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ダブル・ダブル
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ダブル・ダブルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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他作品と比べて、エラリーが物的証拠や論理的思考でなく直感に頼っている感じがする。犯罪現場や遺体の描写なども最小限で、(ミスリードも含めて)読者が推理する余地が少ない。それだけ「痕跡を残さない優れた犯罪者」なのかもしれないが。 読む人はそれを理解したうえで割りきったほうが良いです。 | ||||
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今回のヒロイン、リーマは、野性的に育ったため、ピュアで世間知らず、森の妖精のような女性です。けれど、美しさと知性は備わっており、エラリーを悩ましくさせます。ライツヴィルで起きる連続死亡事件の捜査に乗り出したエラリーは、病院内にリーマを潜入させ、院長の秘密を探らせるのでした。最初は、「ん?この殺人での受益者ってこの人しかいないよね?単純な事件?」と思いましたが、そこはどんでん返しありです。童謠にもとづく連続殺人だとエラリーは推理しますが、当初から計画された殺人ではなく、真犯人が途中から乗っかったものでした。 | ||||
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状況描写が丁寧で、エラリイの人物が浮き出てきている様子がわかります。 エラリイが犯人を指摘します。 証拠や犯人たる根拠が薄く、推測の域をでません。 なぜ?と感じてしまいます。 推理小説としては、残念な内容です。 | ||||
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私が読んだ中でのライツヴィル物の第4作目でしたが、前の3作がとても良かったので、この作品に関しては残念感が否めません。ハリウッド物と同等くらいかな~という感じでした。☆3とつけましたが、本当は☆2.5といったところでしょうか・・・。エラリー物は期待感が大きいだけに、普通にミステリーとしては十分なのでしょうが、どうしても他の秀作と比べると、この作品は劣ると思います。読むのにも中々進まなかったですねぇ・・・。次に読む作品に期待します! | ||||
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この作品への賞賛は、もう既に数々のお歴々が記されているので、ここではただ一点、納得しかねる点のみを指摘する。瑕瑾に過ぎないかも知れないが、やはり棘のようにひっかかる。それは終盤の謎解きで、被害者の一人が真犯人の「動機」を読み取り、それをタネにゆすったため消される、というEQの説明の中にある。そのタネは、別の被害者の遺言書が翌日書き改められ、元の遺言書が発覚すれば、真犯人の殺人動機が明らかになる、というものなのだが、何とも脅迫材料としては心許なく、動機の存在が明るみに出るだけでは、証拠もない以上、その人物を犯人と断定できないはずである。そのようなあやふやな材料だけで、その被害者のような知的な人間が脅迫に踏み切るとは、とても思えない。ただ、ゆすられた後は真犯人も、万一を考えるから、口ふさぎの殺害は十分納得できる。問題はあくまで、その前提の説明の不備(あるいは故意のごまかし)にある。クイーンのものにはままあることだが、辻褄が合わないところは、説明なしになんとなくぼやかす(笑)。またやったのね、というところ。ところが、この曖昧さのため、EQが直後に開陳する、すべての犯行を通じての動機そのものが、何となくぼやけて、納得できるようなできないような印象を持たされてしまうので、やはり「瑕瑾」として見逃すこともできかねる次第。複数の犯行のうち、ただ一件のみが「本命」で、あとはずるずると運命の裁きに導かれるように、犯人が事件そのものに「ひきずりこまれる」という収斂の仕方は舌を巻くほどに見事なだけ、もう少し細部をきっちり詰めてくれれば、というのは所詮高望みか。クロフツのフレンチ警部ように、地味でもそれこそ一点の不備も見逃さない追及の仕方になじんだ読者には、やはりクイーンは……ということになるのだろう。 | ||||
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