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ナオミとカナコ
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ナオミとカナコの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全195件 61~80 4/10ページ
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主人公は、2人。 1人目は、小田直美。百貨店の外商部に勤務する。 2人目は、服部加奈子。専業主婦。 2人は、大学の同級生であり、親友である。 加奈子は、夫からDVを受けていた。 直美は、加奈子と共謀し夫を殺害する。 当初、2人は完全犯罪を自負していたが、 時が経つにつれ、徐々に綻び始める。 2人の犯罪は、完全犯罪となるか・・。 犯罪が露呈していく後半の展開は、 読み応えがあった。 特に最後の20ページの展開は、 非常にスリリングで手に汗握った。 そして、最後の1行まで目を離せなかった。 犯罪者を褒め称えるつもりはないが、 女性は強いと思った。 | ||||
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お話し、と割り切りは必要 面白かった。ドラマはみてないけど、見たくなりました。ただ、現実味には乏しすぎるのが残念。でも、小説はそれを求めるもの。伊良部せんせいだってそう。その意味では秀逸。一番残念だったのは、陽子さんの振る舞い。最後先頭きって、、、はあり得ないし。トリックの不完全さも、追い込まれてたから、では腑に落ちない。でも、それが小説だし、それを求めて奥田作品にハマってる。ありえないと思うけど、著者自身で、パロディで、カナコさんが伊良部先生のカウンセリングを受けたらどうなるか、かいてくれないかなぁ、、、 | ||||
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最後の最後はどうなるのかと、祈りながら読んだ。この結末に大満足。 著者に感謝です。よかったよかった本当によかった。 | ||||
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主人公の二人を思いっきり応援しながら最悪の結末を想像しつつ一気に読めてしまいました。中国人の李社長のキャラクターがとてもいい。 | ||||
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1日で一気読みでした。 こんなにも殺人犯に共感し、上手くやって!逃げ切って!とドキドキしたのは初めてでした。 サスペンスドラマによくある復讐だって犯人にはここまで同感できません。 主人公達の生活のリアリティにも心理描写にも同じように苦しくなったりホッとしたり、不安になったり喜んだり、読んでいる間心拍数上がりっ放しでした。 彼女達の未来が明るいものになるように祈らずにはいられません。 | ||||
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テレビ見てから原作に興味ありかいましたが、 非常に面白かったです | ||||
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宮部みゆきの模倣犯→楽園、の後に読んだだめか、登場人物のクラス感がないというのか、どんな育ちでどんな影響を受けてどんな人間になってどんな社会的立場にいるのか、という描写がなく、「普通の都内の女性」という設定なので、いまいち引き込まれない。日本の中国人社会のことは詳しくないので、こんなもんなのかなーと勉強になったのは良かった。ただ、ドキドキさせるため、あるいは日頃ダンナさんを殺したい!けど実行できない女性のための、小説なのかなー(笑) | ||||
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ドキドキする話しなのですが浅いです。直美が人を殺す決意の決定的な感情を知りたかったし殺す場面をもっと表現して欲しかった。この2人経歴ならもっと賢い隠蔽工作ができたのではないかという矛盾も感じました。 | ||||
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こんなやつ、いなくなってほしい。 目の前から消えないならば殺めるしかない。 人間感情が究極な状態になったときに起こす行動。 計画的に事を進めていく。完璧だと思って。 だがそこには見落としがある。 追うものと追われるもの。 助けてくれるのは、裏社会。 ハラハラしながら展開されるサスペンス。 奥田英朗のもつ登場人物の独特のタッチ。 | ||||
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すでに初出版から何年か経ってるし、ドラマでも放映されたので、ストーリーをわかっている方も多いでしょうが、私はドラマも見ず、文庫本になってから購読しました。スピード感にあふれ、連休中ほぼ一気読みでした。桐野夏生さんも得意とするような展開ですが、奥田英朗さんの作品もユーモラスな描写などもあって大好きです。大罪を犯したのは主人公たちなのに、読んでいて彼女らに肩入れしたくなります。ラストの後きっと修羅場が待っているよなぁと想像してしまいますが、なんとか彼女たちには強く生き延びてほしいものです。パワー全開、楽しめました。 | ||||
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奥田英朗さんのファンです。作品はほとんど読んでいます。 この小説もとても良かったです。一気に読みました。 私は多分かなり筋金入りの人間嫌い(人類嫌悪)なのですが、奥田英朗さんの描く人間像には何だかいつも希望のようなものを感じます。ありがとうございますと申し上げたいです。 | ||||
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あり得ないと思うようなエピソードもあるのですが話にはまっていて面白く思えるから不思議。 エンターテイメントとしてとても楽しめました。 | ||||
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ハムラビ法典を持ち出すまでもなく、DVという罪に対し死の罰は重過ぎるし、共犯者は加害者の親友というだけで、自分自身が被害に遭ったわけでもない。まず、逃げようとするよね。逃亡に失敗して見つかり、生命の危機を感じる程の激しい暴行を受けたため、正当防衛で殺してしまったとかならまだしも、「DV夫なの」、「じゃ、始末しよう」って、安易に過ぎるだろう。人の命を、何だと思ってるんだって話。しかも、事件の真相を探るべく雇われた探偵と遺族の追跡を逃れ、海外へ逃亡する殺人者ふたり組に「逃げて」とか、「助かってよかった」とかいう読者も、正気か? 著者が加害者を善人、被害者の遺族を悪く描いたことでまんまとだまされおってからに。ともあれ、この国には何をしたかでなく、誰がしたかで善悪を判断する人間が多いことが分かり、国内脱出を計りたくなったよ、私も。 | ||||
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話の展開が早く すれすれの落とし穴を潜り抜けていくあたり 次が気になり 一気に読んでしまいます こういうことを考える作者の 頭の中をのぞいてみたいと思いました | ||||
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DVの夫に苦しめられる友人を助けようと、女二人でその夫を殺害、完全犯罪を企てる話。後半になって犯罪が少しずつ露呈していってからは、ずっと緊張し放しで、本当に最後の一行までどうなるのか目が離せませんでした。知らず知らずに犯罪者である女性二人を応援してしまいました。犯罪が稚拙だという意見もありますが、そもそもこれはミステリー作品ではなく、ストーリーテリングと緊迫感を楽しむ作品なので、これで良いと思います。 作中に出てくる中国人の描き方がとてもリアルであり、物語を一層面白くさせています。 | ||||
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テレビドラマの先を知りたくて買いました。後半から最後に向けて、息つく暇もなく一気に読んでしまいました。主人公たちの心の動きとかうまく捉えています。この作品を読んで、奥田ファンになり、いろいろと読み漁りました。最悪や邪魔もとても良かったですし、Dr伊良部も楽しいです。 良い作家です。 | ||||
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中盤から終盤まで一気に読み切った直後は、ようやく終わったという解放感にしばらく浸っていた。 レビューの中には、ナオミが、友達の殺人にまで手を貸す理由がないという意見もあったが、 私は、友情よりも、むしろナオミの性格こそが、彼女を共犯者に仕立て上げたのだと、逆に納得して読み進めた。 ナオミは、陽子と同じでとことん考えて、自分の正義を押し通そうとする。 だから、当初カナコが排除を本気にしていなくても、ナオコは決して引かなかった。 そして、行動と思考を共にするうちに、その想いがカナコにも伝わって、カナコも引かなくなる。 自分に正義があると信じて疑わない。 カナコは強くなったと自負しているようだったけれど、そうではなくて、ナオコに近づいて同じ雲になったのだと思った。 きっとこの先二人が分かたれる日は、来ないのだろうなと、そう予感させる終わり方だった。 | ||||
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1番好きな作品です。ここまでドキドキさせられたのは初めてです。是非読んでもらいたい。 | ||||
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フジテレビで放映されていたドラマ版が面白かったものの、最終回が曖昧な終わり方だったため結末が気になり原作本を読みました。 以上の経緯からドラマ版との比較を交えつつレビューします。 順を追って感想を述べていくと、まず気になるのは主人公であるナオミとカナコの絆を表すエピソードの薄さです。二人は親友を、自身やその家族を守るため暴力を振るう夫を始末し殺人の共犯者になるものの、作中における二人の関係性に関する描写は同じ北陸出身で大学時代からの友人、という解説があるのみといった程度で、一心同体となり共に罪を背負う事も厭わないほどの深い友情は感じ取れません。また加奈子の夫・達郎のDV行為も直接的な描写は無く、深刻度が伝わって来ず感情移入しづらい所がありました。こうした人物描写ををもう少し丁寧に描いて欲しかったです。 そしてナオミとカナコは達郎の死を隠蔽して失踪に見せかける完全犯罪を企てるのですが、この計画が素人目に見ても杜撰であまりに浅はかなもので、読んでいて「それくらい実行する前に気付けよ」と突っ込まずにはいられない箇所が多々あります。この殺害計画が物語の肝であるだけに、探偵役である被害者の家族によって真相を突き止められるという展開を踏まえたとしてももっと緻密にすべきではないかと思います。ちなみにドラマ版ではこの殺害計画に関するいくつかの問題点が改変によってフォローされていました。 人間関係ががあまり深く掘り下げられておらず、殺人トリックも陳腐であるため全体として盛り上がりに欠けています。ドラマ版は毎回緊迫する場面の連続でハラハラさせられたのですが、それは演出の妙だったのだなと感じました。 そして、ドラマ版でぼかされたラストは本原作においても同様でした。ネット上に原作ではきちんと結末が描かれているという話が流れているため、私と同様にラストの展開が目当てで原作本を読もうとしている人も多いでしょうが、原作でも曖昧な形で終わっています。 この点についてはストーリーと道義上の兼ね合いにより仕方のない部分なのでしょう。 私はいつも面白かったテレビドラマの原作本を読むという形で小説を選んでおり、これまでは大抵の場合ドラマよりも原作の方が面白かったのですが、本作はドラマ版の方が原作の難点を上手く補完しており、楽しめました。 | ||||
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テレビの終わり方が納得いかなかったが、やはり原作も最後は想像に任せるという感じ。これで逃げ切れたということ? | ||||
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