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屍鬼



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屍鬼の評価: 3.98/5点 レビュー 245件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全245件 141~160 8/13ページ
No.105:
(5pt)

おもしろい!

最初、興味半分から手にした長編小説。読んでみるとすごいつまらない。でも、買ってしまったからには仕方なく読み進めること一巻二巻。すると突然、物語は急展開を見せ始め、徐々にストーリーの餌食となってしまった私。最終章までくるともうページを捲らずにはいられないほど面白くなるので、長期間休みのとれる人なんかにはオススメかもしれません。なにせ量が多過ぎるので。
屍鬼〈3〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈3〉 (新潮文庫)より
4101240256
No.104:
(5pt)

おもしろい!

最初、興味半分から手にした長編小説。
読んでみるとすごいつまらない。
でも、買ってしまったからには仕方なく読み進めること一巻二巻。
すると突然、物語は急展開を見せ始め、徐々にストーリーの餌食となってしまった私。

最終章までくるともうページを捲らずにはいられないほど面白くなるので、長期間休みのとれる人なんかにはオススメかもしれません。

なにせ量が多過ぎるので。
屍鬼〈3〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈3〉 (新潮文庫)より
4101240256
No.103:
(4pt)

反省しました

ホラーって下品だと思っていました。食わず嫌いです。この作品は著者の確固たる世界観があり、ストーリがぶれません。後半の怒涛の展開もよかったです。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.102:
(5pt)

国産ホラ−の金字塔

スティ−ブンキングの呪われた町に誘発されて、執筆された作品です。この作品が発表された当時、ホラ−小説は海外ものに押され、国産の作品は未熟なものが多かったと記憶しております。しかしながら、この作品の登場は衝撃的で、もともと海外ホラ−のファンだった私も驚きを持って読破しました。又、ホラ−小説は被害者側の人間のみの視点で描かれものなのですが、この作品では吸血鬼にも人格を与え、自ら望まないままに怪物にされてしまった、人々の恐怖、悲しみも描かれており、リアルさを際立てています。当時ミステリ−小説の物語運びが長く、ペ−ジ数が肥大していた時節だったこともあり、この物語も非常に長いものになっていますが、ここまで描ききるには、このペ−ジ数は必要だったのではないでしょうか?ともあれ、この後にこの作品を超えるホラ−小説をまだ知りません
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.101:
(3pt)

1〜5の総評で

長いです。しかも、ダラダラと村人の日常ばかりです。まとめて効率的に、もう少し巧みに書ける筈なのに書いていません。それ故、テンポも悪い。小説の中の小説が小説になってないので、自分は要らないです。凝縮感というか、濃度、密度が足りないです。ま、それでも二、三巻は面白かったので、こんな感じで…。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.100:
(3pt)

1〜5の総評で

長いです。しかも、ダラダラと村人の日常ばかりです。
まとめて効率的に、もう少し巧みに書ける筈なのに書いていません。
それ故、テンポも悪い。小説の中の小説が小説になってないので、自分は要らないです。

凝縮感というか、濃度、密度が足りないです。

ま、それでも二、三巻は面白かったので、こんな感じで…。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.99:
(5pt)

東雅夫『ホラー小説時評(1990〜2001)』双葉社より

本当に優れたホラー時評集で、全編ぎっしりと鋭い観察眼とホラー小説への真の愛着に貫かれた本書をご存知だろうか?P269〜270に『屍鬼』についてはこう評されています。「本書の真の凄みは・・全編に凛としてみなぎる、異様なまでのハイテンション!それこそ冒頭の一行から巻末の結句に到るまで、三千枚の長丁場を一気呵成に語りぬき、なおかつ、措辞のひとつひとつに細やかな神経がゆきとどいているという印象をあたえることに、仰天せざるをえない。その背後に、どれほど緻密な構想と推敲の累積があったのか・・・想像するだに畏怖すべきものがあるといえよう。」「ホラーまがいが一部まかりとおる昨今、これがホラーだ、と胸を張って断言できる傑作が誕生した」私の『屍鬼』への感想をみごとに文章で表現されていて付け加える何もない。上記の東雅夫の素敵な著作もよかったら合わせて読んでみてください。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.98:
(3pt)

上巻読んだら下巻は必読

物語は商品説明に書いてありますのであえて触れません誰でも読めるか、と言えば答えはNoです。合わない人は合いません本書は細部まで丁寧に書かれています。500頁以上あり読み応えがありますそのため冗長に感じる事もあります。数日ではなかなか読み終わらないと思います難しい漢字に仮名がふってあればもっと良かったです。すらすら読めないのでフラストレーションが溜まりますドキドキする展開になっても場面が切り替わり「あれ、さっきの話は終わったの?」と思うことが多かったのも残念ですとは言え中盤〜終盤の流れはいい感じ。下巻が楽しみな終わり方です図書館にも置いてあるので、ミステリーが好きな方は手に取ってみてはいかがでしょうか
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.97:
(5pt)

はまらせる小説です

タイトルから察するに、バイオハザードですか?と思って手に取りました。まさか、レポートが遅れるくらいにはまるとは思いませんでした。まず、怪異の正体がなかなか明かされないのがもどかしくてつい読みすすめてしまいます。3000ページのうち、村や人物の姿、過去が600ページほど(あくまでページ数は感覚ですが)描かれており、日本のどこにでもある農村を頭の中に浮かべるに十分なリアリティがあります。そこで猟奇的な殺人が…。そのとき頭の中では犯人としてゾンビさんがうごめいていたのですが、夜だけ出てくるのはおかしい。日光によわいのか?などと想像を膨らませていくうちに紙をめくる手が止まらなくなってくるのです。そして、その正体を知るや、読者は絶望感をひしひしと味わい、それを打開するにはどうするのか登場人物と一緒になって考えるのです。ついつい物語にのめりこみ、参加してしまうのです。自分だったらどうするだろう、と。それは先ほど述べたリアリティにあると思われます。作者は確信犯でこうしているのでしょうから、小憎らしいと思うと同時に、その筆力に脱帽してしまいます。最後は「生きることとはなんだろう?」と主人公のうち1人も考えます。そして極限状況でついにある決断をするのです。それをどう感じるかは読者次第ですが、とても心に残り、今でもふと考えさせられます。長いですが、文句なくおもしろい!!最近の分かりやすいけど中身が薄っぺらい映画つき小説に比べたら、読み進める辛さはあるものの得るものは多いです!!
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.96:
(5pt)

小野先生の最高傑作では。

人に薦められて読み、その面白さに引きずり込まれました。長編ホラー小説というだけで敷居の高い人も多いと思いますが、薦めて読んでくれた友人は皆「面白い」と評価してくれました。おそらく、普段違うジャンルの本を読む人でも、小説が好きな人ならページを開いて、先を読まずにいられない魅力がこの作品にはあります。村ひとつ分巻き込んで展開する物語なので、登場人物が全て出揃うまでは少し退屈で読みにくいかもしれません。しかし、そこを乗り越えるとあとはジェットコースターのように進んでいきます。登場人物の書いた小説がところどころ挿入されますが、読みにくければ飛ばしても差し障りはありません。とにかく、勢いを損ねずに、一気に読んでください。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.95:
(4pt)

さすが

私が思うこの作者の特徴は、物語の舞台がしっかりと整っており一つの世界としてなりたっていることだ。この屍鬼もまた実在するかのような、ある閉鎖的地域が舞台である。前半部は舞台作りと伏線で少々のだるさもあるが、読み進んでいくほどに話は面白くなっていく。静かに恐怖を感じさせる世界が見事に書き出されている。人間がもつ自己中心的な考えやそれにも関わらず物事はうまく進まないというシビアな人間社会をあらわしていると思う。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.94:
(5pt)

蘇りたい?蘇りたくない?

最初は、やたらめったらいろいろな人たちが出てきて、ちょっとたいくつなんですよ。でも、途中から、ぐんぐん引き込まれます。下巻に入ると、もうどうしようもなく先が気になって、本から離れられなくなりました。生と死、人間の本質、閉塞した社会。この閉塞した社会は、日本の縮図なのかな?屍鬼に襲われて死んだ人が、全員屍鬼として蘇るわけではなく、しかも、蘇るかどうかは遺伝。どうしようもない運命なんですね。蘇りたい人が蘇られず、蘇りたくない人が蘇って、蘇った自分を呪う。蘇って、やたらと生き生きしている奴もいたり(笑私ならどうだろう?蘇りたい?蘇りたくない?とてもとても長いお話で、最初はたいくつですが、是非に読んで欲しい本です。おとり置き決定です。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.93:
(3pt)

美しい少女のかたちをした生き物

確かに登場人物が多く、一覧表でも作らないと私の記憶力では把握しきれません。しかし、一つの村が屍鬼の脅威に侵食されていく過程をじっくりと表現するにはそれだけの登場人物は必要な数なのだと思います。静信と敏夫という二人の男性を主軸にして物語を捉えると、私自身は敏夫の側に感情移入してしまう人間です。それゆえか、村人が追い詰められていって敏夫を中心に蜂起するくだりの描写はすばらしいと思いますが、静信と沙子の側の描写には浅薄な印象を受けます。耽美ホラー風というかマンガチックというか。キングの作品へのオマージュということですが(私はその作品は読んだことがありません)、垣之内成美の美夕とルヴァを連想しました。美しい少女のかたちをした吸血鬼と彼女を護る男の、なれそめの物語。ともに悠久のときを生きることになった経緯を示すエピソード。長い旅のプロローグ。敏夫・村人組が人間のエゴと凶暴さを冷徹に描き出しているのに、一方で静信・沙子組がマンガ的耽美ホラーというのが、この作品の完成度を損ねているというか、読了した者に不協和音のような違和感を生じさせる原因ではないでしょうか。個人的には静信・沙子組にもマンガのキャラ的ではない生々しさが欲しかったと思います。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.92:
(4pt)

勧善懲悪を

展開して、主人公一味がゾンビを掃討して大団円、てな話を小野さんが書く訳がなく。挿入される静信の小説はちとまどろっこしいが宗教者としての彼の言は単純な善悪二元論を煙に巻き、物語に深みとペーソスを与えていると思う。人として屍鬼と戦う敏夫ももちろんわかるけどね。敏夫と千鶴が祭りに出かけるシーンが、この小説を象徴しているのではないかなぁ。綺麗で、哀切で、凄惨で。夏野は、ちょっともったいないキャラだと思うので、星4つで。
屍鬼〈下〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈下〉より
4103970030
No.91:
(5pt)

屍鬼

その火事は事件の始まりではなく終焉だった。★を10個つけても足りないくらいの面白さ。単純に読めば二日貫徹してもおかしくないホラーでありエンターテイメント小説。これだけの作品にはなかなか出会えません。これだけ縦糸横糸を張り巡らせているのにトリッキーではない、極めてシンプルなのです。そしてどんな展開になっていってもけして無駄なあおりはなくむしろギリギリまで引き金を引いているような緊張状態。遅筆だとかいわれても出てくる作品がこれでは文句がいえません。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.90:
(5pt)

追い詰められ、追い詰めていく恐怖

上巻のテンポと比較して、下巻のテンポはスピードアップし、後半でその臨界点を迎える。まるで白い半紙がじわじわと、血液を吸い上げて紙が赤く染まっていくかのように、村が汚染され、村民が一人、また一人と亡くなっていく。白い半紙がほとんど赤く染まりかけた時、快哉の声を上げたのは汚染者たちなのか、村民なのか?怖い怖いと言うだけで、起こっている現象から目も耳も塞いだ村民たち。起こっている事実から目を背けることが、決して事実の解決にはならず、逃げの姿勢が逆に大惨事の拡大に手を貸すことになるということを、本書ではその恐ろしさを、闇夜の足音のように忍びやかに、そして精密に見事に表現してあります。この作品は本当にお勧めです。ただ長文に慣れていない方は、上巻のスローテンポはちょっと苦しいかもしれません。
屍鬼〈下〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈下〉より
4103970030
No.89:
(5pt)

疲れるけど、

まず登場人物の多さに、辟易とまではいかないけど正直疲れます。でもそれ以上の話の面白さに(屍鬼というものに対して今時そんな映画のような、とはちらりと思いましたが)最後まで読み進められずにはいられませんでした。敏夫と千鶴の神社の場面が一番手に汗を握りそれからはもう傾れこんでしまいましたよ。そして私は敏夫よりだったので静信には何度もむっとするところがありました。でも誰しも静信のような感情も気づかないだけで持っているのではないかと考えさせられてしまいます。小野作品で十二国同様に好きな作品です。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.88:
(5pt)

ホラーというよりも

人間の本質を問う話だと感じました。生きるということは、必ず何かの犠牲の上に成り立っていて、その真実の前では善も悪もない。というか善にも悪にもなりうるという、どうしようもない事実が閉塞的な小さな村を舞台に展開されていくドラマです。村人全員顔見知りみたいな密接した人間関係だからこそ浮き彫りになる人の罪深さと美しさ。自己防衛を理由として剥がれ落ちてゆく被害者の仮面と、加害者という意識のない新たな殺戮。5冊と長いですが、その間に自分がどちらの側に同調するか、振り子のようにいったりきたりしました。又、文中に主人公が執筆しているカインとアベルの兄弟殺しを題材にした小説が挿入されますが、それが物語のテーマを深く示唆しています。ぜひ読んでみてください。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.87:
(3pt)

シリーズ総括のレビューです

一巻だけの評価を皆さん書いてないようなので。私の感想から言えば前半は最高で、後半が尻すぼみ、総合的には残念!って感じです。序盤は村の因習や徐々に迫ってくる恐怖感。また謎が渦まく展開と、崩壊していく日常という描写がよく描かれており、次がどうなるか気になって仕方ない毎日でした。ただ後半部の展開は驚きもなく、淡々と終息へ向かって話が流れていくだけという残念な形。通常のホラー物が持ち合わせる最後までどうなるか解らない展開や、各個に極限化していく対決等々がまるでないのも寂しい所。また主人公の設定を間違えたのが致命的ではなかったかと。悩むのもいいんですが、家業である仏教との対比くらい入れないとねー。あと作中作も意味不明でしたね。あんなにはいらないでしょう。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.86:
(4pt)

ホラー小説とは思いません

屍鬼を読んだ理由の一つに、ホラー小説が読みたいというのがありました。そんな時、書店で屍鬼の存在に目を止めました。この小説は、怖いという噂。今全5冊読み終わって思うのは、これはホラー小説ではないと思いました(僕にとっては)。だから、少しがっかりしました。小野不由美さんの小説だから買おうと思って買えばよかった(小説的にはなかなか面白かったから)。なぜホラー小説とは思わなかったかといいますと、怖いと思った事がほとんど無かったからです。僕は主に深夜帯にこの本を読みましたが、一人暮らしなのを後悔することは、ありませんでした。理由は、現実味が薄いからだと思います。もしからしたら、隣人が屍鬼なのでは・・・。そのようなことを思うことは一度もなく(どうして屍鬼になりえるのか。そこが納得できなかったから)。、唯一ゾクッときたのは、4巻の俊夫さんが村役場出張所に行った場面でしょうか。しかし、小説的にはグングン読ませてくれます。5巻まで全部買っておいてよかった。本当に午前3時に、本屋さんに行きかねない状況でした。(開いてませんが。ん。もし開いていて、僕は午前3時書店に屍鬼を買い求めに行くと、そこには多数の屍鬼が跋扈していた・・・。)
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272

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