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ナオミとカナコ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ナオミとカナコ
ナオミとカナコ (幻冬舎文庫)

ナオミとカナコの評価: 4.35/5点 レビュー 195件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全195件 141~160 8/10ページ
No.55:
(5pt)

共犯者の気分で読みました

奥田英朗氏のフィクションはどれをとっても面白いので今回買ったばかりのKindleで初めて購入したデジ本はこれにしました。登場する人物がどれも自分の人生の中で出会ったことがあるような背景の持ち主ばかりで、気がつくと自分までが共犯者のように迫ってくる捜査にドキドキハラハラしました。怠いとこまったくなしで夢中になれるとても良いストーリーでした。 中国人の生きる力強さにも改めて感心してしまいました。
ナオミとカナコAmazon書評・レビュー:ナオミとカナコより
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No.54:
(5pt)

ナオミとカナコ

結末に安堵。最後の何十ページは駆け足で読んだ。
完全に物語にはまり込んだ。
最高のシナリオではなかったが、最悪の結末でもなかった。奥田さんの展開力や人間の心理の描きが秀逸すぎる。
ナオミとカナコAmazon書評・レビュー:ナオミとカナコより
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No.53:
(5pt)

ドキドキ

自分が小説の中に居るような気がして、焦りを感じながら先が読みたくてタブレットをスライドさせ続けました。
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No.52:
(4pt)

かなり読ませる日本版テルマ&ルイーズ

本家に負けず劣らずの失踪感で、殺人者なのにいつの間にかナオミとカナコを応援してしまう自分がいたり、嫌々理由はあれど殺しちゃダメでしょと思ったり、読み手である僕の気持ちもジェットコースター的に揺さぶられた。

ただ、殺人に至る動機が短絡的すぎるし、殺し方も稚拙でそこは少し冷める。

でも、文章は相変わらず半端ない求心力でぐいぐい読み進めることができたのは流石だと思った。
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No.51:
(4pt)

ぐいぐいよめる

いつのまにか、2人を応援していました。
よみやすかったです。
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No.50:
(4pt)

物語の中に入り込んでしまいます!!

最後の逃走シーンが圧巻で久しぶりにドキドキハラハラしながら読みました!
夢の中で参加してしまう程(*^^*)
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No.49:
(5pt)

長編も面白い。

やはり奥田先生の本にはずれはないですね☆
テンポもよく、スラスラ読める一冊です。
なぜか犯人を応援したくなる…そんな作品でした。
終わり方も良かったです☆
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No.48:
(5pt)

女子のアツイ友情小説として読んだ

お互い北陸地方出身で大学の同級生、OLナオミと主婦カナコ。親友のふたりは卒業後も東京で暮らしている。
構成は前編後編に分かれ、前半はナオミ、後半はカナコを物語の中心にして時系列で進む。
前半、カナコのDV夫からの虐待発覚から、責任感の強いナオミは解決策として殺人を思いつく。
一流デパート(伊勢丹がモデルか)の外商にいるエリートだけあって、仕事を利用した完全犯罪を計画し実行する。
後半はカナコが夫を殺した後、どうやって逃げおおせるかにふたりが全力を尽くすハラハラドキドキのストーリー。

それぞれの家族環境がなぜこういう事件を起こしたかという説得材料になり、
また脇役もキャラが際立っていて存在感がある。中国人女社長とナオミが出会うきっかけや
社長が語る中国人の価値観は実にありありと情景が浮かぶ。この社長は本当にいそうだ。
また気の強いナオミが社長と馬が合って、さらにしたたかになっていくのも痛快だ。

前半に夫に暴力を振るわれ続けながら長年誰にも相談できていなかったようなカナコが
後半、これまたナオミや社長に感化され、たぶんもともとあった北陸の雪国育ちののしぶとさみたいなものと
母性みたいなものでナオミが薄く思えるほど強烈になっていくのもおもしろかった。
執拗に追いかけるゾンビみたいな夫の妹の凄みもいい。
まあ、監視カメラとか殺し方の選択の甘さは逆に殺されかけてたわけで
窮地にあって見落としてたという解釈で。

「噂の女」もおもしろかったけど、この長編はこの小説家の作品中一番好きですね。
ナオミ、カナコ、女社長、夫の妹、夫の母。
主要人物が女だらけ、追われるのも追うのも女。
ふたりの絆、女社長の一度懐に入ったら家族のように情深くなる度量、
女子が読めば、ミステリーとかエンタ小説というより友情物語って思うと思う。
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No.47:
(5pt)

サスペンスだが、主人公は探偵ではなく、殺人犯という斬新な設定。練り込まれたシナリオと緊張感。ラスト1行まで気が抜けない極上の一冊。傑作!!

いやあ、面白かった。

よく小説などの批評で"最後の最後まで気が抜けない"という文言があるが、まさにそれで、
ラストの逃避行の緊迫感は凄まじく、本当に最後まで気が抜けず、イッキ読みしてしまった。
450ページ近くもある分厚い本なのに、これはすごい。

あえて欠点をあげるなら、殺した夫と同じ顔の男が出てきたり、スマフォをハッキングされたり、
認知症の老人が出てきたり、まあこの辺りがストーリーを無理矢理動かす為のご都合主義なことと、

ナオミ編が冗長なことくらい。ナオミ編はあと30ページは削れたかな。
そのほうがハイテンポになり、きっと良くなった(ナオミが美術関係の仕事に就きたがっているネタとか、カナコ編には一切関係ないし…)。

個人的に、中国ネタ、アジアカルチャーの要素がかなり高い事がおもしろかった。
中国人あるあるを見事に小説に落とし込んでいる。

カナコの義理の妹と父親は、ナオミとカナコの視点から見ると苦手意識のある人物だったが、
きっとこの小説で一番の真人間だったのだろうな、と思う。妹は頭も良いし、実は努力家だし。

そしてナオミとカナコはというと、夢破れた時点で、徐々に狂っていってたのだろうな。

ラスト一行の開放感は物凄く、正直本を読んでいて、まるで自分がカナコであるかのような、安堵感と、脱力感にも見舞われた。
結果的に犯罪者サイドの勝利で終わった事も、カタルシスがあり、実に良い。

傑作!!!
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No.46:
(5pt)

2人に巻き込まれまれました

DV夫を妻とその友人で殺害し、完全犯罪を目論む。
これだけだと、重たい作品に感じるが、女性が主人公の為か
作者が清潔感のある作品に仕上げています。
ラストの疾走感は手に汗握り、完全にナオミとカナコに巻き込まれました。
そして共犯者となった私(読者)に待っている最後の一行がたまりません。
(必ず最後に読む事)
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No.45:
(4pt)

一気読みできる面白さ

職場で張り合いのない毎日を送る直美。夫の暴力に耐え続ける加奈子。直美は、親友加奈子を夫の暴力から救うため、究極の選択をする。ふたりは、加奈子の夫を”排除”することにした・・・。

「加奈子の夫をこの世から排除する。」
直美は加奈子と協力して、細心の注意を払い周到に計画を練り上げる。一部の隙もない完璧な計画に思えたが、事を終えた後にさまざまなところから綻びが生じる。どんなに取り繕おうとしても、事態は最悪な方向に転がり落ちていく・・・。
完璧な計画だと思っていても、100%完璧なものはない。当人たちが気づかぬところから、築き上げた計画は崩れ始める。良かれと思ってやったことも、裏目に出てしまう。一度崩れ始めたら、もう誰にも止められないのだ。先が気になり、ページをめくる手が止まらない。しだいに追い詰められていく直美と加奈子はどうなるのか?ラストまで心臓がドキドキし続けたままだった。これからの人生、ふたりにとって少しでも幸せを感じるものであってほしいと願う。
「都合のいい展開だ。」と思う部分も何ヶ所かあったが、読み応えのある面白い作品だった。
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No.44:
(5pt)

奥田ワールド

奥田英朗さんの作品は良く読みます。久々の長編で楽しく読みました。取り上げているのは殺人ですが、
どこかにユーモアも漂い面白かったです。
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No.43:
(5pt)

傑作です

ハラハラドキドキしながら読みました。ページをめくるのももどかしく感じたのは久しぶりです。
二人に幸せな未来がありますように。
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No.42:
(5pt)

久しぶりにワクワクした作品

久しぶりに「奥田先生」の作品を読みましたが、最初から引き付けられました。先が読みたいのですが、もったいなくてページを読み進める事を躊躇いました。読むたびに数ページ戻ってから読んでいきました。完璧だと思われた「クリアランスプラン?」も段々と糸がほどけていきます。結局、最後は・・・と思っていましたが。あとは読んでからのお楽しみにして下さい。人間なんでも最後まで諦めないことが大切なんだと思い知らされました。
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No.41:
(5pt)

2人の女性の肝の据わり方と浮遊感が絶妙

素人が完全犯罪を犯そうとしたらどうなるか。
エンタメだけあって実際にはありえない偶然も重なりますが、
それが逆に、いい意味でドラマチックでした。
全編3人称で書かれてはいますが、視点主人公の二人の感情が
とてもリアルに伝わってくるため、まさに「手に汗握る」という
表現がぴったりの読書体験。
人を殺すという倫理的には許されないことをしている二人が
主人公なのに、なぜか青春小説のような、妙に清々しい気持ちを
抱いてしまうのだから不思議です。
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No.40:
(4pt)

ふつうの女性の心理を追いかける

登場するのは、ふつうの女性。殺人に至る過程も殺人を犯した後の出来事も、あまりにふつうの女性の心理で描かれています。サスペンスでもなければ、推理ものでもありません。穴が見え隠れしていますが、それが最後への伏線になっていきます。心理の移ろいと描写を楽しむ小説ですよ。
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No.39:
(5pt)

一日で読み切りました。

私にとっては、とても面白い本でした。感情移入できましたし、もっと先が読みたいという気持ちになりました。彼女達はこの先、どうなるんだろう。。ちょっと稚拙なところもありますが、総じて面白い。読みごたえあります。
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No.38:
(5pt)

面白かった

とてもテンポが良くものすごく面白く、読みやすかった。今の世相も反映されていてとても良かった。
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No.37:
(5pt)

すごいぞ 奥田ワールド

まさしく「一気読み」の代表作。一旦奥田ワールドに足を踏み入れたら、巻末まで絶対に逃れられない。何があっても、蟻地獄にはまったようなものだ。この本を読もうとする際には、それなりの時間を確保しておくことと、身辺整理をしておく必要がある。
ところで、著者の奥田英朗氏は、どこでどのように構想のネタを絞り出すのだろうか。日常的で庶民的な心のひだを織り混ぜながら、現代的な状況を背景に据え、ジェットコースターのようなスリリングな展開で話が進んでいく。著者の奥田氏の著作は多彩なので、奥田ワールドの最高峰とは言わないが、代表作となることは間違いないと思う。奥田ファンにとって、必読の書である。
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No.36:
(4pt)

強力な磁石のように固い絆の二人

仲良し同級生だった直美(百貨店外商部勤務)と加奈子(専業主婦)が共謀して、DV夫である加奈子の夫を殺害し完全犯罪を目論むが、徐々に綻びが生じ、追い詰められていくストーリーで、奥田英朗氏の最も得意とするタイプのクライム小説だと思います。

警察に追及されることなく完璧と思われた殺人計画が、被害者の親族の執拗な調査によりじわりじわりと包囲されていく様は、なかなかスリリングです。加奈子視点で描かれている後半で、加奈子が完全犯罪の破綻のプレッシャーに耐え、強圧な追及を逃れていくシーンは圧巻です。

前半は直美視点で殺害を決断し計画を立て実行するまでが書かれていますが、前後半が実にうまく描き分けられており、共犯者という言葉の重みが尚一層際立っていると思います。
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