたことはあるがこの小説に出てくる前世の記憶はあまりにもはっきりしすぎているのではないかと思う。この点が現実離れしたような設定なのでリアル感がやや薄れる気がした。
・この小説では恋愛物語としてまとめられているが、もし女性に恨みを持たれてこの小説のように何代にも渡って転生してきたらそれはゾッとするほど怖い話になってしまう。
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No.234:
(5pt)

新品が買えたので良かったです。

特に有りません。
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No.233:
(2pt)

私には無理でした

ストーリー以前に、私には本筋に関係なく小説にいろどりを与えているとも思えない必要以上に細かい描写が鬱陶しくて、読み進めるのに苦労しました。くどいです。
また、登場する3人の男性人物にまったく共感を感じないことも読むのがつらかった原因かもしれません。一方で女性の人物描写はあまりなく、なぜそこに純愛が芽生えたのか説得力がない。
肝心のストーリーですが、まあ人物・時系列が複雑でわかりにくいんだけど、半分読んだくらいで想像できる通りの結論に終わります。拍子抜けしました。
たしかに一点だけ最後に予想を裏切る展開があるんだけど、それでストーリーで欠けていたピースが埋まるということではなく、あ、そうなの?という感じ。
これはネタバレになりますが、1代~3代のるりはみな彼に会いに行こうとして事故死しており、これは偶然じゃなくさては第4代にも?と思っていたけどそんなこともなく。
久しぶりに読了までが長く感じられた本でした。
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No.232:
(1pt)

男に都合のいい女しか出てこない

女性登場人物たちの人格にリアリティが無く、徹底的に主人公ら男性に都合のいいように振る舞っているのが気になってしまった。ちょっと不倫した程度の大学生を追って成熟した人格を持つ女が輪廻転生しまくるというのは無理がある。高校生になるまで18年生きても、その間にあった出会いや別れに人格が一才影響されず、ずっと前世に数ヶ月不倫した相手の気持ちが無傷で変わらないというのも主人公に都合が良すぎて寒気がした。そこまで他人本位の軸で生きてるヒロインが、主人公に都合のいい道具的な人格に成り下がっていて、気持ち悪いAVの前編ファンタジーを見せられてる気持ちになった。
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No.231:
(1pt)

めちゃくちゃ気持ち悪い話

人妻が大学生と不倫して死んだらロリに転生して
大人になった大学生を探す気持ち悪い話

旦那が居るくせに体の関係を持った大学生に執着して気持ち悪すぎる
転生せずに亡くなっててほしい

若い男と不倫するなら生活費出して面倒見てくれてる夫と別れてからどうぞ
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4000014080
No.230:
(5pt)

面白いです。
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No.229:
(2pt)

一体、作者は何をテーマとして書きたかったのでしょうか?

輪廻転生の物語か?と思い読んでいましたが、そうでもないらしい。純愛物語がからんでいる。かといって三島由紀夫さんの「春の雪」シリーズの様な、社会性もない。おまけに時間関係と人間模様がややこしいというか、作者自身がややこしくしているのか?と思いました。最後まで読んで、結局この作品のテーマは何なのか、作者は何を書きたかったのか?が疑問に残りました。文学的なある意味での余韻を残したいという意図は伺えましたが、その余韻が、ややこしさのために、何も残らなかったのは自分だけでしょうか?
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No.228:
(1pt)

汚れ

本が汚れていた
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No.227:
(4pt)

オカルトを信じること

この世には気づいていないだけで自分に向けられたメッセージがある。最愛の人は海や空や風になってそばに生まれ変わっているかもしれない。死者と生きるそんな希望が見えた。
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No.226:
(3pt)

非現実的な事象が軸となる恋愛小説

非現実的な事象を軸にした恋愛小説という感じです。その事象に直接的に触れるのではなく、偶然とは思えないほど世の中には不思議なこともあるね、と思わせる程度のストーリーテリングが好みなので、事象自体が物語上明らかとされた時点で冷めてしまいました。悉く事故などで死んでいく登場人物に都合の良さを感じてしまい、それも乗れなかった理由です。
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No.225:
(2pt)

構成が逆効果かなあ

フォークナー的(?)な時間の入れ替えが逆効果な気がした。
かといって時系列に沿って並べたら、普通の、当たり前の小説になったかも。

 読んでて、今はほとんど読まれなくなった山田太一の「飛ぶ夢をしばらく見ない」を思い出した。
これの方がかなりいいと思う。他にも「丘の上のひまわり」は超自然現象は絡んでないが不思議な感じで、
今でももっと読まれていい作品だと思う。
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4000014080
No.224:
(1pt)

人格未熟のストーカーが時代を超えて実人生を生きる人を混乱させる物語

オーディブルで聴きました。
男性の方が恋愛に関してロマンティックだなと思うことが多い。それは良くも悪くもなくただの主観なのだが、今回はそのロマンティックな世界観をずっと聞かされている気分だった。

女性のセリフ、言い回しや語尾などに
違和感があり、舞台のような、日常から離れた...というか、文字通り台詞となっており、男性が想像で書いたような違和感に包まれ物語に集中出来なかった。

この作者の作品は初めてということや
予備知識でどんなジャンルの物語なのかも知らずだったので、初めは何が起こるのかワクワクしながら聴いていた。

途中から物語の方向が見えてきて
ミステリーでも謎解きでもなく
誰も答えを出せないものに
長い物語の核心を落とし込んでいくのに気づき
不安がよぎりはじめた。

最後まで希望を持って読んだが、落胆した。
誰も救われない。
思考の持って行き場を奪うテーマだった。

瑠璃や瑠璃の夫の人格が未熟であることは
良いとして、瑠璃自身の人格の描き方が浅くて感情移入以前に解釈すら出来ない。

瑠璃の空虚感はどこからきているのか
自身がそれにきちんと向き合うこともせず
始まったばかりの恋愛の続きに執着している

始まったばかりだ、夫とはそれなりに向き合い
それなりに実のストーリーがある。

瑠璃が執着する男とは多分まだ何も始まっていない、自分の空虚や未熟な人格を埋める何かを持っていたとしてもそれに気付くまで
関係性が深まっているとは、描かれていない。
ただの逃避にすら感じる。
誰かに幸せにしてもらおうとしている態度が
ぷんぷん見受けられる。

最悪なのは未熟な人格のまま転生を繰り返すこと。ただの夢見る執着女は、夫との関係性にも責任を取らないまま、人の人生を使って、振り回し、転生を繰り返し、愛する(愛が何かもわかっていないのに)男を追いかけまわす。自分のために。もちろん相手の男の幸せについてなど考えられる余地もない。

それはただの幼稚な執着である。
だれも幸せにしない。
ストーカーが時代を超えて
実人生を生きている人を混乱させる話ではないかと苦笑する。

メタファーのように老妻を亡くした後の鳥と老人の話が出てきたが、それとこれとは全く違う話である。

そこでも落胆した。

愛とか恋とか純愛とか数奇な運命とか
科学的にはわからないこともあるとか
奇跡とかそういう物語のジャンルではない

もしも
人格未熟のストーカーが時代を超えて実人生を生きる人を混乱させるホラーものだと
いうふれこみがあったなら楽しめたかもしれない。
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4000014080
No.223:
(1pt)

読後感が悪い

岩波から出ているから間違いないと期待して読んだが、読後の気持ち悪さが拭えない作品。
瑠璃という女性に全く魅力を感じなかったのと、その後幼い少女に何度も転生して会おうとする必然性もよくわからなくて単純に怖かった。
そのことでいろんな家族が犠牲になっていることは配慮されておらず、自分が妊娠中ということもあり全く共感できなかった。
しまいには主人公の妻も生まれ変わってる可能性も濃厚となった。2人の男性がこれほど好かれる理由や魅力が何も説明されていなくてただ謎だった。
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No.222:
(5pt)

意外な?直木賞受賞作

哲学者の永井均は『<魂>に対する態度』の中で、人格の同一性と「私」の同一性の違いについて論じている。人格の同一性は、身体の時空的連続性もしくは記憶の心理的連続性に基づいている。身体が時空的に連続していれば、その人物は同一人物とみなされる。Aさんが記憶を失ったとしても、身体の同一性が維持されていればその人物はAさんとみなされる。逆の場合、つまり身体は別でも記憶が連続しているというケースは、現実世界では考えづらいがSFの世界では思考実験的にしばしば採用される。Bさんの記憶がCさんに移植された場合、見た目はCさんでも本人は自分をBさんと思っているだろうし、周りもそれを認めるようなことがもしかすると起こるかも知れない。あるいはBさんが整形手術をして見た目は別人になっていても、記憶がBさんのままならそれはもちろんBさんということにならざるをえないだろう。
 では「私」の同一性についてはどうだろうか。
 永井均によれば「私」とは「そこから世界が開けているところの原点」である。確かに世界は「私」を中心に存在しているように見えるし、本人にとっては実際にそうである。私が「私」であるためには、身体の時空的連続性も記憶の心理的連続性も必要ない。そこから世界が開けていれば、それがすなわち「私」なのである。私がどのような身体を持っているか、私がどのような記憶を持っているかは、私が「私」であるためには何の関係もない。
 そのような「私」の定義を認めるなら、輪廻転生は俄然現実味を帯びてくる。「私」は百年前にも存在していたかも知れない。百年後も存在しているかも知れない。身体および記憶の連続性が途切れているというだけで。大いにありうることだろう。だが逆に身体および記憶という担保がないのであれば、それが同じ「私」であることをどうやって証明できるのか。証明できるわけがあるまい。だとすれば輪廻転生は、結局は机上の空論にとどまるのではないか。
 しかしもしも「私」がこの身体と記憶に閉じ込められただけの存在であるならば、よりによってそれが今存在しているという奇跡に驚かざるを得ない。私は百年前に死んでいてもおかしくなかったろう。百年後に生まれていてもおかしくなかったろう。なのにどうして、長い長い歴史の中で針の先の一点に過ぎないこの現在の上に私は載っているのか。そんな偶然を認めるくらいなら、百年前も私は存在していたし百年後も私は存在するという輪廻転生の必然性を信じる方が、まだしも合理的ではないのか。
 佐藤正午の作品を全て読んでいるわけではないが、『ジャンプ』以来のファンである自分にとって彼の直木賞受賞は、当然というよりも「今さら」という印象であった。にもかかわらず、否だからこそと言った方がいいのかも知れないが、受賞作である本作については長いこと未読だった。しかし映画化された本作を観たことがきっかけになって、原作がどんなものか読んで確かめてみることにした。
 佐藤正午の作品は大きく「ミステリー系」と「ファンタジー系」に分かれると思っている。『ジャンプ』がミステリー系なら、輪廻転生(ただし本作では記憶の連続性は維持されている)を扱った本書はファンタジー系であろう。リアリティーに富んだ描写は相変わらずでさすがと感じさせるが、読み終えた感想としては、他の作品ではなくよりによってこの作品が直木賞を受賞したという事実に、軽い驚きというか意外性を覚えざるを得なかった。佐藤正午が直木賞に値する作家であることは疑う余地がないとして、なぜよりによってこの作品なのか?
 老婆心ながら危惧しているのは、直木賞受賞をきっかけに佐藤正午のこの作品から読み始めた読者が、おかしな偏見を刷り込まれて他の正午作品を手に取らなくなるかも知れないことである。間違ってもこの作品が佐藤正午の最高傑作だとは思ってほしくない。個人的には彼の最高傑作は『ジャンプ』だと信じているが、ほかの読者の意見も聞いてみたい(余談ながら映画は原作にはないJohn Lennonの楽曲Womanが前面にフィーチャーされていて、よくも悪しくも「泣かせる」作品に仕上がっている)。
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No.221:
(4pt)

ハッピーエンドかな?

登場人物が多くて、場面が変わる度に誰だったか思い出すのがちょっと大変でした。登場人物の繋がりが見えはじめて、引き込まれて行く自分に気付き、一度に読み込むページ数が増えていきました。小山内の話の中途半端さが1マイナス。
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4000014080
No.220:
(1pt)

読むのが苦痛

僕はかなり苦手な作品でした。

小説の好き嫌いは個人の好みによるところですので、称賛コメントを見るとカルチャーショックなのですが設定と主人公(瑠璃)の心情が全く理解出来ません。

生まれ変わり何十年も執着する恋(愛)に至るストーリーが謎すぎます。

まあ、作家もかなり年配ベテランなので理解し辛いですね。

買って後悔しました。
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No.219:
(3pt)

純愛ホラー作品?

不気味さとせつなさが入り混じったような読後感がありましたね!
ただ、たらだらと長いので、半分位の分量でも良かったのではないのかと…
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4000014080

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